スロベニアと聞いて、どういう印象を持ちますか?人によってはどこにあるのかもわからない、なんて方も多いのではないのでしょうか。
東欧に位置しEU加盟国であるスロベニア。近年急速にその魅力が注目されてきており、観光地としても発展してきています。
今回はそんな魅力溢れるスロベニアを旅行する際に知りたい重要情報をまとめて紹介します。
1. スロベニアの治安

東欧スロベニア、と聞いてまず気になるのが治安。私自身ヨーロッパは30カ国以上訪れたことがありますが、その中でも1、2を争う治安の安定した国だと感じました。
観光人気が高まっているとはいえ、イタリアやスペインのような世界中から人が押し寄せる場所というわけでもないため観光客狙いの犯罪はまだほとんど報告がなく、テロや殺人事件など大きな事件も滅多に起こっていません。

またひとり旅が多いことでも知られることからも、治安がいいということを推測することができます。
首都リュブリャナはもちろん、マリボルやプトゥイ、ツェリエなど様々な街に足を運びましたが、どこに行っても昼も夜も安心して歩くことができました。

スロベニアの鉄道は例外なく、と言っていいほどグラフィティーが描かれており、知らないとちょっと治安の悪さを想像してしまいますが、実はこれも鉄道会社が仕掛けたのでは、と噂されるほど。
というのも会社名の部分は避けて描かれている他、この絵がかかれてからすでに数年がたっているんだとか。
確かに他のヨーロッパ諸国同様物乞いやホームレスなどは見かけますが、スロベニア人に言わせても治安が悪いなんて聞いたことがないと胸を張って言っていました。
2. 物価水準

スロベニアは国内事情が安定していたことから東欧の中ではいち早くEUに加盟した国として知られ、現在通過もユーロが導入されています。
そのため、周辺東欧諸国(クロアチアやスロバキア、ポーランド等)と比較するとやや物価は高め。
それでもドイツやフランス、イギリスなどと比較すればまだまだ物価は安く、為替状況にもよりますが日本よりは安いと感じられるはずです。

もちろん観光客目当てのお店や観光地ではやや物価の高さを感じてしまいますが、地元の人で溢れるマーケットや穴場の観光地などではまだまだお得感を感じることができます。
お得に旅行するポイントは、リュブリャナ旧市街などの超観光地からほんの少し外れること。それだけで食費や宿泊費を一気に下げることが可能です。
3. スロベニア料理

スロベニア料理を一言で表せば、ボリューム満点で美味しい。
国土のほとんどが陸地に囲まれているため豪快な肉料理が盛んで、味付けもナチュラルなものが多いため日本人の口にも合う様々な肉料理を楽しむことができます。

もちろん西南部にあるアドリア海に面したエリアでは新鮮なシーフードも楽しめますし、イタリアの影響を受けたパスタやピザなんかも定番。
また同じ国の中でも各地方に根付いた独特な食文化もあるため、訪れる場所ごとの違いも楽しむことができます。
東に行くほど食事のレベルが上がるなんて言われますが、まさにスロベニア料理は絶品づくめ。物価が安いことも手伝って食欲に火がついてしまうので食べ過ぎには注意しましょう。
4. 観光資源

まだまだあまり知られていませんが、スロベニアは観光資源の宝庫。
世界遺産をはじめ、たくさんの「世界一」がつまっています。

リュブリャナはスロベニア首都であり旧市街が美しい観光の拠点。こじんまりとした小さな街ではありますが、中心部の丘に建つリュブリャナ城を始め絶景スポットがたくさん集まっています。
もちろん観光名所はリュブリャナだけではありません。

リュブリャナから2時間ほど車やバス、電車で移動するだけで国土のほとんどをカバーすることができ、そこには絶景ポイントがたくさん。
透明度が高く夏のリゾート地として人気のブレッド湖の美しさは一度見たら忘れません。

もちろん湖だけではなく、アドリア海沿いのリゾート地もおすすめ。
同じスロベニアでもローマ文化に強く影響を受けたこの地はまるで別の国にいるような雰囲気です。

スロベニアには世界遺産シュコツィアン鍾乳洞をはじめ、観光客に大人気なポストイナ鍾乳洞など多くの鍾乳洞があります。
その規模は世界一とも言われ、洞窟内の規模に圧倒されること間違いなし。何万年の歴史を目の前で感じることができます。
もちろんその他にもスロベニア東部にあるマリボル、プトゥイ、ツェリエなど観光する価値がある街がたくさんあり、安全で使いやすい公共交通機関のおかげで不慣れな旅行者も各地を回りやすい環境が整っています。
スロベニア全土にわたって全く異なる表情を見せる魅力がつまっていますので、是非実際にその目で見てきてください。
5. 言語・英語通用語
スロベニアではクロアチア語などと同様の南スラヴ語群に分類される独自の言語、スロベニア語が公共語となっており、標識や説明書きもスロベニア語が一般的に使用されています。
ですが、観光需要の高まりや中央ヨーロッパにあり欧州における流通の拠点であることなどから英語も広く普及しており、観光で訪れる分には英語で全く問題ありません。
年配の方や地方にいくと英語の通用度が下がるのは世界共通ですが、それでも注文や道の確認など簡単な英語であればなんとか通じるので、ゆっくり自信を持って話せば問題なし。
もちろん、ありがとう Hvála(フヴァーラ)やこんにちわ Dóber dán. (ドーベル ダーン)、など最低限のスロベニア語は使うると喜ばれるので、是非覚えておきましょう。
最後に
いかがでしたか?
スロベニア観光に向けて知っておきたいことをまとめてみました。
これからスロベニアも観光人気が高まってくると思いますので、まさに今がチャンス。手付かずのヨーロッパの姿がそこにはまだ残っています。
治安も良く、一人旅から家族旅行まで魅力がたくさん、是非次の旅行先にスロベニアを入れてみてはいかがでしょうか。
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