IELTS対策をしている方は皆さんは、少なからず勉強方法に悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
私も例外なくその一人。他の英語試験と比較すると情報が少ないこともあり、自分の勉強方法に試行錯誤を繰り返しました。結果10冊以上もテキストを買ったものの、実際のところそのほとんどが殆ど手をつけないまま放置してしまったという過去があります。
今回はそんな経験を元に、IELTS対策(この記事では特にリーディングセクション対策)に役に立ったと思えるおすすめ学習教材と学習方法を紹介いたします。
リーディングはバンドスコア5.5→8.5まで約半年でバンド3.0上げていますが、これからご紹介する本、方法でしか勉強していません。
スコア=読解力×英単語力で決まってきます。リーディング対策に関しては、参考書の使い方が特に大事ですので、その方法もご紹介します。
*この記事はおかげさまで非常に多くのアクセスと200件以上のコメントを頂いています。全ての質問にお答えさせていただいており、記事内では書けなかったような内容も豊富ですので、是非コメント欄もご覧ください。
1. 学習計画の目安
英語の勉強に限りませんが、具体的な時期の目標がないのに効率的な学習は見込めません。
私のケースではちょうど海外大学院出願1年前に初めてIELTSを受験、その際のスコアがOverall 5.5。
と同時にあまりの手応えのなさと自分の英語力の低さに半分絶望しかけていました。
さらにこの時点では仕事が本当に忙しく、毎日帰宅が夜の10時以降という生活で実際には勉強がほとんどできず、IELTSに本腰を入れて対策を始めたのが出願半年前。
オーバーオール5.5、いわいる並みの4年生大学卒業生と同じレベルというところからのスタートで、目標は出願最低レベルであるOverall 6.5(全セクション6.0以上)というもの。
つまり約半年の間にOverall 1.0をあげる必要がありました。
一般的に言われているのが、Overall 0.5あげるのに勉強時間200~300時間という基準ですので、単純計算して月に50時間は勉強に当てないと間に合いません。この焦りが自分を追い込む事に少なからず貢献したように思います。
いずれにせよ、自分にはあとどのくらい時間が残されていて、その間にどの程度勉強すれば目標スコアに到達するのかを計算するところがスタート地点です。
ちなみに実際のところどのくらい時間がかかったのか、私のケースを考察したのでよろしければこちらもお読みください。
2. バンドR8.5獲得者のリーディング対策おすすめ参考書
といいつつ早速で申し訳ないのですが、リーディング対策としては特別な対策本はいりません。
私が推奨しているのはIELTS公式過去問集3冊(テスト4回分)+アカデミック英単語向け英単語帳1冊の計4冊体制による勉強法です。
私自身、もちろんこの4冊体制のみで半年間の勉強期間の間にリーディングスコア5.5から8.5まで引き上げることに成功しています。
ケンブリッジ出版公式IELTS過去問集
これはいうまでもなく「絶対」必要です。今から学習をおこなう方はIELTS公式過去問集の新しいものから3編を必ずそろえてください。過去問集を使った学習方法については後述します。
ちなみに、いくら余裕があっても12以前は問題レベルが現在の試験レベルより随分と簡単な気がするのであえて手を出す必要はないかと思います。
最新過去問集の3冊を手に入れるだけでも過去問の長文パッセージを30本近く解く事が出来るので、後述する精読・多読をこれらパッセージにしっかりと行えば、確実に力がつきます。
また市販の参考書等を使ってリーディング対策をあえてやる必要はありません。日本語テキストの場合は特にそうですが、設問形式が違ったり問題の難易度が随分と優しく作られている傾向があるので、はっきり言って時間の無駄と言わざるをえません。
また、ネット上には様々なIELTSサイトやブログやサイトなどがあり、IELTS講師を謳う方が様々な参考書を売ろうと必死になってたりします。
繰り返し言いますが、リーディング対策は公式問題集だけで充分。
この記事で紹介した勉強法のみでスコア8.5まで取れましたので間違いありませんし、現在この勉強法を模倣して非常に多くのIELTS学習者の方が目標スコアを獲得しています。
余計な本に手を広げすぎない事が、効率のいい学習へと繋がるキーでもあります。
実践IELTS英単語
この単語帳については使いやすさ等賛否両論ありますが、私はこれ一冊を信じました。
結果論ではありますが、まったく問題なかったですし、あまり使いづらいと感じたこともありませんでした。
また、この単語集はIELTSの過去問を中心に作られているので、上記の過去問集と並行して使っていくと結構覚えた単語がパッセージに出てきたりしてモチベーション上がります。
ちなみに最後の1章はまったく知らない単語ばかりで、しかも覚える時間も全く無かったのですが、それでも8.5取れたのでそこまで力を入れなくてもいいのかもしれません 。
その他シェアが高い単語帳にIELTS必須英単語4400というものもあります。
基本的には3500と掲載されている英単語レベルは同じですが、英熟語が別に1100掲載されているので4400と数字は大きくなっています。
どちらも内容的にもレイアウト的にも大差ないので好みの問題になるかと思います。
重要なのは、これらアカデミック単語に強い英単語帳を使って効率よく単語力を向上することです。
その他単語集
他にはToefl対策での定番単語集であるTOELF英単語3800、あるいはTOEFL必須英単語5600なんかも選択肢としてはいいと思います。
ですが、IELTSの試験ではTOEFLほどの専門用語は出てこないので、例えば3800を使うのであれば最後の2章は覚える必要ありません。
一方で、Duoや聞くタン、システム英単語等の大学受験向け単語帳はオススメできません。
IELTSの試験傾向とは異なる単語チョイスがされているものも多く、過不足がでてしまいIELTS対策に直結した英単語力向上としては遠回りになってしまいます。
繰り返しになりますが、過去問集3冊+アカデミックな英単語集1冊、これでIELTSのリーディング対策は目標スコアにかかわらず十分に行うことができます。
3. 読解力を鍛える英語学習法
ここからがこの記事の本題。私が半年間でスコア5.5から8.5に上げた際の学習方法を紹介します。
またこの方法をしっかりと行った多くの方からスコアアップの報告を受けているので、効果は間違いないはずです。労力は伴いますが、確実に実力につながるので是非トライしてみてください。
a. 英単語暗記法
私が実際に利用した英単語本は実践IELTS英単語3500。語彙力増強のためにこの本を以下のように使いました。
