中央ヨーロッパに位置し、1991年に旧ユーゴスラビアから分離独立したスロベニア共和国。
独立後は経済的にも政治的にもヨーロッパ志向を重視したことで急激に発展を遂げ、現在ではEU加盟国としてその位置を生かして欧州における商業、文化の中心地としての役割を担っています。
そんなスロベニアの首都リュブリャナにあり、昔ながらの雰囲気を強く残しつつとても美しく整備された旧市街は世界中の観光客に大人気。
今回はそんなリュブリャナを観光する際に是非訪れたい名所スポットを厳選して10ヶ所紹介します。
1. 聖ニコライ大聖堂
リュブリャナ大聖堂とも呼ばれ、リュブリャナを代表する建築である聖ニコライ大聖堂。
もともとこの場所には1262年以前からロマネスク様式の教会があり、姿や役割を変えながらも長くにわたってリュブリャナの中心的な存在を担ってきました。
現在の教会は1701-1706年にかけてイエズス会建築家アンドレア・ポッツォによって建てられ、2本の尖塔と緑色のドームが特徴的。
豪華な内装とフレスコ画も必見です。
名称(英語): St. Nicholas’ Cathedral
名称(スロベニア語): Stolnica Sv. Nikolaja
住所: Dolničarjeva ulica 1, 1000 Ljubljana, Slovenia
2. 聖フランシスコ教会
リュブリャナのプレシェーン広場に面した位置にあり、赤い外壁が特徴的な聖フランシスコ教会。
1646年から1660年の間に教会の大部分が、1703-1706年に前面のファサードがバロック様式でデザインされ建てられました。
教会内部のフラスコ画と大きなパイプオルガンには目を奪われること間違いなし。
教会横には13世紀から続くフランシスコ会修道院も併設されており、ここの図書館には7万冊以上の歴史的な書物が所蔵されているんだとか。
名称(英語): The Franciscan Church of the Annunciation
名称(スロベニア語): Frančiškanska cerkev Marijinega oznanenja
住所: Prešernov trg 4, 1000 Ljubljana, Slovenia
3. ブッチャーズブリッジ
旧市街を横断するように流れるリュブリャナツァ川にかかる橋のなかでは比較的新しいブッチャーズブリッジ。1930年代から計画はあったそうですが、実際に開通したのは2010年のことです。
世界中から訪れる旅人が幸運や幸せを願ってつけた南京錠が特徴的です。
橋の上にはギリシャ神話やキリスト教、ユダヤ教神話に基づく彫像が多数設置されており、そのデザインが賛否を呼ぶなどして評判。
リュブリャナ川のクルージングもこの橋の近くから運航しています。
名称(英語): The Butchers’ Bridge
名称(スロベニア語): Mesarski most
住所: Mesarski most, 1000 Ljubljana, Slovenia
4. ドラゴンブリッジ
リュブリャナのシンボルといえばドラゴン。市の紋章にもなっており、リュブリャナではドラゴンにまつわる逸話が語り継がれています。
そんなシンボル的なドラゴンの彫像が設置されているのがリュブリャナツァ川にかかるドラゴンブリッジ。
橋の左右に合わせて4体設置されており、いずれも大変精巧に作られています。写真撮影スポットになってもいるので、是非リュブリャナシンボルのドラゴンと一緒に写真に写ってみてはいかがでしょうか。
名称(英語): The Dragon Bridge
名称(スロベニア語): Zmajski most
住所: Resljeva cesta 2, 1000 Ljubljana, Slovenia
5. トリプルブリッジ
リュブリャナ旧市街の中心部にあり、1箇所に3本の橋がリュブリャナツァ川にかかっているのが特徴的なトリプルブリッジ。橋の目の前にはプレシェーン広場があり、リュブリャナ旧市街で最も賑わうエリアでもあります。
中心の橋は1842年にイタリア人建築家により石灰岩を使って作られ、その後1932年に両脇の橋をスロベニア人建築家によってコンクリートで作られました。
もともとは中心の橋は自動車用、両脇の橋は歩行者用として作られましたが、現在は周辺一帯のエリアとともに全て歩行者専用通路となっています。
ドラゴンブリッジやトリプルブリッジのほかにもリュブリャナツァ川にかかる橋がリュブリャナ旧市街中にはたくさんあり、橋から眺める景色はどこも絶景。
町歩きの際には是非色々な「橋」を探してみてください。
名称(英語): The triple Bridge
名称(スロベニア語): Tromostovje
住所: Adamič-Lundrovo nabrežje 1, 1000 Ljubljana, Slovenia
