長年培われた歴史と文化が人々を惹きつける世界有数の観光大国であるイギリス。
また、イギリスは日本人にとっても馴染みが深いということもありヨーロッパをまず訪れる上で最初に候補にあがる国と言えるのではないでしょうか。
今回はそんなイギリスを観光で訪れる前に知っておきたい基本情報を、ロンドン在住筆者の視点を踏まえ10項目に絞ってまとめてみました。
1. イギリスの基本情報
イギリスの正式名称はグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国。
首都ロンドンがあるイングランド、北部にあるスコットランド、西部にあるウェールズ、そしてアイルランド島北部にある北アイルランドの4つの「カントリー」から構成される連合国家です。
人口は約6600万人と日本の約半分。国土面積も日本の2/3程度とはいえ、ヨーロッパの中では有数の経済規模を誇る強国の一つです。
構成要素の一つであるイングランドの建国は10世紀。中世から近代にかけては大英帝国として世界でその名を馳せ現在でも世界各地に海外領を有する他、独立した旧植民地からなる連合体であるイギリス連邦を構成し、現在加盟している独立国は35カ国。
そこから見ても世界的に影響力の強い国ということがわかります。
2. ビザ(査証)・入出国情報
イギリスに滞在する場合、日本のパスポートを所有する日本人の場合、6か月未満の短期の観光やビジネスの滞在であればビザフリーでの入国が認められています。
滞在目的が就業、学業の場合、もしくは6か月以上の長期滞在をする場合には事前のビザ取得が必要となります。
ビザについての詳細は、イギリスのHome Office、駐日英国大使館のホームページを参照してください。
現在イギリスでは日本を含む一部国民に向け、入国時の自動化ゲート(e-Gate)の利用を認めています。空港や駅(ユーロスター乗車前等)でイギリス入国手続きを行う際にはイギリス国民やEU市民と同様「e-Gate」の案内に従って進んでください。
e-Gateでは機械にパスポートの顔写真ページをスキャンし、その後画面の案内に従って顔写真を撮影して入国の審査が終了となります。
そのため審査官から質問を受けたり、パスポートにスタンプを押されるということは基本的になく、入国にかかる所要時間が大幅に減少しています。
また、イギリスは従来より出国審査を行わない国となっています。そのためe-Gate利用時には入出国の形跡が一切パスポートに残らなくなります。
e-Gateは18歳以上もしくは12−17歳以上で保護者同伴の場合に限り利用可能、12歳未満の場合は従来通り有人カウンターでの入国審査が必要です。
3. 主な観光都市と見所
イギリスは各地域に根付いた歴史や文化がたくさん見られ、観光をする上でとても見所の多い国です。
イギリスを隅々まで満喫するには何度訪れても足りることはありませんが、その中でも主要なおすすめ観光地を3つ紹介します。
ロンドン
イギリスの首都であり最大の都市であるロンドンは言うまでもなく観光名所の宝庫。
大英博物館やウェストミンスター寺院、ビッグベンなど世界的な有名観光地が数多くあり、またサッカー観戦やハリーポッタースタジオ見学などアクティビティも豊富。
2-3日の短い滞在から1週間を超える長期の滞在まで様々な楽しみ方ができる場所になります。
慣れない人にもわかりやすい料金設定となっているロンドンバスや地下鉄網も発達していることから観光客も気軽に使うことができ移動も楽々。
エディンバラ
スコットランドの第二の街でありながら首都が置かれているエディンバラ。文化と芸術が豊かな街で、新旧市街ともにユネスコ世界文化遺産に登録されています。
街を歩けば中世の街並みが今もそのままに残り、まるでおとぎ話の中に入り込んだかのよう。どこからともなく聞こえる民族楽器、バグパイプがよりその雰囲気を高めてくれます。
ロンドンからは飛行機や鉄道でアクセス可能です。
ヨーク
イギリス中部、ノース・ヨークシャー州にある都市ヨーク。
バイキング時代から発展したこの街には北ヨーロッパ最大級の大聖堂であるヨーク・ミンスターなど歴史的に重要な観光名所が数多くあります。
また、主要産業の一つに鉄道があり、世界でも最大規模の鉄道博物館があるなど子供から大人まで楽しむことができる街です。
ロンドンからは鉄道で2時間ほど、日帰り〜1、2泊の短期旅行におすすめです。
4. おすすめ観光シーズン・天候
イギリスの観光おすすめシーズンは春から夏にかけての暖かいシーズン。特に5月〜8月は観光のトップシーズンとして非常に賑わう季節になります。