まず1日40単語~100単語ペースで(2~5ページ)とにかくページを進める。
覚える努力はしますが、別にその場で完璧に覚える必要はありません。大事なのは1日100単語という比較的早いペースを守ることです。
そして、1章(500単語)を1週間で終わらせる。そしたらその章を最低5周する。5周終わった時点でそれでも覚えていない単語にチェックをつけ、今度はその単語だけをまた100個/日ペースで覚える努力をする。
単語学習の鍵は、とにかく同じ単語を目にする機会を増やすということです。
私は慣れてきた頃には1日1時間くらいで500単語程度をざーっと眺めてあいまいな記憶を少しずつ固めていきました。
たまに「1日20個前後をじっくり確実に覚える」なんていう人を見ますがこれは絶対に逆効果です。
・ページがなかなか進まない→モチベーション下がる
・先に進めば進むほど前に覚えた単語から忘れる
・いつになっても難易度の高い単語に慣れない
単語暗記はじっくり時間を使ってやるものではありません。
その場で覚えるのではなく、何度も目にすることで馴染ませるという単語暗記法を行ってください。絶対に英単語暗記が効率的に進むよう脳科学に基づく勉強法についてこちらの記事で詳しく説明しています。
b. 読解力と速読力の向上方法
まずリーディングはIELTS本番試験を想定して、20分間時間を計ってパッセージ1本を解きましょう。
しかし大事なのはそこでの自己採点結果ではなく、その後に行う精読と多読です。
この精読が読解力向上に、多読が速読力向上に、決定的な影響を及ぼしてきます。
読解力向上のための精読
行う順序は以下の通りです。
- わからない単語は全て調べ覚える(日本語で本文中に書き込むのはNG)
- 本文中に使われている同義語をチェック
- they, it, that等の代名詞が何を指すのかをチェック
- But, However, Although, While, Whereas等の逆説を示すマーカーにチェック
- SV構造、分詞構文、関係詞、複数形・単数形と動詞の活用の関係の確認、Phrase of Verb、特定の前置詞を取る動詞等をマーカーやカラーペンを使って徹底的に理解
時間の目安は1本の長文に対して最低でも1〜2時間程度になると思います(現在の語彙力にも依存)。
そしてこれだけでも過去問集がかなりやり込んだ風になってきます。
実際に精読を行う際の細かい注意事項などはこちらの記事で紹介しているので、セットでお読みください。
IELTSの学習に精通した筆者による個別チューターサービスを開始しました。添削の方法がよくわからない、マンツーマンで一度教えてほしい!というご要望にお応えいたします。詳しくは記事下を参照してください。
私がIELTS対策をしている際に行った精読後のテキストをサンプルとして公開するので、参考にしてみてください。
尚、こちらは精読をしはじめた初期のものなため、日本語で単語の訳が書いてある部分がありますが、これは真似しないでください。
後で多読をする際に後悔することになってしまいます。
速読力向上のための多読
精読後は次に多読の段階に入ります。この多読の回数が多いほど、速読力が自然とついてきます。これにはリスニングの設問を速く読む力にもつながってきます。
- 精読後もう一度問題を解く(ここで間違う場合には精読が不十分)
- 全て設問を解けるようになったら毎日繰り返し多読
- 1パッセージ3〜5分で読めるようになるまで訓練(250-300words/分目標)
- 多読と並行して新しい精読を最低週2回は行う。
- 過去問3冊分全て精読をした後は目標スコア到達までひたすら多読
精読後はなるべく毎日、1パッセージにつき最低5回は読むという事を習慣的に行ってください。これを何度も何度も繰り返す事で読む速さが上がると同時に単語や構文の理解も深まります。
内容が理解できている文章を何度も読むということで、この時の目標読解スピードは通常の試験時に要求されるスピードよりも速くなります。だいたい250−300単語/分(3〜5分で読み切るスピード)を目標にしてください。
そして、この時役立つのが、精読時にカラーで書き込んだ文法等のメモです。これのおかげで、一目で文の構造が分かるので、文法を含む読解力があがると同時に、速読スピードが上がります。
これを過去問3冊分の長文全てにやってください。最初の精読はかなり大変で時間もかかりますが、その後はとにかく頭の中でor声に出して、とにかく読むという作業なので少しずつ負荷は軽減されてくるはずです。
4. 他の受験者の声を聞く
もちろん他のIELTS受験者がどういう悩みを持ち、どういう勉強法を行って成功・失敗しているのかということを知ることは、気持ちを安定させる意味でも重要になってきます。
特にIELTSは受験勉強ではありませんので、競争関係ではなく皆協力し合うことができる資格試験です。
本記事のコメント欄はIELTSに関する記事を書いているブログの中で最も活発に意見交換が行われており非常に内容が濃いのが特徴。
目標である海外留学を決めた多くの方々が様々な学習のヒントやアドバイスなどを書いてくださったり、これから勉強を始める方の悩みや不安をシェアしてくださったりしています。
そういう現役のIELTS受験者の方の声ほど参考になるものはありませんし、記事内では紹介できなかった細かい内容などにも触れています。
是非、最後にコメント欄も目を通していただけると役立つ情報をみつけることができるはずです。
5. 最後に
英語力は日々の積み重ねで必ずついてきます。焦っていろいろな参考書に手をつける気持ちはよくわかるのですが、過去問集を中心に1本のテキストがボロボロになるくらい繰り替えしてみてください。
一番良くないのは、少しやっては参考書を変え、、、を繰り返すこと。覚悟を決めたら1冊やり通すという意思が本当に大事。気づいた頃には大きな力になっているはずです。
実はこの記事を始めて公開したのが2017年、2022年に再度IELTSアカデミックを受験し、改めて対策について検討してみましたのでこちらもよろしければ参考にしてください。
これらの記事もIELTS学習者の方への人気記事となっています。
勉強方法でお悩みの方はコメント欄から質問も受け付けています。全てのコメントに対しできる範囲でアドバイスをさせていただいています。
現在ではコメント欄には150を超える多くの質問や受験者ならではの悩みが寄せられており、質問者の方だけではなくIELTSの勉強をされている全ての方に有用な情報が盛りだくさんです。
他の受験者の気持ちもわかるいいフォーラムになっていますので、最後にコメント欄のチェックもお忘れ無く!
初めまして。とてもわかりやすい対策方法がすごいタメになりました!
