世界的に大人気の作品ミッフィーを生んだ作家ディックブルーナが、今でも住んでいらっしゃるユトレヒト、そんな街にミッフィーミュージアムはあります。
日本でも女子を中心に大人気のミッフィー、そのためかユトレヒトには多くの日本人が観光に訪れています。
今回は、そのほぼ100%が訪れているであろうミッフィーミュージアムを中心に、ユトレヒト観光名所やミッフィーなものを紹介します。
1. ユトレヒトの街並み
まずはミッフィーにまつわるものをご紹介する前に、ミッフィーの生まれた街ユトレヒトをご紹介します。
ユトレヒトは112mの高さを誇るオランダで一番高い塔であるドム塔がシンボル。中心部ではどこからでもその姿を望めます。
市内にはおしゃれなショップやレストランが多く並び、地元の人や観光客で特に週末は賑わいます。
そしてもちろん、オランダならではの運河が街中を流れ、おしゃれなカフェやレストランが立ち並んでいます。
アムステルダムの運河とは違い、水面と同じレベルにカフェが立ち並ぶので、より水の音と運河の涼しさを感じながら食事をすることもできます。
そんな街で作家ディックブルーナのもとミッフィーは誕生しました。
アムステルダムからユトレヒトまで鉄道で約30分、ユトレヒトへのアクセス方法はこちらの記事をご覧ください。
2. ミッフィー像
まずユトレヒトにはミッフィーゆかりの地ということで、ミッフィーの像がユトレヒト駅構内をはじめとして複数箇所に設置されています。
ノーマルなものから一風変わったものまで、時期によっても変わるそうなので、面白いミッフィーを見つけてみてください。
またミッフィーにまつわるイベントなどがあると、さらに一時的はミッフィーが町中に出没するんだとか。ミッフィーってところで女の子?男の子?っていう疑問がわいてきます。
3. ミッフィー広場
ミッフィー誕生を記念して、ミッフィー広場という広場もあります。小さな広場ではありますが、ミッフィーの記念像が設置されています。ちなみに「nijntje」というのがオランダ語でミッフィーのことです。
市街地の外れのほうに位置しているためちょっと見つけにくいかもしれませんが、せっかくですのでミッフィーファンは訪れてみてください。
4. ミッフィー信号
ここユトレヒトでは、信号の「人の絵」の代わりにミッフィーが使われているものがあります。もちろんミッフィーが信号機に使われているのは世界でここだけ。
カラフルなレインボーカラーの横断歩道が目印ですので是非探してみてください。
ちなみにミッフィーの写真を撮る時は車と自転車の横断に気をつけて下さい。もちろん赤信号の時に横断歩道では出ないようにしてくださいね。
5. ミッフィーミュージアム
さて本題のミッフィーミュージアムに入ります。
ミッフィーミュージアムとはいっても、何かを展示しているというわけではなく、小さい子供が楽しく遊べるところ、そして遊びながら色々と勉強ができるような、そんなミッフィーの作者ディックブルーナの意向が反映されています。
ちなみに入場する時はチケットを買うのですが、「幼稚園向けだけどいい?♪(´ε` )」ともれなく聞かれます。笑
ちなみに大人なのにミュージアムを訪れるのはほとんどが日本人(最近は韓国人も増えてきたとか?)らしく、どこからきたのか係員から聞かれ「Japan」と答えると、「Of course ( ̄▽ ̄)」と帰ってきました。
それだけ日本のBig Funは多いんだと思います。
というわけでミュージアム内は全てオランダ語、英語、そしてまさかの日本語の説明書き、保護者以外の大人は全員日本人でした。
館内展示
ミュージアム自体は「展示」はあまりないのですが、今までの作品を中心に人形や絵本、玩具などが飾られています。
世界中の言語に翻訳されていることもあり、色々な言語の作品が飾られています。
ミッフィーの教育理念
このミュージアム、主目的は小さな子供に遊ぶ場所を提供すること、そしてその遊びを通して教育を行うというところにあります。
ミッフィーハウスでママゴト
ミッフィーの家が再現されており、キッチンやダイニング、ベッドルームに子供部屋など色々なセットが用意されています。
子供達はこういうところでままごとをしながら家事を学んだり、親子で手伝うということを学べます。
病院にはなぜ?
ミッフィーの世界がそのまま再現されているので、もちろん病院のセットなんていうのも。
そこではなんで病院にいかないといけないのか、何が大切なのかなどをお医者さんゴッコ遊びをしながら知ることができます。
病院=怖いところ、嫌なことをされるとことという固定概念を消す事で、健康について子供のうちから意識を高めることができるのです。
道路で気をつけること
ワンフロアまるまる使っての道路安全コーナー。子供達は車を模した三輪車や四輪車で遊びながら交通ルールを学びます。もちろん信号の色も変わりますし、踏切の遮断機もおります。
横断歩道を誰かが通る時は車は止まるなんていう、日本のドライバーが誰も守らないことも、こちらの5歳児はみんな知っています。
またドライブシミュレーターもあり、そこで本当の運転風景を見ながらドライバーの目線を学ぶことができます。
トイレ
ミッフィーミュージアムのトイレは全て子供目線。
トイレも手洗い場も子供専用があります。壁には大きな絵がかいてあり、さらにトイレのあと水を流す、手を洗うなんてこともミッフィーや作品中の登場キャラクターが指示する絵が描かれています。
ミニアスレチック
もちろん体力が有り余って仕方がない子供達のためにブロックでつくられた小さな迷路のようなアスレチックなどもあり、体を使って遊ぶこともできます。
ちなみに大人でも頑張って小さくなれば入ってもいいみたいです。
6. 最後に
いかがでしたか?
ミッフィーミュージアムはただ展示するだけではなく、ミッフィーを通じて子供と大人が一緒に遊びながら学べる、とても考えられた施設でした。
世界中の言語に翻訳され、世界中で長期間愛され続ける作品というのは本当にすごいの一言ですが、このミュージアムを見学してみるとその理由がよくわかります。
ミッフィーの作品はただの絵本を超え、子供に対して感性あふれる人間にさせるというディックブルーナの教育理念がしっかり見えてきます。
魅力あふれる街ユトレヒト、アムステルダムから日帰り観光も十分可能ですのでオランダへ訪れた際には是非一度足を運んでみてください。
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