フジXマウント用大口径広角単焦点カールツァイス Touit 12mm/f2.8レビュー

富士フィルムレンズレビュー

フジフィルムのミラーレスラインナップであるXマウント向けに、カールツァイスが製造したTouit 12mm/f2.8。

解放f2.8の大口径広角レンズで、名広角レンズに伝統的につけられるDistagonの名前を冠した高性能レンズとして期待されています。

今回はそんなTouit 12mm/f2.8を実際に購入してみたので、開封レビューおよびX-H1で撮影したアムステルダムでの作例を紹介します。

1. 開封レビュー

Touit 12mm F2.8

定価は12万円を超えるこのレンズですが、相場が落ち着いてきた頃9万円ほどで新品購入。

カールツァイスのクオリティコントロールが行われていることを示すステッカーが眩しく光ります。

これこそまさにカメラマンなら誰もが憧れるツァイスレンズ。

Touit 12mm F2.8

箱を開けるとミニマムな梱包ながらツァイスブルーのクッションに包まれたレンズとフードがお目見え。

スムースな表面性状でモダンなレンズであることを感じさせます。

絞りリングはクリック付き、動画をメインに使う方にはあまり向かないかもしれません。また個人的には絞りリングはちょっと軽すぎるかな、という印象があります。

絞りリング、フォーカスリングはゴム製となっており、手に馴染んで使用感はいいものの、長期使用時のゴム劣化などがないのか若干心配な作りになっています。

ただフジのレンズも最近は中国や東南アジアで作られるものも増えてきたため、鏡筒部分にしっかりとMade in Japanと書いてあるのは嬉しい部分。

レンズフードを装着した前面感。マットブラックで統一されていてモダンながらシックなデザインになっています。

カールツァイスが特許を持っているレンズコーティング(Tスターコーティング)が施されている印であるT*のマークが目立ちます。

ツァイスの定価10万円超えのレンズであるので、レンズフードは金属製のものをつけてほしかったなぁというのが本音な部分。

2. 詳細スペック

その他カタログ上の詳細なスペックを以下に羅列します。

  • マウント: Xマウント(富士フィルムAPS-C用)
  • 焦点距離: 12 mm(フルサイズ換算 18 mm)
  • f値: 2.8〜22
  • 最大撮影倍率: 0.11倍
  • 最短撮影距離: 0.18 m
  • フィルター径: 67 mm
  • レンズ構成: 8群 11枚
  • 重量: 270 g
  • 最大径x長さ: 88×68 mm

3. 作例レビュー

Touit 12mm F2.8とX-H1

さっそく購入したカールツァイス Touit 12mm F2.8を手元にあるハイエンド機X-H1に装着し、秋の紅葉が美しいアムステルダムの街中で実写テストを行いました。

その中から何枚か作例レビューとして紹介します。フィルムシミュレーションはビビッド(Vivid)を使用、RAW編集は行なっていません。

尚、ブログの読み込み速度の関係上写真は横1500ピクセルに縮小していますのでご了承ください(クリックで拡大します)

アムステルダムの運河

ISO200 12mm f/5,6 SS1/500

歪曲はほとんどなく無視できるレベル。建物のラインが一直線に伸びてるのがわかると思います。

フィルムシミュレーションもあって高コントラストな写真に仕上がっていますが、決して黒つぶれ、白つぶれすることはなく粘りのある画を出してくれました。

四隅の流れや歪みもうまく修正されているようで、拡大しても小枝の1本1本がしっかりとシャープに改造されており現代の製品らしさを見せてくれます。

ISO200 12mm f/10 SS1/40

APC-Sの12mm(35mmフルサイズ換算 18mm)の広角レンズは、超広角レンズの入り口にあたるレンズですが、歪みが少なく単焦点レンズとしてはとても使用しやすいレンズ。

周辺光量落ちもある程度絞って使う分にはほとんど気になりません。

ISO200 12mm f/8 SS1/70

特に旅行スナップ写真には最適で、フジの発色豊かな色乗りを生かした風景写真を撮ることができます。

ホワイトバランスはオートのまま、フィルムシミュレーションのみの設定にも関わらず、出てくる画はまさに秋を感じさせる色使いに。

ここらへんはフジフィルムの色表現がうまいと言われるところなのかもしれません。

ISO200 12mm f/16 SS1/40

最後に紹介するのがこちらの写真。光芒を表現するためにf16まで絞りましたが、画質の破綻はほとんど見られず、葉一枚一枚をしっかりと認識できる解像感の高い写真になっています。

フレアやゴーストもなく逆光耐性は優れているようです。

明暗の表現はさすがフジフィルムのカメラといったところ。

4. 最後に

カールツァイスからフジフィルムXマウント向けに製造されているTouit 12mm/f2.8を紹介しました。

カールツァイスの名広角レンズの伝統であるDistagonの名前を冠しているだけあり、その光学性能は逸品。

大口径レンズならではのボケや絞った時の解像力の高さを生かした作品作りはもちろん、くせの少なさからスナップ写真用としても使えるこのレンズ。

どんなユーザーの希望をも叶えてくれそうなほど優秀なレンズでした。

フジフィルムXマウントで大口径広角レンズを探している方は是非Touit 12mm/f2.8を検討してみてください。

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