私はいま日本の看護学生で、留学してやりたい目標(オーストラリアでの看護の勉強)ができ、必要な英語力の基準に何が必要なのか調べたところ、IELTSに辿り着きました。英語はspeakingを何年間も塾でカナダ人やオーストラリアの先生に習っているので相談がある程度は可能なのですが、書く、読むについて不安が多いです。
そこで疑問なのですが、構文や単語について、先ずは高校で買わされた参考書とかから手をつけたほうがいいのでしょうか、それともIELTSのものに重点的になっていったほうがいいのでしょうか。
各バンド7.0以上が目標なので、手当たり次第に、知識や単語を覚えた方がいいと分かっていますが、実際に成績を伸ばされた方から見ると、スコアを伸ばすにはやはりその試験用から手をつけた方が効率が良いのでしょうか。
長文失礼いたします。もしよろしければ回答の方お願いします。
コメントありがとうございます。
基本的にはよほど中学、高校レベルの基礎文法などに自信がない場合を除いて、文法書や別の参考書に手をつける必要はないかと思います。
IELTSの過去問を使った勉強とはいっても精読や多読というのはIELTSに特化した勉強法ではなく、英語力をつける一番間違えのない方法です。
ですので、ブログ記事内でも紹介している通り、Rについては過去問ベース、ライティングは可能であれば添削、リスニングはシャドーイング、スピーキングは模範練習を繰り返すというのが一番確実かと思います。
こんにちわ、Reading/Listeningの記事を中心に大変お世話になっています。
現在、4分野を並行して進めているのですが、英単語の学習の進度が30%といった状態です。
Readingの学習の中で、精読をすると1パッセージでおおよそ40-50単語くらい辞書を引く単語があるのですが、もしかすると英単語の学習に力を入れた方が良い状態なのではと感じています(1日の量や読み返す頻度を上げるなど)。
辞書を引く単語は、完全に意味が分からないという単語もあれば、知っているけどどうやら違う意味で使われているようだ、という単語もあります。
尚、精読に2時間ちょっとかかるのですが、単語と文法の確認にそれぞれ半分ずつ時間を使っている状態です。
40-50という数が
・精読するとだいたいそれくらい分からない単語があるもの
・その分からない単語数は多い
のどちらなのか、感覚をうかがえると助かります。
いつも読んでいただきありがとうございます。
英単語の学習についてですが、過去問の中にでてくる単語を覚えるのと同時に英単語帳も切り離して同時進行する必要があります。
逆にいえば、現状の英単語レベルには関係なく精読、多読の訓練を進めることをお勧めしています。
2時間かかる、とのことですが、1時間ー2時間程度かかるのはむしろちゃんと行なっている証拠ですので、全然問題ありませんし、40−50不明な英単語があったとしてもそれはそれで現状の英単語レベルを反映しているだけですからあえてきにする必要はないかと思います。
スコア6.0−6.5程度のリーディング力であれば40−50不明な英単語がでてくるというのも不思議ではないのでしょうか。
ご返信ありがとうございます。
そこまで気にすることが無いことが分かり安心しました。
引き続き頑張っていきます!
どうもありがとうございます。
こんにちは!
精読(まだ文法、読み方に不明な点有り)をやり切ったら、
まずは分からない単語にいちいち意味を照らし合わせず、英語で意味を考えながら高速で何度も読みまくって
文章に慣れた頃に意味をあてていく
といった方法のほうが良いですか?
あと、筆者さんはIELTS3500の単語帳でband 7.0 のところまで覚えて8.5取得ということですが、
僕は6.5のとこまでしかおぼえてないんですけど、Reading 6.5とることは容易だと思いますか?
問題集の精読の精度が100%完璧ではない状態でです(しかも10と11の2冊分24passagesのみ)
コメントありがとうございます。
まず、全く意味がわかっていない状況でいくらよんでも何も頭に入ってこないと思いますので、ある程度意味を理解するというのは早い段階で必要かと思います。
また高速で読むといってもただ流すだけでは意味はないので、あくまでも自分が理解できる最速のスピードを少しずつ早めていく、ということが大事だということは念頭においてください。
英単語力がそのままスコアに反映するわけではないので、なんとも言えませんが、容易かどうかといえばそんなことはないと思います。かなりテーマや問題に作用されるのではないでしょうか。
結局のところ英語は総合力ですので、何か1つやればいいというわけではありません。また3500の7.0まで覚えたという意味は7.0までの項目ならほぼほぼ大部分理解できているのが条件なので、6.5まで取り組んでもそれ以前の範囲でまだ不十分なところがあるのかどうかでも随分話は違ってくるかと思います。
毎回参考にさせてもらっています。イギリスに留学したいと考えている大学2回生です。そこで1つ質問があります。それは多読する際に音読しながら、やっても効果があるのですか?また、多読する際の頭の中は英語から日本語もしくは英語から英語に変換したほうがいいのですか?よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
まず多読の目的ですが、速読力を高めること、そして英語脳を使って英語で英語を理解するようにすることです。
ですので、まず日本語に訳しているようでは全くなんの意味もないのでやめてください。
声に出しての音読は正直あんま効果なしかな、という気がします。むしろリスニング対策のためにシャドーイングをすることをお勧めします。
また頭の中で音読をするのは最初のうちはしかたないとおもいますが、日本語で本を読む時に一言一句頭の中で唱えないのと同じで、ある程度早いスピードで読むとなると流していくのも大事になります。
わざわざ返信していただきありがとうございました!これからも参考にさせてもらいます。また、この返信から1つの疑問が浮かんだのですが、多読をする際に英語を英語で理解するためにはIELTS3500の単語帳(英語から日本語)を使っても大丈夫なのでしょうか?よろしくお願いします。
日本人が一気に英単語を覚える時は日本語⇨英語のほうが効率がいいし早いというのが持論です。
多読の目的は「速読力強化」ですので、日本語を介している余裕はありません。英SVO⇨日SOVの変換をしているだけでも時間の無駄です。
英単語はただ1:1の関係ですので、とにかく叩き込むという意味では完成された単語帳を使うのが一番効率がいいのではないでしょうか。
こんにちは。
記事を読ませていただき大変参考になりました。
私の目標はAcademic7.0なのですが、今まで一度もIELTSを受験したことがありません。
今は、ニュージーランドでIELTSの短期のコース(1か月)を受講し、大体の問題傾向は理解しました。来月日本に帰国予定です。
日本で予備校に通おうかとネット検索していたところこの記事にたどり着きました。
Shunさんの記事を読ませていただき、独学で頑張ってみたいと思います。
ただ、speakingとwritingはどのように勉強したらよいのでしょうか。
やはり、オンラインなどで添削やトレーニングをしてもらったほうが良いのでしょうか。
Shunさんはどのように勉強されましたか。教えていただけると幸いです。
IELTSが試験である限り日本で十分独学対策は可能だと思います(特にLR)。
