旅プロが届ける旅行個別相談サービスはこちら

英国寝台列車の旅!GWRナイト・リビエラの利用方法・乗車レビュー

英国寝台特急
海外旅行にいくなら

海外旅行をする人が必ず持つべきクレジットカードの決定版は?

国際ブランド、付帯保険、旅行中の特典、カードを選ぶポイントは様々。

海外40ヵ国以上を訪れた旅のプロがヨーロッパ向けクレカの選び方とおすすめを伝授している人気記事をチェック!

現在英国で運行されている寝台列車は2つのみ。1つがロンドンとスコットランド方面を結ぶカレドニアン・スリーパー、そしてもう一つがロンドンと最西端の都市ペンザンスを結ぶナイト・リビエラ Night Riviera Sleeperです。

英国といえば鉄道発祥の地として知られ、鉄道を使った旅行も醍醐味の一つ。

今回はそんなナイト・リビエラの利用方法と実際の乗車レビューを紹介します。

1. ナイト・リビエラ概要

ナイト・リビエラ

英国に残る寝台列車の一つ、ナイト・リビエラはロンドンを起点にウェールズや西海岸方面を結ぶグレート・ウェスタン・レールウェイによって運行されています。

ロンドン・パディントン Paddingtonと最西端の都市ペンザンス Penzanceを発着地として1日1往復。

所要時間は7時間半〜8時間半前後となっています。

途中、主要都市であるプリマス Plymouthをはじめ道中の各都市を経由しながら運行しています。

2. ナイト・リビエラ予約方法

ナイト・リビエラの予約は運行会社であるグレート・ウェスタン・レールウェイの公式HPより行います。

GWR 予約

HPを開いたら、出発・目的地を入力する画面が出ますので、任意の駅を選択してください。

ロンドンを出発する場合にはターミナル駅である「Paddington」と入力します。

次の画面では列車一覧が表示されます。その日の終電となりますので、夜間帯の列車一覧を表示させてみてください。

ナイト・リビエラの寝台列車には「Sleeper train」をラベルがつけられています。

列車を選択すると、次の画面では客車の種類を選択します。

Single Cabinと書いてあるのが個室料金も含まれた乗車券、1人で予約する場合には2人用個室をプライベートで使用することができます。

人数を2人以上で利用する場合には、同時に2人分予約をする事で同室(2人部屋)で予約することができます。

「Sleeper」と書かれていないものは飛行機と同じような座席車なので注意してください。

料金の違いは時間帯やキャンセルができるかどうかなどのもの。寝台列車は1日1往復しかないため、旅程変更になる可能性がない場合には「Sleeper」と書かれた一番安いものを選択するので問題ありません。

その次の画面では確認画面になりますが、その際Sleeper Reservationにチェックが付いていることを確認してください。

乗車券選択画面の際に寝台料金の含まれていないものを選択した場合には、こちらの画面で寝台個室を別料金で追加することができます。

その後は通常の予約通り、名前や住所、メールアドレスなどを英語で入力し、予約完了となります。

予約完了画面および登録したメールアドレス宛に届く予約番号 Booking Referenceと、購入時に入力したクレジットカードが駅での乗車券の発券時に必要になるので忘れないようにしましょう。

3. 発券方法

日本から予約をした場合を含めほとんどの場合現地で乗車前に駅で発券手続きを行うことになります。

予約時に使用したクレジットカードと予約番号が必要になります。特にクレジットカードは必ず一致していないといかなる理由であっても受け付けてくれないので、忘れないように十分注意してください。

自動券売機で「Collect」を選択し、指示に従ってクレジットカードを挿入、そして予約番号を入力すれば発券が完了します。

機械の使い方がどうしてもわからない場合には駅のグレート・ウェスタン・レールウェイの窓口でも対応してくれます。

4. 乗車前後のラウンジ利用

リビエラ・スリーパーを利用する場合には、ロンドン・パディントン駅でのファーストクラスラウンジ(1番線プラットフォーム横)を乗車前に利用できるほか、到着駅のスリーパーラウンジでも最大2時間程度の休憩が可能です。

