成田から格安でヨーロッパへ行く際に常に候補として上がってくるアエロフロートロシア航空。中東経由便よりも所要時間が短くなるため安旅ツアーでも使われていた航空会社です。
一方、色々ネットで少し前のレビューを調べてみると悪評も多く、さらに最近でもテロリストグループにアフリカで撃墜されたりしているという事件も。
ウクライナ侵攻による欧米からの制裁で機体の整備もままならないであろう今、今後もう乗る機会が当面ないであろうアエロフロートロシア航空のエコノミークラス搭乗記をお届けします。
1. アエロフロートロシア航空
モスクワをハブ空港としているロシアのナショナルフラッグキャリアで、日本へは成田にのみ乗り入れをしています。
ヨーロッパ行きの便としては中東経由に次いで安い価格設定のことが多いため、HIS等の格安ツアーでも利用されるいわゆる安い航空会社の代名詞です。
旧ソビエトの時代では東西冷戦の影響もありかなり機体が古く事故も多かったようですが、現在では他の欧米航空会社と同様西側航空機メーカーの機体(ボーイング、エアバスなど)を導入し、サービス面もかなり改善されてきています。
また現在ではスカイチームに加盟しているため、デルタ航空等のマイレージを貯めることができます。
不安半分、変なわくわく感半分で実際に予約、搭乗してみました。
2. 搭乗率
バケーションシーズンではない平日の閑散期に利用しましたが、意外と搭乗率は高くなっていました。
実際には直前までほぼ空席だらけで、一見搭乗率は20%程度だったため「エコノミービジネスが出来る!(エコノミー4席占領して降るフラットベッド)」と勝手に盛り上がってましたが、残念ながら搭乗直前に座席表を見てみるとこのように。
安価な航空券価格ということもあり安さを売りにしたツアー団体旅行客も多く、通年を通して80%程度の搭乗率を保っているそうです。
実際にはほぼ満席で、「エコノミービジネス」の夢が叶うことはありませんでした。
3. 手荷物/受託荷物
エアロフロートは荷物に厳しいと聞いていましたがやっぱり厳しいです。まずスーツケースなどの預け入れ荷物は規定より1kgでも重いと、詰め直しを指示されたり超過料金を請求してきます。
そのためエアロフロートのカウンター付近ではスーツケースを開けて荷物を詰めなおしている人が結構います。また手荷物についても同様で、チェックインの際に重そうと見るなり測量をしてきます。
特にキャリーバッグを機内持ち込み手荷物とする場合には注意が必要です。
機内持ち込みを許可された手荷物には全てこのような「Approved Cabin Baggege」タグを付けられます。
付けてないとどうなるのかはわかりませんが、モスクワでトランジットの際等に面倒には巻き込まれたくないので確実につけてもらいましょう。
4. 出発時刻
噂ではエアロフロートの遅延は日常茶飯事、2時間までは遅延とは言わないとまで言われていましたが、まさかの15分早く出発。
実際搭乗開始が予定の出発時間の40分も前だったので、なんとなく早発になる予想はしてたのですが。
さらに到着は予定より50分も早まりました。過去の到着時間をみても、日本発の多くの便が早着となっています。
早まるなら最初からそうフライトスケジュールを立てて欲しいような気もしますが、乗り継ぎを行う以上遅れるよりは嬉しい誤算になります。。
5. 機体
日本とモスクワを結ぶ長距離線での機体は、エアバスA330−300を使用しています。
新しいという感じはしませんでしたが、そこまで老朽化が進んでいるという感じもしませんでした。
現在日本に就航しているのはこのエアバスA330−300のみですが、モスクワから欧州各地への国際線でもEUのレギュレーションの影響によって、エアバスやボーイングの比較的新しい機体が採用されています。
6. キャビン
成田〜モスクワの使用機材は、多くの航空会社で使用されているエアバス社のA330−300型機、エコノミークラスに関しては特に他と大きな違いはありません。