一方おっしゃる通り、アウトプットセクションはなかなか難しいのは事実で、特にWに関してはある程度基礎力がないと独学はかなり厳しいと思います。
私自身Wについてはオンラインの添削をつかって週に1〜2本ペースでエッセイを書いて添削(というより模擬採点)してもらっていました。
スピーキングについては、別の記事でも書いてある通り、独り言法やコリンズのテキストなどを使って頻出質問をエリア(ネット、旅行などなど、たしか12分野くらいあったはず)ごとにまとめ、それを使って解答練習をしていました。
また、実際の本番を想定した1:1の対面式模擬試験なども受けたりしていました。
参考になるアドバイスありがとうございました。
今ニュージーランドでIELTSの12週間の短期集中コースを受けていて5.5を目指しています。1ヶ月経ちましたが授業模試をしてもアカデミック4.5から良くて5までしか取れません。リーディングにおいては、読むペースが遅くてセクション1つに25分はかかってしまうし、単語力が弱いので結局文の9割は意味がわかりません。このままIELTSコースで問題をとき続けても伸びる気がしません…自分でなかなか勉強できないと思ったのでIELTSコースを受講したのですが、Generalコースに戻ってボキャブラリーなどを積むべきか悩んでいます。
なにかアドバイスがあればお願いします。
コメントありがとうございます。
目標が5.5とのことですが、例えばリーディングであれば19−22問正解すれば5.5ですし、リスニングも18−22問で5.5がとれます。
ですので、正答率でいえば50%でいいということになります。
それを踏まえて答えるならば、リーディングで3パッセージを全て読み切る必要はまったくありませんし、リスニングも一番簡単なパート1で8〜9点を取れればあとはなんとかなる、というレベルになります。なので、12週間コースを受ければ、まぁなんとか目標〜6.0程度には届くんではないかなという気がします。
ただもともと他の記事で書いていますが、語学留学が試験対策になるか、と聞かれれば私はいつも「NO」と答えています。スコアアップに必要な勉強は「英語で英語の授業を受ける」ことではなく、(自室にこもり)地道に英単語を覚え、そして精読多読を繰り返しながら文法知識を深めていくことにあるという考えからです。
私もIELTS7.5を取った後にダブリンに2ヶ月、エディンバラに3ヶ月語学留学をしたことがありますが、スピーキング力は随分上がった一方基礎的な英語力はほとんどつかなかったな、という印象を持っています(授業外で遊びまくってたのでめちゃくちゃ楽しかったですが)。
それはやはり、「自習」をする時間をほとんどとらなかったことにあるということ、そして比較的簡単な教材にstickしていたことにある、と思っています。
以前にも同じようなコメントをいただいたことがあるのですが、基本授業を受けている時間は英語の勉強時間には含めません。それは負荷がほとんどかかっていないためです。
スコア1.0をあげるためには約300時間の時間が必要と言われていますが、これは授業外に自分で勉強した時間で300時間ということです。
また英単語を覚えるのであれば、絶対的に英単語帳を1冊買って頭から片っ端から覚える日本の受験スタイルが一番いいと思います(海外のテキストの中で出て来る単語を拾っていくだけではあまりに効率が悪い)し、それであれば海外にいる必要もありません。
ですので、本音を言えば試験英語は日本で勉強するのが1番。もし今ニュージーランドにいてその環境を生かしたいのであれば、ライティングの添削を受けること、スピーキング力をつけることにフォーカスを当て、授業外でしっかりリーディング、リスニングの対策を自習されるのが一番いいかと思います。
あくまで「試験」である限り、これは何事もそうですが自習時間が一番大事で、授業を受けると言うのは正直ほとんど身についてくれないのが現実です。
こんにちは。最初にリーディングの問題を解く際に、時間内に解き終わることができなかったり、書いている文章がわからない場合は、どう勉強していくのがいいでしょうか。最初から調べながら精読して、慣れてきてから問題を解く→精読→多読で行おうと思っているのですが。。。アドバイスお願いします。
最初から時間内に解き終わる人も、本文理解して読める人なんかほとんどいませんよ。笑
ネイティヴですら全文きちっと読んで問題解いてたら時間足らなくなるっていうくらいですので、そもそもしっかり読み込んで解答するような試験ではない、という割り切りが必要かと思います。
が、あくまで勉強方法となればもちろん隅から隅まで完全に理解することが英語力向上に不可欠ですので、まずは徹底的に調べ上げて精読をするところから始めてみてください。
こんにちは。今から初めてIELTSの勉強をしようとしている高校2年生です。高校生でまだ一度も受験していないので、英語だけのテキストで理解できるか不安なのですが、日本語のテキストを買わなくても、挫折せずに勉強を続けることは可能ですか?
中学英語や関係詞、分詞構文など最低限の文法知識があるのであれば、日本語の解説本入らないと思います。
というより、日本語の解説本は確かに試験内容がどんな感じか知るにはいいかもしれませんが正直英語力をつけるためのテキストとしては役不足です。
逆に高校英語なんか完全に忘れたであろう社会人の方もこのブログで紹介している方法に取り組み成果を出されている方がたくさんいらっしゃいます。
リーディングスコア4.5程度の方も過去問集を使った精読を中心とした勉強で6.0以上取ってる方が多数いますので、そこは問題ないはずです。
が、挫折せずに、というのは少し引っかかります。アイエルツのスコアアップにはそれなりに時間がかかりますし、最初の英語力次第ではかなり勉強は苦労するはずです。
ですので、途中どんなに苦労しても挫折なんかしてる暇ない、というくらい強い気持ちを持ってないと勉強が手につかないように思います。
アイエルツを受けてる方は、留学や就労など具体的なプランがあるために1年以内のかなり短期の間にかなりの幅のスコアアップを目指す人がとても多い試験です。
具体的な目標を立ててそれなりに本腰入れて取り組まないとなかなかスコアアップには繋がらないのではないでしょうか。
こんにちは、また質問をさせて頂きます。
いくら精読をしたとしても、理解できない文法などはありましたか?
ネットや一般の文法書に載っている文法事項は大方理解できると思いますが、どうしても分からないものに関して筆者さんはどのように文法については学んだのでしょうか。
また実際、公式問題集に出てくる全ての構文、用法などを理解して8.5を取得しましたか?
こんにちわ。
どーーーーしても理解できない、というのは1パッセージに1つあるかないか、って感じです。何をどうあがいてもダメな時はとりあえずその場は解釈を想像して先に進み、他の精読を進めながらまた戻って来た時に再度考えるという感じでいいのではないかと思います。
もちろん理想は、精読をする=わからないところを0にする、ということは忘れてはいけません。
Rについては正直言って、今であればいつでも8.0以上は必ず出せる自信があります。初めて8.5を出した時も過去問3冊分で登場した文法事項に関しては全て理解できていた、と考えています。
なるほどですね、、
実際に8.5を取られているのを見ると、取りたくなってしまいましたが、高望みせずにまずは7以上を目指して頑張ることにします!
