ベラルーシ入国!実録5日以内限定ビザフリーでの入国方法

ミンスク国際空港

東欧に位置し、旧ソ連の体制を支持、ロシアと連邦制を組むことを企んで20年以上にわたり独裁政権が続いているベラルーシ。

さらには最近までEUや米国から経済制裁を受けていたり、とこれだけ聞くとかなり危ない国のようで敬遠されがちですが、実際には全くそんなことはありません。

まだまだ日本からベラルーシに入ったことのある人は少ないですが、今回は2017年2月に開始された特定国籍者限定のビザフリー(ビザ無し5日間)制度を使った入国方法について、実際に踏んだ手順を元に紹介します。

1. ビザフリー制度概要

*最新の査証情報はベラルーシ共和国大使館のサイトで確認してください。

ベラルーシは今までビザ無しでの滞在をロシア連邦域内の国民以外には認めておらず、入国するためには非常に面倒なビザ取得をする必要がありました。

また観光ビザの条件も非常に厳しく、一般的に個人での取得はほとんど無理。

そのため「通過ビザ(トランジットビザ)」という、リトアニアやポーランドからウクライナへ鉄道で抜ける際に「通過」するための許可ビザを取得するのが一般的でした。

この通過ビザはベラルーシ入国後48時間以内に出国しないといけないため、さらっとミンスクの街並みを散歩するくらいしか無理。

それでも、コアな旅行者を中心にこのルートはよく使われてきました。

そんなベラルーシですが、ついに2017年2月、ヨーロッパ最後の独裁者と呼ばれるルカシェンコ大統領の鶴の一声によりビザ条件が緩和。

日本を含む特定国籍者はいくつかの条件のもと、5日間までの滞在がビザフリーで許可されるようになりました。

条件は以下の通り

  • 空路でロシア以外から入出国
  • 25ユーロ/1日の所持金
  • ベラルーシ国内有効の医療保険(10,000ユーロ)

今回は実際の体験をもとに日本人がベラルーシにこのビザフリー制度を利用して入国する流れを紹介します。

2. 機内にて

ベラルーシ入国

まず、ベラルーシにビザフリーでの滞在をする場合には空路でロシア以外から入らなければなりません。

尚、ベラルーシ国内に国際空港は1箇所しかありません。

ベラルーシ入国カード

機内ではこのような入国カードが配布されます。外国人は全員このカードを記入しないと入国審査に進むことができません。

左右とも同じ書式となっており、左側は入国時に審査官に回収されるもの、左側は出国時に回収されるものとなります。

漏れがないように両面ともしっかりと記入してください。

ベラルーシ入国カード

ベラルーシのフラグシップ航空会社であるベラヴィア BELAVIAを利用した場合には機内誌に記入方法のサンプルが載っています。

一部格安航空会社などでは配布がないかもしれませんが、その場合には空港到着後に記入することになります。

3. 保険購入

ベラルーシ入国保険

外国人は全員医療保険加入が義務付けられています。

空港の入国審査場前には24時間営業の保険窓口があり、ここでクレジットカードもしくは現金で購入可能。1週間までの保険料は4ユーロ(2017年12月現在)でした。

ベラルーシ保険

日本などで申し込んだ保険の場合、証書の言語や通貨の違い、あるいはベラルーシ国内での保障がされるのかなどで入国時に確認で時間を取られる可能性があります。

保険料も非常に安いので、いずれにせよ空港で購入することをおすすめします。

4. 入国審査

入国審査時に以下の書式を提出します。

  • パスポート
  • 入国カード
  • 保険証書

審査官はパスポートの偽造を非常に警戒しているようで、紫外線や拡大鏡を使って念入りに調べていました。

聞かれた質問は以下の通り。

  • 何日間滞在するのか
  • 目的は何か
  • どこに行くか
  • どこに泊まるか(ホテルかアパートメントか)

最後の宿泊がホテルかアパートメントかで警察への手続き方法が変わる、みたいなことを言ってましたが、ホテルに宿泊する場合にはフロントが全て手続きをするので問題ない、とのこと。

東欧系の審査官はどこも怖い系の人が多いイメージではあったものの、実際に当たった審査官はなかなかいい人でした。

色々観光名所を教えてくれたり、おすすめレストランを教えてくれたり。なんやかんや5分以上かかりましたが、結構楽しく話してた、という感じ。

今まで空路で観光客が入ってくるということがほとんどなかったこともあってか、審査官も旅行者と話せて上機嫌という可能性もあります。

ベラルーシへ

審査が終わると、パスポートと一緒にスタンプつきの入国カード右面(出国用)が渡されます。

この紙は滞在中パスポートとともに常に携帯しないといけないとのこと。ホテルチェックイン時に、ホテルフロントスタッフがこの裏面に何やら記入し押印していました。

国内での動向をさぐるためでしょうか。

万が一の事があると思って聞いてみたところ、もしこの出国カードを無くしたら「直ちに警察に行かなければならない」、「出国カードなしで出国審査を受けるとペナルティという名の罰金がかかる」、とのことでした。

薄い紙切れ1枚ではありますが、絶対に無くさないようパスポートケースの中に入れるなどしっかりと管理するようにしてください。

5. 入国後

空港到着後市内までの移動方法はこちらの記事で紹介しています。

6. 最後に

いかがでしたか?

突如欧州最後の独裁者とされるルカシェンコ大統領の鶴の一声によって、ヨーロッパ最後の観光客未開の地ともいわれるベラルーシへの入国の道が開かれました。

このビザフリー制度がいつまで継続されるのか全く不明ではありますが、今まで膨大な書類準備が必要だった頃と比較すると、現在は条件はあるものの格段に観光客の利便性が向上しています。

是非未開の東欧の地に興味がある方はこのチャンスを逃さずに、入国・旅行を検討してみてください!

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ABOUTこの記事をかいた人

Shun

アイルランド、スウェーデン、イギリスに留学経験あり。その際時間の都合がつく限りヨーロッパ各国を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。

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