この時期は比較的気候が安定しやすく、晴天の日も多く見られます。また近年は7−8月に30度を超えるような真夏日になることも増えてきました。
しかしながらイギリスは通年を通して降水日が多く、また1日の中でも天候が目まぐるしく変わることが珍しくありません。
晴れると非常に日差しが強くなる一方、雨や風が突然強くなるということもあるので、全天候に対応できる服装の準備がおすすめ。特にレインジャケットの準備は欠かせません。
また10月から3月にかけてのイギリスは天気が悪い日が多く、曇りや雨の日が大部分を占めます。またロンドンを含め各地で雪日になることもあります。
そう言う場合には美術館や博物館など室内の観光名所を多く回るようなプランを考えるといいかもしれません。
11月末から1月1週目まではクリスマスシーズンとなり、イギリス各地でクリスマスマーケットが開催されます。
街がイルミネーションに照らされる綺麗な季節なので、日照時間の短さが気にならなくなるかもしれません。
5. 気になる治安のポイント
ヨーロッパでは近年テロ事件などが相次いだこともあり、治安に敏感担っている方が多いのではないでしょうか。
イギリスに住んでいて感じるのは、観光をする上で身の安全を脅かすような事件に関してはそこまで心配する必要はない、ということ。大規模なテロ事件などもしばらく発生していません。
ただし、単発的な事件は依然として年に数回発生しているのは事実。なかなか予測ができないとはいえ念頭に置いておく必要があります。
また、ロンドンなどは世界有数の観光地ということで観光客特有のスリやひったくり事件は依然として多く、身の回り品に気をつけるなどの対策は不可欠です。
現地で観光客が気をつけたい治安ポイントを、ロンドン在住者の視点と駐英日本国大使館から発表されている情報を元に何点か紹介します。
観光客狙いの事件に注意
まず気をつけたいエリアが観光客が多くあつまる主要観光地や、人が多く集まるエリア。スリやひったくりなどの被害は比較的多く発生しており、ほとんどの場合被害者は泣き寝入りとなります。
また暗く人通りが少ないエリアや路地などにも注意。特にスマートフォンや財布の管理には十分注意してください。
日本人に多いのがカフェやレストランなどで荷物を置いたまま化粧室にいくというパターン。同伴者がいない場合など、どうしても避けられない場合には隣の席の人に一声かけるなど必ずするようにしてください。
在英国日本国大使館・領事館に届けられた日本人のパスポート紛失・盗難案件だけでも年間300にものぼり、多くの日本人が被害にあっていることが推測されます。
現金の取り扱いに注意
ヨーロッパではクレジットカードの普及率が非常に高く、ほとんどの場合カード決済で済ませることが可能。現地の人や欧米からの観光客は現金をほとんど持ち歩きません。
ですが日本人は依然として現金を主に使用し、また旅行の際など多額の現金を持ち歩いていることがこちらでは一般的に知られてしまっています。
そのため、特に日本人は現金狙いのひったくりに目をつけられやすいと言う事情があります。
外を出歩く際は多額の現金を持ち歩かない、ATMや両替所を使う際は目をつけられていないか周囲の状況に気を配るなどの対策が必要です。
居住者の偏りに起因する治安事項
ロンドンやマンチェスターなど大都市では、エリアによってインド人居住区や黒人居住区などかなりはっきりと住人の階層がわかれていることが多々あります。
これらの人が集まるからといって治安に影響するとは限らないとはいえ、そういう場所に東洋系の観光客が入るとかなり目立つので極力ようがない限りは近づかない、もしくは周囲の状況をしっかりと確認するようにしてください。
酔っ払いに起因する事件
イギリスはパブ文化が浸透しており、特に金曜日の夜や土曜日の夜は深夜遅くまでお酒を飲んでいる人が多くいます。
ロンドンのソーホーエリアなど、飲食店が密集するエリアではアルコールに起因する大小のトラブルが毎週のように報告されています。
なるべく夜遅くにはそういったエリアを避ける、泥酔者には近づかないといった注意が必要です。
性犯罪は増加傾向
一般的にイギリス国内で発生する性犯罪率は日本と比較すると非常に高く、その性質から被害を届け出ないケースも相当数あるとされています。
特に夜間の女性の一人歩きには要注意。片言の日本語を話し巧みに近づいてくる人の相手をしない、見知らぬ人に連絡先を教えないなど基本的な注意を忘れないようにしてください。
ニセ警官に注意
イギリスはヨーロッパ諸外国(イタリア、フランス等)と比較すると頻度はさほど高くはないとはいえ、ニセ警官による詐欺事件も報告されています。