ラウンジではコーヒー・紅茶やジュースなどの飲み物に加え、ポテトチップスやビスケット、フルーツなどが自由にいただけます。

またシャワー室も完備しており、タオルやドライヤーも無料で借りることができるので、寝台列車乗車前にリフレッシュすることが可能です。

また、比較的大きな駅ではスリーパーラウンジというものが設置されており、寝台列車到着後にも1−2時間ほどラウンジで休憩することが可能です。

乗車前のラウンジと同様、ソフトドリンクが自由に飲めるほかシャワー室が完備されています。

5. 乗車

イギリスの鉄道旅

ナイト・リビエラは通常ロンドン・パディントン駅の1番線ホームを発車します。

乗車券を発券していれば自動改札などを通すことなくそのまま乗車が可能ですので、乗車開始時刻になったら指定の客車・個室番号へと入ってください。

乗車後少しすると乗務員が乗車券の確認と朝食時間の確認にきますので、それまでは室内で待機しておくことをお勧めします。

朝食はクロワッサンやポリッジ、ハムサンドなどいくつか種類があり、その中から好きなものを1品選択するようになります。

6. 客室・朝食レビュー

英国寝台特急

ナイト・リビエラの客室はリニューアルされたばかりということもありとても綺麗で快適。

客室内ではフリーWi-Fiが利用可能で、枕元には読書灯とともに電源コンセントとUSBチャージャーが完備されています。

寝具は厚みがありクッション性があるので快適、また客車列車ということで走行音がほとんどわからないほど静かなのでゆっくりと寝ることができるはずです。

また、各客室内には収納可能な洗面台と鏡も設置されており、石鹸やタオルもアメニティとして配布されるので、降車前の身だしなみチェックももちろんできるようになっています。

客室は全室電子錠でのオートロックとなっており、客室内に置かれたカード型の鍵をドアノブ部分にタッチすることで外部からドアを開けることができるようになるためセキュリティも安心です。

朝食は寝台車の乗客全員に指定時間に無料でサーブされます。

今回希望したのはクロワッサン、簡単な軽食ではありますが、各個室にコーヒー・紅茶とともに持ってきてくれるのでゆっくりと朝の時間を過ごすことができます。

7. その他設備

ラウンジカーはC号車(ロンドン発の場合の先頭車両側)にあり、そこではアルコール類を含む飲料や軽食を購入することが可能。

また、客車を担当するスタッフに頼めばルームサービスで持ってきてもらうことも可能です。

トイレは各車両に設置されており、水洗式で比較的綺麗に保たれているため車内とはいえ安心して使うことができるはずです。

8. カレドニアン・スリーパーとの比較

英国に残る2つの寝台特急。同じ寝台特急とはいえ、実際に乗り比べてみると随分と両者違うことがわかりました。

サービス全般的にいうとカレドニアン・スリーパーの方が上。本格的なダイニングカーを完備し、しっかりとしたディナーが取れます。

また朝食の質も、カレドニアン・スリーパーは温かいスコティッシュ・フルブレックファストを用意してくれたりと旅行者という視点では満足度は高いように感じました。

一方で、費用的なことを考慮するとナイト・リビエラの方が数割〜半額ほど安いため、浮いた費用で乗車前に各自食事を用意すればいいという考え方もできます。

快適度という意味ではどちらも大きな差はなく、安く気軽に寝台列車の旅をしたいのであればナイト・リビエラ、寝台列車のちょっと豪華な旅をしたいという方はカレドニアン・スリーパーがお勧めです。

もちろん目的地が全く違うので、そこが最優先ポイントになることはいうまでもありません。

カレドニアン・スリーパーの詳細についてはこちらの記事でレビューを行なっています。

9. 最後に

いかがでしたか?

今回は英国に残る2つの寝台特急のうちの1つ、ナイト・リビエラを紹介しました。

ディーゼル機関車に牽引される客車列車が使用されており、日本ではなかなか味わうことのできない経験ができる英国寝台の旅。

是非、鉄道発祥の地イギリスに来た際にはちょっと通な楽しみ方として乗車してみてはいかがでしょうか。

ロンドン滞在におすすめホテル

ロンドン滞在に一押しなホテルがHilton London Paddington。ロンドン・ヒースロー空港行きの列車が発着するターミナル駅に併設しており、大きな荷物があってもアクセスが楽々。

そして何より高いホスピタリティとゆったりと客室はロンドン滞在を快適なものにしてくれること間違いありません。

朝食ビッフェも充実しており、品数や味も文句なし。筆者による宿泊レビューもしているので気になった方はチェックしてみてください。

名称: Hilton London Paddington
住所・マップ: 146 Praed St, Paddington, London W2 1EE
ホテル情報・空室照会
エクスペディア: Hilton London Paddington
Hotels.com: Hilton London Paddington

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
アバター画像
Eurotraveller 公式
ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。