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イギリスは高速鉄道が便利!ヴァージントレインズ予約方法と乗車レビュー

ヴァージントレインズ
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ヨーロッパで国内外問わず周遊旅行をする際には現地の鉄道を利用することが第1選択になります。

特にイギリスは鉄道発祥の地と言われるだけあり、東西南北非常に広い路線網が発達しており、短距離・長距離に問わず列車の使い勝手よくおすすめ。

今回はエディンバラ〜ロンドン間を例に、ヴァージン・トレインズ Virgin Trainsを利用したイギリス国内のナショナルレールウェイサービス、長距離列車の予約方法、切符発券方法、実際の乗車の流れをご紹介します。

お知らせ!

Virgin Trainsはフランチャイズ契約終了にともない、2019年12月7日をもって西海岸本線の運行から撤退。同一区間の運行はその後ファーストグループ(イギリス)とトレニタリア(イタリア)との合弁運行会社、Avanti West Coastによって引き継がれています。

1. 予約方法

英国内での高速鉄道の予約方法としては2つあります。

1つは鉄道事業者の公式HPから予約する方法(英語のみ)、そして欧州内の鉄道網を全て網羅した切符販売のオフィシャル販売サイトであるレイルヨーロッパ公式HPを通して行う方法(日本語可)です。

英国内の鉄道は全てナショナルレイルウェーサービスという大きな括りで発券方法などは統一されていますが、実際の運行会社は様々で利用する路線に合わせた鉄道事業者のHPから予約する必要があるので注意してください。

今回はエディンバラ〜ロンドン間を例にヴァージン・トレインズという鉄道会社を利用する場合の利用方法を紹介していきます

このヴァージン・トレインズはロンドン・ユーストン駅をターミナル駅とし、西海岸本線を運行する路線で、エディンバラやグラスゴー、リバプール、マンチェスター、バーミンガムなどを結んでいます。

a. 予約手続き

今回は英語で予約にチャレンジする方向けに公式HPからの予約方法を紹介します。

英語を使った予約に不安があり日本語を希望する方はレイルヨーロッパ公式HPを参照してください。

それではまずはヴァージン・トレインズ公式HPへとアクセスしてください。

乗車日時選択

トップページが表示されたら、まずは出発地と目的地、日時等列車を検索するために必要な情報を入力します。

乗車列車選択

次に、入力した情報をもとに、列車の一覧が表示されますので、この中から発着時間や乗り換え回数などをもとに乗車する列車を選びましょう。

使用する時間帯によってOff-Peak/Super Off-Peakなどの割引が適応され、逆に通勤時間に使用する場合には運賃が高くなります。

Advanceは早割割引乗車券で一切変更やキャンセルのきかないチケットな一方最も安く購入可能、一方Anytimeを選択すると同一ルートであればどの時間帯の列車にも乗ることができる時間指定のないチケットになります。

座席指定

次の画面では座席の指定をすることができます(料金込み)。前向きか後ろ向きか、窓側か通路側か等の希望を入力することができます。

ヴァージントレインズ

個人情報入力

その次の画面では個人情報の入力画面になります。この際は日本の住所を入力して問題ありませんが、英語表記にしてください。

チケット受取方法選択

次にチケットの受取方法の選択へと移ります。

日本で予約する場合には、現地到着後出発駅の券売機等で発券手続きをすることになりますので、Fast Ticket (Self-service Machine)を選択します。

国際発送 (International Post)も可能ですが、送料が高くまた時間もかかるためお勧めはできません。

支払い情報入力

この画面の後に確認画面を経て支払いへと移りますので、クレジットカード情報等を入力し決算処理をしてください。

b. 確認メール受信

ヴァージントレインズ予約

決算処理が正しく行われると、登録したメールアドレス宛に確認のメールが届きます。そこに予約が完了した列車の詳細が記載されていますので、間違いがないことを今一度確認してください。

また、そのメールには今後必要な手続き(切符の受け取り方法)も記載されています。

2. 切符発券手続き

イギリス国内の長距離列車主要駅では日本と同様にホームに入る前に自動改札がありますので、それに対応した磁気式チケットが必要になります。

そのため、先ほど予約した際の予約番号 FastTicket Referenceを使って、乗車前に駅の自動券売機で発券手続きをする必要があります。

Edinburgh Waverley駅の場合

エディンバラ駅

駅に到着したらまずはプラットホームがあるフロア(最下段)へと向かいましょう。

発車案内の電光掲示板とは反対側に列車待ちの人のための待合室(Tickets and Travel Centre)があります。そこに鉄道会社の窓口もありますのでそちらで発券を行います。

