光芒が!!コシナ フォクトレンダーNOKTON10.5mm F0.95レビュー

!コシナ フォクトレンダーNOKTON10.5mmF0.95レビュー

オリンパスやパナソニックなどマイクロフォーサース規格のミラーレス一眼カメラを使っている人を悩ますの「広角レンズ」事情。

メーカー純正の非常に優秀な広角レンズがある一方で、第3メーカーからも様々な個性の強い単焦点広角レンズが発売されており、どれを選んでいいのかわからないという声をたくさん聞きます。

私自身迷いに迷い、購入したのはオリンパス純正7-14mm F2.8 PROレンズと今回紹介するコシナ フォクトレンダーNOKTON10.5mmF0.95。

このフォクトレンダーのレンズは解放F値0.95と信じられないような明るさを持つことで大注目されています。

ということで今回は実際の作例を紹介しながら、どのような場面でこのレンズが力を発揮するのかを紹介していきます。

1. レンズ外観レビュー

外観については様々なサイトで詳しく開封レビューされているので、簡単に触れるだけにしていきます。

フォクトレンダーシリーズに共通して高級感のあるブラック塗装。金属外装なため非常にしっかりとした値段以上の作りになっています。

フォクトレンダーシリーズ25mm F0.95と比較すると長さは短く、代わりに太いという感じ。ちなみに重量感は10.5mm F0.95の圧勝で、まるで金属の塊を持っているかのごとくかなりずっしりときます。

オリンパスの純正PROレンズである12-40mmよりやや大きく、7−14mmよりは一回り小さいという程度。

ですが、重さだけでいうとフィルター径が同じ72mmあるオリンパス純正のプロレンズの大砲40-150mm PROといい勝負をするくらいの重量感です。

OM-D E-M1 Mark2に装着した場合はこんな感じ。非常に見た目の大きさのバランスはいいのですが、非常に重いので前側にかなり重心がもってかれます。

前玉はフラットでフィルター装着が可能。オリンパス純正の7−14mmF2.8 PROにはフィルター装着ができないので嬉しいスペックです。

フィルター装着が可能ということはレンズプロテクターでレンズを守ることはもちろん、様々なフィルターを使い表現力を高めることができるため、特に風景撮影をするカメラマンには大切なポイントです。

2. 実写撮影レビュー

それではお待たせしました。実際に撮影した何枚かの写真を例に、このカメラの性質や強みを紹介していきます。

このレンズはNOKTONという名前がつけられていることからも分かる通り、夜の撮影に強みを発揮するレンズ。

ですので、今回は夜景写真をメインに取り上げていきます。尚、ブログ運営上全ての写真は1500ピクセル、500Kbにサイズを抑えていますのでご了承ください。細部を見たい方はPCの利用をお勧めします。

絞り解放撮影

ノクトン作例レビュー

F0.95 SS1/20 ISO640 撮影地 ロバニエミ(フィンランド)

このレンズの最大の特徴はF0.95という人間の目よりも明るいレンズ。これには他言はなく、肉眼では漆黒の闇に見えてしまうような場所でも、ISOを上げることなくくっきりと像を映し出してくれます。

この写真はフィンランドの山の奥から星を撮影したもの。解放F0.95、シャッタースピード1/20で手持ちで撮影を行いました。

木々の間から顔を覗かせる北斗七星がくっきりと、十分シャープと言えるレベルで解像しているのがわかります。

ただ写真をよく見ると、仕方がないことではありますが周辺減光落ちが目立ち、無限遠に合わせていることによる手間の木々の甘いピント、そして何よりふんわりとした解放撮影ならではの描写など欠点も目立つのが傷。

とはいってもオリンパスの非常に強力カメラ内手ぶれ補正のおかげもあり、他のカメラやレンズでは到底不可能なような漆黒の闇の中でも手持ちで星空を撮影できてしまう、これが何よりの強みです。

といいたいところなのですが、個人的には違う印象を持っています。

光芒を楽しむ夜景撮影

F5.6 SS1/500 ISO200  撮影地 オウル(フィンランド)

