北欧鉄道旅行の必需品!ユーレイルスカンジナビアパスの抑えどころ

スウェーデン国鉄

北欧諸国を旅行する際に、非常に便利な移動手段となるのが鉄道。いずれの国も鉄道網が発達しており、各都市の周遊旅行をする上で列車の使用は欠かすことができません。

一方、物価が高い北欧ということだけあり鉄道利用といえどもコストが随分とかかってしまうのも事実。

そこで今回はお得に北欧周遊するための必須アイテムである鉄道乗り放題切符ユーレイルスカンジナビアパスの魅力を、北欧を走る鉄道写真とともに紹介していきます。

1. ユーレイルパスとは

フィンランド国鉄

ユーレイルパスとは、EU圏外から訪れる観光客向けに販売されている列車のフリーパス。有効期限、有効区域内であれば、列車の種類や距離にかかわらず乗り放題になります。

ローカル電車だけではなく、高速鉄道等も利用でき、また予約も不要なため突然の予定変更や気まぐれにも対応できる周遊旅行には最適なパスになります。

またユーレイルパスを持っていると、現地のバスやフェリー等その他の交通機関の割引が受けられたり、観光スポットの入場料が割引になったりと旅行者に嬉しい特典が多いのも特徴。

ユーレイルパス一覧

加盟国全エリアで使える鉄道パスだけではなく、1ヶ国〜複数ヶ国を選択できるパスなど様々な組み合わせのパスが販売されています。

2. ユーレイルスカンジナビアパスとは

ユーレイル スカンジナビアパスとはスカンジナビア諸国(デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン)の国鉄あるいは公立の鉄道会社、都市部を走る多くの私鉄が乗り放題になるフリーパスです。

特に、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンは地理的に鉄道で国境を超えやすいので、高速鉄道や夜行列車を使った鉄道周遊旅行を計画する際に特にメリットを発揮します。

コペンハーゲンからスウェーデンを周遊しながらオスロに抜けていくような複数ヶ国をまたぐ旅行や、各国の人気都市を周遊する場合など、旅の目的によらず使うことができます。

3. 北欧鉄道旅がおすすめな理由

ノルウェー国鉄

北欧を訪れる多くの旅行者の方は、1カ国滞在型ではなく、周遊旅行を計画しています。

スカンジナビア諸国はそれぞれ陸続きではあるものの、オスロ、コペンハーゲン、ストックホルム間はそれぞれ約600km離れており、バスでの移動となると10時間近くかかるため身体的負担が大きく大変。

一方、飛行機の利用となると1時間程度でアクセスはできますが、金銭的な問題が大きく、また空港に早く行かないといけない、空港が市街地から離れているなどやや利便性に欠けるということがあります。

そこで、高速鉄道を使えば、バスでの長すぎる時間、高額になりやすい飛行機の利用という両方のデメリットをカバーできます。

また、鉄道の中央駅は市街中心部にあることから、大きな荷物を持っての周遊旅行でも非常に便利。まさに周遊旅行に最適な移動方法になります。

4. スカンジナビアパスの値段

フィンランド国鉄

ユーレイル鉄道パスはもともと非常にお得な鉄道乗り放題パスですが、27歳までのユースに対する割引率が大きくなっており、若い旅行者には特にメリットが大きくなっています。

ユーレイル鉄道パスでは、1ヶ月のうちに3日間使用できるパスから8日間使用できるパスまで、旅行日数に応じたレイルパスが販売されており日数が大きいほど1日あたりの料金が安くなるよう設定されています。

例えば最も人気な5日パスでは、1日あたり大人約6000円。短期間の間にアクティブに都市を移動する旅行者におすすめです。

また連続使用パスを除いてパスの利用は連続日である必要はないため、1都市に複数日滞在後列車を使って移動しまた滞在というような隔日利用も可能です。

北欧1カ国のみ有効のユーレイルパスもありますが、1カ国だけでもそれなりの価格になるので(例:スウェーデンパス 1万9千円程度)2カ国以上で鉄道を利用することを検討されている方には、スカンジナビアパスのほうがお得になります。

5. スカンジナビアパスの特典

ユーレイルスカンジナビアパスのメリットは列車乗り放題ということだけではありません。

例えばデンマーク(ヘルシンゲル)とスウェーデン(ヘルシンボリ)間のフェリーが無料、スウェーデン、フィンランド、バルト3国に含まれるエストニアやラトビアをつなぐフェリーの50%割引など、スカンジナビア諸国を起点とした海路での移動もお得に利用可能です。

他にも一部博物館が無料もしくは割引になったり、ローカルバスの割引があったり、またホテルやホステルが特別料金で宿泊できたりと、旅行者に嬉しい特典がたくさんあります。

スペースの都合上、全ての特典をここで紹介することはできないので、ユーレイル スカンジナビアパスの公式案内ページをご覧ください。

6. 使用例

スウェーデン国鉄

ユーレイルパスの使い方は人それぞれ、飛行機と違い事前に予約をする必要はないのでフレキシブルに旅行を進めることができます(高速鉄道のみ乗車前に駅窓口で座席指定が必要)。

例えば、4日間パスを購入し北欧を旅行した場合ですが、こんな周遊日程が可能になります(赤字日にパス利用)。

例1 北欧3ヶ国周遊(南行)

