ちょい辛口?ANAプレミアムエコノミークラス欧州国際線搭乗記

日本のナショナルフラッグキャリアの1つ、スターアライアンスグループの全日空ANA。

日本から欧州複数都市へと直行便を運行しており、観光やビジネスなどの力強い味方になります。

私自身スターアライアンスの上級会員資格を保有していることもあって、国内移動はもちろん国際便でもANAをよく使うヘビーユーザー。

今回はそんなANAプレミアムエコノミークラス搭乗レビュー(ドイツフランクフルトー羽田便)を紹介します。

1. 機体

ボーイング777

日本と欧州を結ぶ長距離線の運行にはボーイング777型、もしくはボーイング787型が使われています。

今回搭乗したのはボーイング777-300。ANAが現在所有する機体の中では定員数最大の大型旅客機です。

787ドリームライナーと比べると真新しさという面では劣りますが、それでも機体は比較的新しいものが多く内装・外装ともにとてもきれいに保たれています。

こういう外見面を整えるのはまさに日本という感じでしょうか。

2. プレミアムエコノミー座席

ANAプレミアムエコノミークラス

プレミアムエコノミークラスはビジネスクラスとエコノミークラスの中間に位置しており、2−4−2の座席配列で全32座席。

12月中旬に利用しましたがプレミアムエコノミークラスには空席がかなり残っていたため、このようなオフシーズンではANAの上級会員メンバーである場合には無償のアップグレードの確率は高いように思います。

ANAプレミアムエコノミークラス

エコノミークラスよりも前後幅は広く、足を伸ばしても前の座席にぶつかるということはありません。

フットレストやヘッドレストなどエコノミークラスにはないものも設置されているため、長時間の移動であっても比較的楽に過ごすことができます。

ANAプレミアムエコノミークラス

モニターはタッチパネル式の大型モニター。最新の映画やテレビ、ゲームなどを楽しむことができます。エンターテイメントの種類にクラス間格差はありません。

その他コンセントやUSB端末なども各座席に完備されています。

3. アメニティ

プレミアムエコノミークラスのアメニティはエコノミークラスのものに少しだけプラスアルファがあるといった感じ。

座席にはブランケットと枕(エコノミーと同一)、ノイズキャンセリングヘッドフォン、そしてスリッパが最初から備え付けてあります。

それに加え、希望者には歯ブラシ、耳栓、アイマスクの配布が着席後にありました。


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4. サービス・機内食

まず機内に乗り込み着席するとウェルカムドリンクが配られました。オレンジジュースもしくは水から選ぶようになっているようです。

尚、国内線のプレミアムクラスのような一人一人への挨拶のようなものは特にありませんでした。

離陸後1時間経過すると1回目の機内食がでてきます。

ANA機内食

食事の内容はエコノミークラスと同一で、選択肢はカレーか白身魚の餡掛けでした。

着陸約2時間半前頃になると2回目の食事が配布されます。こちらもエコノミークラスと同一のもの。お粥とエッグベネディクトの選択肢でした。

食事のクオリティは、エコノミークラスと同じなので決してクオリティが高いともいえず、不味くはないですが、褒められたものでもないというのが本音。

また1回目の選択肢がかなり和に偏っているので、欧米の方にはどうなのかなという印象です。またパンもビニール袋入りなパサパサのものが出てくるのも残念。

機内食レベルはヨーロッパ系エアラインのトップであるルフトハンザ航空やスイス航空、アジアで定評のあるタイ航空、シンガポール航空などと比べるとどうしても見劣りしてしまいます。

プレミアムエコノミーで嬉しいのは、1回目と2回目の食事の間に、ビジネスクラスと同じ間食メニューやドリンクメニューをオーダーすることができるということ。

特に一風堂のカップ麺はかなりそそられます。ただ匂いがきつく1人食べてるだけでキャビン中がラーメン臭に包まれるので、食べるのはちょっと気を使うというのが本音。

特に横に欧米の人が座ってると麺をすするのも躊躇してしまいます。

5. CA対応

ANAに限らず日系航空会社の共通点ですが、機内食などメインのサービス時間以外でも頻繁にキャビンを周り水や飲み物などを持ってあるいてくれるため、きめ細かいサービスはしてもらえます。

特に欧米系エアラインだと機内食サービスが終わった後は1時間に1回くるか来ないか、という感じですがANAの場合にはかなりの頻度でキャビンを回ってくれるため、何か希望がある際などに伝えやすいのは嬉しいところ。

一方で、改善点があるとすればやはり語学力。国際線CAなのでせめてもう少し英語ができる人材を揃えて欲しいと思います。

発音が悪いとかそういうレベルならまだ許せますが、英語で話しかけられて何を言っているか理解できていないことがしばしばあるため、最低限のサービスという意味でも要改善です。

また英語での機内放送を「外人」クルーに任せるのもどうかと思いました。しかも今回の英語放送をしていたのはスペイン語なまりのノンネイティブ。外見で外人枠、みたいなのはいかがなものかなぁと思います。

更にいえば、95%の確率でANAの機内放送は「Enjoy your fright(恐怖を楽しんで)」となっているのでせめて「Flight」と発音できるよう頑張ってください。

6. 総評

いかがでしたか?ANA欧州線プレミアムエコノミークラスの搭乗レビューを紹介しました。

一言で言うと、エコノミークラスにちょっと毛が生えたという感じ。座席がただ広くなるだけ、と割り切るならいいですが、プレミアムエコノミークラスの正規料金を払って乗るだけの価値があるかはかなり微妙なところです。

残念ではありますが、欧米やアジア・中東のメガキャリアなど他社のプレミアムエコノミークラスと比較するとかなりランクが下がるように感じました。

特にシンガポール航空やタイ航空、欧州系ナショナルフラッグキャリアのプレミアムエコノミーはビジネスのやや下、という扱いなのに対しANAのプレミアムエコノミーはエコノミーのやや上という感じ。

その両者には大きな隔たりがあるというのが実際です。

普段からよく使うANAだからこそあえて今回は辛口レビューをしてみましたが、是非ANAにはサービスの改善とCAのレベル向上(特に語学レベル)に努めてもらい、海外からの利用者にも選ばれる一流航空会社へと育ってもらいたいと思います。

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