このレンズの最大の強みと個人的に考えるのが、絞って撮影した時に出てくる光芒の鋭さ。

絞り解放では流石に出ませんが、F2.0くらいに絞るだけで10本の光芒がするするっと伸びきて、F5.6程度まで絞るとくっきりとシャープなお手本のような光芒が現れます。

F8.0 SS13″ ISO200 撮影地 ロバミニエ(フィンランド)

とにかく光芒をご覧ください。ここまで綺麗な光芒はズームレンズでは不可能、単焦点レンズでもなかなかお目にかかれないほど非常に美しいものです。

一方で逆光耐性はなかなか高く光源を直接いれてもフレアやゴーストが出にくいので、あえて光源を撮影するようなそんな使い方をするとこのレンズの味が活かせます。

オリンパス広角レンズレビュー

F8.0 SS15.0″ ISO200 撮影地 ロンドン(英国)

超広角レンズに分類されるこのレンズですが歪みはほとんど目立たず、実用的に問題なし。

色の再現性はもちろん、絞った時の解像感に不満は何もありません。

F1.2 SS1/40 ISO600 撮影地 ロンドン(英国)

こちらの写真は前述のものと同じ場所から撮影したものですが、タワーブリッジを通るボートを撮影するために絞りをF1.2で撮影したもの。

かなり解放に近い撮影ですが、中央部の解像感は特に問題ありません。周辺の流れが若干目立つのと、光芒が出ていないことに注目して比較してみてください。

広角レンズレビュー

F8.0 SS25″ ISO200 撮影地 ブラチスラバ(スロバキア)

夜景写真をもう一枚。ブラチスラバ城から角形NDフィルターを装着し、ハイレゾショットモードで撮影しました。

すっと伸びる光芒、とても鋭いのですが嫌味がなく写真に華を添えてくれる表現力です。

5000万画素のハイレゾショットモードで撮影したものなので、光芒部分を大きく拡大してみました。

光芒好きな方にはたまらない表現になっています。

日中風景写真

F5.6 SS1/500 ISO200 撮影場 スピシュスケポドフラジエ(スロバキア)

もちろん日中での撮影にも使えます。10.5mmという広角レンズなため、風景撮影と相性が抜群。

色の再現性や細部の表現力なども全く問題ありません。

ただ、このレンズの特徴を考えると、光芒も出ない日中に絞って撮影するのが常識な風景写真をあえて重い単焦点レンズを持って撮影するというメリットがあまりないというのが正直なところ。

F5.6 SS1/500 ISO200 撮影場 スピシュスケポドフラジエ(スロバキア)

写りは非常に綺麗です。あくまで非常に明るい広角単焦点を日中にどう生かすかという問題。近接撮影やボケを生かした撮影、室内撮影などの時には逆に強みを発揮するのではないでしょうか。

この辺りは使い手の単焦点レンズへの考え方などに左右されると思いますが、個人的には日中の撮影は汎用性を考え広角ズームレンズを選ぶと思います。

3. 最後に

いかがでしたか?

今回はマイクロフォーサーズ規格の変わり種広角レンズ、コシナ フォクトレンダーNOKTON10.5mm F0.95を紹介しました。

解放F値が0.95という特徴がとにかく全面に押されて紹介されるこのレンズですが、あえて絞って撮影することこそにこのレンズの強みがあるように感じました。

場合によっては三脚やNDフィルター装着など気軽に撮影というよりはプラスアルファの労力が必要になることもあるレンズですが、特に夜景風景撮影におけるF4.0以上に絞った時の光芒はまさに逸品。

まさにアートとも言えるような表現力のあるレンズです。

その点、積極的に解放撮影ができ、大きなボケを気軽に楽しめる同F0.95シリーズの焦点距離25mmや42.5mmのものとは一線を画している存在に感じます。

光学性能から好き嫌いがはっきり分かれそうなレンズではありますが、私は完全に日中はオリンパス純正7-14mmF2.8 PRO、夜はNOKTON10.5mm F0.95と使い分けをしており、両方なくてはならない存在になっています。

夜景撮影に力を入れていきたい、そんな方にぜひおすすめしたいレンズでした。

!コシナ フォクトレンダーNOKTON10.5mmF0.95レビュー

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