アムステルダムの春といえばチューリップ、チューリップといえばキューケンホフ公園。
ヨーロッパのガーデンとも呼ばれるほど世界的にも有名なこの公園には700万株もの花が植えられ、3月末から5月初旬というわずか2ヶ月の開園期間の間に一斉に咲き誇ることで知られています。
今回はそんな春を迎えたキューケンホフ公園に実際に行ってきたので、そこでみた景色と感動を読者の方にたくさんの写真とともにシェアしていきたいと思います。
1. 念願のキューケンホフへ入園

今回訪れたのは4月の初旬、まさにチューリップの開花が始まり春本番を迎えたという時期に幸運にも行くことができました。
混雑が比較的すくないとされる朝を狙っていくも、驚くべきことにすでに数十台の団体バスが到着しており、すでに園の入り口部分は大混雑の模様。

とは行っても今回は入園チケットを事前購入していたのでスムーズに園内に入ることができました。
あいにく晴天とはいかなかったものの、園内に入るとたくさんの黄色が鮮やかなスイセンが咲いており、まさに春を感じる光景。
そして目前に広がるのがオランダの代名詞。

4月初旬ということでまだ蕾のチューリップもそこそこありましたが、それでもまさに息をのむ美しさという光景。
園内をこの後5時間近く歩き回ることになりますが、どこを切り取っても絵葉書になるような美しい景色の連続になりました。
2. 咲き誇る春の代名詞

園内には数百種類の花々が計700万株ほど植えられているとのこと。
名前を知っているポピュラーな花から初めて見るような花までたくさん。

そして日本人としてはなんとなく嬉しくなってしまう桜も。

日本より一足遅く満開を迎えた桜をまだまだ肌寒い時期ではあるものの楽しむことができました。
とはいってももちろんお目当はチューリップ。

完全に満開の時期とはまだいえないものの、それでも十分すぎる数のチューリップがどこもかしこも咲いていました。

ピンクや赤の可愛らしいチューリップ。

丘の斜面を一面埋めつくす明るい赤色のチューリップ。

オレンジ色に黄色のワンポイントアクセントがはいったチューリップ。
色を見るだけでも様々な種類のチューリップがあり、写真を撮る指がとまりません。

またチューリップと他の花を組み合わせて植えられているエリアも数多くあり、色とりどりの様々な花がまるでアート作品のように綺麗にまとまっています。

ひとえにチューリップといってもなんとその種類は200種類以上。そして今もその数は増えているんだとか。


いままでに見てきたチューリップの量を一瞬で越えるような、とにかく言葉では言い表せないほど多くのチューリップが公園内にはありました。

混雑しているとはいうものの、レストランなどのある施設の周辺を除いてはさほど人口密度は高くなく、敷地の広さから人がうまく分散しているよう。
そんなこともあってゆっくりと落ち着いた気持ちで花々を鑑賞したり、写真を撮ったりすることができました。
3. 風車のあるオランダの風景

オランダといえばチューリップ、そして風車。
キューケンホフ公園にはそんなまさに観光客が見たかったとも言える景色が見れる場所があります。

キューケンホフ公園には昔ながらの風車が一基建てられており、風車の見える場所は写真スポットとしても大人気。

そしてこの風車には実際に上まで登ることができ、そこからはオランダの一大産業である花産業を支えるリッセの花農園を一望することができます。

目の前を鋭い音を立てながら回る羽の勢いは圧巻でした。
4. オランダで手作りワッフル

オランダの名物といえばストロープワッフル。
ベルギーワッフルとは違い、薄い生地にキャラメルを挟んだものになっており、コーヒーの湯気で少し温めながら食べるのがおすすめ。お土産にも大人気です。

そんなワッフルを目の前で生地から作り、出来立てを販売しているお店や露店も園内に複数あり、まだ温かいワッフルを食べ歩きすることも可能です。
出来立てワッフルのキャラメルのとろけ具合といったらもう最高。
5. インスタスポットも

インスタグラムをはじめ写真系SNSの人気を考えてか、園内には多くのインスタ映えスポットが作られています。
花を使ったポップなアートやシーン作りがされたブースが随所にあり、人によってはまだ肌寒い時期にも関わらずおしゃれなワンピースドレスで撮影に挑んでいる人も。

ただ園内を散策するだけではなく、ついつい足を止めてしまうようなスポットがたくさん用意されているのも楽しさを引き上げてくれます。

インスタグラマーにはもってこいなポップアートもたくさん。
6. 花とアートの融合

園内には主な温室が2つあり、それぞれ異なるテーマで花の展示がされています。
まず紹介する温室は、その年のテーマに沿って花を使った作品作りがされている場所。

今回訪れた年のテーマは「フラワーパワー Flower Power」。


まさにアーティストが花を使って表現をしている「作品」がたくさんあり、強いメッセージ性を感じるものも多数ありました。


可愛らしい柔らかい雰囲気のものからポップでモダンなイメージのものまで色々。もちろんフォトスポットもたくさん用意されています。

フラワーパワー。花の力、感じ取れましたか?
7. チューリップ品評会

もう一つの大きな温室には様々な品種のチューリップがそれぞれ植えられており、品評会のようになっていました。


一つ一つの名前が紹介されており、馴染み深いチューリップからこれもチューリップなの?と思ってしまうほど珍しい色や形のチューリップまで様々。


200種類を越えるというチューリップの品種をこの温室内で学ぶことができます。
室内の一角には実際にチューリップやその球根、またその他園内でも見られる花を販売しているエリアもあり、非常にお得な料金設定になっていたのですが、日本へは検疫の問題で持ち込みができないのが残念なところ。
8. 誰もが楽しめるキューケンホフ

今回は運良く春の最高の時期にキューケンホフ公園を訪れることができ、美しい景色をこれほどないまでに堪能することができました。
特に印象的だったのが、観光客も若いカップルから子供づれの家族、そして年配の観光客や老夫婦など老若男女様々な人がゆっくりと美しい景色を楽しみながら散策している光景。

どこを見ても皆笑顔で写真を撮ったり散策を楽しんでおり、今年のテーマでもあった「フラワーパワー」を実際に強く感じました。
色とりどりの花が咲き誇りオランダの魅力がぎっしりと詰まったキューケンホフ公園。春のオランダを訪れる予定がある方は是非スケジュールに組み込んでみてください。
キューケンホフ公園へ訪れる際のポイントやアクセス方法についてはこちらの記事で詳しく説明しているのであわせて参考にしてみてください。
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