旅プロが届ける旅行個別相談サービスはこちら

LCC拠点!ロンドン・スタンステッド空港と快適に過ごすコツを紹介

ライアンエアー
海外旅行にいくなら

海外旅行をする人が必ず持つべきクレジットカードの決定版は?

国際ブランド、付帯保険、旅行中の特典、カードを選ぶポイントは様々。

海外40ヵ国以上を訪れた旅のプロがヨーロッパ向けクレカの選び方とおすすめを伝授している人気記事をチェック!

欧州域内の短距離〜中距離路線便が多く就航し、特に欧州最大の格安航空会社であるライアンエアーのハブ空港として知られるロンドン・スタンステッド空港。

格安航空会社のハブということで、そこを利用する多くの旅客が「安さ」を求めているという事実があり、他の空港とはちょっと異なる空気感を醸し出す空港になっています。

今回はそんなスタンステッド空港の内部の様子を例にしながら快適に過ごすコツを紹介します。

ロンドン行き最安航空券検索はこちら

1. ロンドン・スタンステッド空港の特徴

a. 空港滞在時間

ライアンエアー

スタンステッド空港を利用する客の大部分が格安航空会社ライアンエアーの搭乗客。

欧州最大の格安航空会社ということで毎日非常に多くの利用客があり、スタンステッド空港は慢性的な混雑に見舞われています。

特に、ライアンエアーの場合には荷物のチェックインなどすべて自分の手で行う必要があり、その機械の台数が限られていることもあり常に行列がつきもの。

また、日本人を含む非EU市民はビザチェックという、搭乗前のパスポート確認が必須であるため、そのために数少ない有人カウンターに並んだりする手間もあります。

一方、格安航空会社ということで時間には厳しく、1秒でも遅れたら行列が原因だろうと締め切りは締め切り。融通というものが効きません。

そのため、スタンステッド空港の利用客は搭乗時間よりもかなり早い時間に訪れる傾向があり、その結果空港での滞在時間が非常に長いという特徴があります。

b. 早朝の混雑

ライアンエアーを利用する客の多くが、安い航空券を求めている顧客層。ただでさえ他社と比べると安い航空券ではありますが、特に早朝便など空港使用料が安い時間帯の便の値段は安く設定されています。

特に早朝6時台の航空便の多くが売値が10ポンド(1500円程度)なんていうことも多々。また時には片道1ポンドのチケットなんかも販売されることも。

そのため、通常の空港ではありえないレベルで早朝混雑します。ここで挙げている写真は早朝朝4時50分のスタンステッド空港。

6時台前半に出発する便を待つ利用客で溢れかえっているのがわかります。

c. 客層

ライアンエアーを利用する客層の多くが節約をしたい層、あるいは若者グループなど格安航空会社の値段と利便性に慣れている層になります。

そのため空港利用者もそのような人の割合が多く、結果として空港内はやや「散らかった」印象になることも。

早朝であればベンチに横になって寝ている人がたくさんいたり、中には寝袋まで用意している周到な人も。

混雑で椅子が足らない時は床に座っている人だらけで通行の妨げになっているなんていうのは毎朝の光景です。

d. 直前までターミナル移動不可能

スタンステッド空港ではセキュリティチェックののち、大きなひらけたスペースへと人が集まるようになっています。

ここは待合スペース兼レストラン、カフェ、ショップがたちならぶ唯一のエリア。

そして、そこにある大きな電光掲示板をみながら、ゲートが決定し次第各々移動していきます。

空港の構造上一方通行の場所が多いことからこの待合スペースで搭乗開始の直前まで待機する必要があり、言い換えると搭乗ゲートの発表も搭乗開始時刻の直前まで行われません。

