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ヨーロッパ旅行に持っていくクレジットカード。種類が多すぎて、どれを選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
私が重視しているのは、現地で支払いができること、使えなくなったときに別の手段があること、そして海外旅行保険の条件を自分で把握できることです。普段使う2枚と、財布とは別の場所に保管する予備1枚という形で持ち歩いています。
この記事では、年会費を抑えて海外旅行に備えたい方へ向けて、候補になるクレジットカード3枚を紹介します。あわせて、海外事務手数料、保険の利用条件、現地でカードが使えないときの対処までまとめました。
カード情報は2026年9月確認。申込条件・保険・手数料は変更されることがあるため、申込前と出発前に公式サイトをご確認ください。
1. ヨーロッパ旅行におすすめのクレジットカード3選
まずは今回紹介する3枚の概要です。年会費と海外旅行保険の有無だけで決めず、普段の使い方も含めて選んでみてください。
| カード | 年会費 | 確認したい特徴 | 海外旅行傷害保険 |
|---|---|---|---|
| エポスカード | 永年無料 | Visa/傷害・疾病治療費用の補償 | 利用付帯 |
| 三井住友カード(NL) | 永年無料 | ナンバーレス | 最高2,000万円・利用付帯 |
| リクルートカード(JCB) | 永年無料 | 基本1.2%のポイント還元 | 最高2,000万円・利用付帯 |
保険には適用条件・補償項目ごとの限度額があります。「最高2,000万円」は治療費の限度額を意味しません。ポイント加算対象外の利用もあります。
ヨーロッパの決済用には、まずVisaかMastercardを用意するのが私のおすすめです。JCBを選ぶ場合も、別にVisaかMastercardを持っていきましょう。
すでに旅行に使えるカードを持っていれば、以下の3枚すべてを新しく作る必要はありません。手持ちのカードに足りない役割を補う、という考え方で選ぶと整理しやすいと思います。
2. 各カードの特徴と海外旅行での注意点
2-1. エポスカード|年会費無料で旅行保険も確認したい方に
エポスカードは、入会金・年会費が永年無料のVisaカードです。海外旅行用のカードを検討する際、保険の内容もあわせて確認したい1枚です。
通常のエポスカードでは、傷害治療費用は1事故につき200万円、疾病治療費用は1疾病につき270万円が限度となっています。旅行先で病院にかかった場合に関係するのは、この治療費用の補償です。
ただし、海外旅行傷害保険は利用付帯。「カードを持っていれば自動的に保険が付く」という以前の情報のまま出発しないよう注意してください。
対象となるのは、宿泊を伴う募集型企画旅行の代金や公共交通乗用具の料金など。支払う時点によって補償の開始時期も変わるため、何の代金を支払うかを出発前に決め、公式の適用条件を確認しておきましょう。
また、海外でのショッピングにはVisaの換算レートに海外事務処理費用3.85%が加算されます。年会費無料でも海外決済の費用が無料になるわけではありません。
保険の詳細はエポスカードの海外旅行傷害保険、手数料は海外利用時の換算方法をご確認ください。
年会費と保険条件を確認したうえで検討したい方は、こちらからエポスカードの申込案内をご覧ください。
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2-2. 三井住友カード(NL)|年会費永年無料のナンバーレスカード
三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料のクレジットカードです。カード券面に番号が記載されないナンバーレス仕様が特徴です。
カード番号の確認には本人認証が必要です。旅行先でホテルや航空券をオンライン予約することも考えて、カード番号の確認方法を出発前に把握しておくとよいでしょう。
海外旅行傷害保険は、最高2,000万円までの利用付帯です。保険の適用条件や補償内容は、公式ページで確認してください。
一方、国内旅行傷害保険やショッピング保険は付帯していません。年会費永年無料という点に加え、必要な補償がそろっているかを確認して選びたいカードです。
2-3. リクルートカード(JCB)|日常でもポイントを貯めたい方に