私服警官を装った人物がパスポートの提示などを求め、その後財布やクレジットカードを盗まれたりするケースが多いようです。
私服警官にる財布の中身の確認などはまず起こりえないので、警官を名乗る怪しい人がいたら相手にしないことがポイント。
また警察は皆それぞれ顔写真付きのIDを持っているので提示を求め、周囲の人に助けや確認を求めることが大切です。
6. お金の事情・チップ
イギリスの公式通過は英ポンド。ヨーロッパ大陸側で使用されているユーロは使用できません。
英ポンドの両替は空港はもちろん街中にも両替商が数多くありますが、交換レートは一般的に悪いことが多くまた両替手数料が別途かかることも多いので、最低限に抑えるのが賢明です。
クレジットカード決済の普及度
イギリスをはじめとするヨーロッパ諸国ではキャッシュフリーが進んでおり、クレジットカードやデビットカードの使用が一般的。
観光地の入場料金の支払いやホテル料金の支払いはもちろんのこと、レストランやバー、公共交通機関などでも広くカードを使うことができます。
一方、移民が経営する小さなキオスクやコンビニ、ケバブ屋などでは依然として現金でしか支払いができない場所も多く、完全なキャッシュレス社会にはなっていません。
ですので基本はカード決済を考えつつ、万が一のために常に現金を数十ポンドほど持ち歩くことをお勧めします。
安全面を考えて多額の現金を持ち歩くのは避けるのが賢明です。また現金の両替手数料はカード払いの手数料と比較して相当割高になっています。
物価の目安と節約のポイント
イギリスはヨーロッパの中では比較的物価が高い国。日本と比較するとかなり高く感じてしまうかもしれません。
観光での支払いの主である宿泊や外食、公共交通機関の利用は特に高くなっています。
特に観光シーズンの春から夏にかけては、ロンドンなど主要都市の宿泊施設の料金が軒並み高く設定されます。
- ロンドン地下鉄(券売機で購入 Zone1):約750円
- ロンドン地下鉄(オイスターカード利用 Zone1):約350円
- ビール1杯(パブ・レストラン):約1000円
- ビール1本(キオスクで購入):約300円
- ロンドン中心部のホテル(シングル):1泊1万〜
ロンドン観光にかかわる支出を少しでも抑えたい方は、キッチン付きのアパートメントやAirbnbを活用し、外食を控えスーパーで食材を購入するなど工夫が必要です。
チップは必要?
現在のイギリスではチップはほとんどの場合考える必要がなく、またアメリカほどチップが普及している国でもありません。
フルサービスのレストランではあらかじめサービス料が上乗せされていることが多く、そういう場合にもチップは不要。
請求書を確認し、サービス料金が追加されていない場合には10%前後を上乗せして支払うのが一般的にマナーとされています。
ただし、セルフサービス形式のお店やバーなどではチップは不要。また、レストランでも支払いの際に何もいうことなく請求書の額面通りカードを切る場所も非常に多くなっており、チップが必要かどうかの判断はとても曖昧なのが正直なところです。
それほど気にする必要はなく、チップの上乗せを尋ねられたら切りがいい数字になるよう上乗せるという対応でいいかと思います。
また、ホテルに宿泊の際に枕元にチップを置くというような文化はありません。
タクシーを利用する際には料金を切りがいい数字になるよう切り上げるのがスマートな支払い。18.6ポンドがメーター料金だった場合には「20 (Twenty), please」と伝えるのがおすすめです。
7. 言語
公用語は英語。でも・・・
イギリスの公用語は英語。英語が使えると言うことで言葉の壁は一見かなり少ないように思えます。
ただし、イギリス英語は日本人が学校教育で学ぶアメリカ英語と若干異なり、特に発音は慣れるまでなかなか聞き取りづらいと感じるかも。
またテレビ放送で聞くような「英語」を話す人は実際には少なく、出身地ならではの独特の訛りを持っている人がほとんど。移民も多いためインド訛りやアフリカ訛りの英語も街中にはありふれています。
しっかりと聞き取れなかった場合にはわかったふりをせず聞き直すことがトラブルを避けるためにも賢明です。
覚えておきたい英語表現
日常挨拶
- こんにちわ Hello
- おはようございます Good morning
- ありがとう Thank you
- どういたしまして You are welcome/No problem
- すみません Excuse me
- ゆっくり話してもらえますか? Can you speak slowly?