僕の文法の解釈能力があまりないのか、調べ方が悪いのか、1つのパッセージにつきいくつも意味不明な箇所があるので、とりあえずあと4ヶ月弱、多読しまくります!
ありがとうございました。
ここがどうにもわからない!みたいなところがあれば、コメント欄にセンテンス抜き出していただければアドバイスできるかもしれないので(前後わからないので無理かもしれませんが、、、)、どうにも困った時にはご相談ください。
頑張ってください!
こんにちは、留学を目指しており、記事に励ましてもらいながら、独学しています。
筆者さんは、精読多読の段階を終え、それのみで試験に挑んでおられるようですが、本番試験の問題の解き方などのコツなどは何か掴んでいるものはあるのでしょうか?
例えば問題文を先に読む。などは当たり前だと思います。
しかし実際には3つの本文全て読む時間など到底ないと感じています。そこで本番でのReading section への取り組み方についてを何か参考にさせてもらえれば、ということで
何か一つでもアドバイス頂ければ、大変嬉しく思います。
ゆーやさん
コメントありがとうございます。
本番ですが、問題を先に読むというのはありますが、IELTSの場合、設問の順番と本文中に回答がでてくる順番は基本同じですので、問題を全部見てから本文ということはせず、第1問目を見る→本文を読む、第二問目を見る→本文続きを読む、という感じで進めています。
第1問目にタイトルマッチングのような「本文全体に及ぶ問題」がきた場合にはスキップして、一番最後にといています。
ちなみにですが、本文全てを読む時間は到底ない、ということは私は実は全然思っておらず、あの本文レベルであれば読むべきですし読まないと7.0以上のスコアはとれないな、というのが本音なところです。
ただもちろん時間はほとんどあまりません。8.5取った時も最後数十秒余ったくらいの感じで結構ギリギリでした。
また、6.0~6.5を目標にする場合には、とにかく1パッセージ20分の原則は絶対に守り1つに時間をかけすぎない、そしてどうにも時間が足りなくなりそうになった場合にはTF/YesNO問題と穴埋め問題に注力しそこを確実に取りに行くといきましょう。タイトルマッチや要約問題は意外と難しく時間がかかることが多いですが、前者の設問の場合解答根拠が比較的狭い範囲にまとまっていることが多いです。
やはり速読スピードというのはかなり大事で、早く読んでしかも1回で内容を捉える(繰り返し同じところを読まずに理解)ということが高得点には必要です。ですので、しっかりとした精読とその後何度も繰り返す多読・速読は超重要(語彙力強化はいうまでもなく)だと思います。
あまりテクニックのようなものはないので参考にならなかったらすいません。
経験談を交えたアドバイス、ありがとうございます!是非実践でも生かしたいと思います。
とにかく記事でもおっしゃられている、速読で完全に各パッセージを理解するまで読み込めるようになるということを頑張ります。
あともう一つ気になっていたのが、公式問題集3冊計36本のパッセージを勉強の教材として使うとおっしゃられていますが、3冊を行うことでアカデミックな単語や頻出表現などは一通り習得できるということなのでしょうか?
すみません、ついつい不安になってしまって色々と書いてしまってしまいましたが、手短にでもご返答頂きたいと思います。
残念ながら、英単語に関してはたかだか過去問3冊だけでは役不足です。
記事中にも書いていますが、3500など試験用単語帳をもちいてしっかりと語彙力強化を並行することは必須です。
また、ライティングでの高得点にもつながるので、語彙力強化にもきちんと取り組んでください。
初めまして。大変役立つ情報公開ありがとうございます。
精読に関して質問があります。
私はしばしば自分の訳があっているのかわからないことがあります。
ご承知の通り、Ieltsの公式問題集には解説や日本語訳がなく、精読をしたとしても自分の訳で本当に正しいのか確認ができず、間違ったまま文章を理解しているのではないかと、常々不安に思うことがあります。
そのため、正しく理解できているかどうか、どのように確認すればよいのでしょうか。
教えていただけると幸いです。
クラウンさん
コメントありがとうございます。
まず、あまり日本語訳にこだわる必要はないので、もし完璧な和訳をしようとしてるのであれば考えを改めたほうがいいです。
残念ながら本試験では和訳しているほどの時間的余裕がありません。正しく英文を解釈し理解することが大切です。英語を読みながら脳内和訳をしている人ほど英語力が足らないとよく言われる所と同じです。
そのうえでよくわからない箇所があるということは、それはただ単に英文理解力が足りないか語彙力がないということです。
ただその原因は文法的に間違った読み方をしているのか、英文独特の言い回しが慣れていないのか、正しい英単語の意味を探せてないのか、など原因は多岐にわたりますので一言ではなかなか解決策を見出すのは難しいことです。
そこらへんについては、
精読マスターへの道!〜
っていう記事に書いてありますのでそちらもお読みください(本文中にリンクあります)
まずは精読をしっかりやること。自分の実力でどうしても無理なところわ文法事項についての不明点はネット辞書などで似たような例文をたくさん見つけられると思うのでそういうのも参考にしながら噛み砕いてください。
その上で精読チェックもしてますので、もしよろしければそちらから自習された精読の文書を送っていただければ指南できるかもしれません。
その際には是非わからないところに目印つけておいていただけると助かります。
以前精読チェックをお願いしたものです。
あの後指摘されたことを注意しながら精読、多読を2ヶ月ほど繰り返し、今回初めて目標スコアに届く事ができました!
R5.5→7.0と奇跡のような上達でオーバーオール6.5を取る事ができました!!
ライティングもなんとか教えていただいた問題集で練習し6.0を取る事ができ、全部6超えもクリア、お陰様で交換留学プログラムに申し込めそうです。
本当に本当にありがとうございました!ー
あんなさん
嬉しい報告ありがとうございます!精読チェック、かなり辛口にしてましまったので嫌われたかと思ってましたが(笑)いい報告が聞けてよかったです。
継続した努力がそのままスコアに現れたんだと思います!
