超便利標準ズーム!オリンパスM.ZUIKO 12-40mm F2.8 Pro作例レビュー

オリンパスレンズ

オリンパスのマイクロフォーサーズ用レンズとしては初めての「Pro」の冠をつけた標準ズームレンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 Pro。

F2.8という明るいレンズでありながら、広角域から中望遠までをカバーする12−40(換算24mm-80mm)という非常に使い勝手の良さそうなレンズです。

今回は割高にはなってしまいましたが英国でこのレンズを手に入れたので、早速開封&作例レビューをしていきたいと思います。

1. 開封レビュー

というわけでお決まりの開封レビューからお届けします。作例以外興味ない、という方は記事後半の作例レビューまで飛ばしてください。

細かい仕様などはオリンパス公式サイトを参考にしていただければと思います。

尚、開封レビューを撮影したレンズはVoigtlander nokton 25mm f0.95を使用しています(カメラ本体の写真を除く)。

a. Amazon.co.ukで購入

オリンパスレンズレビュー

このブログを今までなんども見てくださっている方はもしかしたらお気づきかもしれませんが、私普段は超広角レンズしか持ち歩きません。

オリンパスの同じくProの文字を冠した超広角ズームレンズである7-14mm F2.8 Proを常用しているのですが、やはり標準域〜中望遠のレンズもあるといいなぁと思う状況も多く、今回は思い切って英国版のAmazonから購入しました。

b. 開封&梱包品

ED12-40 F2.8 Pro

外箱はその他のProレンズと同様、黒をベースとした高級感のある箱になっています。

それでは早速中身を見ていきます。

レンズ本体に加え、レンズポーチ。レンズキャップ、そしてレンズフードが同梱されています。

特にオリンパスのレンズは一般的にフード別売りとなっているものが多いですが、Proレンズは付属しているので改めて購入する必要はありません。

オリンパスレンズ

Proレンズということだけあり、金属製。持った感じはずっしりとくる重さを感じますが、その他のProレンズ7-14mmや12−100mmと比べると随分と軽い印象を持ちました。

付属レンズフードを装着したところ。レンズフードはプラスチック製で花形のものになっています。

c. レンズ外観

それではレンズの外観をよく見ていきます。

まず、オリンパスProレンズの共通点として、オートフォーカスとマニュアルフォーカスの切り替えはクラッチ機構を使って切り替えます。

カチっとフォーカスレバーを切り替えると距離目測が出てくる設計になっています。

レンズ基部にはファンクションキーが付いており、ここに好きな機能を割り当てることができるのもProレンズの特徴。私は普段ここにピーキングON/OFFを割り当てています。

ズームレンズということで、ズームレンズを回すと鏡筒がせり出し、40mm時には12mm時と比べて長さが約1.5倍くらいになります。

ちなみに鏡筒が最も短くなるのは14mm程度の時で、12mmの時も若干伸びている状態になっています。

d. フィルター径&おすすめフィルター

オリンパス標準ズーム

このレンズのフィルター径は62mm。ねじ込み式のフィルターを装着することが可能です。

せっかくの新品レンズを購入したので、合わせてフィルターも購入。

実はいつも購入するお気に入りのフィルターがこのGOBEという会社から発売されているもの。今回はUVカットフィルターとPL(偏光)フィルターの2枚セットを購入しました。

あまり日本では聞き慣れないかもしれませんが、ドイツやイギリスなどでは最も有名なフィルターメーカーの一つ。非常に高品質な製品を作りながら環境のことも考えているという優良企業です。

製品に合わせて最高のレンズを使用したフィルターを作っているのが特徴なのですが、この62mmのものについては日本製レンズを使用。

普段はフィルターを上下の蓋とともに何枚でも運べるようになっているため、フィルターを持ち運びする際にもとても便利な設計になっています。

日本でもちょっと高いですがamazonで取り扱いがあるので、最高級フィルターを使って見たいという方は試してみてください。

e. カメラ装着

私が普段使用しているのがオリンパス OM-D EM-1 MarkⅡというフラッグシップモデル。

若干大きめなレンズではありますが、EM-1 MarkⅡと合わせるととてもバランスがいい大きさになっています。

ズームを伸ばしきるとこんな感じ。長さはありますが、重さはさほどでもないのでとても扱いやすいような気がしました。

ズームはとてもスムーズで引っかかりなどはなく、硬さも適度な心地のいいフィーリングです。

2. 作例レビュー

お待たせしました。

早速購入したM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 Proをつけて、雪が降った直後のロンドンの街を歩いてきました。

