ルクセンブルクは世界に現存する唯一の大公国。
その恩恵もあって、ルクセンブルク公国内全ての公共交通機関は国営会社によって運営されており、料金体系も全て共通。非常にシンプルなシステムが採用されています。
ルクセンブルクには全土にわたって非常に魅力的な観光名所が散らばっているため、バスや列車を乗りこなすことこそが旅行を満喫する鍵。
今回はそんなルクセンブルク内の公共交通機関を乗りこなせるよう、利用方法を紹介します。
1. チケット購入方法・値段
料金
ルクセンブルク国内のチケットはバス、列車全て共通となっており、ルクセンブルク国内の移動運賃は以下のとおり(2017年現在)となっています。
券種(列車は2等席のみ) | 料金 |
シングルチケット(2時間) | 2ユーロ |
1日券 | 4ユーロ |
2日券 | 8ユーロ |
グループ1日券(5人まで) | 12ユーロ |
実にシンプル。バスでも列車でも、短距離でも長距離でも国境を越えない限り以上のとおりです。
シングルチケットの場合、2時間以内であれば乗り換えも自由。一方観光などで往復利用する場合には1日券/2日券がお得です。
国境を超える場合、ゾーンによって料金が変わるので購入時に尋ねてみてください。
ルクセンブルグ大公国は世界で初めて国内の公共交通機関を全て無料にする旨を発表しました。2020年より施行される予定です。
購入場所
チケットは前売りとなっており、CFL ticket offices(駅窓口)、郵便局、キオスク、主要バス停の自動券売機等で購入することができます。
バス利用時の際にはシングルチケット、1日券を運転手より直接購入することもできます。
2. ルクセンブルクカード
観光客に便利なチケットとしてもう1つ、ルクセンブルクカードがあります。
こちらは国内の主要観光地が殆ど入場無料になるだけでなく、公共交通機関も全て無料。料金は1日券13ユーロ、2日券20ユーロと非常にお得な設定になっています。
郊外に出かけ、古城や博物館に入場する場合には簡単に元が取れるチケットになっていますのでこちらも要検討です。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
3. バスの乗降方法
基本的にはバスの乗降方法は日本と同じですが、有効なチケットを持っている場合には前後いずれのドアより乗車可能です。
チケットがない場合には前方ドアより乗車し、ドライバーより乗車券を購入してください。
降車時は日本と同様、車内のボタンを押して運転手に下車の意向を伝えます。
一点注意としては、ルクセンブルクを走る殆ど全てのバス車内には「車内アナウンス」がありません。
代わりに、モニターが設置されており、現在地とその後の停留所が表示されていますので、下車場所がわからない場合には事前に停留所を調べ、モニター表示と照らし合わせてください。
また、ルクセンブルク郊外へと走るバスの場合は普通の観光バスが使われていることが多く、モニターが最前列にしかないので、不安な方は前方に着席し、念のため運転手に行き先を伝えておくと安心です。
4. 鉄道の乗降方法
ルクセンブルクの鉄道駅には事前改札がありません。そのため有効な乗車券・ルクセンブルクカードを持っている場合にはそのまま乗車して構いません。
車掌による検札がたまに行われるので、その際にはチケットを提示します。ルクセンブルクの鉄道は比較的定時運行率が高く、遅延の場合にも何分遅延しているかが駅構内の掲示板に表示されるので、信頼度は高いと思います。
唯一の欠点は、ルクセンブルクの鉄道はさほど発達していないため、時間が限られた旅行者にとっては時間の都合上やや使いにくいところ。鉄道による旅行を検討されている方は、事前にGoogle mapなどを使って発車時刻の確認をお忘れ無く。
5. 最後に
いかがでしたか?ルクセンブルク大公国の公共交通機関は非常にわかりやすいシステムのため旅行者にも使いやすくなっています。
市内からバスで2時間走ればどの方向にいっても国境に着くくらいコンパクトな国ですので、半日観光として郊外へ足を運ぶのがオススメ。ルクセンブルクを訪れる際には市内中心部だけでは無く郊外にまで足を伸ばしてみてください。
特にバス網は非常に充実しており、長距離バスの定時運行率も非常に高く信頼性が高いので、これを使わない手はありませんよ!
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中央駅やバスターミナルの目の前に位置しており、魅力がたくさんあるルクセンブルク郊外への旅行に最適。もちろんルクセンブルク市の観光中心地である旧市街へも徒歩10分程度と観光客に最適な立地になっています。
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