でも6.0じゃ全然イギリスでネイティヴ相手には通用しないのでこれからも勉強楽しみながら頑張ってください!、、、と最後まで辛口です笑
先ほど、文章を途中で送ってしまったので、再度投稿させて下さい。失礼致しました。
こんにちは。お伺いしたいことがあります。現在、ieltsの勉強に取り組んでいるのですが、困ったことがあります。ielts11公式問題集に解説が載っていなくて、学習がかなり不便です。。どうしてこの答えなんだろう、と思うこともあり、そのときに解説が欲しいとよく思います。自己流解決することが不安に感じますし、自分での分析は曖昧なのにそれに時間をかけていることがもったいないです。予備校などの解説が必要なのかな、、とも感じてしまいます。お伺いしたいのですが、ielts公式問題集は信頼できる本ですが、解説がない中、どのように取り組みましたか?
追加しました。
コメントありがとうございます。
基本的には精読をやり込んでいただく、それをやった上でもまだ答えがわからないという場合には精読の質がまだ及んでいない、ということだと理解してください。
その精読をやりこむためには、かなりの時間を必要とします。知らない単語を調べるのはもちろん、全ての文法事項を細かい代名詞なんかも含め紐解く事が英語力上達のキーです。
逆に解説書を読めば確かにすぐ答えはわかるかもしれませんが、残念ながら自分の読解力向上にはなりません。
その場は解決すると思いますが、それでは次々に出てくる疑問点には対応できませんし、本番試験ではそのまま壁にあたることになります。
少なくともリーディングに関しては予備校や解説本は不要、というより英語力上達の弊害だとはっきり言いたいと思います。
自分で解釈している時間がもったいない、というのは完全に誤った考えで、その考える時間こそが1番重要なステップです。
そこの疑問を解決するために様々な文法事項を調べ、照らし合わせ、1番理にかなうものを見つける。英単語や熟語を探し1番ぴったりする意味を理解する。前置詞の違いによる意味の変化や文の構造の変化を理解する。
わずか1センテンスでも相当な時間を要するはずです。
繰り返しますが、精読はかなり負荷のかかる作業で、慣れるまではかなりの時間とストレスがかかると思いますが、それはそのまま英語力向上につながります。
1つの疑問点を解決するために10の確認をすることこそに意味があり、答えだけみて納得する事ほど無駄なことはありません。
私の紹介する勉強方法を実践されている方は非常に多く、スコア4.5程度の方から色々いますが、皆さんしっかりとスコアを伸ばしています。
なぜ皆さんわずか長文10個程度の精読をやりこむだけで、新しい長文に太刀打ちできるようになるのか、それにはそれなりの意味があります。逆に解説を読んで納得するだけでは、おそらく相当な数の長文を読んで問題を解いて、を繰り返さないと英語力向上にはならないのが現実ではないでしょうか。
まずは自分の限界と言えるレベルまで精読していただき、それでも不安があれば精読チェックをしていますので(記事内リンク参照)改めて依頼していただければとおもいます。
追記読みました。
ありがとうございます。過去の記事も読みましたが、読解を1日1時間集中してることを大切に頑張ってみます。また記事の更新を楽しみにしております。
頭から火吹くくらいやり込んでみてください。
最初の1本と10本目では全然負荷が違うと思いますよ。
少なくてもスピードなんちゃらのように聞くだけでとか、楽して習得は絶対あり得ないので、忍耐力が大切です。
ご丁寧にかつ迅速にお返事下さり、ありがとうございます。今まで解説を頼りに英語学習をしていたので、テクニックなどは考えずに、とりあえず自分の分析を信じて学習してみようと思います。よろしければ不安や疑問点をまた相談に乗っていただければと思います。
先ほどのコメント少し追加したので再度ご確認お願いします。
僕も最初精読始めた頃は20分で解くべきパッセージ1つに対して2時間半くらい費やして、それでも疑問点が残って、、、なんてことは当たり前のようにありました。
そんな時は気分転換がてら次のパッセージを別の日にやって、また戻ってもう一回考え直す、とかでも全然OKです。
進んでまた戻る、その間に自分の英語力も何かしら増えてると思うので後で解決できる問題もあります。
長文1つ1つをこなすというよりは過去問集の9-11など3冊セットで自分の英語力を上げていく、と考えた方がいいかもしれません。
アイエルツはトイックや英検とは違ってなかなかテクニックでどうこうできる試験じゃないので、腰を据えてしっかり使える英語力を育ててください。
そうすればアイエルツに限らず渡航後にも役立ってくるはずです。
精読チェックはいつでもしますので、もし疑問点などあったり、どーーーーーしても解決できないところあれば改めて依頼お待ちしています。
大学一年のものです。
リーディングとリスニングとライティングは自分でやれる気がするのですが、スピーキングはどのように対策しましたか??大学のネイティヴの先生に頼むべきでしょうか?
はぎおさん
コメントありがとうございます。僕も同じ悩みを抱えていました。
スピーキングについては、勉強方法を別の記事でも紹介していますが、やはり場数を踏むというのはとても有効でした。
なので、大学にいる教員や留学生でもいいので、とにかく英語を話す機会を増やすというのは必須だとおもいます。
海外のIELTS対策サイトや市販の対策本(Colinsなど)
に頻出の例題が多数掲載されているので、可能な限りたくさんネタを仕入れ、それをもとにネイティブに協力してもらえるのであればベストです。
僕はそういう人がいなかったので、夜歩いてる際などに質問に対する答えを独り言のように話したらしてました。
また、とっさの英語での反応や2分間のスピーチに役立つと考え、歩きながら独り言で1日を振り返ったり、目に入ってきたものを英語でひたすら表現するという訓練も有効でした。
ただ、私の場合実際のところ、ネイティブとの会話量が0に等しかったこともあり本番試験直前にはスピーキングに関しては対策を専門にしているネイティブの予備校?のようなところに通いました。
参考になれば幸いです。
初めまして、こんにちは。来月に試験を控えている大学生です。過去問3冊の英文の精読及び多読以外に、試験直前期に力試しとして新しい問題を解くということは一切しなかったのですか?今は、やってきた過去問の精読と多読しかしておらず、答えもほとんど覚えてしまっています。
来月に試験とのこと、頑張ってください。
かいてある以外のことは一切しておらず、別の参考書なども一切使っていません。
Wのエッセイや英単語の確認を除いては直前記も特にかわったことはしていません。
答えを覚えているとのことですが、私は「問題を解く」ということそのものに価値を感じませんのでいちいち問題文はその段階で見る必要はないように思います。
1秒でも早く読むということ、本文中にでている知らない英単語などを限りなく0にすることを目指してください。
また精読は十分ですか?ほんの少しでも文の構造に不明瞭な点がある場合にはそういうところもしっかり潰す必要があります。
私が思うに過去問3本全長文を完全マスターするのはかなりの時間を必要とします。1ヶ月や2ヶ月では成し得ません。もし早い時期に終わったと感じるようであれば結構詰めが甘い可能性があるので再度確認してください。
完璧だと自負があるのであれば、過去問を一冊追加してもいいように思いますが、まずは来月の試験に向けてライティングなどに時間をかけて見るといいように思います。スコアが出ればまた対策方法も固まるのではないでしょうか。
お返事、ありがとうございます。そうですね、1秒でも早く読めるようにもっと訓練しようと思います。私は文構造のメモなどなくても読めるようにまっさらな英文のバージョンでも多読しているのですが、Yamaさんは上記のように文構造を書き加えた英文だけで多読訓練していましたか?
