予想外!?独裁国家ベラルーシに来てがっかりした10個のこと

ミンスク

どこにある国かも想像がつかない方が多いと思いますが、ベラルーシときいてどういう印象を持ちますか?

ベラルーシは旧ソ連構成国の一つであり、現在においてもロシアと組んでソ連復活を目指しているかなり風変わりな共和国。

ヨーロッパ最後の独裁国家とも呼ばれ、EUや米国による経済制裁を物ともせずルカシェンコ大統領が20年以上もの間政権に鎮座しています。

そんなベラルーシに訪れてみて、実際の印象と噂で聞いていた情報が色々と違うことが多くみられたので、今回は期待・予想に反して「がっかりしたこと」を10個紹介します。

偏見1. 超厳しい入国

ベラルーシへ

ヨーロッパ最後の独裁国家と言われるベラルーシ。

さぞかし入国も大変なんだろう、、、と思いきや2017年2月より日本を含む観光客に一定期間内のビザフリー滞在が許可されるようになりました。

それまでは非常に面倒なビザ申請の手続きが必要で、観光ビザをとるのが非常に難しい国だったようですが、このビザフリー制度開始によって今では1枚入国カードを記載するだけという拍子抜けするくらい簡単になっています。

偏見2. 鬼入国審査官

泣く子も黙る入国審査官。ヨーロッパの入国審査官はきつい目でパスポートを凝視し、無愛想で挨拶の返事もしない、そんなの当たり前。

まして東欧で独裁国家で、ソ連回帰を目論む国とあっては、入国審査はめちゃくちゃ厳しいのかと思っていたところ完全に拍子抜けする経験となりました。

今回当たった審査官はやったら話好きのフレンドリーなお兄さん。

海外からの旅行者がまだ物珍しいのか(2017年2月よりビザフリー訪問許可開始)、聞いてもいないのに観光名所を教えてくれたりとまるで観光案内所にいるかのような気になってしまいました。

こればかりは人による差はあるのかもしれませんが、入国審査もパスポートの偽造がないかの入念なチェックはあるものの、聞かれることもごく普通のことで簡単。

変に覚悟していたのが全くの無駄となってしまいました。

偏見3. 経済制裁で荒廃

旧ソ連崩壊による混沌期に引き続いて、EUや米国に長年経済制裁を受け、未だにヨーロッパ最後の独裁国家だと西側諸国から批判を受けるベラルーシ。

巷の情報だけを信じるとベラルーシは経済崩壊の危機にあり、インフラもかなり厳しい状況、なんて想像をしてしまっていましたが、実際に訪れてみて拍子抜け。

メトロシステムやバス、トラムなど非常に信頼性が高い公共交通機関が揃い、郊外では建築ラッシュ。

首都ミンスク中心地では見事に整備された道路に町全体を照らすライトアップ。

よく途上国で見られる「一歩路地に入ったら」というのは全くなく、ホームレスも物乞いも1人もいませんでした。

さらにレストランは平日でも客入りは上々で、おしゃれなカフェやバーなども多くあり若い人で賑わっています。

経済危機だのという雰囲気を感じることはまずありませんし、経済制裁っていったいなんなんだろうという疑問さえ湧いてきます。

偏見4. ぼったくり

ものすごく途上国のイメージを持っていたこともあって、ボッタりにはかなり警戒していたのですが、結論から言うとベラルーシ人ものすごく正直です。

レストランやカフェはもちろん、スーパー、ファストフード店、地下鉄の切符売り場何ひとつとってもお釣りをごまかすなどということはなくきっちりと戻してくれます。

もちろん支払う金額も額面通り。

空港や駅で呼び込みしている白タクは最初から高額な料金を提示してくるらしいので、そういう人にだけは気をつける必要がありますが、それ以外の場面ではお金の心配をする必要はほとんどなさそうです。

偏見5. 観光名所無し

ミンスク

よく聞かれるのが「ベラルーシは見所がない」ということ。

これは大嘘です。あるいは、従来のトランジットビザによる滞在で数時間しかミンスクにいない人にとっては見所がない、ということになるのかもしれません。

実際には非常に見所は多く、ミンスク中心地だけでも第2時世界大戦や旧ソ連にまつわる博物館など、西側で見られない珍しい展示をしている施設などは非常に魅力的です。

また郊外に行けばユネスコ世界遺産に登録されているブレスト Brest、ミール Mir、ネスヴィジ Niasvižなどもあり、文化、歴史、自然など様々な方面から楽しむことができます。


