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【ミール城】ミンスクから2時間!ベラルーシの世界遺産の見どころ・アクセス方法

ミール城
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東欧ベラルーシにあり、周辺国からの観光客に最も人気なスポットが世界遺産ミール城。

正確にはユネスコ文化遺産「ミール地方の城と関連建物群」として2000年に登録されています。

今回はそんなミール城にミンスクから実際に行ってきたので、美しい姿とともに概要を紹介します。

1. ミール城アクセス

ベラルーシは観光開発がほとんど進んでいないこともあり、ミール城へ自力でたどり着くのは至難の技。

とは行っても一応、3時間に1本ほどミンスクからミニバスが走っており、公共交通機関を使ってなんとかアクセスすることは可能です。

ですが、非常に利便性が悪く、万が一のことがありバスに乗り遅れるなどした場合には自力でのミンスク帰還がかなり難しくなるのでおすすめはできません。

またミンスクからミール城の南東にあるStolbcsi駅まで列車を使うことも可能ですが、その場合往復ともタクシー(20分程)を利用する必要があります。

駅からミール城まではタクシーを捕まえることが可能ですが、帰りのタクシーが現地ではまず捕まらないため料金交渉などをロシア語でできる人以外にはおすすめできません。

代わりに、様々なツアーがミンスクから出ており、英語で催行されるものも多くあり、こちらの利用がおすすめ。

この場合には、近郊にある同じく世界遺産ネスヴィジ城にも寄るため、1日で2つの世界遺産を堪能できます。

ちなみにネスヴィジへは公共交通機関を使ってアクセスすることはできません。

例としていくつかツアー会社や送迎会社のリンクを貼っておきます。

ちなみに私は自力でのアクセスは断念。Minsk Transferにメールで事前に値段を交渉し100ドルでミール城とネスヴィジ城への往復送迎を依頼しました。

ツアーではないのでガイドはつきませんが、英語を話す現地の運転手が色々話を聞かせてくれたり、おすすめレストランに昼食つれてってくれたりと、プライベートツアーのような感じでとても融通を利かせてくれました。

2. ミール城概要

ミールはミンスクの南西90kmに位置する小さな町。その町外れにまるでおとぎ話の中からでてきたかのような美しいお城、中世の花とも呼ばれるミール城があります。

15世紀から16世紀にかけてゴシック様式で建築されたものが起源で、その後リトアニア大公国貴族の手に渡りユネッサンス様式を取り入れ改築。

しかしその後は放置され荒廃。さらに19世紀に入るとナポレオン戦争に巻き込まれ大きく損傷をうけたものの、19世紀末に当時の技術を結集させて元の姿に修復。

その後第二次世界大戦時にはナチスドイツに接収されたのち終戦後に再度修復され現在の姿となっています。

と、これだけでもいかにベラルーシの歴史が波乱万丈だったかがよくわかるエピソードです。

ミール城

ミール城の人気ポイントはなんといってもこの外観。オレンジやピンク色といった明るい色を使ったおとぎ話に出てきそうなお城で、周辺の雰囲気がとても静かで落ち着いていることからまさにオアシスという感じ。

入場をしなくてもその雰囲気を十分に楽しめる環境となっています。

3. 城内博物館

ミール城

とはいっても、せっかく訪れるのであれば城内の博物館も見学しましょう。

ミールには6世紀もの間ベラルーシ人はもちろん、ポーランド人、タタールスタン人、ユダヤ人など様々な人種が住んでおり、その多様性を象徴するかのような様々な文化や歴史が城内部に展示されています。

とても独特な天井が特徴のダイニングルーム。

一部屋一部屋がかなり特徴的で、建築様式も様々。

そして大広間には立派なシャンデリアが飾られ、現代式の宮殿のような内装へと改装されています。

もちろん、修復当時の姿をそのまま残している箇所もあり、どのような状態から修復されたのかを知ることができます。

内外ともにレンガ造りでとても頑丈そう。もともとこの城は要塞として作られたものではありませんが、ところどころに防衛のための工夫もされています。

博物館内部には、部屋の公開だけではなく、この地に根付いた文化や出土品などの展示も多数。そして、この城が16世紀に使われていた時代を再現した部屋などもありました。

やはりこう見ると、現代の生活とは全く異なります。

特に冬場は非常に過酷な環境になるこの地なため、一部屋一部屋の壁を熱くし、出入り口を極端に狭くするなど断熱の工夫などを目にすることができます。

4. 屋外パフォーマンス

城内の広場では、週末だったこともあってか民族衣裳を着た人によるパフォーマンスが。

ロシア語だったため内容はあまりわかりませんでしたが、衣裳の説明や、当時の戦さの状況などを説明しており、その後金属製の本格的な剣と盾を使って見事な太刀合いのシーンを見せてくれました。

5. 屋外展望

もちろん城ということで見張り台があり、そこに上がることもできます。

人生でこんな急なの使ったことがないというくらい、急で狭い螺旋階段を登っていきます。

一段の高さは膝丈以上。大股で階段を一歩一歩登っていくとやっと頂上へ。

見張り台の頂上部分には全面に小さな切り抜きがあり、そこから周囲の状況を確認することができるようになっています。

6. カトリック教会

このミール城の敷地のすぐ隣には、ミール城とともに同じく世界遺産に登録されているカトリック教会、聖ニコラス教会 Catholic church of St. Nicholasがあります。

ベラルーシの歴史上とても有名な教会で、1605年に建設されたもの。

こちらも博物館入場のチケットを持っていれば内部を見学することが可能です。

教会は1階部分と2階部分にわかれており、礼拝堂のある2階部分へは正面入り口から入ることができます。

他のカトリック教会とは少し異なり、シンプルな作りでかわいらしい雰囲気。

一方教会の脇に回ると、1階部分への入り口があります。

この写真右側の入り口へと入ると、この教会に葬られたベラルーシやミール地方に重要だった歴史上の人物が眠る棺桶が。

こちらもやはり、入場券を持っていれば中に入ることができます。

7. 最後に

いかがでしたか?ベラルーシの世界遺産、ミール城を紹介しました。

城内内部の規模はさほど大きくはなく30分程度で全て見て回れてしまいますが、やはりハイライトはこのミール城の美しい外観。

城周辺は公園になっているので時間をかけてゆっくりと散歩してみてください。お堀があったり木々に囲まれていたりと見る角度によって城の姿が大きく変わります。

ミンスクから2時間、日帰りや半日観光にもおすすめですので是非ベラルーシ旅行の際にはミール城まで足を運んでみてください!

ミール城と同日に訪れることができる同じく世界遺産ネスヴィジ城についてはこちらの記事で紹介しています。

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。