基本的には精読を行なったものを利用して多読をするというのがコンセプトですので、書き込みをしっかりした状態での多読を行なっていました。
マーキングや書き込み(もちろん日本語の書き込みは論外です)をしていると、その文や英単語は嫌でも目に飛び込んできますので、繰り返していると知らない英単語を覚えるのはもちろん、文の構造までうすうす覚えてきたりもするのでライティングでもいきてきたりします。
この表現、単語のあとに関係詞でこういう方向から修飾するとこういう言い回しになるんだなーなんてちょっと高度な文をそのままパクってライティングで使ってみたり、ということが可能になるかもしれません。
ただ、精読をして完全に文法、英単語などマスターしたと胸を張って言えるレベルであれば白紙の状況でもいいように思います。別の記事で「あなたの精読チェックします」という企画をしているので、もし興味があればそちらもお申し込みください。
Yama様
お返事ありがとうございます。
せっかくなので、精読チェック、リクエストしてもいいですか?笑
ありがとうございます。大変お手数なんですが、精読チェックします、っていう記事があるのでそちらのコメント欄より再度メッセージ残していただけますでしょうか。
こちらの記録に使っているのでご協力おねがいいたします!
はじめまして、Yuriともうします。単語の覚え方や、Reading のテクニックなどわかりやすい説明ありがとうございます。
実は、Yamaさんがオススメできないと言っていたフィリピン留学に現在来ているものです(笑
私のターゲットスコアはまさかの7eachで、次の1月までに結果が欲しい状況です。まだ、Real examは受けたことがなく、4月末か5月に1度受験を検討しています。
勉強を自分で始めて1ヶ月+フィリピンに来て2ヶ月と2週間たってほぼスコアに変化がありません。(フィリピンには6月まで滞在予定です)1日9時間(平日)+セルフスタディを3時間前後しているにもスコアが変わらないという事に恐怖を覚えています。軽く気が狂いそうです。
ちなみに、毎週 模試的なものを受けているのですが、R:5 /L :5-5.5/ S: 5.5-6 / W: 5 を行ったり来たりでそれ以上を打破できていません。Yamaさんはどのくらいでbreakthrough を感じましたか?
変な質問ですみません。
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
私の場合、ある時いきなり上がったということはなく、ほとんど勉強時間と比例してスコアがあがっていったような印象です。
まず、模試というのがどのように行われているかはわかりませんが、問題のレベルや本番のストレスッフルでかなり厳格な状況とは随分と違うと思うので、あまり当てにならないと思う、というのが正直な感想です。
また、勉強時間についてですが、授業などを受けている時間は他の記事で紹介している「勉強時間」には含みません。というのも、トレーニングという意味での負荷がかかっていないためです。
速読や精読、シャドーイングといったやってるとイライラが募り疲れてくるような、そういう負荷の大きい勉強を「勉強時間」として2〜300時間でOA0.5という説明をさせていただいています。
ですので、平日3時間程度というと月に100時間程度になると思うので、2ヶ月でOAが0.5上がれば統計通りかな、という感じがいたします。
もちろん単語力が付いてくるとそのぶん伸びが早まるのは確実ですが、海外語学留学の欠点としてそういうアカデミックな語彙力の向上という意味では単語帳などひたすらやったほうが効率がいいので、その点は意識されるといいと思います。いずれにせよ来年の1月まで時間があるので、あまりコン詰めすぎる事なく時間を逆算しながら勉強計画をしっかり立ててみてください・
的確な返答ありがとうございます。確かに、言われてみるとその通りかもしれません。
もう少し、自分なりに勉強時間の検討をしてみたいと思います。ちなみに、yamaさんはどのような時間割で勉強されていましたか?私の場合、自主学習の大半がwriting とReading に使われて休み時間と寝る前に単語とlistening を聞いている様な状態です。
宜しければ、聞かせてください。
時間割というとその日によっても違ったのでなんとも言えませんが大体こんな感じです。
平日
R:1〜2時間(精読1本+多読or多読のみ)
英単語:1時間
L:1〜2時間(シャドーイング)
週末
R:2時間(精読1本+多読)
英単語:1時間
W:エッセイ1〜2本(1〜2時間)
L:シャドーイング(1〜2時間)
Lはほぼ例外なく寝る直前にベッドの中でやってました。ライティングは週に2〜3本程度(Task1・2合わせて)しか書いていません。
僕の勉強時間についての記事を読んでいただけるとわかりますが、大体このペースで月に100時間、半年で600時間の勉強時間を確保しOA2.5の上昇につなげています。
参考になれば幸いです。
追記
4/28にこちらのアドレスで「月100時間確保!IELTS7.0達成した僕の学習スケジュール公開」という記事を投稿する予定になっています。もし覚えていただきましたら、改めて読んでいただければと思います。
https://dent-sweden.com/english/ielts/ielts-study-schedule
ありがとうございます。
やはり、継続は力なりですね。
目標を達成できるように頑張ってみます。4月28日楽しみにしています。
初めまして。今、6.5を目指していて、yamaさんの勉強方法を活用させていただいたおかげもあり、文章の理解度が上がったと思いますし、わかりやすい解説には本当に感謝しています。
ただ、今勉強していて一つだけ問題として困っているのがyes,no,not given
の問題です。解説がないこともありますが、yes,noは簡単に区別はしっかり
できるのですが、no,not givenの違いになると極端に正答率が落ちていまして、
正直、答えを見て、文型、文構造を見ても、分からない問題があることがあり困っています。また、パート3でそれが出るとそこで時間を思いっきり使ってしまい、もうお手上げです。
〈特に公式問10のraピタの問題が、、、(⌒-⌒; )〉
yamaさんはどのようにして確実に正答を導いているのでしょうか、何かポイント
があれば、教えていただきたいです。かなり、乱雑な質問になってしまい申し訳ありません。時間があるときでいいので答えていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
NoかNot givenかは確かにおっしゃる通り難しい問題だと思います。
基本的にはありきたりな説明ですが、本文で触れられていてしかも反対のことを述べていればNo、本文でそもそも触れられていなければNot Givenです。
で、終わらせたいところなんですが、そう簡単にいかないことは知っています。結構過去問解いている時に、「これNGじゃなくて本文的にNoじゃないの?」みたいなことはよくありました。
ですので、明確にはなんともいえないんですが、設問を読んで、本文に書いてあることをエビデンスに否定できればNo/False、本文で全く触れられていない、もしくはトピック的には触れられているけど設問に書いてあることを否定するだけの根拠が述べられてない時はNGと考えてみてください。
No・Falseと回答するためには、YES/Trueでない明確な理由が本文に書かれている必要があります。
例を1つあげます。
(本文)山手線の内回りは常に右回りで、平日日中は5分おきに原則来る。
設問1:山手線の外回りは左回りである。
答え NG そりゃそうだろうけど外回りのことは触れられていない。
設問2:山手線の内回りは左回りのことがある
答え No 常に右って書いてあるため左の可能性は無い
設問3:山手線は遅延することがある
答え NG 遅延については全く書かれていない
、、、いや酷い例ですねこれ。なかなかうまく説明できずにすいません。ただ、YES/NOをつける時には明確な根拠があるかどうか、というのがポイントです。
申し訳ございません!
