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【シュコツィアン洞窟群】スロベニアの世界遺産洞窟見どころ・アクセス方法

スロベニア世界遺産
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スロベニアにある巨大洞窟群・鍾乳洞の中でポストイナ鍾乳洞と並んでその壮大さが評判のシュコツィアン洞窟群。

一大観光地として整備され毎日数十台の大型観光バスが訪れるポストイナ鍾乳洞とは異なり、世界遺産登録されているシュコツィアン洞窟群は人の手が最低限しか入っていないまさに自然のパワーを感じられるスポット。

今回はそんなシュコツィアン洞窟群に行ってきたので、その時の様子を紹介します。

1. シュコツィアン洞窟群へのアクセス

シュコツィアン洞窟群へのアクセスは車が最も便利です。公共交通機関を使ってアクセスすることも可能ですが、その場合、バスと電車を乗り継ぎ約3時間程度かかることになります。

一方、少人数制の現地初プライベートツアーなどでもシュコツィアン洞窟群へと足を運ぶツアーがあるので、そういう現地オプショナルツアーを探してみるのもいいかもしれません。

2. シュコツィアン洞窟群施設

シュコツィアン洞窟群の施設はポストイナ鍾乳洞と比較するととても小規模で、チケットセンターと小さなお土産ショップ、そしてバーレストランが一軒あるのみ。

大規模バスツアーなどをほとんど受け入れてないこともあり、設備は最低限となっています。

一方で、こちらはポストイナ鍾乳洞とは違い世界遺産。あえて大々的に観光地化しないことで訪れる人数を制限し、大自然が作り上げた奇跡ともいうべき洞窟群を保護しているのかもしれません。

3. チケット購入

地図を見てわかる通り、シュコツィアン洞窟群はレカ川と呼ばれる川にそって形成されており、このレカ川にそって散策ルートが設定されています。

鍾乳洞の内部に入るルート1、そしてその後レカ川の流れに沿って散策するルート2があり、ルート1のみ、もしくはルート1+2のいずれかのチケットを購入します。

尚、ルート1は1時間に1回のガイドツアーに参加しなければ見て回ることができません。

体力にもそこそこ自信があるので今回は欲張ってルート1と2のコースを選択しチケット購入。鍾乳洞内のルート1はガイドツアー、その後は個人で散策するようになります。

4. ガイドツアー参加(ルート1)

ガイドツアー開始時間になると、ガイドが参加者を集め洞窟の入り口まで誘導します。チケット売り場があった場所から徒歩にして約10分。

何もない山肌に重厚な金属製ドアが現れ、そこの前に地図が設置されていました。

まず鍾乳洞内部に入る前に、簡単なブリーフィングがあります。内部での写真撮影は一切禁止。というわけで一番お見せしたかった絶景はここではみなさんに紹介できません。

是非ご自身の目で確かめてみてください。

約50人ほどの参加者が4つの小グループにわかれて鍾乳洞内に入っていきます。世界遺産登録されているということもあってか、全てが非常に厳しく制限されています。

内部に入るとそこはもう見事の一言。静寂の空間の中たまに広がる水の滴り落ちる音。そして壮大な鍾乳石と驚くべくほど広い地下空間。

全てが予想をはるかに超越しています。

このシュコツィアン洞窟群は鍾乳石の大きさなどから計算するに最低でも200万年以上前から形成されてきたんだとか。もはや想像がつかないくらい古い鍾乳石が内部ではたくさん見られます。

鍾乳洞内部は深さ200m以上あり、ヨーロッパで最も深く最大の洞窟群なんだとか。さらに多くの出土品が採掘され、なんと1万年以上前にこの洞窟内に人が住んでいた痕跡もあるんだとか。

鍾乳洞の内部の様子はこちらのポストイナ鍾乳洞の記事から多少推測してほしいのですが、それ以上に空間が広く、また鍾乳洞内部をレカ川という川が流れていることから、随分と異なった雰囲気になっています。

何より参加人数の少なさ、観光客向けの整備が最低限になっていることから、自然が作り上げたそのままの姿を堪能することができます。

約2時間の散策後、洞窟出口から日光が差し込むゴール地点が見えてきたところで初めて撮影が許可されました。

残念ながら内部の雰囲気はなかなか伝えられませんが、洞窟内は非常に広い空間が広がっているというのは感じ取っていただけると思います。

尚、この時点で数百段に及ぶ階段を登り切った直後ということもあり、息は絶え絶え。さらに内部は湿度100%という環境のためかなり汗をかいています。

ここでルート1のみのチケットを購入した人はケーブルカーを使ってチケット売り場にまで戻るのですが、ルート2チケットを持っている人はさらにここから2時間のルートを個人で歩くことになります。

5. レカ川に沿って散策(ルート2)

ここからはほとんどが屋外の散策になることもあり撮影も可能。青々とした大自然の中、岩肌に掘られたトンネルを歩いていきます。

この岩山の内部や地下に先ほどの鍾乳洞が眠っています。

下を見下ろせばレカ川が流れています。この川はシュコツィアン洞窟群形成に非常に大きな役割を持っており、鍾乳洞の中でもみることができます。

険しい山道をひたすら歩いていくと、突如ひらけた場所に出てそこには渡し橋と洞窟への入り口が。

この中に先ほど鍾乳洞内部で見てきたレカ川が注ぎこんでいます。

下を見ればレカ川。訪れた時期は夏の乾季だったため水量は非常に少ないですが、大雨の後や雨季の時期ではここが満たされるくらいの水量になることもあるんだとか。

洞窟の中へと入っていきます。こちらは先ほどの鍾乳洞とは違い、入口出口が近く、外気が入り込むため鍾乳石の形成はありませんが、それでも非常に雄大な洞窟の姿に圧倒されます。

レカ川が長年をかけて削り取ることでこの洞窟が形成されました。自然のパワーって本当にすごい。

壁には藻が生え、白、赤、緑など自然が生み出したコントラストが非常に美しいです。

この洞窟を出れば、あとは先ほどのように青々とした大自然を感じながら山道を歩いてチケットセンターへと戻ります。

外の気温はなかなか暑く、また上り坂や階段が非常に多いのでルート2はかなりタフ。ルート1でもかなりの距離を歩いているので、ルート1+ルート2のコースは体力に自信がある人向けだと確信しました。

6. その他写真

この記事内では紹介しきれないシュコツィアン洞窟群での観光写真はこちらの写真ギャラリーコーナーで公開していますので、合わせてご覧ください。

7. 最後に

スロベニアの世界遺産、シュコツィアン洞窟群を紹介いたしました。

鍾乳洞の内部の写真が撮れないので、みなさんに紹介することができないのが残念ではありますが、それ以外の美しい景色を堪能していただけたかと思います。

よくポストイナ鍾乳洞と比較されますが、その雄大さや厳かさ、自然が作った洞窟群の姿がそのまま残っているという事実を考えると、個人的にはシュコツィアン洞窟群のほうが満足度高め。

また団体ツアーなどもいないため内部を落ち着いて鑑賞することができます。

一方、かなりの距離を歩き、アップダウンも激しいので足元に不安がある方やさらっと鍾乳洞の雰囲気を味わいたい方はポストイナ鍾乳洞のほうが楽しめるかもしれません。

同じ鍾乳洞ではありますが、雰囲気は全く異なるので可能でしたら両方に足を運んでみるのがオススメです!

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。