スロベニアの首都リュブリャナから約130キロ南西、車で1時間半、バスで2時間半の位置にあるピラン。アドリア海に面した場所に位置するスロベニアの一大リゾート地として知られています。
透明で美しい海、そしてリゾートを感じさせる街並みが人気でスロベニアだけではなくイタリアなどからも多くの旅行客が訪れます。
今回はそんなピランの街へ半日観光に行ってきたので、現地で撮影した写真を元に街並みを紹介します。
1. ピランまでのアクセス
リュブリャナからピランへ行くもっとも定番のアクセス方法は車になります。今回私もリュブリャナからレンタカーを借りて移動、所要時間は約1時間半でした。
運転して行くことが難しい方は、リュブリャナからピランまでの直通バス(所要時間2時間半)を利用するか、現地観光案内所で申し込み可能なバスツアーに参加する方法があります。
こちらのサイトからスロベニア現地で参加可能なオプショナルツアーの検索・予約が可能ですので参考にしてみてください。
2. ピランの街並み
ピランはスロベニアのイストリア半島の最先端にあり、アドリア海に面した一大リゾート地。海を挟んで反対側はイタリアということで、イタリアの文化を強く感じさせる街並みになっています。
海沿いにはレストランやバー、ジェラート屋が立ち並び雰囲気はリゾートそのもの。
天気がいい夏の日に訪れたこともあって、水着姿の人や海水浴を楽しむ人でとても賑わっていました。
肝心な海はというと、まさに綺麗の一言。
非常に透き通っており、地上からでも海中を泳ぐ魚や地面がくっきりと見えます。
遠くから見てもその海の美しさは突筆しています。
水着を持ってこなかったこと、そして非常に寒かった鍾乳洞の洞窟経由で足を運んだこともあり結構な厚着をしていたことに後悔。
一方、一歩街中に入って行くとそこはまるでイタリアの田舎町のような雰囲気。狭いエリアにカラフルな住居が密集しており、狭い通りがくねくね、まるで迷路のようになっています。
3. 歴史を感じる教会
ピランはイストリア半島の先端部分にあり、三角形の形をしているのですが、そんなもっとも先端部分にあるのがChurch of Our Lady of Health(スロベニア語: Cerkev Marije Zdravja)という教会。
内部はというと非常に歴史を感じさせる内装が残っていました。ちょうど訪れたタイミングは修繕工事中ということもあって中はすっきり。
やはりなんとなくイタリアの影響があるような気がします。
4. 賑わうタルティーニ広場
ピランのメイン広場でもあるタルティーニ広場。
ここには多くのお土産屋やレストラン、カフェ、露店などが出されまさにピランの中心地という雰囲気を出していました。
天気が良かったためテラス席は観光客でいっぱい。
スロベニアはどこに行ってもそうなのですが、広場などではゴミひとつ落ちておらずとても綺麗に保たれているのは嬉しいです。
最近よく撮るパノラマ撮影をここで1枚。
広場の様子がわかっていただけるのではないでしょうか。
5. 絶景といえば!聖ユーリ教会
ピランで最も絶景ポイントとも言えるのが聖ユーリ教会の鐘楼の頂上。
ですが、鐘楼に登らずとも教会の広場の前からはピランの街並みとアドリア海を一望することができます。
オレンジ色の屋根、青い空、そしてエメラルドブルーの海のコントラストにただただ息を呑むばかり。
せっかく教会まできたので、教会の内部も見学です。
教会の起源は14世紀に遡り、現在の教会は17世紀に改装されたものだとか。外装と内装がされた時期が異なるためルネッサンス様式やバロック様式など複数の建築様式が組み合わさっているのがわかります。
何より見所は天井画。ずっと見ていられるほど精巧に描かれています。
聖ユーリ教会の鐘楼へは有料ですがアクセス可能ですので、天気がいい日には是非登っておきたいところ。
入場料を支払うと内部は螺旋階段になっており、これをひたすら登ります。
今にも崩れそうな階段で、人が一人通るのがやっとというような造りですが、一番上にまで登り切るとそこはまさに絶景の世界。
他のスロベニアの街ではまず見られないような唯一無二の絶景を堪能することができます。この写真だけ見てスロベニアと予想する人はまずいないのではないでしょうか。
ほとんど内陸国のスロベニアですが、ここピランだけはまるでクロアチアやイタリアにいるような、そんな雰囲気の街並みです。
鐘楼の頂上からパノラマ撮影をしてみました。タルティーニ広場やピランの街の形もくっきりとここから見てとることができます。
右側の半島先端部分の向こう側、アドリア海を挟んでイタリアのヴェネチアがあります。
6. 海沿いで風を感じて
一通りピランの町歩きを楽しんだ後は、海沿いの通りのカフェで一息。
9月の前半に訪れましたが、気温は27度と暖かく(暑すぎず)とても快適。海風もベタベタしておらずとても気持ちがいい天気でした。
スロベニア人が大好きなジェラートバーも多数お店があるので、そんな中からお気に入りを見つけてスムージーを作ってもらい帰路につく前の休憩なんていうのはいかがでしょうか。
7. 最後に
いかがでしたか?
スロベニア唯一の沿岸リゾート、ピランの街並みを紹介しました。
まるでクロアチアのリゾート地にきたような雰囲気の街でしたが、一方で混雑はさほどしておらず、地元スロベニアや近郊イタリアの街から海を楽しみにきているといった感じの人がほとんどな街でした。
クロアチアのドブロブニクなどでは世界中から観光客が押し寄せて大混雑、とのことですのでピランの街は穴場的な絶景ポイントかもしれません。
数は少ないですが、首都リュブリャナからピランへ訪れる日帰りバスツアーも出ていますので、自力でのアクセスが不安な方はこういうのを利用してもいいかと思います。
山々に囲まれた大自然が魅力のスロベニアですが、ちょっと違う雰囲気を楽しみにアドリア海沿いのピランにも足を伸ばしてみてくださいね!
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