見ての通り平日の観光オフシーズンといえども満席に近い搭乗率です。
7. シート
エコノミークラスのシート配置は2−4−2でした。サイドが2人シートというのはエコノミークラスの快適さを決める上でも大きいので、これはプラスポイントです。
シートの幅はエコノミークラスなので狭いといえば狭いんですが、いわゆるエコノミークラスの標準的なシートピッチだと思います(HPによると前後79センチ、幅46センチ)。
シートはやや硬め、またLCCなどでよく見られる合皮性のカバーになっており通気性はいまいちです。
長時間座っているとべたつきも気になってくることもあり長距離フライトには不適なシートではあるのですが、私はエコノミークラス登場時にはアスリートもこぞって使用している通気性抜群の座クッションAirweaveを持ち込んだのでそこまで苦にはなりませんでした。
8. アメニティ
エコノミークラスのアメニティは枕、毛布、イヤホン、アイマスク、スリッパでした。
このスリッパは意外に機内では重宝するので助かります。
9. エンターテイメントシステム
アエロフロートのエンターテイメントシステムです。タッチパネル式のスクリーンになっており、スポーツやドラマ、数多くの映画などを見ることができます。
日本語に吹き替え、もしくは字幕になっている作品はあまり充実しているとは言えませんが外資系航空会社としてみれば平均的だと思います。
USBジャックも備え付けられており携帯の充電も可能です。また有料ですが機内Wi-Fiもあります。
10. 機内食
機内食は総評としては、あまり美味しいというほどのものではありません。食べれないほどではないですがただ重いだけで味は「なんかなー」という感じ、いうならば中の下です。
また最初の機内食と最後の機内食が6時間弱程度しか空いておらず、さらにその合間にアイスクリームが配られたりという感じなので、2回目の食事は残している人が続出でした。
離陸後(昼食1)
離陸後1時間半程度経過後に配られる日本時間の昼食という位置づけの機内食です。
今回はチキンかシーフードかの選択でした。チキンはライスと一緒でしたが芯がかなり残っていて、日本の工場で作ったにしてはクオリティ低い気がします。
着陸前(昼食2)
着陸前3時間前の食事です。こちらはモスクワ時間に合わせた昼食という位置づけになります。
2回目の機内食はチキンかビーフかの選択で、ビーフを選択しましたがかなり重い、、、そして見ての通り肉と炭水化物しかありません。
11. 乗務員対応
アエロフロートの乗務員はホスピタリティも高く、他の欧米系航空会社と比べるとかなり上位に組み込めるのではないかと感じました。少し年配のCAはやや冷たい感じがしましたが、全体的に見ればサービスレベルは高いと思います。
特に男性CAはや若い女性CAは、ものすごく教育されているんだろうなぁと感じることがしばしばありました。
もちろんコールを呼べばきてくれますし、ドリンク等をもってたまに客室内を回ってくれたりもします。日系のような過剰なサービスはありませんが必要十分です。
12. モスクワシェレメーチエヴォ国際空港
到着空港は悪評高いシェレメーチエヴォ国際空港です。今回はトランジット4時間の使用、ストレスを感じる状況もありましたが、予想を裏切られ十分に合格点です。
モスクワの空港に関してはこちらの記事で詳しくかいていますので、興味のある方はお読みください。
ちなみに日本人はトランジットビザか観光ビザを事前に領事館で取得していない限り入国は出来ませんので、トランジットに時間がいくらあってもロシアの大地を踏むことはできません。
乗り継ぎ時間が非常に長くなってしまう場合などには、PriorityPassでも利用可能なビジネスラウンジを使用するか、ターミナルEトランジットエリアにある時間単位で借りられるカプセルホテルの利用をお勧めします。
13. アエロフロートな経験