  1. 1日目 コペンハーゲン観光
  2. 2日目 コペンハーゲンを朝出発。オーデンセ、オーフスなど主要都市を周遊し、夜再度コペンハーゲンへ。
  3. 3日目 コペンハーゲンを朝出発。スウェーデンに入りマルメ観光。夕方ヨーテボリへ移動。
  4. 4日目 ヨーテボリ観光。夜ストックホルムへ移動。
  5. 5日目 ストックホルム観光
  6. 6日目 ストックホルムを朝出発。ノルウェーオスロへ移動。
  7. 7日目 オスロ観光

このような行程を組むことで、デンマークの主要3大都市、スウェーデンの主要3大都市、そしてノルウェーの首都をわずか1週間で満喫できます。日が長い春〜夏場の旅行におすすめです。

また、ノルウェーを横断してオスロからベルゲンまで行くルートなどを組み込むとフィヨルドなどの大自然を満喫できる鉄道旅をすることができるので、都市観光だけでは物足らない方は色々とアレンジすることも可能です。

例2 北欧3ヶ国周遊(北行)

  1. 1日目 コペンハーゲン観光
  2. 2日目 コペンハーゲンを朝出発。マルメ観光後、夜イエテボリへ移動。
  3. 3日目 イエテボリ観光。夜ストックホルムへ移動。
  4. 4日目 ストックホルム観光。夜行列車にてキルナへ。
  5. 5日目 キルナ観光。オーロラ観測*。
  6. 6日目 キルナを朝出発。ノルウェーナルビク経由でトロムソへ移動。オーロラ観測
  7. 7日目 トロムソ観光。オーロラ観測
* 夜行列車利用の場合、発車時間が19時以降の場合は到着日の利用という扱いになります。

日が短い冬季には夜間の列車利用や夜行列車を利用することで、日中の観光時間を確保できます。

また、冬の北欧はオーロラ観測も魅力的ですので、キルナ(スウェーデン)やトロムソ(ノルウェー)など、オーロラで有名な都市に行くルートもおすすめです。

交通費総額

27歳以下であれば、この3ヶ国周遊旅行を交通費全て合わせて約3-4万円で行うことができます。

また夜行列車を組み合わせることで物価の高い北欧でのホテル代も節約できるので驚くべき低予算で周遊旅行が出来てしまいます。

7. 最後に

北欧周遊旅行には列車の利用が本当におすすめ。北欧の鉄道は、他の国と比べると料金がかなり高く設定されているため、乗り放題パスがないと交通費だけでかなり高額になる可能性があります。

そのため、ユーレイルパスをうまく利用して周遊にかかる交通費を抑えることが予算を抑えるポイントになります。是非ユーレイルグローバルパスを賢く使った旅行計画を立ててみてください。

ユーレイル スカンジナビアパス

本ブログでは、スウェーデン在住筆者が北欧周遊に関する記事を多く書いていますので、そちらも是非参考にしてみてください。

北欧で鉄道周遊旅行を予定している方へ!

デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドはいずれも鉄道で繋がれており、主要都市はもちろん北極圏の地方都市まで広く鉄道網でカバーされているため、北欧旅行には鉄道が最適。

そんな北欧鉄道周遊旅行の際に絶対かかせないのがユーレイルスカンジナビアパス。

特急列車や国際列車、寝台特急まで国鉄が全て無料になる他、主要観光地やフェリーも無料になったり割引が受けられたりとサービス満点。

EU外からの旅行者しか購入できない非常にお得な周遊切符となっていますので、是非旅行前に準備しておいてください!

詳細はこちら: ユーレイル スカンジナビアパス

スウェーデン国鉄

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5 件のコメント

  • 7月初旬に2名での北欧旅行を計画しております。その折スカンジナビアパスの利用を考慮しているます。以下の質問にご回答いただけるようお願いいたします。
    ①フレキシブルで4日間、シニアでの1,2等価格。ベルゲン~オスロ、オスロ~ストックホル  ム、ストックホルム~エーテボリ間の座席指定料金。
    ②ソグネフィヨルドナットシェルの貴社での販売の可否及び価格。
    以上宜しくお願いいたします。

    • コメントありがとうございます。
      まず本ブログは北欧在住の個人が趣味で運営しているだけですので、チケットの販売や代行などは行なっておりません。
      料金については複雑なので2等チケットを持っている前提で簡単に提示しますが、実際の支払いは現地通貨になるので参考までにしておいてください。
      オスローストックホルム 料金 – 2 等 (2nd class):7 ユーロ
      ストックホルムーイエテボリ料金 – 2 等 (2nd class):7 ユーロ (SEK 75)
      ベルゲンーオスロ 料金 – 2 等 (2nd class):6 ユーロ (NOK 50)
      1等の場合指定席予約の料金はだいたい倍くらいになっています。

      ナットシェルについてはこちらの記事で詳細を紹介しているので参考にしてください。
      https://dent-sweden.com/northern-europe/norway/nutshell

    • コメントありがとうございます。複数回の長距離鉄道移動など含む場合にはとても便利なサービスです。鉄道料金はもちろん付属してくる入場無料・割引特典など総合的にみてどちらがお得か検討してみてください!

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