アイルランドの首都であり玄関口であるダブリン国際空港。2つのターミナルがあり、アイルランドの航空会社であるライアンエアーやエアリンガスが主にターミナル2を、それ以外の航空会社がターミナル1を利用しています。
ターミナル1にはプライオリティパスが使えるラウンジが1つあり、その他航空会社の上級会員や上級クラス搭乗客も同じラウンジを利用します。
今回はそんなダブリン国際空港ターミナル1にある「ターミナル1ラウンジ」を紹介します。
1. ターミナル1ラウンジの概要・立地
ターミナル1ラウンジはセキュリティエリアレーンの間に位置する階段・エレベータを登った2階部分にあります。
立地がセキュリティチェック後すぐ横ということから、気をつけていないと見逃してしまうほどの場所となっています。
そのため、免税店で買い物をしたい場合にはラウンジを利用後に見るか、買い物後にセキュリティエリア目の前まで戻ってこないといけないため少し不便な場所にあるというのが本音です。
2. ラウンジ利用資格
ターミナル1ラウンジの利用資格は以下の通りです。
無料の対象者
ラウンジインビテーションのついている各航空会社上級クラス利用客
- Priority Passプログラムメンバー(プランによる)
- Lounge Passプログラムメンバー
- Airport Clubプログラムメンバー
- Lounge Keyプログラムメンバー
有料の対象者
その他全ての一般客(事前予約 25ユーロ・ウォークイン 29ユーロ)
3. ラウンジ設備
空港ラウンジの設備としては簡素で最低限といった印象。
小さなビジネススペースはありますが、あとはテーブル席やソファー席があるのみで特に特記すべき施設はありません。
また軽食コーナーとアルコールや淹れたてのコーヒーを提供するバー・バリスタコーナーは少し離れた場所に配置されており、限られたラウンジスペース内でなんとか最低限整備した、といった印象。
ラウンジ内ではフリーのWifiが利用可能となっており、カウンター席にはコンセントも設置されています。
ラウンジ内には空港アナウンスは一切入らず、また出発ゲートから10−15分ほど離れているのでゲート情報を適宜チェックし乗り遅れのないよう入室時に注意がありました。
4. 軽食・ドリンクサービス
ターミナル1ラウンジで提供されているフードは最低限。スナック類の他に冷製サラダパスタや数種類のペストリー、ラップサンドなどコールドミールが中心となっています。
しっかりとした食事を取れる、というようなミールサービスにはなっておらず少し残念。
アルコールは全てバーエリアでの注文制となっており、こちらの品揃えはラウンジとしては基本的。
ただし、ギネスビールやジェイムソンウイスキーを使ったアイリッシュコーヒーなどアイルランドならではのアルコール類の提供がされており、こちらは好印象です。
事実、ラウンジの軽食サービスはポテトチップスやチーズ、ナッツなどおつまみが多く、周囲を見てもお酒を楽しんでいる人が多かったので、どちらかというとドリンクを楽しむラウンジという位置づけなのかもしれません。
同じくバーカウンター内には本格的なエスプレッソマシンが備え付けられており、カフェラテやカプチーノなどお好みのコーヒーをバリスタにいれてもらうことができます。
5. 総評
ダブリン国際空港のターミナル1ラウンジはサイズが小さく、かろうじてなんとかラウンジを設置したという感じが拭えない場所で軽食サービスも最低限だったとは言うものの、ドリンクコーナーが充実しており欠点を補っている感じ。
短距離路線が中心で格安航空会社利用客も多いため、もともと長居する空港ではないと割り切っての設備と考えれば妥当なのかもしれません。
特に、日本ではなかなか飲むことができない本格的なアイリッシュウイスキーを使ったアイリッシュコーヒーはまるでパブで飲んでいるかのようなクオリティ。
ダブリンで最後の一杯を楽しみにこのラウンジを利用してみてください。
海外旅行をする人が必ず持つべきクレジットカードの決定版は?
国際ブランド、付帯保険、旅行中の特典、カードを選ぶポイントは様々。
海外40ヵ国以上を訪れた旅のプロがヨーロッパ向けクレカの選び方とおすすめを伝授している人気記事をチェック!