旅プロが届ける旅行個別相談サービスはこちら

【エアバルティック】ラトビア国営航空会社搭乗レビュー

エアバルティック
海外旅行にいくなら

海外旅行をする人が必ず持つべきクレジットカードの決定版は?

国際ブランド、付帯保険、旅行中の特典、カードを選ぶポイントは様々。

海外40ヵ国以上を訪れた旅のプロがヨーロッパ向けクレカの選び方とおすすめを伝授している人気記事をチェック!

ラトビアの首都リガを拠点に欧州に展開するエアバルティック airBaltic。欧州ではまだ珍しい国営航空会社でありながら現在安定した経営を続けており、新型機材も次々に投入するなど成長の止まらない航空会社です。

何度も利用したことがありますが、その都度感じるのは、格安航空会社(LCC)として運行しているにもかかわらず高い信頼性。

今回はそんなエアバルティックの搭乗レビューを紹介します。

1. エアバルティック概要

1995年にスカンジナビア航空の出資を受けて立ち上げられたラトビア国営航空会社エアバルティック。

国営のフラッグキャリアでありながら、格安航空会社としての運行をしている少し風変わりな航空会社です。

運賃が他国のフラッグキャリアよりも安く、またリガ国際空港の利用客の少なさや導線の良さから乗り継ぎが非常に楽で早いなどメリットも多いことから、ラトビアを訪れる客以外にも広く支持されています。

欧州国内を運行する便は格安航空会社と同様の運行形態をとっており、ハブ空港であるリガ国際空港を除いて大半の場合は沖止め、もしくは搭乗ブリッジを使わない徒歩での搭乗。

機内サービスは全て有料となっています。

2. 搭乗レビュー

エアバルティックは欧州の中では好きな航空会社の一つ。バルト3国を訪れる際はもちろん、乗り継ぎでも好んで使っています。

今回はエストニアの首都タリンからラトビアの首都リガを結ぶ便、そしてリガからイギリスのロンドン・ガトウィック空港を結ぶ便のレビューをしていきます。

2-1. タリン〜リガ

a. 機体 ボンバルディア DHC-8-Q400

タリンからリガを結ぶ短距離航路に使われるのがカナダの航空機メーカーボンバルディアが製造する DHC-8-Q400という定員70名の小型プロペラ機。

エアバルティックの主要航空機の1つで、保有数が最も多い航空機です。

タリン〜リガ間という40分程度の短距離はもちろん、デンマークのコペンハーゲン〜リガ間など2時間以下の航路で頻繁に運用されています。

プロペラ機を不安に思う人も多いと思いますが、このDHC-8-Q400は日本でも複数の航空会社が運用しており、事故も少ない優等生だったりします。

小型機のメリットは搭乗人数が少ないため、乗り降りに時間がかからないこと。そのため定時よりも早く出発することもしばしあり、遅延が少ないことも特徴です。

窓の横には目の前にプロペラエンジンがあったり、ギアの収納が目の前で見られたりなど飛行機好きにはそれだけでも嬉しい、そんな飛行機だったりします。

b. 機内

エアバルティック

機内はいたってシンプル。リクライニング可能なシートが付いていますが、1時間程度の短距離路線ではほとんど使っている人をみかけません。

前後ピッチは十分に広く、足元が狭いと感じることはないでしょう。

一点注意点は、頭上のコンパートメントが小さいため荷物の持ち込み確認が少し厳しいということ。キャリーバッグなどを手荷物として持ち込む際には大きさを事前にしっかりチェックしておきましょう。

c. 機内誌

各シートには機内誌が備え付けられており、言語は全て英語で表記。

その他免税品の案内や機内での飲食メニューなども書かれています。

d. 機内サービス

エアバルティックの欧州域内フライトでは機内サービスは全て有料扱い。

機内食やドリンク類も全て有料での購入になります。

値段は決して高いわけではなく、キオスクで買うのとほとんど変わらない値段水準。また、無理に売ろうとしている様子もなく、サービス対応には不満はありません。

もちろん質問などがある際には丁寧に対応してくれるので、そこはフラッグキャリアとしての自覚がしっかりあるようです。

2-2. リガ〜ロンドンガトウィック

a. 機体 ボンバルディア CS300

エアバルティック

エアバルティックが現在大量発注をかけて導入しているのが、ボンバルディア製の最新鋭ジェット機、CS300。

パリ航空ショーでCS300が飛行展示された際に、ローンチカスタマーとしてエアバルティック塗装が使われたことなどで知っている人もいるかもしれません。

初めてのCS300の導入がされたのが2016年末、その後も徐々にCS300の引渡しが行われており、まさにピカピカの状態の機体です。

b. 機内

機内はまだ引渡しされたばかりということだけあってとても綺麗。シート1列ごとにモニターが設置されており、安全ビデオの放送や飛行経路の情報などが常時放送されていました。