公共交通機関
- 〜駅に行きたいです I want to go to the — station.
- このバスは〜に行きますか? Is this bus going to –?
- チケットはどこで買えますか? Where can I buy a ticket?
- どの線(地下鉄)に乗ればいいですか? Which line should I take?
- いくらですか? How much is it?
- 地下鉄 Underground
- 近郊鉄道 Overground
- ローカルバス Bus
- 長距離バス Coach
ホテルチェックイン・チェックアウト
- チェックイン/アウトお願いします I want to check-in/out, please.
- お湯が出ません There is no running hot water
- 〜が壊れてます — does not work/– is broken
- 朝食は何時からですか when is the breakfast time?
- 荷物を預かってもらえますか?Can you keep our luggage?
買い物
- いくらですか? How much is it?
- カードは使えますか? Do you accept a credit card?
- 試着できますか? Can I try it on?
- 袋ください Can I have a plastic bag?
- 見ているだけです I am just looking
8. イギリスの食事事情
「イギリスは食事がまずい」と長年言われてきましたが、そんなのは昔の話。現在のイギリスはヨーロッパでも有数のグルメ大国、世界中の美食家が集まる街にまで成長しました。
イギリスを訪れたら是非食べたいおすすめグルメを紹介します。
パブで食べるイギリス料理
定番のイギリス料理を食べたいという方は是非イギリスのパブに行きましょう。
パブではフィッシュアンドチップスやシェパーズパイなど典型的なイギリス料理を楽しむことができます。
パブは地元の人の生活を垣間見ることができる場所でもあり、お酒を飲む人も飲まない人も楽しめるスポットです。
贅沢なアフタヌーンティーの時間
イギリスで楽しむちょっとした贅沢の一つがアフタヌーンティ。もともとは貴族婦人による社交の場として始まった文化も今では観光の目玉になりました。
サンドイッチなど軽食から始まり、スコーン、デザートと軽食とは言えボリューミー。旅行の思い出作りに仲のいい友達や家族と一緒に楽しんでください。
国際色豊かなグルメを楽しむ
移民大国イギリスならでは、今では世界中の料理をイギリス各地で楽しむことができるようになりました。
ヨーロッパ各地の料理はもちろん、本場さながらのインド料理や中東料理、タイ料理レストラン、また日本人にも大満足なラーメン屋や寿司屋なども多く見られます。
特に首都ロンドンは世界有数の美食家の街としても知られ、ミシュランレストランをはじめとする高級ダイニングも楽しむこともできます。
9. 公共交通機関
イギリスは鉄道発祥の国として知られ、現在では全土隅々にわたり鉄道網が整備されているため観光であっても長距離移動が便利。
また各都市にはそれぞれバスや地下鉄、トラムなどが整備されており地域内の移動も簡単楽々に行うことができます。
利用方法
イギリス各地に整備されたバス、地下鉄、トラムなどはそれぞれその地域の地方自治体や第三セクターによって運行されており、運賃設定や利用方法などはそれぞれ。
例えば首都ロンドンではTFL(Transport for London)が公共交通機関の運行管理を行なっており、オイスターカードとよばれるICカードを用いてバスや地下鉄を利用することができます。
ロンドンではバス車内ではコンタクトレス式のクレジットカードもしくはオイスターカードのみ利用可能、現金での乗車賃支払いはできなくなりました。
各地それぞれ規則が異なるので、旅行前に一度滞在都市の公共交通機関については利用方法を調べることをおすすめします。
長距離移動に便利なのが鉄道。鉄道は都市の中心部にある駅を利用するため、航空便利用時と比べてトータルの移動時間が少なくなるというメリットがあります。
