ヨーロッパの中心部にあり、フランス、ドイツ、ベルギーに囲まれた内陸国、ルクセンブルク大公国。
ナッサウ=ヴァイルブルク家が世襲で君主として国を統治しており、現存する世界で唯一の大公国としても知られています。
そんなルクセンブルクは美しい大自然に囲まれた要塞都市として有名で、近年日本からの観光客も個人旅行者を中心に徐々にではありますが増えてきました。
今回はそんなルクセンブルク旅行者の方に是非訪れてほしいルクセンブルクおすすめの観光スポットを15ヶ所厳選して紹介します。
1. ノートルダム大聖堂
1621年にイエズス会の教会として建てられ、現在ではノートルダム大聖堂として使われているルクセンブルクの顔ともいうべき教会。
ルネッサンス様式やバロック様式など様々な建築様式が取り入れられた珍しい建物で、世界遺産として登録されている「ルクセンブルク市街: その古い町並みと要塞都市の遺構」の一部を構成しています。
内部はとても広く、3つのパイプオルガンと非常に多くの美しいステンドグラスが特徴的。座席に座り、ゆっくりと身を清めてみてはいかがでしょうか。
名称(英語): Notre-Dame Cathedral
名称(仏語): Cathédrale Notre-Dame
住所: Rue Notre Dame, 2240 Luxembourg
入場可能時間: 10:00〜12:00・14:00〜17:30(日: 13:00〜17:30)
2. 憲法広場
ルクセンブルク旧市街の入り口部分にある広場で、第1次・第2次世界大戦や朝鮮戦争で命を落としたルクセンブルク人兵士の慰霊のために建てられた記念碑、通称Gëlle Fra (Our lady)が設置されています。
広場からは、ルクセンブルク市街を代表する大橋「アドルフ橋」を一望することができるほか、要塞都市と呼ばれるルクセンブルクの起伏の激しい地形とそこに建てられた建築群を一望することができます。
名称(英語): Monument of Remembrance
名称(仏語): Monument du souvenir
住所: Place de la Constitution, 1478 Luxembourg
3. ムンステ通りの橋
ルクセンブルク旧市街の城壁の外、城下に広がるエリアにあるムンステ通り Rue Münster。そんなムンステ通りの中でも特にアルゼッテ川にかかる橋の上は知る人ぞ知る絶景ポイント。
ルクセンブルクの絶景というとつい城壁の上から見下ろすビューが有名ですが、下から上を眺める景色も欠かすことはできません。
日暮れ後にはライトアップされ日中とは全く異なる雰囲気になるので、時間帯を変え複数回足を運んでみてください。
名称(仏語): Rue Münster
住所: Rue Münster, 1238 Luxembourg
4. ルクセンブルク大公宮殿
ルクセンブルクの君主であるルクセンブルク大公とその一家が居住している大公宮殿。建物の起源はこの場所に16世紀に建てられた市庁舎まで遡りますが、破壊・再建・増築を繰り返しながら現在の姿になっています。
もともとは市庁舎としての機能がありましたが、1890年に大公宮殿(公邸)として使われるようになり、その後100年以上もの間ルクセンブルク大公一家の主な居住場所となっています。
内部見学は夏場のみガイドツアーが行われています。
名称(英語): Grand Ducal Palace
名称(仏語): Palais Grand-Ducal
住所: 32 Rue de l’Eau, 1449 Luxembourg
HP: www.lcto.lu
5. サン・ミッシェル教会
ルクセンブルク市で最も古い教会として知られるサン・ミッシェル教会。987年に起源となる教会が築かれ、その後破壊、再建、改築を経て1688年に現在の姿になりました。
ロマネスク様式とバロック様式が組み合わさった美しい教会で、ノートルダム大聖堂と共にルクセンブルクの主要な教会として観光客を惹きつけています。
名称(英語): Saint Michael’s Church
名称(仏語): Église Saint-Michel
住所: Rue Sigefroi, 2536 Luxembourg
6. ボックの砲台・要塞壁
ルクセンブルク旧市街を取り囲む堅城な要塞壁。その内部には18世紀に当時統治していたオーストリア軍によって地下要塞が築かれました。
内部は博物館として公開されており、当時作られた数多くのトンネルや通路、そして現存する数少ない砲台などの武器も展示されています。
また内部に入らなくても、この要塞壁上部から見る景色はまさに絶景。
ルクセンブルクの城下を一望できる絶景ポイントとして必見です。
名称(英語): Bock Casemates
名称(仏語): Casemates du Bock
住所: 10 Montée de Clausen, 1343 Luxembourg
開館時間: 10:00 – 20:30
7. デュ・パレ通り
ルクセンブルク大公宮殿とサン・ミッシェル教会の間に挟まれた細い通路、デュ・パレ通り。
Google mapなどでも通りの名前が載ってない非常に細く短い通路ですが、中には非常に歴史を感じさせる井戸や建物が残っています。
通路内にはいくつかの隠れ家的なレストランやバーが入っており、夜間には知る人ぞ知るおしゃれスポットになっています。
名称(仏語): Passage Du Palais
住所: 8 Rue de la Loge, 1945 Luxembourg
8. プラエティ通り