リクルートカードは、年会費永年無料で基本1.2%のポイント還元があるカードです。旅行のためだけにカードを増やすより、帰国後も日常の買い物で使いたいという方に向いています。
貯まるのはリクルートポイント。Pontaポイントやdポイントへの交換などに使えます。ただし、ポイント加算対象外の利用や、交換・利用時の条件があります。
ここで紹介するのはJCBブランドのリクルートカードです。海外旅行傷害保険は最高2,000万円の利用付帯ですが、傷害・疾病治療費用はそれぞれ100万円が限度。死亡・後遺障害の補償額と、治療費の補償額を分けて確認してください。
ヨーロッパではJCBを使えない店舗もあります。そのため、このカード1枚だけで旅行するより、VisaやMastercardと組み合わせて、加盟店での支払いや普段のポイント用に使うのがおすすめです。
申込画面では国際ブランドを確認しましょう。リクルートカードはブランドによって発行会社やサービス条件が異なります。
詳しくはリクルートカード公式サイト、カードの機能、JCBの旅行傷害保険案内をご確認ください。
3. ヨーロッパ旅行のカード選びで確認すること
3-1. 国際ブランドと発行会社を分ける
私の基本は、決済用のVisaとMastercardを1枚ずつ、予備・特典用を1枚の合計3枚です。国際ブランドが同じでも発行会社は別、というカードもあるため、両方を確認します。
旅行者を案内している最中、レジでカードが通らず、別のカードに切り替える場面を何度も見ました。利用限度額に余裕があっても、不正利用検知や端末側の事情で決済できないことがあります。
もう1枚があれば、その場で支払いを済ませてから落ち着いて原因を確認できます。ただし、予備まで同じ財布に入れると一緒に失う可能性があるので、保管場所も分けておきましょう。
3-2. 海外事務手数料とポイントを一緒に見る
「ポイントが貯まる」という理由だけで海外用カードを選ぶのは、少し注意が必要です。外貨でのショッピングでは、基準となる換算レートにカード会社の海外事務手数料などが加わります。
仮に円換算10万円分を使うなら、手数料が1%違うだけで約1,000円の差です。買い物やホテル代をまとめて支払う旅行では、出発時点の手数料も比較してみてください。
また、カード会社の換算日は、買い物をした当日とは限りません。現地で見た為替レートと請求額が少し違うからといって、必ずしも誤請求というわけではありません。
3-3. 利用付帯の保険は、出発前に支払い条件を確認
海外旅行保険には、持っていることで所定の補償が適用される「自動付帯」と、対象の旅行代金などをカードで支払う必要がある「利用付帯」があります。
今回紹介したカードの海外旅行傷害保険は利用付帯です。単に旅行中に何かを買えばよいわけではありません。対象となる交通費・旅行代金、支払う時期、補償の開始日をカードごとに確認してください。
あわせて確認したいのが、ケガや病気の治療費、救援者費用、補償期間、同行する家族の扱いです。「最高○千万円」という表示だけでは、旅行中の治療費をどこまで補えるか判断できません。
複数枚を持っていても、死亡・後遺障害の補償額をそのまま足せるわけではありません。治療費なども実際の損害額が支払いの上限になります。長期滞在や家族旅行では特に、足りない補償を別の海外旅行保険で補うことも検討しましょう。
3-4. ホテルやレンタカーのデポジットを見込む
ホテルやレンタカーでは、料金の支払いとは別に、保証金としてカードの利用可能枠を一時的に確保されることがあります。これがデポジットです。
旅行代金を払えるだけの枠があっても、デポジットが重なると現地で使える金額が少なくなります。宿泊先を何度も変える旅や長期旅行では、帰国便を買い直すような緊急出費も見込んで余裕を残しておきたいところです。
レンタカーは、運転者本人名義のクレジットカードを求めるなど、受付条件が細かい場合もあります。デビットカードやスマートフォンのカード表示だけで受け付けてもらえるかは、予約する会社に事前確認してください。
3-5. ラウンジ特典は旅行回数に合わせる
空港ラウンジや手荷物宅配をよく使うなら、有料カードを検討する価値もあります。ただし、カードの色だけで海外のラウンジを利用できるとは限りません。
対象空港、利用回数、同伴者料金、別途登録の有無を確認し、自分の旅行回数と年会費が釣り合うかを考えましょう。年に1回の旅行なら、必要なときだけラウンジを有料利用する方法もあります。
4. 現地で困らないための使い方とよくある疑問
4-1. 日本円と現地通貨、どちらで払う?
