ポーランドの京都とも呼ばれるほど中世の街並みが今も綺麗に残る古都、クラクフ。ポーランドの主要観光都市として日本からの観光客にも人気の街です。
クラクフは観光の中心となる歴史地区や南東部に広がるユダヤ人地区、さらに郊外には世界遺産ヴィエリチカ岩塩抗などもあり公共交通機関を使いこなすことで観光の幅が大きく広がります。
この記事では観光客に向けたクラクフでのバス・トラムの利用方法を紹介します。
1. クラクフ公共交通機関の概要
クラクフの公共交通機関のシステムは観光客にも簡単明瞭な利用しやすいシステムとなっています。
単回利用のチケットはトラム・バス共に共通の料金体系となっており、運賃も20分券、1時間券など利用時間に応じた料金体制となっています。
クラクフではGoogle Mapの乗り換え案内が利用なため、目的地までのルートや所要時間を検索する際はGoogle Mapの利用がおすすめです。
2. 乗車券購入方法
乗車券はバス・トラム車内、券売機、モバイルアプリ、またはニューススタンド(キオスク)で購入が可能です。
基本的な料金体系は同じですが、購入可能な乗車券に違いがあります。
クラクフ市街地の移動は基本的には最も安価な20分券で網羅可能、ソルトマイン(岩塩坑)やアクアパーク、クラクフ動物園、空港など郊外に足を伸ばす際は60分券もしくは1日券の利用がおすすめです。
2-1. 券売機利用
観光利用で最も簡単かつお勧めなのが主要トラム・バス停留所に設置されている自動券売機を利用する方法。
20分券や60分券といった観光客が多く利用する券のほか、24時間券や72時間券、クラクフの公共交通機関と観光施設の入場がセットになったクラクフシティカード等を購入することができます。
大部分の機械では硬貨、紙幣、クレジットカードが利用可能となっています。
乗車券は車内でアクチベートをして初めて有効となるため、事前に複数枚買いだめすることも可能、公共交通機関の利用の予定がある場合には必要な分を事前に購入しておくと便利です。
2-2. 車内
バスは乗車後ドライバーから乗車券(1回券)を購入することも可能、時間券等の取り扱いはありません。
トラムには車内に券売機が設置されており、そちらから乗車券を購入することも可能です。
車内券売機は硬貨のみ対応の旧式の機械やコンタクトレス決済のみ対応の最新の機種などが混在しており、また故障中で使えないものもあるため不慣れな観光客にはあまりおすすめできません。
また運転手から購入する場合も原則釣り銭のないよう硬貨での支払いが求められるため、利用に不安がある方は乗車前の購入がおすすめです。
2-3. その他
その他、郵便局やキオスク等でもクラクフのバス・トラムチケットを購入することが可能、またユーザー登録が必要ですがモバイルアプリJakdojadeでもクラクフのバス・トラムチケットを購入することができます。
3. 運賃
クラクフ市街地の移動に最適な20分券が4.0PLN、60分券が6.0PLN(2022年7月現在)となっています。
運賃は定期的に改定(値上げ)されるので、最新の運賃表は市交通局公式サイトで確認してください。
4. 乗車後のアクチベート
クラクフの公共交通機関に不慣れな観光客が陥りやすい落とし穴がペーパーチケットのアクチベート(バリデーション)。
券売機やドライバーなどから購入した紙のチケットは必ず乗車後直ちに車内改札機で打刻を行う必要があります。
打刻機は乗降ドアのすぐ横に設置されている黄色い機械。下部にチケット挿入口があるのでそちらにチケットを入れ日付と時間を打刻する必要があります。
この操作を行わないと、乗車券を購入していたとしても無賃乗車扱いとなり、抜き打ちチェック時に高額な違反金を請求されるので注意してください(日本円で約7-8千円)。
5. まとめ
コンパクトな街とはいえ、短期間でクラクフの見どころを隅々まで訪れようとするとバスやトラムの利用は不可欠。
しかしクラクフ市の公共交通機関は共通料金体制で簡単明瞭、不慣れな観光客でも安心して利用することができるので是非使ってみてください。
クラクフに宿泊する際におすすめなのがラディソン・ブル・ホテル・クラクフ。クラクフ旧市街に隣接した場所にあり、空港アクセスもしやすく観光に便利なホテルとなっています。
5つ星ホテルではあるもののフレンドリーでカジュアルな雰囲気もあり、価格帯も抑えめ。一方、サービスや客室のクオリティ、豪華な朝食ブッフェは5つホテル相当とコストパフォーマンスがいい使い勝手のいいホテルとしておすすめです。
ホテル名:Radisson Blu Hotel Krakow
住所:Floriana Straszewskiego 15, 31-101 Kraków
ホテルランク:5つ星
料金目安:13,000円〜/部屋・泊(スタンダード)
筆者レビュー:【クラクフ/ラディソン】観光におすすめ5つ星ホテル宿泊レビュー
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