以前のコメント欄にて
解き方について記載されておりましたのでこちら通りで勉強していきたいと思います。失礼しました!m(__)m
コメントありがとうございます。おかげさまで色々とご意見、ご質問いただいていますので、ブログの記事とは別にコメント欄等も参考にしていただければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
初めまして。
IELTSを勉強しているものです。
コメント失礼します!
リーディングに関してなのですが
リーディングはどういうった風に解いていくのがいいのでしょうか?
キーワードを関連付けて解いていくというのがなかなか難しくてやはりサラッと全文読んでいくのが正しいのでしょうか?ご面倒かとは思われますがお返事お待ちしております!
いつもブログ拝見しております。Reading以外パートでは模擬試験で6.0前後取得できるのですが、どうもReadingだけ中々成果が出ず焦っております。YamaさんのReadingの記事のやり方に従い、精読と多読を繰り返しておりますが、中々成果が感じられません・・。また、模擬ではいつも時間が足りず、passage2で終了してしまいます。スキミング、スキャニング以外にYamaさんなりの具体的な問題の解き方などは、ございますでしょうか?お忙しいとは思いますが、いい方法あればご教授いただきたく存じます。
コメントありがとうございます。
リーディングは筋トレと同じですので、まずはそんなに急激に上がるもんでもないということは念頭に置いてください。
この方の成績は結構典型的なお仕事をされながらの対策の例だと思いますが、半年かかってもこの位しか上がっていませんので、短期であげるとしたらやはり相当な努力が必要です。
http://blog.livedoor.jp/tellmesaka0607/archives/111231.html
また時間が足りないということは、設問を解くために必要な情報をパッセージから得るための「スキミング」の能力が足らない、根本的に読むスピードが遅い、語彙力が足らないのどれかです。自分の一番の弱点を考えてみてください。
他のパートでも6前後ということで、私的にはまだまだ語彙力が足らないのかなーと思います。精読をどのくらいの時間かけて行っていますか?その後の多読をする際に1パッセージ1回読むのに何分くらいかかってますか?その際にどの程度内容を理解できていますか?
そこらへんを教えていただければさらにアドバイスができるかと思います。
ちなみにですが、私が8.5とった時も全て解き終わったのは試験終了10秒前でした。もちろん見直しなんてできませんし、後で確認する時間もありません。超アドレナリンでながら冷や汗かいてといた記憶があります。
もし分からなかったら速やかに設問を飛ばして次へ、という習慣は大事です。まずは高得点を目指すよりも、時間内に全て終わらせることを優先してください。終わらないでは確率論で取れる点も取れません(T・F・NG等)。どんなに引っ張っても20分で次のパッセージへ行く、という習慣は模擬試験だとしても重要だと思います。有名な話ですが、IELTSのリーディングはネイティブでもしっかり読み込んで解答するのは無理、と言われています。あくまでアカデミックな英語試験ということで、大量の情報の中から短時間に必要な情報だけを抜き出す力を試されているということです。
さらに言いますと、同じ段落を2、3度読み返しているのであれば、それが時間が足らない理由です(その場合恐らく英語→日本語に脳内で翻訳しているはずです)。精読している意味はそこにあるのですが、とにかく文の構造をしっかりと捉え、翻訳ではなく意味を英語で捉えていくという作業が必要です。
ご返答ありがとうございます。個人的に弱点として、スピードが遅い、語彙力不足、共に同じくらいダメだと思います。精読は基本的に1時間前後、ほぼ毎日行ってます。多読の時間は内容にもよりますが、慣れてくれば5分前後、苦手分野であれば7分程度です。ただ、理解度としては60%-70%だと思います。完全に理解しようとすると、どうしても時間がかかってしまいます。
なるほど、参考になります。そうですね、20分で次へ行くという習慣はつけてなかったので、今後は心がけるようにいたします。また、仰る通り同じ段落2-3回読み直してしまう時が、多々あるように思います。日本語→英語翻訳はしておりませんし、普段も英英辞典を使用しております。しかし、それにも関わらず日本語が頭に出てきてしまい、理解を邪魔してしまう時もよくあります。英語で理解しようとすると、日本語の時よりも時間が無駄にかかってしまっている、というのが自己分析です。
語彙力と速読力はかなりリンクするので、語彙力増強は継続してください。
もし多読をした際にも理解が甘いところがあると思ったら、そこのところの精読をもう一度見直し、あるいはやり直してみてください。やり方自体は間違ってないように思います。ただ速読ですが、精読後の速読スピードが7分となると少し遅いように思います。最低でも5分以内、慣れれば3〜4分台目指してみてください。実際には1問につき1分半程度で解かなければいけないので、読むスピードを鍛えることは非常に重要です。
速読のスピードが上がらない理由としては、トレーニング不足のほかに、語彙力不足、文の構造の理解不足がありますので、こちらは精読と語彙力強化で補ってください。
日本人ですので、日本語よりも時間がかかるのは致し方ないところです。慣れも大きいと思うのでとにかく継続してください。ちなみに理解スピードを上げるのにリスニングは意外といいトレーニングになります。聞いて即理解というのは読んで即理解よりも負荷のかかる作業ですので、空き時間にBBCなんかを聞いてみるのもいいかもしれません。