ほぼLCC?スカンジナビア航空成田〜コペンハーゲン便エコノミークラスレビュー

スカンジナビア航空

成田とデンマークの首都コペンハーゲンを結ぶスカンジナビア航空。スターアライアンスメンバーとしては唯一日本と北欧をつなぐ航空会社です。

北欧を旅行する人はもちろん、他社と比較して比較的抑えめな運賃に惹かれ多くの日本人が利用していますが、そんなスカンジナビア航空は他のフラッグシップキャリアと比べるとかなり独自の効率化を図っており、他社に慣れていると戸惑ってしまう可能性もあります。

今回はそんなスカンジナビア航空の成田〜コペンハーゲン便のエコノミークラス(SAS GO)利用レビューをしていきます。

1. スカンジナビア航空概要

スカンジナビア航空はデンマーク、スウェーデン、ノルウェーの3国の共同出資によって運営されている北欧最大の航空会社。

スターアライアンス加盟航空会社としては唯一日本と北欧を結んでおり、成田国際空港とコペンハーゲン国際空港の所要時間は約11時間30分です。

スカンジナビア航空の特徴は、格安航空会社が台頭するヨーロッパで生き残るために独自に行っている徹底的な経営効率化とコスト削減。

その経営方針は長距離国際線でも変わることはなく、フラッグシップキャリアではあるのに実際には他国の航空会社と比べてかなり簡素化されていることも多いなど初めて使う際にはやや戸惑うところもあるかもしれません。

2. 使用機体と客室

スカンジナビア航空

現在成田便で運用されているのはエアバスA340-300型機。座席数247の長距離用大型旅客機です。

2015年に新キャビン採用機が投入されたことで話題になったのを知っている人もいるかもしれません。

まだリニューアルしてから時間がさほどたっていないこともありシートを含めとても綺麗に管理されており、木目調のデザインが北欧らしさを感じさせます。

エコノミークラス(SAS GO)の内部。座席は2−4−2の配列となっているため、窓側や4列シートの内側であっても外に比較的でやすく周囲の人にさほど気を使わなくてもいいのが嬉しいところ。

3. アメニティ・設備

座席にはアメニティとしてイヤホン、ブランケット、枕、そしてボトルウォーターが1本備え付けられています。

ブランケットはかなり薄く、イヤホンも使い捨てのものだったりと安っぽさは感じざるをえません。

一方エンターテイメントシステムは比較的最新のものが入っており、エコノミークラスとしてはなかなか大型なスクリーンと感度のいいタッチパネル式。

映画やテレビドラマも最新のものも含めそれなりの数が収録されていました。

USBチャージャーが各座席についており、離着陸時を除いて充電可能。

また有料ですが機内Wi-Fiも利用可能です。


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4. 機内サービス

スカンジナビア航空のコストカットの影響を一番感じてしまうのが機内サービス。

離陸後に食事、着陸前の軽食の2回サービングがあるのは他社と同様ですが、色々と制約がついてきます。

まず離陸後すぐに行われる1回目の食事前のドリンクサービス。スカンジナビア航空ではこの1回目のドリンクサービスのみ自由に色々頼めますが、それ以降はコーヒー・紅茶・水をのぞいて全て有料サービスとなります。