お待たせしました。皆さんが興味のあると思われるアエロフロートならではの、おそロシア体験をご紹介します。
全て1回の搭乗で経験した実話です。
a. エンジン始動後の煙と臭い
搭乗が完了しエンジンが始動すると同時にガソリン臭さが機内に少しまわります。と同時に煙が、、、、「まじかよ?」と思いましたが、この煙はエアコンの吹き出し口から出ているただの冷風でした。
もちろんガソリン臭さもすぐに解消し特に問題は起こりません。
b. スケジュール無視
出発時刻は15分早く、到着は50分も早まるという事前のスケジュールをフル無視できてくれます。
早まるのはいい事なので特に不満はありませんが乗り遅れには注意が必要です。
c. 徘徊タキシング
まだ乗客が機内をウロウロしている間に飛行機のタキシングが開始され、滑走路への移動を開始します。CAが注意する様子もなく、いつものことという感じ。
安全は自己責任です。
d. 指示フル無視の乗客
イヤホンをつけながら携帯でずっと電話をしているロシア人の女。タキシング、滑走路への移動、さらに離陸を開始してもずっと電話し続けます。
CAは気づいているのか気づいていないのか注意はしません。上空に上がり電波が切れたところで、その女は舌打ちをして通話終了です。
e. 空軍上がり?
パイロットの大部分が空軍上がりという噂があります。今回の機長がどうかはしれませんが、戦闘機乗りであったことを匂わせることがありました。
かなりマニアックなことですが、離陸の際のギアアップ(車輪格納)がめちゃくちゃ早い。宙に5m程浮いた時点でギアアップをしている音が聞こえました。空母から発艦したかのような操縦です。
離陸・着陸は驚くほどスムーズ。降下の際にしばしば感じる「フワッ」という感じが1度もありませんでした。操縦がうまいというのは本当なんだと思います。
f. 消えないシートベルトランプ
噂には聞いていましたがシートベルトランプの点灯時間が長いです。離陸の際は、規定高度に完全に達したのち水平飛行を開始、さらにそこから10分以上飛行してやっと消灯する感じです。
よって最初のサービスが始まるのは結構遅め。逆に着陸の際も最初の降下を開始する前にランプが点灯しました。
g. 着陸は神頼み
旧ソ連系の国々でよく見られる光景ですが、ランディングというタイミングで一斉に乗客が十字を切り始めます。
特にモスクワなどロシア国内の飛行場に着陸する際には、かなりの人が突然体の前で十字を切るので逆にこちらが不安になるほど。
とりわけ今回の利用時はかなり天候が悪く、揺れも大きかったため、面白いくらい皆が一斉に十時をきっていました。
神頼みとかしてる場合じゃない、、、というのが無神教徒の本音。
14. 最後に
アエロフロートロシア航空は旧ソビエト時代の悪評が足を引っ張り、ウクライナ侵攻以前でもかなり敬遠される存在でしたが、実際に乗ってみると西側諸国の航空会社とほとんど変わりませんでした。
改善点としては、機内食の質とモスクワの空港の使い勝手の悪さ、そして空港職員(特に公務員)の仕事への態度。共産圏の色を多少感じつつという意味ではそれもいい経験になりました。
ハブ空港であるモスクワの位置的にヨーロッパ方面への乗り継ぎにも便利ですし、機内のサービスは十分なのでお得なフライトがあれば使用する価値は十分にありだという印象。
現在となっては、まず乗る機会がないであろうアエロフロートロシア航空、また日本に就航出来る日はくるのでしょうか。
日本からヨーロッパまでの航空券はもちろん、ヨーロッパ域内周遊旅行で使う短距離線を探す際におすすめなスカイスキャナー。航空会社はもちろん数多くの旅行会社を横断検索し、最安の航空券を探し出してくれます。
目的地がが決まってなくても「Everywhere」と目的地に入力するだけでお得な目的地を探してくれる機能もあり、周遊旅行を計画するのには欠かせないサービス。まだ使ったことがないという方はまずは一度利用してみてください。
2019年5月5日事故当時まさに現場におりました!!