6. リュブリャナ城
リュブリャナ市街地を見下ろすように、高台の上にそびえ立つリュブリャナ城。1144年に建てられた歴史のあるお城です。
城内部は博物館になっており、リュブリャナ城を巡る歴史や施設の展示、アートギャラリーなど異なるセクションに分かれています。
リュブリャナ城の見張り台からは街並みを一望できる見事な展望を楽しむことができるので、リュブリャナ観光の際には必訪スポットです。
名称(英語): Ljubljana Castle
名称(スロベニア語): Ljubljana grad
住所: Grajska planota 1, 1000 Ljubljana, Slovenia
営業時間
1−3月、11月: 10:00 – 20:00
4−5月、10月: 09:00 – 21:00
6−9月: 09:00 – 23:00
12月: 10:00 – 22:00
7. タウンスクエア通り
リュブリャナ旧市街のメインストリートでもあるタウンスクエア通り。リュブリャナ市庁舎の目の前を横断しています。
この通りにはおしゃれなレストランやバーが所狭しと建ち並んでおり、ディナーの時間帯には非常に賑わうエリア。
スロベニア料理の美味しいお店も多数あるので、食事を取られる際には是非こちらへ足を運んでみて下さい。
名称(英語): Town Square
名称(スロベニア語): Mestni trg
住所: Mestni trg, 1000 Ljubljana, Slovenia
8. ロッバの噴水
タウンスクエア通りの一角にあり、リュブリャナ市庁舎前にあるロッバの噴水。
リュブリャナ旧市街のシンボルの1つで、ガイドツアーのミーティングポイントになったり地元の人たちの待ち合わせスポットとしても有名です。
この周りにはレストランのみならずギフトショップや各種専門店も多くあるので、お土産探しにも最適です。
名称(英語): The Robba Fountain
名称(スロベニア語): Robbov vodnjak
住所: Mestni trg, 1000 Ljubljana, Slovenia
9. コングレス広場
リュブリャナ大学や錯覚博物館 Museum of Illusions などが一角にあるコングレス広場。1821年に設立された歴史のある広場で、現在ではリュブリャナで開催される大規模屋外イベント会場としても使用されています。
街中にあるにもかかわらず緑溢れる広場として地元の人の憩いの場でもあり、晴れた日には犬の散歩をしている人やピクニックをしている人もたくさん。
町歩きの休憩がてらこの広場にあるベンチに座って小休憩なんていうのはいかがでしょうか。
名称(英語): Congress Square
名称(スロベニア語): Kongresni Trg
住所: Kongresni trg, 1000 Ljubljana, Slovenia
10. セントラルマーケット
ファーマーズマーケットとも呼ばれ、リュブリャナ市民の胃袋を支えるセントラルマーケット。聖ニコライ大聖堂のすぐ隣にあります。
屋外市場では新鮮な果物や野菜はもちろん、加工品など地元で採れた食材がずらり。珍しい新鮮な牛乳の自動販売機もあります。
またセントラルマーケットの一角、リュブリャナ川に面した屋内市場には鮮魚専門店や肉専門店、チーズ専門店などもありここで揃わない食材はないとも言われるほど。
もし宿泊施設にキッチンなどがある場合にはここで食材を買い揃えてみてはいかがでしょうか。
名称(英語): The Ljubljana Central Market
名称(スロベニア語): Ljubljanska tržnica
住所: Adamič-Lundrovo nabrežje 6, 1000 Ljubljana, Slovenia
特記事項: 朝8時頃〜15時頃まで
最後に
いかがでしたか?
リュブリャナで是非足を運びたい観光名所を10箇所紹介しました。
観光客が訪れるリュブリャナ旧市街エリアはとてもコンパクトで、半日〜1日程度で全て見て回れるほど。今回紹介した場所も、1つ1つはとても近いところにあるため全て徒歩で時間をかけることなく訪れることができます。
是非中世の雰囲気を今に残す美しい街、リュブリャナ滞在を満喫されてください!
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観光目的でリュブリャナ中心部に宿泊する際におすすめなのがホテル レフ リュブリャナ Hotel Lev。大手ホテルで観光の中心になる旧市街から徒歩3分程度の場所にある好立地にも関わらず、他のホテルよりも価格は抑えめとなっています。
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