オリンパスが誇る単焦点レンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8。35mm換算で150mmの中望遠レンズでありながらF1.8という大口径レンズで、ポートレートにも最適と言われています。
今回は開封レビュー、そしてポートレート作品を含む作例を紹介していきます。
1. 開封レビュー
オリンパスが出している単焦点シリーズの中で最もカリッカリに写ると言われ、その高い描写能力が評判の75mm F1.8。
35mm換算で150mmの中望遠と少し使いづらい長さではあるものの、その性能と大口径を生かした大きなボケを求めて高い人気を誇っています。
ということで、今回はマップカメラで購入しました。
さすがF1.8の大口径レンズ。フィルター口径は58mm、前玉も後玉も大きく、いかにも光を取り込みそうな見た目をしています。
さすがにこの大きな前玉、傷がとてもこわいのでプロテクトフィルターは必須です。いつも通りKenko フィルター58mmをあわせて購入しておきました。
さらに、オリンパスのレンズは基本的にフードは別売りのものが多く、この75mm F1.8も例外ではありませんのでフード LH-61F BLKも購入。メタルフードで質感は文句ないのですがなかなか高いのがタマに傷です。。。
とはいってもそこは純正。レンズにぴったりとおさまり、その質感やデザインは言うことありません。
カメラに装着してみると、OM-D E-M1 Markⅱのボディにも見事に馴染んでマッチ。重さのバランスもGood。
2. 作例
このレンズの強みは何と言ってもオリンパスのレンズ史上最もシャープとも言われるほどの描写性能。
今回は景色、ポートレート作品を作例として少しだけ紹介します。ブログ上に公開しているためサイズは横2000ピクセルに圧縮しています(クリックで拡大)。ご了承ください。
近景
桜の名所、靖国神社で撮影。開放のF1.8を使っていますが、ピントが合っている花の部分は極めてシャープな描写で雄しべ・雌しべ部分、葉のトゲトゲまでもくっきり見て取れます。
一方で背景はとろけるようなボケ。被写体を浮かび上がらせます。
こちらは少し絞ってF4.0で撮影。
M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8の最短撮影距離は0.84mとあまりマクロレンズ的な利用はできませんが、それでも中望遠レンズであることを生かしてこの程度まで大きく写すことができます。
合焦部分はくっきり、そこからはなだらかにとろけるようなボケに移行してきます。
遠景
こちらも桜の名所として有名な千鳥ヶ淵。
桜の花びら1枚1枚しっかりと描写するような非常にシャープな写りが遠景写真でも見て取れます。
35mm換算で150mmの中望遠レンズということで、このような圧縮効果を生かした撮影も強み。
実際には東京タワーとは結構離れているものの、このレンズを使うことでダイナミックな東京の桜風景を表すことができました。
ポートレート
中望遠レンズですが10m程度離れると全身ポートレートも可能です。少し離れることで圧縮効果により景色を生かした全身作品を作ることができます。
日陰で少し暗い所であったにもかかわらずブレることなく撮影できるのも大口径レンズの特徴。
今回のモデルさんが一般の素人の方のため顔に図形をいれてしまっています(拡大不可)。ですが、目の部分を拡大してみるとご覧の通り、睫毛にばっちりとピントが来ています。
これはE-M1 MarkⅡの素晴らしい瞳AF機能のおかげでもありますが、このようにピンとがしっかりあっていると睫毛も1本1本完璧に解像します。
こちらは75mm F1.8を使いバストアップよりやや寄せているポートレート作品の瞳部分を拡大したもの(クリックで拡大)。
マスカラの分岐部分など、はっきりいって写りすぎというくらい色々写ってしまうので、ポートレート作品に使う際にはモデルさんに写真を見せる前に少し明瞭度を下げるなどしたほうがいいかもしれません。
3. 最後に
いかがでしたか?
今回は、OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8を紹介しました。
評判通りとんでもない描写性能を持った大口径単焦点レンズで、中望遠を生かしたポートレートや風景撮りなど様々な用途で使えるレンズになっています。
購入に躊躇している方、絶対に裏切られることがないレンズだと思いますので勇気を持ってポチッっとしちゃってみてください!
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