成田行きの便に乗り込み窓の外を見ると真っ黒な煙がもうもうとしている事に気付きました。
隣に一機待機中の飛行機がありその向こう側で何かが燃えていると思われました。かなり近い距離なのはわかりました。
そのまま何のアナウンスもなく待たされること約1時間半近く。黒かった煙は白く細くなっていました。
やっと飛行機がバックし始め隣の飛行機をかわした瞬間目に入ってきたのは丸焦げで消火剤まみれの飛行機。緊急脱出の滑り台が出ちゃってる。すごい数の救急車・消防車とみられる車両・人人人・・・
すっごくびっくりしましたが何のアナウンスもないし、駐機場に近かったこともあって勝手に無人の機体だと思い込んでいました。
で、帰国してネットを見たらyahooニュースのトップになってるじゃないですか!!
そこで初めてたくさんの方が亡くなったと知って震えました。
そしてここが一番おそロシアポイントですが、私がそんな大きな事故だと思わなかった理由は空港職員がバラバラと入れ替わりやってきてはその事故機を写メっていたからです・・・
2019年5月5日の事故のこと、アップデートありがとうございます。
実はその日、まさにアエロフロートで、ミュンヘンからモスクワの便に乗る予定でした。
ミュンヘンの時点でテクニカルトラブルによる遅延。
モスクワから成田への乗り継ぎが遅延のため間に合わないと判断し、急きょエールフランスでパリ経由で帰国するフライトを用意してもらいました。
元々モスクワに到着する予定だったのは、事故があった時間帯でしたので、何らかの形で巻き込まれいたのではないかと思うと、ゾッとします。
また、遅延時に出会った同じ日本人旅行者と
「帰国は遅れるけど、飛行機が落ちるより良いよね」
なんて話していたので、日本に着いてからあの事故を知った時は寒気がしました。
こんな経験はなかなか無いので、ここに書かせてもらいました。
また記事を楽しみにしています!
なんと素晴らしいレビュー!
今度、と言ってもまだ数ヶ月ありますが
フランクフルトに行きます。
貧乏大学生がバイト代で買えるとなるとやはりアエロフロート…ということで、おっかなびっくりという感じあり、でも金には変えられんということで使うのですが
何分、使ったことがない航空会社ですしそもそもモスクワに降り立ったことがないのでこのように検索して辿り着いたのですが大変素晴らしいレビューでした。
遅延したら、とか飛ばなかったらそんなの関係ないじゃんという話ですが、フランクフルトに夜着く便だと都合が悪いので、乗り換えに15時間もかかるけれど仕方なく昼に着く便にしました。
シャーロットで9時間、かったい椅子に座って夜を明かしたことがありますが15時間となるとキツいなあと思っていたものですから、トランジットエリア内にカプセルホテルがあるというのは朗報です。
まして、こちらの情報を拝見するに、乗り継ぎ時間2時間50分のを選んでいたとしたら間に合わなかったかもしれません。
安いので文句を言うのもアレですが、最低限のフライトになることを今から祈っておきます(笑)
初めまして
楽しく読ませてもらっています
娘がモスクワに留学したこともあり頻繁にアエロフロートを使っています
最初不安がありましたがなんら問題なく過ごしています
私自身商社系の仕事をしていることもあり頻繁に海外に行っていますが 外国に行く時はなるべくその国のエアラインを使うことにしています そして外国の機内に乗った瞬間にここはその国だ外国だと認識するようにしています
機内に入った瞬間にもう外国なので不便も含めて受け入れなければいけないと思ってます
日本の常識を海外に持ち込むことはいけないと思っています
乗り換えのうまくいかないなどで不満を言う人がいますがナンセンスですそこは外国であり私たちが好きで行ってるだけで 誰も来いって言ってるわけでもないです
そういう意味でいろいろなトラブルも含め楽しめている筆者に共感できますこれからも面白い情報をお待ちしてます
始めまして(=^・^=)
アエロフロートも以前に比べれば全然良くなったんですね〜(^_^;)空港もきれいで(^^)
かつてまだ共産圏という言葉がリアルタイムだった昭和末期、機体はツポレフやイリュージョンで雨漏り&トイレの累積うんこは普通(鼻をつまみながら用を足す)スチュワーデスではマツコデラックスで仏頂面、共産圏の国でのトランジットは建材なようなパンとチーズでコカコーラが高給品。トランジット客の使った米ドルを空港職員が奪い合いでみんなの前でおばさんヒステリー丸出し大喧嘩(^_^;)
ちなみに昭和末期のイクキエアの厚化粧おばさんによる念入りすぎるボディチェックも凄かったねー(^_^;)
そんな経験ができたことは今となっては貴重ですね!
