ロンドンの夏は本当に残念すぎるほど雨が多く、8月末になっても1度も半袖を着ることなく夏が終わる気配を感じる。
せっかつ夏休み旅行にきたのに、夏は果て何処へやら、、、。
とがっかりするのはまだ早いですよ!
ロンドンから片道2時間、南イングランドのイーストボーンは海が美しいリゾートタウンであるとともに、死ぬまでに一度は訪れたい絶景と言われる名所「セブンシスターズ」があります。
今回はそんなセブンシスターズへの旅を紹介します。
1. ロンドン〜イーストボーンで列車旅
絶景名所として有名なセブンシスターズへロンドンから向かう場合には、最寄の街であるイーストボーンから入ることになります。
ロンドンからイーストボーンへはロンドンビクトリア駅 London VictoriaからSouthern Lineに乗って移動。所要時間は約1時間半。
チケットは駅窓口で当日購入の場合日帰り往復32ポンド(2017年8月現在)、事前にオンラインで購入すると割引が適応されます。
ちなみにオンラインで購入する場合には3人以上同時に購入し、さらに平日のラッシュ時間を外したオフピークチケットを購入すると、往復1人あたりたったの20ポンドという格安料金で購入することができます。
ロンドンからイーストボーンへといく場合にはロンドンビクトリア駅からいくのが一番一般的。
ビクトリア駅からSouthern Railwayを利用して南下していきます。
利用した列車はこちら。
ちなみに今回ちょっとした事件が発生。最初はのんきに座っていたのですが、車掌に次の駅で切り離すから前の車両に移らないと違うところにいくよ、と教えられ慌てて車両を移動する羽目になってしまいました。
同じようにぞろぞろと他の車両へ移動する集団が多発していたので、慣れない旅行者には気づきにくいポイントなのかもしれません。
というわけでロンドンから南下する際には乗る車両に気をつけるようにしましょう。今回は車掌の乗車券チェックに救われました。
2. 夏が来ないイギリスで海水浴?
イーストボーン駅に到着したらメインショッピングストリートに沿って徒歩10分ほど歩くと海岸線に出ます。
イギリスで海水浴とか絶対ありえないと思っていたのですが、さすがイングランド最南端の沿岸街イーストボーン。
水はとても透き通っていて綺麗。晴天ということもありまさにビーチリゾートの様相を呈しています。
まるでカリブ海やイタリアかのようなとても青々とした綺麗な海がありました。しかもこの日は快晴。水温はやや冷たさそうではあったものの海水浴や日光浴を楽しむ人で賑わっていました。
夏場で天気が良ければ、イーストボーンはおすすめ日帰りリゾートです。
3. ホップオンバスで目的地へ
イーストボーンの海を眺めているだけでもとても気持ちがいいのですが、最終目的地セブンシスターズへと向かいます。
イーストボーンの海岸線にホップオンバスの発着場があります。2階建てのオープンバスで、1度チケットを購入すれば24時間乗り放題。料金は大人10ポンド、学生・子供5ポンドです。
セブンシスターズまでは路線バスでもいけるのですが、本数が少なく、しかもセブンシスターズの名所間を移動するのに徒歩だけだとかなりシンドいので、このバスを利用することをお勧めします。
30分に1本の間隔で運行しており、途中様々な停留所を回りながらイーストボーンとセブンシスターズを周遊するのでとても便利。
このホップオンバスを使う上で覚えておくべき停留所は以下の2箇所。
- Beachy Head
- Birling Gap
Beachy Headではセブンシスターズの崖の上を散策することができ、そこから見る地平線やイーストボーンの街並みは絶景そのもの。
一方、Birling Gapでは海抜レベルから典型的なセブンシスターズの姿である白亜の崖を見上げることができます。
今回はセブンシスターズの入り口でもある「Beachy Head」という停留所で下車しました。この目の前にある丘を登って行くと絶景を望める場所にたどり着きます。
4. 見ずには死ねないセブンシスターズ
「Beachy Head」、名前の通り丘の上にありイーストボーンの街並みを一望できる絶好のロケーション。
週末なだけあって多くの人がハイキングやキャンピングを楽しんでいました。海の色が本当に綺麗。
反対側はこんな感じ。まだここからはあまり断崖絶壁を覗き込むことはできませんが、すでに雰囲気はかなり出ています。
ちなみにこの写真の中央下部分にかすかに見える建物が次の目的地。バスでもいけるのですが天気がとてもいいので、崖沿いの散策路らしき場所に沿って歩いて向かうことにしました。
途中名所の1つでもある灯台を発見。
かなり高さがあるので覗き込むのはかなり勇気がいります。まだこの高さになれてないこともあって、這いつくばりながら断崖から撮影。
この写真だけみてイギリスと答えられる人はほとんどいないんじゃないかっていうくらい空も海も青い。
天気がいい日に来れれば本当に見事な絶景を楽しむことができます。
ちなみに崖沿いにはこんな怖い標識がたくさん立っているんですが、なんせ柵もロープも何もないので本当にギリギリのラインを歩くことができます。
ただ道中いくつもの十字架が建てられているのをみかけたので無茶は禁物。
本当に美しい。
一緒に行った3人で「Breathtaking!!」だとひたすらはしゃいで無駄に走ったり飛び跳ねたり。
が、そんな元気も束の間。はっきり行ってBeachy Headから目的の次のスポットまで結構遠い。というかかなり遠い。
奥に一本道(?)の先にぽつっと見えるのが次のバス停で、あそこまで歩く以外の選択肢はありません。
しかも一見平地に見えるこの大地も、実はかなり急なアップダウン。大自然の絶景に感動しつつもだんだんと表情が曇るとともに足の動きが鈍くなってきます。。。
しかもものすごい強風にあおられながらの移動なため結構体力的にもいい運動。表情にも陰りが(友人2名出演許可済み)。
というわけで途中の小休憩は必須。きつい上り坂を登りきったところで、皆倒れこむように休憩入り。
その後1時間ほど歩いたところで次のバス停に到着。
ここで改めてホップオンバスにのり、次の目的地 Birling Gapに向かうことにしました。
ここはまさに観光地という感じで小さな博物館やレストラン、カフェなど設備も整っていました。観光バスも止まっていたので団体ツアー観光客はここで下車するようです。
ここは比較的崖の高さも低いため、施設に併設された階段を使って海抜レベルまで降りることができます。
ここからの景色はまさに典型的なセブンシスターズの光景。
白亜系チョークからなる海食崖が圧巻の景色を作り出しています。
崖の上側から見るのと下側から見るのではその雰囲気も随分と変わって見えます。
いずれにせよ絶景には変わりなく、死ぬまでに一度はみたい、というキャッチコピーがつくのもよくわかります。
5. 最後に
いかがでしたか?
イングランド南部にある絶景セブンシスターズを紹介しました。
ここは「死ぬまでに1度は訪れたい絶景」でもよく紹介される名所ではあるのですが、なかなか海外からの観光客にはまだまだ知られていない秘境でもあるため、真夏の週末でもほとんど混雑はありませんでした。
もちろん日本人らしき人とは一人もすれ違わず。
ですがロンドンから片道2時間程度で訪れられるので、ロンドンの大都会の雰囲気に疲れてきたら少し足を伸ばして大自然の力を感じに行ってみてはいかがでしょうか。
断崖上からの景色はBeachy Headから徒歩で進んでいる間が最高、下から見るなら間違いなくBirling Gapからです。それなりの距離をあるく必要はありますが、体力が大丈夫な人は是非徒歩での移動がおすすめです!
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