スロベニア料理と聞いてどういう食事を想像しますか?
日本人にはほとんど馴染みがないスロベニア料理。実は私たち日本人の舌にも合う絶品料理がたくさん揃っており、また地域によっても食文化に違いがあるため多様です。
今回はそんなスロヴェニア料理の中で定番からちょっと食べるのに勇気がいる郷土料理まで、実際に食べてみた経験からオススメできる料理を10品紹介します。
1.ブレッドクリームケーキ
スロベニア北部にあるブレッド。世界でも有数の景勝地として知られるブレッドですが、そんなブレッドで大人気なのがクリームケーキ。
薄いパイ記事に挟まれた濃厚なカスタードとバニラクリームが特徴です。
特に発祥の地とされるHotel Parkでは1千万個以上提供されてきているんだとか。今ではブレッドの定番スイーツとなり、様々なカフェやレストランで提供されており、アレンジが加えられたものもたくさん。
是非お気に入りを探して食べ比べして見るのも楽しいかもしれません。
スロベニア語: Blejska kremna rezina
カタカナ: ブレイスカ・クレムナ・レズィーナ
2. 農夫の祝祭
国土の大部分を陸地に囲まれたスロベニア。
そんなスロベニアのお祝い料理といえば従来から大量の肉料理。スロベニアでよく食べられる肉料理を1皿にまとめた料理が「農夫の祝祭」と呼ばれる盛り合わせ。
豚バラスモークベーコン Svinjske prekajena rebrca(スビンスカプレカイエナレブルツァ)や
豚や牛の血に肉や穀類を混ぜて作ったソーセージ Krvavica(カルバビツァ)などスロベニア定番の肉料理がたっぷりつまったボリュームのある一皿です。
スロベニア語: Kmečka pojedina
カタカタ: クメチュカ・ポイェディナ
3. ヨータ
スロべニアで冬にべられる定番煮込み料理といえばヨータと呼ばれるスープ。
ザワークラフトや豚バラ肉、豆やジャガイモなどを煮込んだ料理で、そのちょっと酸っぱい癖になる味わいが特徴。
レストランで楽しめるのももちろんですが、スーパーに行けば必ずといって缶詰が売られており、味もなかなかなのでキッチンを使えるような宿泊場所に滞在している方向けの簡単な料理としてもおすすめです。
スロベニア語: Jota
カタカナ: ヨータ
4. イドリア風ダンプリング
スロベニア西部にあるイドリヤというとても小さな村から生まれたイドリヤ風ダンプリング。現在ではスロベニア全土で広く食べられています。
ロシアや他の東欧諸国で見られるダンプリングよりもひと回り小さく、記事の中にポテトが詰められているのがイドリヤ風。
主食としてもサイドディッシュとしても食べられ、そのソースや中身によってバリエーションも様々です。
スロベニア語: Idrijski žlikrofi
カタカナ: ズリックロフィー
5. スロベニア風カツレツ
スロベニアで豚肉を使った定番料理のひとつがカツレツ。日本で食べられているカツにも似ていますが、厚みはやや薄めでかわりに大きく、カリカリっとした食感をより楽しめる料理になっています。
メインディッシュとしてはもちろん、ホットドックのようにスナック感覚としても食べられている国民食です。
スロベニア語: Pohani svinjski kotlet
カタカナ: ポハーニ・コットレット
6. ビーフスープ
スロベニアで母の味といえばビーフスープ。
牛肉や野菜で出汁をとった非常にシンプルなスープで、具材はほとんどなく純粋に出汁を楽しみます。
特徴は、食べる際にパスタ生地で作られた細いヌードルを加えること。料理の前菜としても、あるいはちょっと小腹が空いた際の間食としても最適です。
スロベニア語: Goveja župca
カタカナ: ゴヴェヤ・ズゥプカ
7. マッシュルームスープ
スロベニアの人はとにかくスープやシチューが大好物。そんなこともあり、各レストランで非常にレベルの高い美味しいスープが提供されています。
その中でも秋に訪れた際には欠かせないのがマッシュルームスープ。何故ならばスロベニア では秋の味覚の代名詞がキノコだからです。
クリーミーなものから具材がたくさん入ったシチューのようなものまで様々なバリエーションがありますが、どれも素材の味をしっかり感じられる濃厚な仕上がりになっています。
少し軽いランチが食べたい、そんな時は是非スープを注文してみてください。
スロベニア語: Gobova juha
カタカナ: ゴボヴァ・ユーハ
8. クローフ
クローフはスロベニア東部のプトゥイ Ptujという街から広まった揚げパン。パンの中にはチョコレートやジャムなどを入れて食べます。
プトゥイでは揚げたてをを食べられる屋台が夏場やフェスティバル時期を中心に出店されており、熱々でふかふかのパンを楽しむことができます。
スロベニアの定番の菓子パンとしても定着しており、一般的なパン屋やスーパーなどでも購入可能です。
スロベニア語: Krof
カタカナ: クローフ
9. カエルの王様
スロベニア語でŽabji kralj、直訳するとカエルの王様。食用ガエルの足をたっぷりのバターとともに焼いたりフライにしたりして食べます。
一見かなり抵抗がある食べ物ですが、味はとても柔らかい鳥の手羽先。意外なことに臭みやクセは全くと言ってなく、バター風味によって食べる手が止まらなくなる絶品料理だったりします。
リュブリャナ地方で伝統的に食べられている郷土料理で、現在でも特別な催しがある際などに振舞われる料理です。
スロベニア語: Žabji kralj
10. イストリアのシーフード
内陸のイメージが強いスロベニアですが、国土のごく一部はイストリア半島のアドリア海沿岸部にあります。
そのため、海に近いエリアではシーフードも多く食べられており、特にイタリアに立地が近いことからパスタやリゾットとともに食べるのが定番。
魚に恋しくなったらアドリア海のリゾート地、ピランに足を伸ばしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
スロベニア料理の中から、日本人の口にも合うこと間違いなし?な絶品郷土料理を10種類紹介しました。
日本ではまだまだスロベニア料理はマイナー料理で食べたことがない人がほとんどだと思いますので、スロベニア旅行中には是非様々な料理にトライしてみてください。
また内陸や沿岸、周辺国の国境付近など地域の特色が出た料理も多いので、グルメ周遊旅行なんかも楽しいかもしれませんね!
観光目的でリュブリャナ中心部に宿泊する際におすすめなのがホテル レフ リュブリャナ Hotel Lev。大手ホテルで観光の中心になる旧市街から徒歩3分程度の場所にある好立地にも関わらず、他のホテルよりも価格は抑えめとなっています。
中央駅にも徒歩5分程度なため、電車を使った郊外への旅行にも最適。もちろんホテル送迎付きのバスツアーを申し込んだ場合はもちろん、空港直通バスもホテル目の前まできてくれます。
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3年前にスロベニア行きましたが、何食べたか記憶ないですねえ。
郷土料理は食べてないと思います。団体ツアーで行きました。
コメントありがとうございます。
さすがに団体ツアーだとカエルみたいなものは出ませんよね。笑
おそらく無難な皆が好むものが選ばれるんだと思いますが、色々美味しいものは多い国だと思います。