標準ズームということで非常に扱いやすく、今後のメインレンズになることを確信させる使い心地でした。

今回紹介する写真は全てjpeg撮って出しのものですが、ブログ記事の都合上、横幅1500ピクセル、ファイルサイズ350KBにまで圧縮しています。

ですので、細かい解像感などが分かりづらいかもしれませんが、出てくる写真の全体の雰囲気を感じ取ってもらえればと思います。

a. スナップに最適な便利ズーム

13mm ISO 200 SS1/1250 F2.8

12-40mm(35mm換算24−80mm)という広角域から中望遠までをカバーするズームレンズということで、使い勝手は抜群。

F2.8という開放で撮影しても隅々までシャープに解像している評判通りのレンズです。

まさに旅スナップに最適なレンズだと思いました。

12mm ISO 200 SS1/500 F5.6

12mmという画角は広い範囲を切り取るのに最適。水平に撮影すると歪みもほとんどなく自然な描写をしてくれます。

12mm ISO 200 SS1/1250 F2.8

横断歩道を待っている時に、突然クラシックなロンドンバスがきたため慌てて撮影。すぐバスが目の前にまで迫っていましたが12mmの画角で撮影できるのでシャッターチャンスを逃すことなく綺麗に収めることができました。

F2.8という明るいレンズなため、なかなかのスピードで走ってくる車であっても早いシャッタースピードを稼げるため動体ブレもほとんどありません。

40mm ISO 200 SS1/250 F5.6

風で雪が舞い上がる瞬間を撮影。

雪煙一粒一粒をしっかりと解像しており、レンズの質が非常に高いことを感じさせます。オリンパスのProレンズはどれも非常にシャープな画を得意としてますが、この12−40mm F2.8も同じ系統のようです。

b. ズームの画角比較

12−40mmという約3.3倍ズームがどの程度のものなのかの目安に、同じ場所から広角端と望遠端で撮影した写真を紹介します。

12mm ISO 200 SS1/250 F5.6

こちらが広角端12mmで撮影したもの。ロンドンの顔でもあるタワーブリッジにいたるまで奥行き感のある写真になっています。

40mm ISO 200 SS1/200 F2.8

こちらが同じ場所から40mmの望遠端で撮影したもの。タワーブリッジとその前に見える軍艦ベルファストが圧縮効果もありとてもダイナミックに写っています。

3倍強ズームとは言ってもここまで大きく画角を変えることができるため、普段から常時カメラにつけておくレンズとしては最適なレンズです。

c. 簡易マクロ撮影

40mm ISO 200 SS1/640 F2.8

実はこのレンズ、標準ズームレンズではあるものの、ズーム全域でとにかく寄れるレンズとしても有名。

望遠端を使い絞り開放で撮影すると大きな背景ボケも得られるため、簡単にマクロ撮影を楽しむことができます。

40mm ISO 200 SS1/250 F2.8

絞り開放で撮影しているため、背景は綺麗にボケている一方、ピントがあっている部分はカミソリのようにシャープ。

葉の表面にあるトライコーム(うぶ毛のような構造)1本1本までしっかりと解像しているのがわかります。

テーブルショットや旅先で料理を撮影したりなどでも大活躍間違いなさそうです。

d. 逆光耐性

18mm ISO 200 SS1/2500 F5.0

標準レンズの画角である18mm(35mm換算36mm)で太陽をフレームの中に入れて撮影してみました。さすがにフレアが発生していますが、この画角では目立ったゴーストなどは見られません。

