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お手軽超広角!オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO作例付きレビュー

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オリンパスから出ているマイクロフォーサーズ用超広角レンズM.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO

35mm換算で14mm〜という超広角レンズは、風景をダイナミックに写すだけでなく星空などにも大活躍。さらにF値が小さく明るいレンズなため夜景などにも最適です。

ここぞという時に大活躍な風景撮り最強レンズであるこのレンズ。今回は作例とともにレビューを紹介します。

1. 開封レビュー

それでは早速購入時の開封レビューをしていきます。パッケージ内容品はこちら。

7−14mmレンズ

レンズ本体に加え、レンズポーチ、レンズカバー、保証書と簡単な取り扱い説明書が添付されています。

PROレンズには最初からポーチがついているので持ち運びには便利。また、このレンズにはレンズフードが最初から固定式で付いているため、別途購入する必要もありません。

レンズの幅径を見てみると、さすがに大口径超広角ズームレンズというだけあってなかなかの存在感。

左から7-14mm F2.8、17mm F1.8、45mm F1.8と並んでいますが、79mmも口径があるだけあってふた回りほど大きくなっています。

超広角レンズ

長径の比較です。やはりコンパクトが売りの単焦点レンズである17mmや45mmと比較すると、倍近く。重量も534gとやはりこの2つのレンズと比較すると倍以上あります。

一方で同等の画角を考えたときに、フルサイズの超広角レンズでは1kg超えが当たり前になるためマイクロフォーサーズ規格を生かして相当コンパクトにまとまっていると言えるでしょう。

ズームをした際には前玉の位置が前後に移動するような仕様になっており、焦点距離7mm時に前玉が最も前方にくるようになっています。

また大きくせり出す前玉の都合上フィルターをつけることができないため、傷などつかないよう取り扱いには少し気を使う設計になっています。

OM-D E-M1 MarkⅡに装着して見ました。

焦点距離7mmの時点では花形レンズフードよりもさらに前玉が前方に繰り出すため、取り扱いには注意が必要。レンズキャップを外したまま移動する際等には常に14mmの位置にしておくことをオススメします。

また7mmで撮影する際にはゴーストの発生等ある程度覚悟が必要かもしれません。

フォーカスリングの質感はさすがPROレンズというだけあってヌルヌル動きます。AF/MFはフォーカスリングを前後にクラッチを切り替えることができるため、撮影中の素早い切り替えが可能です。

2. 特徴

超広角レンズ

焦点距離 7−14mm(35mm換算14-28mm)という超広角レンズ、その画角は114°- 75°と目の前に広がる景色をそのまま全て詰め込んで切ることができます。

大自然の撮影はもちろん、狭い室内の撮影なども奥行きを感じられるダイナミックな写真の撮影が可能です。

大口径

このレンズの特徴はその画角とF2.8という明るさ。そのため日中の撮影はもちろん、室内や夜間の撮影でも本領を発揮してくれます。

防塵防滴

オリンパスのレンズについている「防塵防滴」は本物です。他のメーカーからも防塵防滴を考慮したレンズは出ていますが、オリンパスの防塵防滴に叶うものは未だまだありません。

過酷な環境での撮影でも耐えられる設計がされているため、安心して使えるとプロにも愛用されています。

実際雨に打たれたり、滝の撮影でずぶ濡れになったりと、レンズを水浸しにするようなことを何度もしてしまっていますが全く不調の様子はありません。

耐低温

カメラ凍結

これはオリンパスの製品情報には載っていないことですが、1つ経験談を元に紹介します。まずこの写真、何が起こっているのかを説明します。

スウェーデンのキルナにてオーロラの撮影をするため-30度の環境の中約2時間カメラを使用。撮影終了後、カメラをそのまま室内へ持ち込みました。

すると、屋外でキンキンに冷えたカメラとレンズが室内に入れた瞬間に結露し、そしてその水滴が一瞬で凍結するという事態に。わずか数秒の間にカメラは氷の膜に包まれていまいました。

