ベラルーシ共和国にあり、世界遺産にも登録されている豪華な古城があるネスヴィジ Nesvizh。
従来交通の要所として非常に栄えた街であり、今でこそ非常に小さくこじんまりとしていますが、依然そこには華やかしい歴史を感じさせる施設が残されています。
今回はそんなネスヴィジで見て回りたい観光名所を、世界遺産ネスヴィジ城も含めて4箇所紹介します。
1. スラック門
スラック門はベラルーシに残る歴史的に非常に貴重な要塞門。
16世紀から17世紀にかけて作られた街の防衛のための要塞門で、ベラルーシ全体ではわずか5つしか残されていないものの1つがこのネスヴィジにあります。
スラックという名前は地理的にこの道路がスラック地方へと続く道であるというところからつけられました。
2階部分は小さなチャペルになっています。
名称(英語): The Town Sluck Gate
住所/マップ: Sluckaja vulica, Niaśviž, Belarus
2. ネスヴィジ市庁舎
ネスヴィジの中心部にある市庁舎。非常に小さな建物ですが、ベラルーシに残る最も古い市庁舎として非常に貴重なものになっています。
1596年に建てられたものが起源になっています。その後幾度となく改修、再建、修復を繰り返され、現在の建物は2004年に修復されたもの。
修復は、バロック様式とルネサンス様式でオリジナルのものを忠実に再現して行われました。
2階部分はネスヴィジの文化や歴史にまつわるものを展示した小さな博物館になっており、入場料を支払うことで内部を見学することができます。
名称(英語): Town Hall
住所/マップ: Sovetskaya Ulitsa, Niasviž, Belarus
公式HP: niasvizh.by
3. ネスヴィジ聖体教会
ネスヴィジ聖体教会は1587年から1593にかけて作られたバロック様式のカトリック教会で、東欧でこの様式で建てられた教会としては最も古いものとされています。
内部は残念ながら撮影が禁止なので写真がありませんが、内装は1700年代初頭に描かれた非常に豪華なフレスコ画が特徴(1902年修復)です。
また、小額の献金をすると教会地下にある棺が並べられた部屋を見学させてもらえます。
そこはリトアニア大公国やポーランド・リトアニア共和国を率いた大権力の家系にあるラジヴィウ家一家72名の棺が並べてあり、その地下埋葬室は世界で第3位(ハプスブルグ家、ブルボン家に次いで)の規模を誇ります。
名称(英語): Corpus Christi Church
住所/マップ: Niasviž, Belarus
公式HP: niasvizh-kasciol.by
4. ネスヴィジ城
ネスヴィジのメインアトラクションであるネスヴィジ城。「ネスヴィジにあるラジヴィウ家の建築的・居住的・文化的複合体」としてユネスコ世界文化遺産に登録されています。
聖体教会に眠るラジヴィウ家の住居として1583年から1604年までにかけて建設された3階建の立派なお城で、城の4隅に設置された守衛塔は17世紀に増設されたものです。
1770年以降になると、ネスヴィジ城はロシア軍に奪還されラジヴィウ家は追われることに。その後様々な戦いに巻き込まれ、その都度様々な用途に接収されてきましたが、現在では見事に修復され内部は博物館として公開されています。
博物館は非常に広大で、当時の貴族の生活を再現した様々な部屋が公開されていたり、文化の紹介、ネスヴィジの歴史にまつわる展示などが豊富。
また、貴族生活をリアルに再現するための役者さんが中にいたりと、とても見学していて面白いお城です。
5. 最後に
いかがでしたか?
ネスヴィジは現在では随分と小さな街になってしまっていますが、従来は大貴族が居住し、交通の要所として大変栄えた都市。
それに見合うように大変貴重で歴史的な建築物や遺跡が残されています。
ネスヴィジに訪れる際には世界遺産にも登録されているネスヴィジ城はもちろん、その歴史のある関連施設も是非訪れてみてください。
ネスヴィジから車で20分程度の場所にある同じく世界遺産ミール城と合わせて訪れるのもおすすめです!
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