12mm ISO 200 SS1/640 F5.0

一方広角側で逆光撮影して見た写真がこちら。太陽はフレームの外側ですが、斜め前から強い光が入る状況ではこのようにゴーストがでてしまいます。

とはいってもあまり下品なゴーストではなく、逆に広角撮影ということもありゴーストをあえて生かした写真作りなんかもできるかもしれません。

e. ボケ味の比較

38mm ISO200 SS1/800 F2.8

それでは最後に気になるボケ味をみていきます。

背景ボケはとてもなめらかで綺麗。ズームレンズではありますが、ボケ味は悪くなさそうです。

40mm ISO200 SS1/800 F2.8

こちらは前ボケ。前ボケもとても自然で綺麗です。

ただ何より絞り開放で撮影しているにもかかわらず、奥に見えるタワーブリッジのシャープさはただただ驚くばかり。

40mm ISO200 SS1/640 F2.8

ポートレート撮影の代わりに、野鳥を撮影してみました。このように背景に直線が多数ある場合には若干2線ボケが気になりますが、背景を選べばさほど気になるほどではないと思います。

何より標準ズームレンズではありますが、F2.8で撮影するとピントがあった部分はシャープに、背景は大きくボケるためポートレート撮影なんかにも使えそうです。

f. アートフィルターで作品作り

32mm ISO 200 SS1/2000 F2.8

もちろんカメラ内蔵のアートフィルターを使った撮影なんかでもいい絵を出してくれます。

個人的にお気に入りなのが白黒のドラマチックトーン。太陽に照らされた地面がキラキラと輝いていて綺麗だったので、あえて白黒で撮影してみました。

地面の質感や背後の建物の線などを見ると高い解像度を実感します。

g. 手持ちで夜景撮影

16mm ISO 600 SS2.0 F2.8

オリンパスのカメラはマイクロフォーサーズ規格。フルサイズ規格の1/4ほどのセンサーサイズで、高感度撮影に弱い、夜景撮影に弱いとしばしば言われますが、それは正解でもあり間違えでもあります。

確かに高感度撮影にするとノイズが目立つため、フルサイズカメラのようにISO6400などのような高感度での撮影はおすすめできません。

私自身フラッグシップのEM-1 MarkⅡでもISO800以上で撮影することは滅多にありません。

では、夜景など暗い場所ではどうするのか、オリンパスのカメラ(一部機種除く)ではカメラ業界最強と言われる超強力な手ぶれ補正機能がついており、手持ち撮影では通常ありえないくらいシャッタースピードを上げることができます。

この写真はシャッタースピード2秒という長時間露光を手持ちでおこなったもの。見ての通り手ブレは一切起きておらずとてもシャープで綺麗な夜景が撮れました。

ボディ側の手ブレ補正機能のおかげで、慣れてこれば2〜3秒、強者では5秒以上も手ブレなしで撮影できると言われています。

h. 鉄道写真

40mm ISO 200 SS1/1600 F4.0

最後の写真の作例だけはロンドンではなくフィンランドからお届けです。

40mm(換算80mm)ということで、鉄道写真的にはちょっと短いレンズではありますが、望遠端を使えば無理ではありません。

特にある程度線路脇に寄れるようなシチュエーションや、風景と鉄道を絡めた撮影をする際などにはむしろちょうどいいのかも。

この上の40−150mm F2.8 Proレンズはかなり大きく、気軽に持ち運ぶことができるものではありませんが、12−40 F2.8 Proレンズであれば旅行ついでに鉄道写真も、なんてことも出来てしまいます。

3. 最後に

いかがでしたか?

今回はオリンパスから発売されている標準ズームレンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 Proを紹介しました。

広角域から中望遠域までをカバーする便利ズームでありながら、絞り開放から非常にシャープな写真を出してくるとても優秀なレンズ。

カメラに常時装着しておけば、スナップ写真から作品作りまで様々な用途に使えるレンズなので、まだProレンズに手を出したことがない方や、これから新たにカメラを購入する方などにまずお勧めできる1本です。

その他オリンパスのカメラやレンズレビューを多数しているので、他のレンズやカメラに興味がある方はカメラカテゴリーを参照してください。

 

購入時のプラスαを求める方に

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製品説明なども充実しているので是非一度覗いてみてください。

オリンパスレンズ

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1 個のコメント

  • 万能レンズなんですね!今度オリンパスカメラ買うのでレンズはとりあえずこれを買ってみようとおもいます。
    この記事もそうですがいつも写真が綺麗でハッとしています!

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