その後1時間程度で凍結も収まりましたが、カメラもレンズもちろん異常なし。

超低温の中長時間の撮影も問題なくこなし、さらにレンズそのものが凍結するという一大事であっても全く動作に問題を与えることはありませんでした。寒所耐性抜群です。

ちなみにこの時に使用していたカメラ本体はこちらです。

3. 作例

それではここからは実際の作例を中心にどういう画が撮れるのかを紹介していきます。

ブログ運営の都合上、横幅は2000ピクセルに圧縮させていただいています。

風景丸ごと切り取り

7mm作例
焦点距離 7mm

7mm(35mm 換算14mm)の超広角は風景撮りに最適。強いパースを利用することで、奥行きを強く感じさせるダイナミックな写真を撮影することができます。

さらに、7−14mmの2倍ズームレンズということで取り回しも最適。

14mm作例
焦点距離 14mm

7mmじゃちょっと広すぎるかな、という時にぱっとズームをすることでより撮影範囲を絞った写真を撮ることができます。

もちろん最小絞りはズーム全域を通してF2.8。このようなまだ少し薄暗いシーンにも早いシャッタースピードで対応することができます。

同じ場所から撮影した2枚の写真をならべてみました。7-14mmの超広角レンズですので、撮りたい範囲に応じてズームすることができます。

焦点距離 12mm

超広角レンズということだけありパンフォーカスが得意。F4程度まで絞ってやると写真全体にわたって非常にシャープな描写を得ることができます。

夜撮りにも最適

焦点距離 7mm

ズーム全域にわたってF2.8という大口径レンズだけあり、暗所でもシャッタースピードやISOを抑えることができます。

そのためノイズの少ない綺麗な写真や手ブレによる失敗を最小限にできるのがポイント。

特にこのレンズの強みは夜間に発揮されます。

焦点距離 7mm

この超広角を生かした星空の写真や、オーロラなんかをダイナミックに撮影できるのも開放絞りF2.8であるからこそ。

焦点距離 7mm

こちらも7mm F2.8での作例。一列にずらっと並んでいる家屋なのですが、パースにより手前の家と奥の家では向きや間隔が違うように見えます。

あえて超広角レンズの歪みを利用した作品作りなんかも面白くなります。

ダイナミックに室内撮り

焦点距離 7mm

このレンズのもう1つの強みは室内撮影。F2.8という明るさを生かして室内でも手ブレを気にすることなく手持ちで撮影が可能。

また超広角のため床から天井まで広く写すことができます。

焦点距離 12mm

こちらは同じ位置から12mmで撮影したもの。12mmも一般的には十分に広角ではありますが、教会の奥行き感が失われています。

2つ並べてみると一目瞭然。やはり7mmの超広角で撮影したものの方が奥行きを強く感じさせるダイナミックな写真に仕上がっています。

焦点距離 7mm

このような教会だけに限らず、後ろに下がりたくても下がれないような室内での撮影、標準レンズではどうしても狭く感じてしまうシチュエーションに、M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROは大活躍してくれます。

こちらの記事では同レンズを使った様々な状況別の作例を紹介しています。

その他作例

現在旅行に持ち出す最優先レンズとして使用しており、本ブログ観光記事の多くでこのレンズを使用した作例を掲載しています。

写真ギャラリーのスロベニア・クロアチア写真は全てこのレンズで撮影したものですのでそちらも合わせてご覧ください。

4. 最後に

いかがでしたか?

ダイナミックな屋外での風景撮りや室内撮りに便利な超広角レンズ、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROを紹介しました。

今回紹介したM.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROの取り扱い店、詳細はこちら。

7−14mm(換算14-28mm)の超広角ズームがこの値段で手に入れられるのはマイクロフォーサーズ仕様のミラーレス機を持っているからこそ。

フルサイズ機用のものと比べると非常にコンパクトなため旅行用にも最適です。

表現の幅が広がり、様々な場面で重宝することまちがいなし。今お使いのカメラに次のレンズ追加を考えている方は是非導入してみてください!

2件のコメント

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。