イギリスの上流階級文化として19世紀頃から長年にわたり楽しまれているアフタヌーンティ。
昼下がりの時間に食事と喫茶を兼ねながらゆっくりと時間を過ごす社交場の一つとしても機能してきました。
そんなアフタヌーンティ、現在ではイギリスを訪れる観光客にとっても人気のアトラクションの一つ。
今回はロンドン長期滞在していた筆者が個人的にNo.1と考えるフォーマル過ぎず、でも最高の体験ができるアフタヌーンティを紹介します。
1. 筆者No.1おすすめアフタヌーンティー
今回自信を持って紹介したいのが、ロンドンのメイフェア地区にある「チェスターフィールド・メイフェアホテル」でサービスされているアフタヌーンティ。
このホテルは18世紀から続く老舗ホテルで、非常にシックな内外観を持つ高級ホテル。ロンドンのロータリークラブの会合場としても使われている地域に馴染んだホテルです。
ホテルの規模はさほど大きくはないものの、イギリスの長年の歴史を感じさせる素晴らしいクラシックな内装。
ですがフロントスタッフも含め非常にフレンドリーで、観光客であっても堅苦しさを感じさせない一流のスタッフだと感じました。
地図・マップ: 35 Charles St, Mayfair, London W1J 5EB, UK
ホテル詳細・宿泊案内
Hotels.com: The Chesterfield Mayfair
エクスペディア: The Chesterfield Mayfair
2. アフタヌーンティーレストラン
チェスターフィールド・メイフェアホテルのアフタヌーンティはホテル1階のメインレストランで毎日12時半〜18時にサービスされています。
ホテルのメイン玄関を通りレストランへ。
現在ではロンドンの高級ホテルもかなりモダンなホテルが増えてきましたが、ここはまだクラシックな内装をそのまま維持しています。
ホテルレセプションにいくまでのこの内装の雰囲気だけでもすでに今回のゲストはみな感動をしている様子。
アフタヌーンティーはただ食べるだけではないので、こういう雰囲気づくりが大切です。
レストランの中に入ります。今回利用したのは1月という観光オフシーズンであることから、レストランの中はとても静かで落ち着いた雰囲気。
またそもそもこのホテルのアフタヌーンティは、日本語を含む「観光サイト」や「ガイドブック」などで取り上げられることはほとんどなく、ある意味で「本物」の雰囲気を楽しめます。
今ロンドンの多くのホテルがアフタヌーンティを観光客向けに宣伝していることもあり、場所によっては観光客で大混雑しているような場所もありますが、ここはまだ「社交場」の雰囲気を強く残している感じがしました。
テーブルセットも非常に綺麗。予約をしている旨を伝えテーブルに通されると、担当のパーサーが挨拶に来てくれ、アフタヌーンティの楽しみ方やこのレストランの特徴などを話してくれました。
皆とてもしっかりとした対応ながら非常にフレンドリーで気が効く対応。記念写真をとりましょうか?と提案してくれたり、ちょっとした笑い話をしてくれたり、ノリもよくサービスからとても楽しめる対応です。
3. アフタヌーンティーの内容
テーブルに着くとまずは最も大事な「ティー」の種類を選ぶところからはじまります。
ティーの種類は時期によっても若干変わるようですあ、今回は16種類。定番のアールグレーやダージリンなどはもちろん、ウーロン茶やジャスミン、ハーブティやオリジナルブレンド、さらにはチョコレート風味のものまで様々。
ちなみにティは何度でも違い種類のおかわりを頼むことができます
今回のアフタヌーンティはシャンパン付きのものを選択。まずは全員でシャンパンを乾杯しながら談笑していると、まずは早速アパタイザー代わりのジュースが。
そして、アフタヌーンティのメインでもある3段プレートが運ばれて来ました。
チェスターフィールドホテルのアフタヌーンティは長年にわたり地元ロンドンの中〜上級階層に愛されてきたもの。
その特徴の一つとしてホテル内での手作りされたサンドイッチとスコーン、そしてケンジントンにあるスイートショップの老舗名店Hardy’s Original Sweetshop とテイストと雰囲気をそのままホテルで提供しているという点。
