紀元1世紀から要塞都市として発展し、イギリスでも随一の長い歴史を積み重ねてきた都市ヨーク。ノース・ヨークシャー州に属し、ロンドンから北に約330kmほどの場所に位置しています。
そんなヨークへロンドンから行くには英国の高速鉄道を利用するのが最も早く効率的。
今回はそんなロンドン〜ヨーク間の鉄道を使った移動方法を紹介します。
1. ロンドン〜ヨーク間路線
ロンドンからヨークへ向かう場合には、ロンドンのターミナル駅であるロンドン・キングスクロス London King’s Cross駅を出発し、ヨーク駅へと向かうのが最短になります。
この路線を直通で運行するのはLNER (London North Eastern Railway)とGrand Central Railの2社。LNERは日中1時間に2−5本程度、Grand Central Railは2−3時間に1本の運行間隔になっています。
両者ともにロンドン・キングスクロス駅とヨーク駅を2時間前後で結んでいます。
2. 予約方法
両鉄道会社ともそれぞれホームページを持っていますが、英国における鉄道業界の最大手の1つであるLNERのサイトからGrand Central Railの鉄道も一括して検索が可能なので、LNERのホームページ経由で乗車券を購入することをお勧めします。
また乗車券の購入をしなくても、このサイトから出発時間や到着時間など運行スケジュールを確認することができるので旅行計画を立てる際に活用してください。
もちろん、乗車券の事前予約をせずに当日駅の自動券売機や窓口で乗車券を購入することも可能です。その場合早割運賃が適応されないため、若干割高料金となります。
日本語サイトで事前に乗車券を購入しておきたいという方はレイルヨーロッパ公式HP(英国鉄道)から購入可能です。
3. ロンドン・キングスクロス駅
ロンドン・キングスクロス駅はロンドンの中心部東部にある鉄道ターミナル駅の一つ。ハリーポッターの作品の中にも登場する駅で、ポッターがホグワーツ行きの列車にキングスクロス駅9と4/3番線から乗ったことで知られています。
駅にはそんなハリーポッターの作品にちなんで、専用ショップや9と3/4番線をモチーフにした記念撮影スポットが用意されています。
駅正面には大きな電光掲示板があり、そちらで発車情報が掲示されています。
英国の鉄道は発車時刻10−15分前くらいにならないと出発プラットフォームが決定されないことが多いので、乗車予定の列車のプラットフォームが発表されてない場合にはしばらく構内で待機することになります。
自動改札機が設置されていますが、時間帯によって稼働している際と解放されている際があります。英国では検札は車内で行われることが殆どなので改札機が稼働していない場合にはそのまま列車に乗り込んで問題ありません。
4. ヨーク駅
ヨーク駅はヨークにおけるターミナル駅。中心部から徒歩10分程度の場所にあり、観光の際にはこちらの駅を利用することになります。
イングランドの北部にあり、ロンドンやマンチェスター、スコットランドなどを結ぶ輸送の拠点でもあることから非常に大きな駅となっています。
ヨーク駅には自動改札機はないため、有効な乗車券を購入後はそのままプラットフォームへと向かって車内に乗り込みます。
5. 鉄道車内
ロンドンからヨークへ向かう際にほとんどの方が利用するであろうLNER。現在は先頭を電気機関車が牽引するインターシティ225型という車両が主に使用されており、最高速度225km/h。
1980年代〜90年代にかけて開発された車両で、老朽化のため今後日立製Class 801型車両への置き換えが計画されていますが、まだまだ英国高速鉄道における主力として使用されています。
客車牽引方式なため車内は比較的静かで、長距離高速鉄道ということもあり広々としており快適。お手洗いや車内の売店も設置されているほか、現代に合うようにWiFi設備やコンセントがあったりなど改装も行われています。
平日の朝の時間帯にLNERの1st classを利用すると、全乗客に無料で朝食もサービスされます。しっかりとしたイングリッシュ・ブレックファーストを車内で食べれる経験は英国ならでは。
料金も朝食込みと考えると1st classは非常にお得なのでおすすめ。料金は空席数によって大きく変動するので利用を検討している方はなるべく早い時期の予約をお勧めします。
最後に
今回はロンドンからヨークまでの高速鉄道を使った移動方法を紹介しました。LNERやGrand Central Railを使ってわずか2時間。
この区間は列車の本数も多く、観光客でも安全・安心して利用することができます。
ロンドンとは雰囲気も随分と違う要塞都市で、古都ならではの見どころもたくさんあるヨーク。ロンドンからの日帰りや1泊での旅行に最適です。
是非英国観光の際には北部イングランド、ヨークまで足を伸ばしてみてください。
ロンドン、ヨークの観光名所についてはそれぞれ詳しく紹介していますのでどうぞあわせて参考にしてください。
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