アエロフロートは毛嫌い人が多いとはいうものの西欧化してしまって不評の原因はもうほとんど国際線で見ることはできなくなってしまいましたね
上記の投稿などまるで子供程度の悲劇。もっとひどい体験は2019-1-5、6にかけて起きたトランジット。具体的にかくと、自分の場合はローマーモスクワ経由ー成田であるが、本来5日午前11時に日本到着が、6日夜10時になってしまったケース。自分の場合はまだ乗り継ぎできなかった代替搭乗券は一応もらえたが、気の毒なのはロンドン、パリからモスクワトランジットとなった人々で結局自腹で成田便を購入させられた人々が複数いたことである。とりあえず自分のケースをかく。
ローマーモスクワ便はほぼ定刻にモスクワに到着。ここで問題。バスで飛行機から空港建物に行くのだが、1便バスが出発して2便がくるのに多少遅れる。2便は20名以下しかいないからバラバラだったが、建物ついて仰天。手荷物検査窓口1つで係官は多分2名のみ。ほかの便の客も押し寄せ行列もなにもなしでまるで大晦日前の浅草や明治神宮梅の混雑ぶり。到底窓口まで到着できない。自分の場合は40分くらいかかったが、ロンドン便パリ便などのケースは飛行機が30分遅延、バス便が3番目などもあり、手荷物検査の雑踏超えで2時間以上かかった人もでたらしい。これじゃいくら乗り継ぎの時間があっても無理。自分の場合はようやく通過して乗換便までいったら、すでに乗継便は出発済み。わずかに遅れたことが致命傷になったが、この後の対応が猛烈に悪い。アエロフロートの窓口は3名の係員だが、そこにわんさと乗り遅れの群衆が殺到して、我先の争い。ここで滅茶苦茶な行列なしの雑踏で3時間以上たたされ漸く代替便の搭乗券をもらったが、これがなんとモスクワー北京ー上海ー成田というトンデモない搭乗券で安物の中国東方航空の便である。しかも北京では乗換なのに一旦手続き上中国に入国し再度出国という手続きのため、猛烈に忙しく時間もあまりない。それでも到着よりほぼ11日半おくれて日本に到着。夜で帰りのバスなく、しかたなく一部はタクシーを使わざるを得ず余計な費用の発生となった。だが、自分の場合はまだよい。気の毒なのはロンドン、パリからの人々で、乗り換え時間が2時間半あったからという理由で代替搭乗券ももらえなかった人が出たことだ。この人たちは例えばパリ便だと飛行機が30分遅延、さらにバスでモスクワ機場の建物につくのに第3便バスになったためさらに遅れ、さらに他国の人々が群集し秩序なく押しかける手荷物検査場の通関だけで2時間以上という人もでたから、これじゃ乗換なんて無理。それを文句いっても係員は対応が官僚そのもので一向に動ぜず、規則によって乗り継ぎが1時間までなら対応するがその他はダメという。結局自腹をきってモスクワ―成田便を購入したというありさま。これじゃまるで強盗ふんだくりに等しい。
さらに腹立たしいのは、自分の場合もそうなのだが、6時間以上の乗り継ぎが遅れた場合はホテル代と食事券をくれるという規則らしいが、白人が何人か貰っているのに日本人中国人などはけんもほろろの対応でもらえず、翌日地祇の便に乗る直前、同じ目にあった人がネットで調べてレギュレーションを発見、それを示したら即座に食事券だけ呉れたが、パリ、ロンドンの人々は同じく2時間以上の乗り継ぎ時間があったはずということでもらえない。 白人には出すが、黄色人種の日本人などには出さないとしか思えない対応に人種差別だと言ったら、中国人が中国人差別だと同じ趣旨の発言をしていた。