ですので、遠慮なく2種類程度は頼んでも大丈夫。私はいつもアルコール1品とソフトドリンクを1品注文しています。

ここは遠慮すると損をします。

ただし1点気になるのは、1回目のアルコール注文について。

座席備え付けのメニューにはノンアルコールドリンクを1つ選べる、と書いておりアルコールは追加購入の旨が書かれています。

また日本人CAによる機内放送でも同様にノンアルコールドリンクを1種類という案内がありました。

ただ実際に英語・デンマーク語の案内ではそのようなことを言ってはおらず、周囲の外国人を見るとアルコールも普通に注文しています。

私もジントニックやビールを注文しても「It’s free」と言われ支払いを求められることはありませんでした。

実際にどのような取り決めになっているのかはわかりませんが、アルコールの注文をしたい場合には周囲をみつつ聞いてみるといいかと思います。

この食事前のドリンクサービスが唯一無料のドリンクサービス(コーヒー・紅茶・水除く)になるので、後で頼もうということができない点は覚えておいてください。

ドリンクサービスの後は1回目の食事が配布されます。他社のように肉や魚が選択できるというものはなく、エコノミークラスの食事は一種類。

成田発のものもコペンハーゲン発のものもかなり大味で、偶然かどうかはわかりませんが利用した際は往復ともチキンがメインディッシュ。

ムスリムなど宗教的な食制限がある人にも対応できる食事を一括して用意しているという可能性が高そうです。

ただし糖尿病食などの特別食は事前オーダーすることで受け取ることができます。

1回目の食事のクオリティとしてはパンを除いて、悪評高いアエロフロートと同レベルといった感じで少し残念。

全く手をつけない人や残している人も多くいるようでした。

着陸の約1時間半前くらいに配膳される2回目の食事。こちらも選択肢はなく、事前オーダーがない限りは全員同じものが配布されます。

こちらのビーフはハラール対応。

そして、コペンハーゲン発便で配られた黒い箱の中にはメインディッシュとなるパイが入っていたのですが、この箱を見て1つ確信したことがありました。

裏を見るとムスリムやヒンドゥーなど宗教的な食制限がある人はもちろん、一切動物類を食べないヴィーガンにまで対応しているものがメインディッシュ。

どんな客にも対応できるものを1種類のみ用意することでコストを削減しています。

ここで既に気づいた方もいるかもしれませんが、スカンジナビア航空の食事に使われている全ての容器はディスポーザブル。

洗って再利用するようなものはコップも含め一つもありません。

一方、スカンジナビア航空は非常に環境へ配慮していることをアピールしている航空会社で、機内誌を見ると燃料積載を減らして軽量化することでCO2排出を削減している、新型機材を入れて環境によりいいエコフライトを実践している、コーヒーを混ぜるスティックをプラスチックのものから木製に変えた、など色々と書かれています。

ただし現実を見るとコスト削減のために全ての容器を使い捨てとしていたり、プラスチック製品をたくさん使用していたりと、正直言ってることとやってることが違うのではないかと思わざるを得ないのが正直なところ。

機内食以外の軽食や、追加の飲み物は全て有料サービスとなり、クレジットカードもしくはスカンジナビア航空のマイル(ユーロボーナス)での支払いのみ受け付けているようです。

5. マイルの取り扱い

スカンジナビア航空はスターアライアンスメンバーということで、ANAのマイルを貯めている人が利用を検討しているケースも多いかと思います。

JALマイラーは同じ北欧を拠点とするフィンランド航空、ANAマイラーはスカンジナビア航空、そのようによく使い分けられています。

ですが、スカンジナビア航空のエコノミークラスを利用する際の落とし穴として、ANAへのマイル積算率は0%に設定されているため全くたまらないということ。

プレミアムエコノミー(SAS Plus)やビジネスクラス(SAS BUSINESS)を利用する際にのみANAマイルが加算されます。

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6. 空港での注意点

日本から搭乗する場合には問題ないと思いますが、北欧にあるスカンジナビア航空のハブ空港ではコスト削減のために有人カウンターがほとんどなく、エコノミークラス利用客は自動チェックインマシンを使うことを要求されます。

その際、バゲージドロップも自分でバーコードスキャナーを利用して行うのですが、相手が機械ということもあって融通が全くききません。

言い換えると、1キロでも許容量(23kg)を超えていると機械が自動的に重量オーバーと認識し受け付けてくれません。

その場合スタッフの助けを借りることになりますが、多くの場合その場で荷物を減らすよう言われるか場合によっては追加料金を請求されることもあるので、預け入れ荷物の重量には十分に注意してください。


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7. 総評

北欧方面への格安航空券・ホテル検索はエアトリ

航空競争が過酷化する現在において、スカンジナビア航空は徹底的なコスト削減によって生き残りの道を開いた航空会社。

そのため航空券運賃は他国のフラッグシップキャリアと比べて低めに抑えられていることが多々ありますが、一方でサービスレベルも随分と下げられているのが現状です。

北欧へ旅行をする際には大変便利な航空会社で、スタッフの対応などはフレンドリーでいいので乗っていてストレスということはありませんが、他社と比較するとどうしてもワンランク落ちてしまう印象。

スカンジナビア航空を利用する際は、サービス内容やマイル加算がないことなどをあらかじめ理解した上で選択することをおすすめします。

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中央駅から近く、観光のスタート地点になるストロイエからも徒歩数分と大変便利な立地にあります。

このホテルが人気な1番の理由は、このホテルのデザイン。デンマークを代表するデザイン建築家の巨匠、アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)が内装や家具、照明まで全てデザインしており、彼の最高傑作とも言われています。

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