タイ王国のナショナルフラッグキャリアであり、日本にも就航しているタイ航空 Thai Airline。
その中でも、成田ーバンコクを結ぶ路線にはエアバス社の超大型総2階建旅客機であるA380が投入されています。
今回はそんなA380のエコノミークラスに成田ーバンコクーロンドンの2路線で利用したので、搭乗記を紹介します。
1. エアバスA380
A380はエアバス社が誇る総2階建の大型旅客機、なんとエコノミークラスだけでも400席以上もあります。
今回利用したタイ航空の場合、日本線においては成田ーバンコク線で投入されているため、成田からタイ航空を利用する場合にはこのA380に搭乗することになります。
1階は全席エコノミークラス。2階はファーストクラスとビジネスクラスがメインですが後方に一部60席弱ほどエコノミークラスが設定されています。
今回利用した成田ーバンコク、バンコクーロンドンともこちらの記事で紹介している通り2階席のエコノミークラスを利用しました。
2. 成田ーバンコク線搭乗記
まずは成田ーバンコクまでのA380搭乗記を紹介します。
a. 搭乗
A380は非常に大型で収容人数が大きいため、成田ではしっかりと搭乗の順番が座席ごとに決められます。
上級会員や子供連れなどの優先塔乗のあと、2階席エコノミークラスの乗客から塔乗が開始されます。
350人近くいる1階席エコノミークラスの乗客とは並ぶ列が区別されるため、大行列に加わることなく非常にスムーズに塔乗できるのが2階席エコノミークラスの特徴。
まず機内に入ると、まだ誰もいない1階席を最後方まで進みます。この時点ではまだ2階席の乗客しか案内されないため非常にスムーズ。
そして1階最後方へと進むと、2階へ上がる階段があるのでそれを上がります。
ビジネスクラスやファーストクラスの乗客は機体前方から、エコノミークラスの乗客は機体後方の階段を使って2階に上がることになるため、基本出会うことはありません。
2階にあがってすぐの部分がエコノミークラスのエリアになります。全部で60席弱、列にして7列しかないため非常にこじんまり。
前方部分はビジネスクラスですが、離陸後はカーテンで区切られるため基本的には後方部分のみ利用します。
b. 2階席エコノミークラス座席
今回利用したのは2階席エコノミークラスの窓側。
この窓側座席のいいところは、なんとシートと窓の間にサイド収納が設置されているところ。ハンドバッグやラップトップコンピュータなどはこちらに収納可能です。
さらに、この収納と座席部分にも20~30cmほどのスペースが空いており、そこに足を伸ばせるためかなり広々。
この矢印で区切った部分に足を延ばすことができます。2階席窓側のエコノミー特権としてかなり広いレッグスペースを手に入れることができます。
もちろんサイド収納部分にも腕を置いたり、物を置いたりできるのでとても広々で快適。A380を利用される際には2階席窓側のエコノミー特権がおすすめです。
c. エンターテイメント
もちろんエンターテイニングシステムも完備。最新の映画やゲームなどを座席モニターで楽しむことができます。
映画は日本語字幕のみならず吹き替えのものも多くあり、英語が苦手な方でも十分楽しむことができます。
また、成田ーバンコク線のみならずバンコクーロンドン線など日本路線以外でも、モニターを日本語表記にしたり日本語吹き替え版映画を鑑賞したりができるようになっていました。
d. 離陸後のドリンク
まず離陸後にワンドリンクとおつまみが配られました。ドリンクは、アルコール類を含めかなり豊富。好みに応じて注文してください。
e. 機内食
離陸後の食事です。チキンカレーかフィッシュソテーが選べましたが、せっかくのタイ航空ということでチキンカレーを選択。
少しスパイスが効いていてピリ辛でしたが、非常に美味しかったです。タイ航空の機内食が美味しいという評判は間違いありません。
ちなみに、成田ーバンコク線は約6時間弱の中距離フライトのため食事はこの1回のみでした。
f. 着陸前のおやつ
着陸2時間ほど前になると、おやつとしてアイスクリームが配られました。味はバニラか抹茶。合わせてドリンクのサービスもありました。
g. サービス
タイ航空はかなりサービスにも定評があるということは聞いていましたが、実際に食事中に何度もドリンクを配りに来たりパンのおかわりを聞いてくれたりと、とてもきめ細かいサービスだと思いました。
また「微笑みの国」と呼ばれるタイ王国ですが、タイ航空も「スマイル」を売りにしており、CAが皆とてもフレンドリーで丁寧。
とても男性CA(やオカマCA)も多く乗っていますが紳士的(といっていいのか?)な対応をしてくださりとても気持ちがいいものでした。
3. バンコクーロンドン線搭乗記
次にバンコクからロンドンまでのタイ航空エアバスA380塔乗記です。
基本的にはほとんど同じですので、ここでは機内食を中心とした紹介とします。
a. 座席
もちろんここでも2階席の窓側を選択。エコノミークラスとはいっても本当にごくわずか一角のみなため、居住性が高く快適です。
CAのサービスも行き渡っており、ここでも2階席のメリットを完全享受。
b. 離陸後の機内食(夕食)
離陸後に1回目の食事が出ました。
メニューはチキンガパオライスかビーフシチュー。バンコク発の便ということもあり、ここも躊躇なくタイ料理であるガパオライスを選択しました。
ちなみに、塔乗したバンコクーロンドン便は夜中の1時10分出発。機内食が出たのは2時を回っていたため、あまり食べる予定はなかったのですが、あまりに旨くて完食。
機内食とはいえ普通にお店で食べるガパオライスそのものでした。
c. 着陸前の機内食(朝食)
10時間を超える長距離フライトということで、着陸2時間前に朝食が配られました。こちらは1種類のみでソーセージやオムレツ、ポテトフライなど。
こちらは機内食としても平均的なレベル。
d. 機内誌
さすがタイ国民に絶大な支持のあるタイ王室。機内誌の表紙も国王ラーマ10世が飾っていました。
ちなみに2016年に亡くなったラーマ9世のメモリアルバッジをCAが皆つけていたりと、やはり王室との絆をいたるところで感じます。
4. 最後に
というわけで、成田ーバンコクーロンドンをタイ航空で渡航してみました。
エアバスA380の2階席エコノミークラスを確保できたこともあり、長時間とはいえとても快適なフライト。
またCAのサービスや機内食のクオリティもエコノミー特権としてはとても満足のいくものでした。はっきり言って日系よりもサービスのクオリティは上。
ANAの上級会員は持っていますが、最近の日系エアラインのレベル低下にはややがっかりしているのでもう少しレベルアップしてもらえればと思います。
非常にコストパフォーマンスがいい航空券を多く販売しているタイ航空、是非利用する機会があれば試してみてください。
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