皆さんもご存知の通り私はスウェーデンに留学をすることになったわけですが、ヨーロッパにせっかくいるということもあって旅行に出ることが多くなりました。その際にどうしても外せないのが写真。
もともと写真は好きなのでお気に入りミラーレス一眼を持ち出すこともありますが、やはり一番気軽でかつ簡単に比較的高画質写真をとれるスマホのカメラをメインに使うことが多いのが実際のところです。
そんな中、セルカレンズに出会ってから旅先で撮るスマホ写真が格段に進化したので、今回は旅行好きの皆さんにセルカレンズを一押ししたいと思います。
1. スマホ用セルカレンズとは
私のiPhone6sのアウトカメラには相当お世話になっています。が、一方でスマホカメラはズームや引くこともできず、なかなかダイナミックな写真をとるのが難しいのも事実。どうしてもなんとなーくのスナップや単調な風景画になちがちです。
このようにスマホに一眼レフ用のレンズを取り付けるアダプターなんかも海外では売っていたようですが、、、これではスマホの携帯性が台無し、、、というか一眼レフを持ち歩いたほうがマシです。
せっかくスマホで写真を楽しむわけですから携帯性は重要です。
そんなスマホカメラで撮る写真に、超軽量小型にもかかわらずバリエーションを与えてくれるのがセルカレンズです。
簡単にいうと、スマホのカメラにくっつけて使用することで、カメラアプリ等では撮れないような写真を可能にする付属レンズのこと。スマホ付属カメラを1秒でプロフェッショナル級のレンズへと化けさせてくれます。
そのデザインや撮れる写真の種類、レンズへの取り付け方法などは多岐にわたるため、好みに応じて使い分けることになります。
注意点としては、厚みのあるケースを使っている場合に、ケースの上からレンズを装着すると干渉して四隅がうまく写らないことがありますので、セルカレンズを使用する際は薄めのケースもしくはケースを外して使用したほうがいいかもしれません(特に広角レンズの場合)。
2. レンズの種類
本当に多種多様なレンズが売られていますが、大きく3つに分類して簡単に説明します。
広角レンズ
左がiPhoneの標準カメラ、右がそのカメラに広角レンズをつけたものを用いて、同じ場所から同じアングルで撮影した写真です。簡単にいうと「奥行きを出しながら広い範囲を撮れる」レンズです。
スマホの標準レンズで撮るよりもより、写真に写る範囲が広くダイナミックで奥行きのある写真が撮れているのがわかると思います。またセルフィーをする際にも周囲の景色を一緒に写したり、大人数一緒に写すことができるようになります。
また、一般に言われる「魚眼レンズ」は周辺の歪みをわざと残した超広角レンズのことです。
旅行に持ち出すという意味では、景色を中心にスナップ写真が中心になりますので広角レンズがベストチョイスです。
望遠レンズ
「遠くのものをシャープに撮れる」レンズで2倍程度のものから20倍以上のものまで色々はバリエーションがあります。
スマホカメラは現状殆どの機種で光学ズームが出来ないため、遠くのものを大きく写すことができません。またデジタルズームという機能はありますが、あれはただの「拡大」と同じ機能なため画質が相当劣化してしまいます。
スマホに望遠レンズを取り付けることで、綺麗な望遠写真をスマホで簡単に撮ることができるようになります。
マクロレンズ
マクロレンズとは「小さいものを大きく撮る」レンズです。望遠レンズは遠くのものを大きく撮りますが、マクロレンズは目の前のものを大きく撮るレンズになります。
例えば花や虫のアップ写真をダイナミックにとる際などに威力を発揮します。
通常のスマホカメラではこのような接写はピントが合わないので撮れませんが、セルカレンズを使うと神秘的な写真が撮れるようになります。
3. 選び方
今回は旅行向けということで、広角レンズがとにかく一押しです。
というわけで、おすすめスマホ用広角レンズの選び方をご紹介します。
画角
自然観を出すためにも画角は110度〜120度くらいがオススメ。それ以上だと写る範囲は広いですが、歪みも大きいため、いかにも広角です!な主張強めの写真になってきます。
またiPhoneカメラに使用する場合、カメラの使用で絞りがF2.2固定(6sの場合)となっているため、写真周辺のピントも合いづらくなってしまいます。
街や風景のスナップ、景色を入れながらの自撮りなどにも使うってことを考えると画角は110度が一番オススメだとおもいます。
レンズの質
当たり前ですが、レンズの質は画質に直結します。プラスチック製の数百円のセルカレンズも多くありますが、せっかく撮った写真の画質がいまいちでは元も子もないですので、レンズのクオリティがある程度高いものを選びましょう。
光学ガラスのレンズを使ったものがおすすめです。
レンズの大きさ
小さければいいというものでも実はありません。カメラに多少詳しい人はお分かりだと思いますが、レンズを外付けで付ける分、カメラ内部に入る光の量が減ります。これが何を意味するかというと、十分な光の量を確保するためにカメラはシャッタースピードを遅くして調整します。
例えば、普通に写真を撮った場合には1/200秒シャッターが開くのに対し、あるレンズを取り付けた場合では1/50秒となると仮定します。するとシャッターが4倍も長い時間開くことになるため、その分手ぶれを起こしたり、被写体ブレを起こすリスクが増えてきます。
それを補正するのがレンズの大きさと質です。レンズが大きい分光を取り込む入り口が広くなりますし、クリアな質の良いレンズでは光量のロストが少なくなります。
4. おすすめ広角レンズ
本当に色々なメーカーがありますが、レンズの質や総合的な写りの良さ、製品の作りを考えるとAUKEY、もしくはMozeatというメーカーのものがおすすめです。
私自身もともとは1000円強で3in1という非常に安価なレンズを購入しましたが、ピントが甘くなりがちで四隅が暗くなったりと写りがイマイチだったこともあり、AUKEY製のものを買い直しました。
AUKEYのものは作りもしっかりとしており、レンズも光学用ガラス製のもの。現在高画素・高画質をうたうスマートフォンが増えていますが、それにしっかりと見合うものづくりがされています。
5. 広角レンズ作例
こちらはオーストリアの首都ウィーンにある有名な礼拝堂の1つ、聖ペトロ教会。内部を今回紹介した広角レンズ装着有りと無しで撮影してみました。
明らかに広角セルカレンズを装着すると写る範囲が増えるのがわかります。使い方によって屋外でも屋内でもとてもワイドでダイナミックな写真を撮ることがでいるようになります。
その他の撮影レビュー・作例は、ウィーンを1日歩きながらiPhone6sにレンズを装着して色々と撮影したものを中心にこちらの記事で紹介しています。
6. 最後に
セルカレンズを使うことでスマホのカメラで一眼カメラ並みのダイナミックな写真が撮れるようになります。値段も安いですし携帯性も抜群ですので、旅行に行く際は是非スマホ用の広角レンズを1つ持って出かけてみてください。
また合わせてモバイルバッテリーも1つ一緒に持ち運べると、電池切れの心配がなくなるので撮影を存分に楽しめると思います。
私の絶賛オススメである、AUKEY製110度広角レンズレビューはこちらをお読みください。
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