そのため、高級ホテルではあるものの、子供づれのロンドネアーにも人気でフォーマルなのに、どことなくカジュアルさも伝わってくる居心地のいいアフタヌーンティ空間になっています。
まずは最下層のサンドイッチ。アフタヌーンティは下から順々に食べていくのがマナーです。
全て作りたてでふわふわな食感。お腹をすかせて行ったこともあり、サンドイッチはすぐに完食。ただ、このホテルではサンドイッチなどメインの部分もおかわり自由になっています。
今回は食べ盛りの大学生もいたこともあり、パーサーさんが気を利かせて「まだまだあるよ」と注文以上におかわりを持って来てくれました。
そして中段はホテル自慢のスコーン。プレーンとチョコレート風味の2種類のものが用意されており、ハンドメイドのバタークリームやチョコレートソースを合わせていただきます。
外側はさくさくで中はふわふわ。これも美味しい。と同時に、サンドイッチで飛ばし過ぎたこともあり、この後大丈夫?というお腹の具合に。配分調節が大切です。
そして最上段はHardy’s Original Sweetshopから直送されているスイーツの盛り合わせ。これはその時の種類によって毎回変わるもので、遊びココロのあるカラフルな見た目も楽しいスイーツが並びます。
ここまでくるとかなり量が多く、お腹いっぱい。でもスイーツは同じものがなく少しづつシェアしたり味見をしたりしてる間に気づいたら完食。
味や食感も予想外なものがあったりと、とても楽しいスイーツセレクションでした。
ティが飲み放題なことや、混雑もしておらずゆっくりと時間を使えることもあるのでなんだかんだ完食してしまいます。
ちなみに、これも気に入ったものがあればおかわり自由。実際にはここまでくる間に相当お腹が膨れてるので足りないってことはないのが現実かもしれません。
なんだかんだ3時間滞在したあとお会計を済ませ、席を立つと最後にお土産が。
Hardy’s Original Sweetshopで売られているキャンディやグミなど好きなものを複数種類袋に入れて渡してくれるという最後のサービス。
ホテルのたかそうな格式と、スイーツショップのなんとも楽しげな雰囲気が見事にマッチしたちょっと特徴のあるアフタヌーンティ体験になりました。
4. 最後に
いかがでしたか?
今回はイギリスに滞在中見つけ出し、ゲストにも大変喜んでもらえたチェスターフィールド・メイフェアホテルのアフタヌーンティを紹介しました。
観光ガイドなどでよく紹介されている定番アフタヌーンティだと観光地色が強かったりして、本当の意味でのアフタヌーンティのサービスの質や雰囲気などを楽しめないことも多いのですが、今回の場所はロンドンでは筆者一番のお気に入り。
子供連れの家族であっても大切なゲストを迎える時であっても絶対に後悔しないサービスとクオリティなので、是非迷った際には試してみてください。
男性は襟付きのシャツに簡単なジャケット(冬季)など、女性もそれに準ずるセミフォーナルな服を着用していくとホテルの雰囲気にマッチすると思いますので参考にしてください。
ホテル名: チェスターフィールド・メイフェア
ホテルランク: 4つ星
最寄駅: グリーンパーク
最寄観光名所: バッキンガム宮殿・ハイドパーク他
地図・マップ: 35 Charles St, Mayfair, London W1J 5EB, UK
☆ホテル詳細・宿泊案内☆
Hotels.com: The Chesterfield Mayfair
エクスペディア: The Chesterfield Mayfair
☆アフタヌーンティー予約はこちら☆
ホテル公式サイト: The Chesterfield Mayfair
予算: 40ポンド〜/人(12歳以下キッズメニューあり)
時間: 12時半〜18時
海外旅行をする人が必ず持つべきクレジットカードの決定版は?
国際ブランド、付帯保険、旅行中の特典、カードを選ぶポイントは様々。
海外40ヵ国以上を訪れた旅のプロがヨーロッパ向けクレカの選び方とおすすめを伝授している人気記事をチェック!