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片道10時間の旅!ヘルシンキからオウルまで長距離バスで苦行してみた

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フィンランドからオウルへオーロラを見に行こう!そう思いつき移動手段を調べたものの、運がいいのか悪いのか旅行日はイースター休暇の真っ只中。

まさかの列車は全席完売、航空券は暴騰しており、唯一残された選択種が長距離バス移動ということになってしまいました。

というわけで、今回は後にも先にもほとんどいないであろうヘルシンキからオウルまで長距離バスを使ってアクセスしてみたので、今後格安旅行などでバス移動を考えている人は参考にしてみてください。

1. バス会社検索方法

フィンランドは日本と同様国土が南北に長い地形をしており、あまり長距離バス移動が適している土地ではないものの、やはり格安移動手段として様々な高速バスが運行されています。

今回利用したのはBusradar.comというヨーロッパの長距離バス一括検索サイト。

こちらを使って日程似合うバスを探しました。昼行から夜行まで価格帯も様々なバス会社が出てきましたが、今回利用したのはKoiviston Autoというバス会社。

早朝にヘルシンキを出発し、同日夕方にオウルに着く行程になっていました。

このサイトを経由してバス会社のリンクへと飛べ、そのまま予約画面へと進めるのでフィンランドでバス旅行を計画中の人にはオススメです。

2. 長距離バス使ってみた

a. 早朝のバスターミナルへ

ヘルシンキにあるセントラルバスステーションは、鉄道のヘルシンキ中央駅から徒歩5−10分の場所にある「Kamppi」と呼ばれる場所の中。

近郊から長距離まで様々なバスがこのターミナルを発着しています。

建物自体はスーパーマーケットとなっていて日中はとても賑わうエリアですが、もちろん早朝は閑散としており、人影はまばら。

欧州の駅あるあるですが、周囲にはちょっとお酒に飲まれた人など数名たむろしてはいるものの、他の欧州諸国と比較するとかなり平和な感じはあります。

バスターミナルの内部はこんな感じ。

24時間あいているターミナルということで、もちろんホームレスの人などもそこそこいるにはいますが、その他バス出発時間が近くなると乗客もある程度増えてくるため、特段危険という雰囲気はありませんでした。

こちらの電光掲示板でバスの発着ホームを確認し、ホームへと向かいます。

b. 招かれざる客

バス発着ホームの前についた、、、と思いきや1名死亡中。

通りがかりのカップルが必死に起こそうと叩いたり揺すったりしてましたがビクともせず。

いくら治安がいいと言ってもこういうのは当たり前にある北欧なので驚きもしませんが、初めて見るとちょっと驚いてしまう光景かもしれません。

この人、この後警備員に後ほどまさに文字通り「引きずって撤去」されました。おそらく警察か救急隊が呼ばれたものと思われます。

c. バス乗車

時間通りにバスが到着。

事前に購入したバス乗車券を提示し、運転手が手元の名簿にチェックをつけて行きます。

バスは普通の観光バス。Wi-FiとUSBジャックが完備されており、長距離移動であってもスマホを使って時間つぶしはできそうです。

イースター休暇ということで、観光というよりは帰省という感じの人が多く、皆かなりの大荷物をもってバスに乗り込んでいました。そして見事にバスは満席。

d. 念入りな準備がものをいう

今回の予定では所要時間9時間半。というわけで、とにかく事前の準備がものをいいます。

途中出発してから休憩という休憩は全くなく、ひたすら停留場所をまわっていくだけのため途中で飲食物の補充はほとんど不可能。

ということで今回は乗車前にバスターミナルで事前に食材をいろいろと確保していきました。

フィンランド名物のライス入りパンも食べるし。

ヨーグルトだって飲むし。

パン一個や二個じゃ朝ご飯と昼ごはんの足しにはならない。

腹減った。

気を紛らしたい時の暇つぶしにはハリボーが1番。

とにかく食材用意は重要です。周りを見ても長距離組はかなり用意周到な人が多かったので、バス慣れしているんだと思います。

ちなみにバス道中の景色はずっとこんな感じ。

街を通る時以外はひたすら雪化粧した白樺生い茂る景色を楽しめました。

3. バス旅総評

実際のところバスは予想通り若干遅延し、予定より1時間遅れで到着。しめて10時間半の長距離バス旅になりました。

他人にオススメするかといえば、、、

 

オススメしません。

 

当たり前。実際ほとんどの乗客は途中で乗ったり降りたりで、10時間ぶっ続けで乗りつづけていたのは本当にごく一部だったように思います。

また鉄道より前後幅が狭いだけでなく、イースター休暇という混雑期なため隣の座席も常に埋まっている状態。

これで10時間超は苦行でしかありません。

ということで、よっぽど予算に余裕がないでもない限りは、飛行機もしくは鉄道を使うことをオススメします。

また、どうしてもバスしか無理、鉄道恐怖症、という人は夜行バスにしましょう。夜行のほうがねれる可能性が高く、また物価が高いフィンランドにおいて1泊分の宿泊費を浮かせることができるためコストパフォーマンスが高くなります。

4. 最後に

いかがでしたか?

今回はやむを得なく長距離バスを使ってヘルシンキからオウルまで10時間半かけて移動しましたが、かなりきつかったというのが正直な感想。

まして今回はイースター休暇のため運賃も高く鉄道と大差ない金額だったため、かなり割高感のあるバス旅になりました。

ごく稀に片道2ユーロなどの超激安チケットが販売されているようなので、そういう時は利用する価値があるかもしれませんが、しんどさを考えると基本的にはバスはオススメできません。

道中も場所によってはなかなか路面状態が悪かったりなど、車酔いする人もしにくい人もかなり危険。何より時間がかかりすぎます。

というわけで、よっぽど時間が余っていて財布が寂しい人以外は鉄道や飛行機を使って快適に旅行しましょう。

こちらの記事でフィンランド国鉄を使った移動方法を紹介しています。

実際に帰路はフィンランド国鉄の夜行列車を利用しましたが、スペース的にも揺れ的にも数十倍快適でした!

 

 

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ヘルシンキ中央駅の目の前にありながら比較的コストパフォーマンスが良く、トラムやバス、鉄道を使う際に大変便利な立地になっています。

また、空路で深夜到着になる場合や早朝に空港へ行かないといけない場合にも、駅前から空港行きバスが運行しているためとても便利。

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。