なお、発券当時、モスクワ―北京―成田という便の北京―成田があまりに時間がかかるから変だと思い、何度もダイレクトに北京―成田に行くのか?時差を考えてもおかしいと聞いたら、係員は時差の関係でそうなるのでダイレクトと言い張ったが翌日別の日本人で同じ目にあった人がネットで調べたら、北京―成田直行ではなく、北京ー上海(乗り換え)-成田という便であることがわかり、即時に文句を言いにいったら、いやなら翌日回しだという対応。結局泣く泣く上海経由成田というざまになった。これがアエロフロートの対応である。ホテル代、食事券の拒否も不快だが、ここには書ききれないその他の面でいろいろと問題だらけ。今後、よほどの事情がない限り、アエロフロート使用のモスクワ経由便は使うべきとは思えない。使う以上、損失もありうるとの覚悟も必要。
パリ、ロンドン便の人など、正価のビジネス座席はありますとのことだが、冗談じゃない。安いからアエロフロートを使う気になったのでわざわあざ室内サービスも悪いビジネス便を使うバカがどこにいる。 腹立たしいってない話だ。この経験は多くの人が共有してほしいと思う。
コメントありがとうございます。
手荷物検査やIDチェックに2時間近くかかるというのは結構普段からのことで、乗り継ぎには余裕がありすぎるくらいがちょうどいいと本文中にも書いてある通りです。
また、振替便についてですが、アエロフロートはスカイチームということで、スカイチーム系中国東方航空があてがわれたことに関してもやむを得ないものと思います。日本にはスカイチームの航空会社はなく、モスクワからだとスカイチームの航空会社はアエロフロートを除いて日本への直行便がないので、アエロフロートの便に空席がなければ経由便があてがわれる、これも含めてのもともとの料金設定だと割り切る必要があるかと思います。
いずれにせよ色々航空機のトラブルはつきもので、それがモスクワというちょっと複雑な場所で起こると色々ややこしくなるということも含めて公開させていただきます。
予定では2時間のトランジットでしたが飛行機が遅れて、実質1時間の乗り換え時間しかなかったので、荷物は1日遅れで成田に到着しました。自宅に送ってもらったのですが、鍵はかかっていたのですがこじ開けられたんでしょうね、鍵が開けにくくなっていましたし、服がはみ出していました。現金も抜かれていました(入れとくほうがバカですね)。別口の財布もチャックが空いていましたが、小銭しか入れてなかったので、こっちは無事でした。おそろしあ…
それは災難でしたね、、、ロシアならではの経験ができたということでプラス思考に行くしかないでしょう。
ただ、現金を入れておくと盗難などではなくとも、単純に持ち込み額が著しく制限されているので探知犬などに嗅がれると没収もしくは差し押さえになるのはロシアだけではないので注意されることをお勧めします。
shunさま。こんにちは。今航空券を取ろうか考えているところなのですが。アイルランドのダブリンまでです。乗り継ぎ2時間ではじめてとなると難しいと思いますか?