イギリスの鉄道はナショナルレールNational Railとよばれる組織によって統括されていますが、実際の運行はそれぞれの運行会社が担っており、乗車券の予約・購入などはそれぞれの会社から行います。
運賃は空席が多いほど(早く予約すればするほど)安くなる段階制。また利用する時間帯によっても運賃がカテゴリー化されています。
当日駅で乗車券を購入することも可能ですが、お得な割引運賃で購入できるオンラインの事前予約がおすすめです。
安全性・信頼性
事故の頻度などという意味でいう安全性でいうならばイギリスの公共交通機関には観光を使う上での問題はほとんどありません。
ただし、長距離列車などはスケジュールの狂いが起こりやすく、数十分から1時間程度の遅延は日常茶飯事というのが実際のところ。
急な運休なども起こりえますので鉄道を使った旅行の日程には多少の余裕を持たせることが大切です。
また朝のラッシュの時間帯には車内が非常に混雑することが多く、特にロンドンの地下鉄などは車内で身動きができないほどになることもしばし。
スリやひったくりもこの時間には増えるので旅行で利用する際にはラッシュの時間を避けるのが賢明です。
10. その他知っておきたいポイント
クリスマス当日に注意
12月25日はイギリスではとても神聖な日。
家族でゆっくりと過ごす日となっており、公共交通機関を含むほとんど全てのお店やサービスが閉店・休業となります。
空港は12月25日も営業しますが、空港から街をつなぐ鉄道やバスといった公共交通機関が運休となることから空港を利用する場合には特に注意が必要です。
人種差別は無いようで、ある
前述した通りロンドンは人種のるつぼ。ヨーロッパはもちろんインドやパキスタン、中東やアフリカ系、極東アジア系など数多くの人がいます。
ですので、ロンドンにいて人種に基づく差別を強く感じるということはあまりないはず。
ただし、一方でアジア系の観光客は大型団体旅行をすることが多く、そういう方の一部には現地のマナーなどをあまり気にすることなく我が物顔で大声を出したり行動する傾向が残念ながら見受けられます。
ですので、中には快く思ってない人もいるというのは避けられない事実ですし、人種差別とも取れるからかい言葉をかけてくる人(主に南欧やアフリカ、中東からの移民に多い印象)もいます。
私自身渡英して間もない頃にカバンにガムをつけられたりという経験もあります。
身の回りに差別意識を持っている人が少なからずもいるというこということは念頭に置いておくといいかもしれません。
パブでのお酒のマナーには注意
イギリスは西欧・北欧の中では比較的お酒に寛容な国。ブリティッシュパブやスコティッシュパブなど、酒場にいくのも観光の見どころの一つなので、現地のお酒の楽しみ方を体験してみてください。
ただし日本と違う点もいくつかあるので注意が必要です。
お酒を飲むのは構いませんが、日本でたまにみかけるような泥酔や店内での睡眠はご法度。これは飲んだ人だけでなくお酒を提供したお店も罰則の対象になるため、飲み過ぎには厳しく対応するお店がほとんど。
またお店の敷地を除く屋外公共の場での飲酒も違法となっているので注意してください。
パブはもともと社交場ということもあって夜間ドレスコートを設定しているところも多く、サンダルやショートパンツはNG。ルーズなジーンズも一部のお店では入店を断られることがあります(ロンドンは比較的寛容です)。
最後に
イギリスを観光する上で是非知っておきたいポイントをロンドン在住筆者の目線から紹介しました。
イギリス各地に根付く文化や歴史があり、どこを訪れてもいろいろな発見がある国。世界中から観光客が集まるだけの理由があります。
安全には注意してトラブルなく過ごせるよう、しっかりと予習してイギリスに遊びに来てください。
ロンドン滞在に一押しなホテルがHilton London Paddington。ロンドン・ヒースロー空港行きの列車が発着するターミナル駅に併設しており、大きな荷物があってもアクセスが楽々。
そして何より高いホスピタリティとゆったりと客室はロンドン滞在を快適なものにしてくれること間違いありません。
朝食ビッフェも充実しており、品数や味も文句なし。筆者による宿泊レビューもしているので気になった方はチェックしてみてください。
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