LED電灯も状況に応じて緑や青などに変わり、未来的な印象を与える機体に仕上がっています。

シートもいうまでもなく綺麗。エアバルティックは最新式の機体に限らず清掃状況や機体のメインテナンス状況などがとてもいい印象があるので、旧式の機体に当たっても安心できます。

LCCの運用をしているにもかかわらず、シートピッチはフラッグキャリアと同様で座っても膝に余裕がある広々とした設計になっています。

c. 信頼性

なぜ高い信頼性があると断言できるのか、今までは利用した際の印象でそう感じていましたが、事実データになっているそうです。

99%を超える運行率や90%以上の定時運行率、そして高い顧客満足度など決して嘘だとは思いません。

また今回利用した便は乗り継ぎ時間30分というかなりギリギリの設定ではありましたが、チェックインした荷物も無事に届き満足。

まさにエアバルティックのために作られたリガ国際空港だからこそできる技なのかもしれません。

また、電話をかけると即繋がるというのも事実で、数年前に遅延が原因で300ユーロの補償金を受け取る際の手続きで問い合わせをした際も、カスタマーセンターのサポートの迅速さに驚いた記憶があります。

3. リガ国際空港

リガ国際空港

ラトビアはリガ国際空港を東欧のハブ空港として充実させることを国策にしており、事実リガ国際空港は国の規模や周辺国と比較すると非常に大規模で先進的な空港になっています。

また、エアバルティックの路線網拡大に伴い利用客数も増加傾向にあることから、さらなる拡張も検討されているほど。

一方で、導線が非常によくエアバルティックを利用する際の最小乗り継ぎ時間が20分と設定されているなど、トランジット客にも大変便利な空港です。

バルト3国の小国とは思えない洗練された空港、高級車マセラッティのギブリも展示中でした。

欧州でも1、2を争う快適でわかりやすい利用客フレンドリーな空港だと言えます。

4. 最後に

いかがでしたか?

欧州でのお気に入り航空会社、エアバルティックの搭乗レビューを紹介しました。

高い信頼性、新型機材の導入、空港の利便性など、何をとっても文句なし。

あまり日本では聞きなれない航空会社ではありますが、欧州旅行の際などで利用する際には是非安心して搭乗してみてください!

海外旅行に出かけよう!

世界各国がコロナを克服しつつある中、ヨーロッパでは旅行熱が再燃、観光地の賑わいも増えてきました。

日本から欧州行きの航空券も比較的お手頃な値段で落ち着いている今こそ旅行を計画するのにおすすめ。憧れのヨーロッパまで6万円台でいけてしまうかも?

国際線航空券は世界的な旅行予約プラットフォームでフラッグキャリアから格安航空会社まで幅広くカバーするのスカイスキャナーが一押しです!

2件のコメント

Air Balticは上記の方の様にほめる事は出来ません!デュッセルドルフ空港からリガ迄利用したのですが、PM4時からのチェックインでしたがネットで予約を入れ、すでに料金もカード決済が済んでいるのに、預けるトランクの料金も支払い済、なのに料金が値上がりしたとか、疑わしい事を言ってチケットを渡そうとしません!こちらは困って、ドイツのインフォメーションの方に書類を見せて、やっとチケットを貰いました。又搭乗時間ギリギリで搭乗ゲートが変わりました。年を召した方、子供連れの方には向きません。又乗るゲートの手前で機内持ち込みの手荷物の検査があり、規定の型に手荷物が入らない場合は追加料金を取っていました。こんな紛らわしい飛行機に乗ったのは初めてです。又デュッセルドルフ空港の地上女性職員(Air Baltic)の態度の悪い事、チケットを渡す時に投げる様に渡す、会社の責任です。許せないと思いました!!!帰国したら大使館にも通告したいと思います。

デュッセルドルフ空港から利用したとのこと、ドイツの空港職員による不手際かと思います。
またエアバルティックはドイツ国内には職員を置いていません。全て現地の委託職員です。

搭乗時間ギリギリで搭乗ゲート変更については、こちらも空港の運用の問題なので航空会社側の都合によるものではありません。
機内持ち込みの手荷物検査については、ヨーロッパの域内線では至って普通のことで、特に格安航空会社やそれに準じる航空会社では追加料金の徴収も平時行われています。

運が悪かった面もあるかと思いますが、航空会社の問題というよりはドイツ側の空港の問題かと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
アバター画像
Eurotraveller 公式
ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。