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偏見6. KGBの監視

KGB

ベラルーシは世界で唯一、ソ連の秘密情報機関であり戦時中や冷戦中には暗殺や虐殺まで行っていたとされるKGB(国家保安委員会)が今も公式に活動している国。まさに泣く子も黙る恐怖政治の一端を担う存在です。

そんなKGBですが、ミンスクのメインストリートにはKGBメインオフィスが堂々とそびえ立っています。

いたるところで諜報活動が行われているんではないか、とか下手なことすると捕まるんじゃないか、とか色々考えましたが、観光している限りにおいては全て取り越し苦労。

普通にルカシェンコ大統領の悪口を言ってるベラルーシ人もいましたし、現地で会った人に聞いてみるとデモなどの制限はあるものの日常においては政治の話題がタブーになってる様子もなし。

もちろんインターネットであんなことやこんなことをしても捕まることはありませんでした。

ただ、依然としてメディアやジャーナリスト、活動家への監視活動は公然と行われているのは事実のようです。

偏見7. 英語禁止

メトロ

一般的にベラルーシはロシア語・ベラルーシ語圏。よって英語はほとんど通じません。

ごく一部の英語ツアーを開催しているスタッフを除いて30歳以上の人で英語を話せそうな人は皆無。若い人でもかろうじて「Cash or Card」が通じる程度のレベルだと思っておいたほうがいいでしょう。

しかし、いざ博物館にいくと英語での説明書きがしっかりあったり、地下鉄では英語表記だけでなく英語の車内放送も流れているなど旅行をする上で言葉に困ることはほとんどありませんでした。

またカフェなどでは若い店員さんは頑張って英語でなんとか伝えようとしてくれたりとこても好印象。

偏見8. 危険な治安状況

ベラルーシの治安

旧ソ連、独裁国家、それだけで治安がすごそうな印象ですが、私が過去訪れた国の中で最も治安がいい国の1つだと感じました。

また日が落ちてからも子供達だけで公園で遊んでいたりとまさに古き良き時代がそのまま残っているという感じ。

治安が安定している要因としてまず第一に移民・難民がほとんどいないということ。そして観光客もいないため、観光客目当ての犯罪もない。

物乞いもなければホームレスもいませんし泥酔者も薬物使用者もみかけません。

さらに、ベラルーシ人はおとなしく静かな人が多いのか、どこへ行っても静か。地下鉄の中で爆睡しているベラルーシ人もいたくらいなのでやはり治安は安定している証拠でしょう。

また、赤信号を無視して渡る人もほぼ皆無。たとえ車通りがまったくなくても信号を待っている歩行者を見ると、いかにルールがルールとして根付いているかがわかります。

偏見9. 米国系企業無し

KFC

ソ連復活を目論み、反米路線をとってきたルカシェンコ政権。さらにはアメリカも長年経済制裁を課していたということで、アメリカ系のお店なんてあるはずがない。

と思いきや、街中にはアメリカ系ファストフード店が軒を連ねて昼間から大混雑。

超ソ連風の建物のテナントにはKFCなんていう東西の見事なコンビネーションなんていう見事な光景をベラルーシではみることができます。

KFCの数は本当に多く、しかもいつどこへにっても混んでいるというような人気ぶり。

やはり現代、食べ物には西も東もないのかもしれません。

偏見10. 撮影して拘束

ミンスクメトロ

Youtubeなどでベラルーシの情報を見た人は知っているかもしれませんが、多くの人がいうのが「ベラルーシでは撮影禁止のものがたくさんある。」ということ。

下手に撮影するとKGBに拘束される、目の前でデータを没収されるだの色々な情報が錯綜しています。

例えば、建物の上にベラルーシ国旗がついている政府系の建物やメトロシステム、KGB関連の建物は機密情報にあたるため撮影禁止、ということ。

確かに政府系建物では警官や軍が警備しているところが多く、多少の物々しい雰囲気はありますが、その目の前で撮影していても何も言われることはなし。

もちろんメトロ構内で撮影していても何も言われません。事実メトロでは、禁止事項一覧が書かれているのですが、その中に撮影禁止というものはありません。

周りの人の迷惑にならない範囲であれば、特に撮影制限というものはないと考えていいでしょう。

最後に

いかがでしたか?

ベラルーシを訪れる際に覚悟していたものの、実際には期待はずれに終わった事柄を10個紹介しました。

様々な噂がありますが、現在のベラルーシは「観光客としては」英語が通じないことを除いてとても過ごしやすい場所。治安もよく人々の親切さも予想以上でした。

欧州最後の独裁国家と言われなかなか怖いイメージのあるベラルーシですが、一般市民のインターネットへの自由のアクセスも可能になっていることもあって、少しずつ世界が変わろうとしているのかもしれません。

ミンスク

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