その内部に自動販売機が並んでおり、それを利用して発券を行います。

まず自動券売機に「購入した際に使用したクレジットカード」を挿入します(個人確認のためですので、チャージはされません)。

その後、予約番号 FastTicket Referenceを入力するよう表示されますので、メールに記載されていた番号を入力してください。

するとレシート、乗車券、指定席券(指定席の場合)が発券されます。

London Euston駅の場合

ロンドンのターミナル駅であるロンドン・ユーストン  London Euston駅での手続きも同様です。

電光掲示板に向かって左手にチケットカウンター兼インフォメーションがあるので、そちらで乗車券の購入もしくは予約した乗車券の受け取りを行います。

自動券売機が一列に並んでおり、オンラインで予約した場合にはこちらの機械から受け取りが可能です。

3. 切符確認

受け取ったら念のため、発券されたチケットが正しいか確認しておきましょう。

列車の発車時刻、発車駅、目的地、指定席券には号車数と座席番号、名前が記載されています。

イギリスでは号車番号を表す際に「コーチ coach」、座席番号に「Seat」という単語を使うので覚えておいてください。

また号車番号は数字ではなく、アルファベットで表されており、A号車、B号車などという言い方になります。

4. プラットホーム確認

ロンドンやエディンバラ、マンチェスターなどのターミナル駅は非常に広く、またセキュリティ確保の関係もあり発車時刻が近くまではホームに入れないようになっていることも多々あります。

発車時刻の10〜15分前にならないと発着プラットフォームが確定しないことが多いので、電光掲示板にプラットフォームナンバーが表示されていない場合にはしばらくそのまま待つ必要があります。

ホームに入る際は先ほど発券した切符を自動改札機に通して入場しますが、駅やプラットフォームによっては自動改札機がない場所もあり、その場合は乗車後に車掌による乗車券の確認があります。

同様に、自動改札機がないような小さな駅を利用する場合でも、乗車券さえ持っていればそのまま乗車して問題ありません。車内で車掌による検札を受けることになります。

5. 乗車列車

利用するルートによって使用される車両は様々。いかにも高速鉄道という外観のものもあれば、一見通勤列車にも見える近郊鉄道が運行を担うこともあります。

また、エディンバラ〜マンチェスターなど一部の路線については、ヴァージン・トレインズによる委託ということでTranspennine Express社などの他社が運行を担当することもあります。

車内

Virgin Trains 1st class座席

車内はとても清潔できれい。車内のタイプは乗車する列車の型によって大きく異なりますが、基本はファーストクラスは1列+2列の3列シート、セカンドクラスは2列+2列の4列シートとなっています。

Wi-Fiも無料で利用可能です。

頭上の荷物置き場のほか大きな荷物を置けるラックも備え付けられています。

予約座席

ヴァージントレインズ
紙札の予約票

座席予約をしている場合には、指定の号車数、座席番号に着席してください。車両タイプによって予約状況が液晶で頭上の液晶画面に表示されている場合と、各シートに札がつけられている場合があります。

予約をしていない場合は、座席指定が行われていないセカンドクラスの座席に着席することになります。

また座席指定がされている場合であっても、実際に予約した客が乗車するまでの区間では自由席の扱いになるので、自分の利用範囲に予約客の範囲が被っていないようでしたらそちらも利用可能です。

6. 最後に

今回はエディンバラとロンドン間を例にヴァージン・トレインズを利用した高速鉄道の利用方法を紹介しました。

イギリスの鉄道乗車券を英語で自分で予約するのが不安という方は、下記の日本語サイトからも購入可能です。

イギリス高速鉄道のチケット日本語予約公式HPはこちら

イギリス国内の移動は飛行機やバスを使うより鉄道を使ったほうが便利で早い場合が多いので、ぜひ鉄道を活用してイギリス旅行を堪能してみてください!

ロンドン・エディンバラ観光についてはインターネット上で最も豊富な情報を紹介している自信のある記事を書いているので、どうぞあわせて参考にしてください。

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。