フィンランドの古都と呼ばれ、観光地としても人気の高いトゥルク。
トゥルク市交通局の運行する路線バスを使う事で、市内の移動はもちろんのことトゥルク空港やナーンタリにあるムーミンワールドへもアクセスすることができるようになります。
この記事ではトゥルクでの路線バスの利用方法を紹介します。
1. 乗車券の購入方法
トゥルクで路線バスをを利用する場合にはトゥルク市交通局から事前に割引乗車券を購入するか、もしくはバス乗車時に運転手に正規料金を支払う必要があります。
運賃は毎年改定されるので最新レートはこちらを参照してください。
1-1. アプリで事前購入
トゥルクで複数回バスを利用する可能性がある場合に便利なのが、トゥルク市交通局の交通アプリFöli を利用する方法。乗車券はQRコードの形で発行されます。
アプリを使うと乗車時に現金で支払う場合よりもお得な値段でチケットを購入することができる他、最短ルートを探したり最寄りバス停を検索したりと旅行をする上で便利な機能が付いています。
アプリ上で購入可能なチケットは以下の通りです。
- 1回券
- 回数券(10回)
- デイチケット(1日〜7日間)
- シーズンチケット
1-2. コンタクトレスカード決済
クレジットカード(ビザカード・マスターカード)がコンタクトレス(非接触)決済に対応している場合やApple Payなどに対応したスマートフォン端末を使っている方は、乗車時にそれらカードや端末をカードリーダーにかざすことで決済が可能です。
運賃はアプリを使った場合と同様の割引価格となります。1日の決済上限が決まっており(2022年9月現在8ユーロ)、それを超えると自動的に1日券の料金へと切り替えが行われ、追加の請求が上がらないシステムとなっています。
1-3. 運転士へ現金払い
乗車時に現金で運賃を支払うことも可能、その場合アプリやコンタクトレス決済を行う場合よりも若干割高となります。
高額紙幣での支払いができないので硬貨の用意をしておくようにしてください。
2. 乗車方法
日本のバスとは異なり、停留所で待っているだけではバスは停車しません。利用するバスが接近してきた際に、手を横に上げ運転手に乗車する意思を示してください。
トゥルク市交通局の運行する路線バスは原則として前方のドアから乗車となります。
前方ドア付近に検札機兼コンタクトレス決済機が設置されているので、そちらにアプリで事前購入したQRコード乗車券をかざすか、クレジットカードや携帯端末をタッチして乗車となります。
現金での支払いを希望する場合には、直接運転士へその旨を告げてください。
3. 降車方法
降車は日本と同様、車内のボタンで降車の意思を示し、後方ドアより下車します。その際運転手に一言「Kitos」と声をかける方も多く見かけます。
4. ベビーカーの特例
小さな子供と一緒で、ベビーカーを利用している場合にはその保護者1名が無料となります。
大人2名で子供1人をベビーカーに乗せて乗車する場合には大人1人分の乗車券を購入してください。
ベビーカーを持ち込む場合には、バス後方ドアから乗車しドア付近のベビーカー・車椅子スペースに置きロックをかけてください。ベビーカーを畳む必要はありません。
5. まとめ
トゥルク市の路線バスは料金制度もわかりやすく、旅行者であっても使いやすい移動手段。
トゥルク空港やムーミンワールドといったトゥルク郊外の施設へもトゥルク中心地での移動と同じく1回券の料金でアクセスできるため是非活用してみてください。
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