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これぞ醍醐味!鉄道発祥のイギリスにきたら高速列車一等車に乗るべし

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イギリスといえば鉄道発祥の国としても知られ、他のヨーロッパ各国とはかなり独自の鉄道文化が根付いています。

また路線網も国土全土に伸びており、高速鉄道も数多く運行しているため観光の際にも鉄道は非常に便利。

そんなイギリスに来た際にはただの移動手段ではなくちょっと優雅な鉄道の旅を楽しみたい、そんなあなたにオススメなのが一等車(ファーストクラス)。

多少の追加料金で楽しめる英国ならではのちょっとリッチな鉄道旅を紹介します。

1. 英国の鉄道事情

イギリスには数多くの鉄道会社がありますが、いずれもナショナルレイルという一つの大きな共同運営体によって統括されています。

各鉄道会社はロンドン市内に1つないし2つのターミナル駅を持っており、そこを拠点にロンドン郊外や地方各地へと路線を伸ばしているのが特徴。

例を挙げると、LNER (London North Eastern Railway)はロンドン・キングスクロス駅をターミナルとし、そこから北東方面を通りながらスコットランドのハイランド地方までの運行を担当しています。

一方同じくスコットランド方面へ路線を伸ばすVirgin Trainsはロンドン・ユーストン駅をターミナルとする鉄道会社。

例え目的地が同じであっても鉄道会社によって使用するターミナル駅が分けられているというのが日本との大きな違いの一つです。

2. 1st classラウンジで優雅な待ち時間

各ターミナル駅にはその鉄道会社の上級客であるファーストクラス乗客のためのラウンジが設置されています。

そのためファーストクラスの乗客は乗車前の待ち時間をラウンジで過ごすことが可能。

今回紹介するのはGreat Western Railwayのターミナル駅であるロンドン・パディントン駅にあるもの。

内装は白を基調とした清潔な印象のあるラウンジとなっており、混雑もさほどなく快適です。

コーヒーや紅茶、ソフトドリンクは飲み放題、またポテトチップスやクッキーなども自由に食べることができます。

またシャワールームも完備されているため少しはやく駅に着いてしまった場合などはリフレッシュも可能。

ラウンジによって異なりますが、基本的なサービスはほとんど同じ。場所によっては有料のバー設備がついているところなどもあります。

3. 1st classの広々空間

今回は1つの例としてLNERが運行する列車のファーストクラスを紹介します。

通常席と比べた際のファーストクラスの一番の違いは座席。

ほとんどの長距離用の客室では片側2+1列の3列タイプとなっているため非常にゆったりとした空間になっています。

座席も1人がけ、2人対面式、4人対面式などあり予約時に選択可能。

各座席にはコンセントが完備され、またWi-Fiも無料で使用することができます。

4. 充実の車内サービス

ファーストクラスのメリットは座席だけではありません。

長距離列車を運行するほとんどの鉄道会社のファーストクラスでは、時間帯や路線によって本格的な朝食サービス、パイやサンドイッチなどの軽食、ディナー、ドリンク類が無料で提供されます。

午前中に乗車すると提供されるのが朝食サービス。様々なメニューがありますが、定番はイングリッシュブレックファースト。

車内アテンダントが一つ一つの座席を回りながら、暖かい料理をお皿に盛り付けてくれます。

飲み物はオレンジジュースやアップルジュースとともに紅茶がイギリス流。

日中の乗車の際には軽食サービス。こちらも複数のメニューの中から選ぶことができ、パイやシチュー、スープなど各鉄道会社それぞれ特徴のあるものが提供されています。

さらにLNERでは夕食はロンドンのターミナル駅を発着する便に限りしっかりとしたディナーサービスがあるものも。

朝食以外の時間帯はビールやウイスキー、アップルサイダーやジンドニックなどのアルコール類も無料。何回でも頼むことができるのもポイントです。

また、Great Western Railwayという会社ではPullman Diningという列車内の厨房で専属のシェフが調理を行う本格的なレストラン客車を運用しており、英国の鉄道熱を感じることができるサービスを体験することも可能です(要予約)。

一等車利用時の注意点としては、乗車時間が短い場合にはホットミールが提供されないことがあるということ。最低乗車時間については各鉄道会社がそれぞれ設定しているので、乗車券購入前にHPなどを見て確認してみてください。

また、週末や祝日のファーストクラスは料金が割引になる代わりにサービスが簡略化されます。

ホットミールなどの提供がなく、代わりにスナックやランチボックスのようなものの提供のみとなるので注意してください。

5. 最後に

いかがでしたか?

今回はイギリスでの鉄道長距離移動を優雅に、そしてちょっと楽しくするファーストクラスの紹介をしました。

本格的なホットミールやアルコール類が無料で提供されたりと、他の国では見られないサービスが今も残っており、鉄道発祥の国であるイギリスらしさを感じることが出来ます。

是非イギリス旅行の際にはファーストクラスに乗車して鉄道文化を楽しんでみてはいかがでしょうか。

今回紹介したLNERの予約方法はこちらの記事で紹介しています。

また、英国ならではの鉄道旅を楽しめる寝台特急のレビューもしているので興味がある方は是非こちらもご覧ください。

ロンドン滞在におすすめホテル

ロンドン滞在に一押しなホテルがHilton London Paddington。ロンドン・ヒースロー空港行きの列車が発着するターミナル駅に併設しており、大きな荷物があってもアクセスが楽々。

そして何より高いホスピタリティとゆったりと客室はロンドン滞在を快適なものにしてくれること間違いありません。

朝食ビッフェも充実しており、品数や味も文句なし。筆者による宿泊レビューもしているので気になった方はチェックしてみてください。

名称: Hilton London Paddington
住所・マップ: 146 Praed St, Paddington, London W2 1EE
ホテル情報・空室照会
エクスペディア: Hilton London Paddington
Hotels.com: Hilton London Paddington

1件のコメント

ちょうど今、リバプールのラウンジで暖かいカプチーノを飲んでます。ブログのおかげです。ありがとう。

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。