ゲートはこの待合スペースエリアから離れており、徒歩で5−10分もしくは自動運転の列車に乗って別の場所に移動することになります。

そのためゲート発表後は一斉に同便利用客が待合スペースからゲートへと移動を開始します。

e. 徒歩での搭乗

ライアンエアー搭乗記

ライアンエアーに限らずスタンステッド空港に乗り入れる多くの航空会社が格安航空会社。

ということでボーディングブリッジのようなものは使用せず、原則飛行機まで歩いて向かい、タラップを使って機内へと入り込むことになります。

2. スタンステッド空港設備と搭乗までの流れ

a. セキュリティチェック後の免税店エリア

セキュリティチェックを抜けるとまず通るのが免税店エリア。

格安航空会社が多く就航する空港とはいっても免税店の規模は遜色なく、化粧品やブランド品、お菓子やアルコール類など定番の免税品が販売されています。

イングランドやスコットランドなど英国全域のお土産品が空港内で揃うので、お土産探しにおすすめです。

購入にはボーディングパスを見せる必要があり、行き先がEU諸国かどうかで免税の適応の可否が決まります。

b. 待合スペース

免税店エリアを抜けるとこのような大きな待合スペースに出ます。

搭乗ゲートはだいたい飛行機の出発の40分前程度にならないと表示されないことが多く、それまではこのスペースで待機することになります。

c. ショップ・レストラン

この待合スペースを360度取り囲むかのようにショップやレストラン、カフェがたち並んでいます。

待合室が大混雑な時間帯はカフェやレストランも大混雑になっているため注意してください。

d. 搭乗ゲートへ移動

待合スペースの掲示板で自分の搭乗する便の出発ゲートが発表されたらそちらへ向かいます。

搭乗ゲートがあるエリアにはお店やカフェなどは一切なく、トイレがあるだけ。もし機内で飲みたいものなどある場合にはあらかじめ用意しておいてください。

e. 搭乗

格安航空会社の搭乗はバス乗車と同じと考えましょう。

搭乗券とパスポートの確認後、徒歩で機体まで向かいタラップから乗り込みます。

しばし、飛行機の準備が整っていないにも関わらず搭乗手続きが行われ、結果として飛行機を目の前にして屋外で待機することになることもしばしば。

特に冬場や天気が悪い日には上着をしっかりと着込み対策をしておくことが重要です。

3. 快適に過ごすコツ

a. 細かいことに気にしない

スタンステッド空港に混雑はつきもの。ここを使う多くの利用客が安さを求めているということからもわかるように、大きな声では言えませんが客層がいいとは言えません。

混雑ゆえ体をぶつけられたり、荷物がぶつかったり、そういうことは日常茶飯事ですのでいちいち細かいことは気にしない。

それがストレスを避ける唯一の方法です。

b. 時間に余裕を持つ

ライアンビザチェック

スタンステッド空港では格安航空会社利用ゆえの不便が色々とあります。

特に手続きなどには通常以上に時間がかかり、また人件費削減のために有人での対応もなかなか受けることができません。

そのため旅行に慣れていない方や普段格安航空会社を利用しない方は特に時間にゆとりをもって空港に到着するようにスケジュールを立てることをおすすめします。

c. セキュリティを抜けたらまずは椅子確保

すでに示している通り、スタンステッド空港では慢性的な混雑があります。

そのため、セキュリティを抜けたらまず座る場所の確保をすることが大切。

空港に早く着くということはその分待ち時間があるということですので、無駄な疲労を溜めないよう時間を潰せる場所を見つけるということは欠かせません。

d. カフェに入る

もしも待合スペースに場所が見つけられないという場合には比較的座席を確保しやすいカフェやレストランに入るのも一つの手段。

最低でも何かしら購入すれば店内の椅子を使う権利があります。

多くの利用客がコーヒー1杯で1時間以上待つような利用の仕方をしているので、注文前に座席を確保することをお勧めします。

e. 搭乗ゲートが表示されたら直ちに移動

搭乗予定の便の出発ゲートが掲示板に表示されたらただちにゲートへ移動しましょう。

場所によっては列車に乗ってターミナルを移動しないと行けない場合もあるため、ゲート発表後に悠長にしている時間はあまりありません。

f. 列には早く並ぶ

スタンステッドではとにかく行列には早く並ぶ、ということが大切。

搭乗ゲートでも搭乗開始の20分近く前からゲート前に並び始める人がいますが、結果としてこのほうが楽になります。

格安航空会社では飛行機の準備が完了していない前から全員の搭乗手続きを行い、予定時刻にゲートを閉めるということが行われます。そのため行列を避けようと最後にゆっくり搭乗するということは叶いません。

遅く並べば並ぶほど、搭乗ゲートでの行列が長くなり、ゲート通過後に屋外へと出るための通路の行列が長くなり、そして屋外に出た後も機内に乗り込むまでの時間が長くかかります。

言い換えれば、指数関数的に立っての待ち時間や好ましくない状況での待ち時間が長くなります。

また、搭乗が遅れれば遅れるほど座席上の荷物棚の空きがなくなるため、荷物の収納ができない、もしくはできても座席から離れた場所に置かなければならないということが発生してしまいます。

早めに行動し、なるべく行列の前に並ぶ、スタンステッド空港から少しでも快適に航空機を利用する場合のポイントです。

4. 最後に

今回は格安航空会社ライアンエアーのハブ空港でもあるロンドン・スタンステッド空港と快適に過ごすコツを紹介しました。

私自身スタンステッド空港は何度も利用しているため慣れてきましたが、最初のうちは他の空港との空気感の違いに随分と戸惑い、と同時にストレスに感じることが多かった空港です。

利用する際にはあらかじめ不自由を「覚悟」しておくというのも、当日ストレスを避けるためのコツになるかもしれません。

ロンドン中心部からスタンステッド空港までのアクセス方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
アバター画像
Eurotraveller 公式
ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。