要塞壁の下を流れるアルゼッテ川に沿って整備されたプラエティ通り Rue Plaetis。
川沿いの遊歩道となっており、ルクセンブルクの美しい街並みを眺めながら散策ができます。
人通りは少なく、地元の人のジョギング、犬の散歩スポットになっているので、観光客で賑わう旧市街中心部とはまた少し違った落ち着いた雰囲気を感じ取ることができます。
名称(仏語): Rue Plaetis
住所: 1-5 Rue Plaetis, 2338 Luxembourg
9. ルクセンブルク国立公文書館裏
ルクセンブルクで最も美しい景色が見られるスポットがこのルクセンブルク国立公文書館の裏側。
高台になっており、また樹木などの視界を遮るものが何もないため、アルゼッテ川に沿って家々が建ち並ぶ美しいルクセンブルクの街並みを見下ろす形で堪能することができます。
昼間の景色はもちろん、夕焼けや夜景など時間ごとに様々な表情を見せる街並みは何度見ても飽きることはありません。
名称(英語): National Archives of Luxembourg
名称(仏語): Archives nationales de Luxembourg
住所: Plateau du Saint-Esprit, 1475 Luxembourg
10. ギョーム広場
ルクセンブルク市庁舎や市警察本部などの公的機関や、観光案内所などがあるギョーム広場。
こちらの記事でおすすめしているルクセンブルクカードはこの広場にある観光案内所で購入することができます。
また土曜日には青空市場が開催され、新鮮な青果だけでなく工芸品や屋台料理などの露店がびっしりと広場に立ち並びます。
名称(英語): Guillaume Town Square
名称(仏語): Place Guillaume II
住所: 23 Rue du Fossé, 1536 Luxembourg
11. アルム広場とキュール通り
ルクセンブルク旧市街の中心にあり、観光客や地元民で常に賑わう広場。広場は1554年に発生した大火の復興に由来し、現在の広場は1671年にスペイン人エンジニアによって造られたものとなっています。
アルム広場周囲や広場に続くキュール通りにはおしゃれなカフェやレストランがひしめき合い、特に夏場はテラス席で活気づくエリアになっています。
その他第2・第4土曜日にはフリーマーケットが、12月にはクリスマスマーケットが開催されます。
名称(仏語): Place d’Armes
住所: 2 Rue Genistre, 1623 Luxembourg
12. ルクセンブルク国立歴史・美術博物館
様々な時代のルクセンブルクで造られた絵画や工芸品、歴史にまつわる展示品が幅広く公開されている国立歴史・美術博物館。
昔ながらの建物と2002年に拡張された新しい建物の融合もまた素晴らしく、博物館そのものも1つの見所となっています。
ルクセンブルクで博物館に入場するなら第1にお勧めできるスポットです。
名称(英語): The National Museum of History and Ar
名称(仏語): Musée National d’Histoire et d’Art
住所: Marché-Aux-Poissons, 2345 Luxembourg
開館時間: 10:00 – 18:00
13. シェンゲン
ここからはルクセンブルク市を離れて郊外にある魅力溢れる場所を紹介します。まずは、ルクセンブルク南端にあるシェンゲン。フランス、ドイツとの国境を成しており、ルクセンブルク中心部から約1時間で訪れることができます。
加盟国間の移動の自由を定めたシェンゲン協定が締結された場所でもあり、EUの根底を築いた非常に重要な場所として有名。
シェンゲン欧州博物館でEUの歴史やシェンゲン協定について学ぶもよし、20分程度で出来る“3カ国周遊”を楽しむもよし。様々な楽しみ方が出来る美しい街となっています。
14. ヴィアンデン城
ルクセンブルク市から電車とバスを乗り継いで訪れることができるヴィアンデン。そんな街にありルクセンブルク大公国で最も有名な古城がヴィアンデン城です。
ロマネスク調とゴシック調が融合した美しい古城で、現在もルクセンブルク公家が来賓をもてなす際などに使用していますが、普段は博物館として公開されています。
博物館内部では城内の隅々まで見学することができ、ルクセンブルクの歴史や古城の成り立ち、出土品など様々な展示がされています。
15. エッシュ・シュル・シュール
エッシュ・シュル・シュールはルクセンブルク市から電車とバスを乗り継いで約1時間半で訪れることができる夏のリゾート地。
丘の上に立つ古城、エッシュ・シュル・シュール城に登ると、城下に広がる小さな街、シュール川、そしてどこまでも続く大自然が非常に美しい景色を楽しむことができます。
シュール川沿いにはレストランやバーのテラス席が並び、天気がいい日にはルクセンブルク国内外からの観光客で賑わいます。
最後に
いかがでしたか?
ルクセンブルク観光の際には是非足を運びたいおすすめ観光スポットを15ヶ所紹介しました。
郊外の名所も3ヶ所含めましたが3日間あれば今回紹介した場所全て見て回れるはずですので、是非ルクセンブルクを中心部だけでなく郊外まで隅々まで堪能してみてください。
その他ルクセンブルクの町歩きのポイントや実際の絶景風景写真についてはこちらの記事で紹介しているので合わせてご覧ください!
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