決済端末に「JPYかEURか」のような選択肢が出た場合、私は基本的に現地通貨を選びます。イギリスならポンド、スイスならスイスフランです。
日本円建て決済はDCCと呼ばれるサービスで、お店側の決済事業者が換算レートを設定します。円で金額が分かる便利さはありますが、そのレートや上乗せ費用によって割高になることがあります。
現地通貨を選んでもカード会社の手数料がなくなるわけではありません。画面に表示された金額と通貨を確認し、意図した条件で支払うことが大切です。
4-2. カードが使えないときはどうする?
まず金額と暗証番号を確認し、タッチ決済が通らない場合はカードを差し込んで支払えるか聞いてみます。それでも通らなければ、予備カードや少額の現金へ切り替えましょう。
その後、カード会社のアプリで利用可能額、海外利用設定、不正利用確認の通知を確認します。身に覚えのない利用があれば、カードを停止して公式窓口へ連絡してください。
慌てて何度も暗証番号を試すのは避けたいところです。カードに記載された番号や公式アプリから連絡し、SMSで届いた不審なリンクにカード情報を入力しないようにしてください。
4-3. スマートフォンのタッチ決済だけで大丈夫?
スマートフォンで支払える場所は多いものの、実物のカードも持っていくのがおすすめです。充電切れや端末の故障に加え、ホテルやレンタカーでカードの提示を求められる場合があるからです。
海外で認証用SMSを受け取れるか、銀行・カード会社のアプリにログインできるかも、出発前に確認しておきましょう。
4-4. 現金や海外キャッシングも必要?
北欧などカード決済が浸透した地域でも、旅程や利用する店によって現金が必要になる場合があります。カードを基本にしつつ、少額の現金を予備として持っておくと動きやすくなります。
海外ATMのキャッシングは現金を用意する方法の一つですが、借り入れなので利息がかかります。ATM手数料、利用枠、返済日や繰上返済の方法まで確認してから利用してください。
ATM独自の利用料金や円換算が表示される場合もあります。操作を急がず、引き出す通貨と費用を確認しましょう。
5. 出発前のチェックリスト
カードを用意したら、出発前に次の項目を確認しておきましょう。現地で調べ始めるより、日本にいる間に済ませておく方が簡単です。
- 有効期限・暗証番号・利用可能額を確認した
- 異なる国際ブランドや発行会社の予備カードを用意した
- 海外利用設定と、必要な場合の渡航登録を確認した
- 旅行保険の対象になる支払いと、補償期間・金額を確認した
- カード会社のアプリと利用通知を設定した
- 海外でのSMS受信・本人認証の方法を確認した
- 紛失・盗難時の連絡先を、財布以外の場所にも控えた
- 予備カードと少額の現金を分けて保管した
まとめ
ヨーロッパ旅行のカード選びでは、支払いに使いやすいことに加え、保険の条件や海外事務手数料まで確認するのが大切です。今回紹介した3枚も、それぞれの特徴を手持ちのカードと照らし合わせて選んでみてください。
私なら、まず決済に使うカードと予備カードを分け、旅行保険がいつから適用されるかを確認します。準備を済ませておけば、現地で支払いに戸惑う時間を減らし、観光を楽しみやすくなると思います。
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