普通の空港だと余裕です、といいたいところですがモスクワで2時間は結構ギリギリの領域に入ると思います。
ただ全然無理な時間ではないですし、夏など混雑する時期を除けば大丈夫かと思います。
基本空港スタッフはヘルプしてくれませんが、逆にいえばどうにも時間が間に合わなさそうな時にすこし図々しく最前列に入り込んで「時間ないから」と割り込むくらいどおってことない(みんなやってる)ので、2時間だったら僕は取ると思います。
ただ優雅に後ろから来る人を親切に前に入れてあげよう、みたいに日本人をやってるといっこうに自分の番がこないっていうくらい中国人やインド人、アラブ人を中心に割り込んで来るので気をつけてください。
トランジェトであれば、ロシアビザなしでモスクワ空港内にいれますよね?
空港から出ることはできませんし国際線エリアから出ることもできませんが、もちろん国際線トランスファー用のターミナル内には好きなだけいることができます。
こんにちは。私はソ連崩壊の翌年1992年にアエロフロートでイルクーツク往復をしましたが、共産主義時代からのフライトアテンダント教育、目を疑うような帰りの機内食にショックを受けたのを覚えています。今ではずいぶん立派になったのですね。価格が安いのも魅力ですね。
ヨーロッパに行くのに久しぶりにアエロフロートを使おうかと考えているのですが、モスクワの空港で乗り換え時間がかなり長い場合、パスポートだけで空港の外に出ることは可能でしょうか?旧ソ連諸国ではいまだにバウチャーが必要と聞きました。ご存じであれば教えてください。
機内食は今も褒められたものではないですが、サービスのレベルは随分と上がっていると思います。かなり「教育されている」感が伝わってくると思います。
日本を含め多くの国の国民は訪露時にビザが必要ですので、トランジットであっても入国することはできません。トランジットビザか観光ビザを別途領事館で取らない限り空港内で過ごすことになります。一応モスクワの空港内のターミナルEトランジットエリアに日本でいうカプセルホテル(確か4時間単位で利用可能)のような施設もあるので待ち時間が非常に長くなってしまうような場合にはそういうものを利用するか、もしお持ちでしたら PriorityPass
でも入れるビジネスラウンジを利用するのがおすすめです。
Okaより、今回は成田発モスクワ乗り継ぎでテレアビブ迄の往復で、機内サービスはアメリカ系会社よりやや良く、トイレ内のクリーニングもアテンダントが定期的に行い清潔感があり、最近見かけない歯ブラシセットまであり意外でした。ただ往復共乗り継ぎは約2時間で、適当な待つ時間だったので、気分良くしていたが、帰路で遂にやってくれました、成田便にトランスファーされておらず、その旨連絡が来ており、がっかりと評価落ちです。係官の話では、2時間程度の乗り継ぎでは良くある様で、ハンドキャリーサイズだったので、機内持ち込みにすれば良かったと、後から後悔です、ご用心あれです。
モスクワ2時間は荷物に限らずかなり危険だったりします。
意味のない身分証チェックとセキュリティーチェックがあったと思いますが、夏場なんかはもう完全に「mess」の言葉がぴったりなくらい大混雑して、3時間の乗り継ぎでさえギリギリということがよくあります。
アエロフロートはかなり一流な航空会社になってきてる気がしますが、空港側の改善が伴ってないというのが実際のところな感じがします。
貴重なご報告ありがとうございました。
私は成田初でしたが、しっかり重量を測られて詰めなおしをさせられました。
私のほかにも何人か必死につめなおしていたので、結構厳しい印象。
私が乗った際は受託荷物2キロ超過してましたがスルーでしたね。
成田でもシェレメチェボでもプルコヴォでもカウンター前で荷物を詰めなおしてる方というのも見ませんでしたし。
コメントありがとうございます。
成田など日本人職員のところはアエロフロートに限らず荷物や対応は臨機応変のことが多いようです。
ウィーンの空港ではアエロフロートのカウンター前で修羅場が起こってることをよく見かけました。
空港の違いや、搭乗率、時期タイミングなど色々運なところも多いと思われます。