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極地対応、凍結OK!?オーロラ撮影に最適な超おすすめ一眼カメラ

オーロラ
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北欧に留学し滞在しているからこそ、オーロラを観測するというのは一つの目標でもありました。

北欧といってもピンからキリで、プラスの気温で比較的楽に撮影できる環境の場所から、マイナス30度近いところで手足の感覚がなくなりながら撮影したりと本当に様々。

私自身、色々な場所で3000枚程オーロラ撮影をしてきました。そんな私がおすすめする、オーロラ撮影に最適な一眼カメラを紹介します。

1. オリンパス OM-D EM-1/5 Mark Ⅱ

本レビューで使用したOM-Dシリーズ後継機はこちら

なんといってもベストなカメラはこれに限ります。とにかくこのカメラは凄い。オーロラに限らず海外旅行のお供にするには最高のカメラであることは疑いの余地ありません。

以前書いたこちらの記事で総合的になんですごいのかを作例とともに色々紹介していますが、今回はオーロラ撮影ということだけに焦点を当て、このカメラの驚異的な実力を紹介していきます。

ちなみにここで紹介する写真を撮影した機材ははOLYMPUSのミラーレス一眼 OM-D EM-5 MarkⅡ(OM-Dシリーズ中級機)のシルバーになります。

ちなみにEM-1 MarkⅱとEM-5 Markⅱのどちらのシリーズがよりオススメか、と言われると、オーロラ撮影ということだけに特化して言えば今まで使ってきた経験からEM-5 Markⅱに軍配。

機能が若干少ないせいかバッテリーの持ちがよく、カメラの値段も随分と安価なため多少酷な使い方をしても精神的な不安がありません。

注意!

これから紹介する内容はメーカー保証範囲を超えているものもあり、決して推奨されるようなことではないことも含まれます。あくまでも個人のレビューということでご了承ください。

2. 携帯性

ここら辺はミラーレス機の基本なので飛ばして行きます。

ミラーレス一眼の最大のメリットは大きさ。やはり軽くて小さいのは旅行の上では正義です。

カメラ本体はいうまでもなく、超高倍ズームも超広角レンズも、フルサイズ一眼と比べたら非常に小さいので持ち運びが非常に楽。

オリンパスレンズで「巨大」「重い」と呼ばれるレンズでさえ、フルサイズのレンズと比べたら比較ができないほど小型なものばかりです。

3. 防滴性能

カメラおすすめ

さすがにいくら防滴といってもここまでカメラを濡らしたことがある人はあんまりいないのではないでしょうか。

私自身タイムラプス動画を撮るようになってからカメラを三脚固定して放置なんてことが増えているのですが、ここは天候の変わりやすい北欧、気づいたら雨が!なんていうこともしばしば。

屋外にカメラをセットにして、シャワーを浴びて戻ったら、、、土砂降りに打たれていたなんてこともあります。

普通の一眼カメラなら即修理行きの状態ですが、この程度ではまったくビクともしません。水に強いと言うのは本当に心強いです。

4. 耐低温

カメラ凍結

この写真、少し分かりづらいと思うので何が起こったか紹介します。スウェーデンのラップランド地方、キルナにてタイムラプス撮影を行うため、カメラを三脚に固定し屋外に約2時間放置していました。

外気温は-28度。メーカーの動作保証は-10度までとなってますが、-30度近い環境でも動作自体には全く問題がないようでした。

その後撮影終了しなんの対策もすることなく室内へ持ち込むと、一気に結露し、さらにその結露した水滴がギンギンに冷えたカメラで凍結。

ということで、カメラはもちろんレンズも一瞬にして凍ってしまったのです。そしてさらに、その凍結のせいでズームリングが一時回らないなんていう事態にまで発展。さすがに壊れたかも、、、と最悪の事態を覚悟しました。

結論から言うと、その後なんの問題もなく使えてます。というわけでメーカーは-10度まで動作保障といっていますが、-30度でも大丈夫、凍結しても大丈夫、という凄いタフぶりを示してくれました。

5. 低温バッテリー耐性

寒いとどうしても心配になるのがバッテリー問題。氷点下になるとiPhoneは完全に機能停止し、通常の電化製品も充電は一瞬にしてなくなり、というのが常。

カメラも同じで、バッテリーにカイロを当てがってる人や使う直前まで内ポケットで温めている人など色々工夫しているようです。

が、このカメラの純正バッテリーはなぜだか知りませんが寒さに強い。-28度の環境の中、インターバル撮影で600枚(露出時間8秒)ほど1つのバッテリーで撮影可能でした。

ちなみにAmazonで買った非純正の予備バッテリーも持ち込みましたが、こちらは満充電にしていたにもかかわらずたったの9枚で充電切れ。常温使用では全く問題のない予備バッテリーなので、やはり純正バッテリーは寒さ対策もされているのでしょうか。

カメラ本体だけではなく、バッテリーも寒さに強いというのは寒冷地での撮影が多い身としては助かります。

ちなみにOM-D  EM-1 MarkⅱとOM-D EM-5 Markⅱの比較では、EM-5 Markⅱのほうが消費電力が少ないのか極寒環境下でのバッテリーの持ちはよく、タイムラプス撮影などをしてもフル充電であれば300枚以上は-10度の環境でも撮影可能です。

6. 手持ちオーロラ

手持ちオーロラ

このカメラの1つ特徴なのが、どんなフルサイズの高級一眼カメラをもしのぐ手ぶれ補正機能。露出時間2秒程度までなら、手持ちでもかなりシャープな写真が撮れちゃいます。

この写真は、スヴァーバル諸島という北極点に約1000キロという世界最北端の有人島の唯一の街にいた際に突然発生したオーロラを慌てて撮ったもの。

三脚なんて持っていなかったので手持ちでしたが結構しっかり撮れました(SS 2sec, ISO800, F2.8)。

オーロラが手持ちで撮影できちゃうっていうこのカメラは只者ではありません。

7. 広角レンズのお買い得さ

 

オーロラ観測

最後に値段の話。例えばこの写真は超広角7mm(35mm判換算で14mm)、F2.8のレンズで撮影したもので、広角レンズならではの空間の奥行きが出て、オーロラも綺麗に写っています。

やはりオーロラ撮影の際にはこのようなF値の低い超広角レンズが是非欲しいところ。。。ですが、普通の一眼レフかめらでは最高級品にあたる超高価格帯のレンズに当たります。

特にフルサイズカメラだと何十万もするの当たり前だったりして、しかもなかなかデカいので持ち運びには少し抵抗が。

まして外で凍らせるなんて荒技は間違ってもできません。

オリンパスのこの超広角レンズは高いとはいっても10万程度、カメラ備品の相場を考えれば超お買い得レンズに当たります。予算をかけなくてもある程度いいレンズを揃えられるのは嬉しいところです。

この使用レンズについてはこちらの記事で作例とともに詳しく紹介しています。

8. 最後に

いかがでしたか?

かなり体?を張ってカメラレビューしました。レビュー記事を書くためにカメラを凍らせたりずぶ濡れにさせたりしたわけではないですが、結果としてそういうことになってしまいました。

とは言っても、もちろん購入してから一度も修理などに出すことなく今もバリバリ現役で使ってます。

やはりこのタフさはオーロラ撮影はもちろん、それ以上に極地環境での撮影や天気が読めない旅行先での撮影など、様々な用途で大活躍すること間違いありません!

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。