オランダのフラッグキャリアであり、欧州におけるスカイチーム加盟航空会社としては有数の規模を誇るKLMオランダ航空。
そんなKLMオランダ航空は、短距離線でのサービスを簡略化したり有料化する航空会社が多い中でも、未だにフルサービスを展開している数少ない航空会社となっています。
今回はそんなKLMオランダ航空の欧州域内エコノミークラスレビューを紹介します。
1. KLMオランダ航空概要
KLMオランダ航空はフランスのフラッグキャリアであるエールフランスと同じ経営傘下に入っているスカイチーム加盟の航空会社。
オランダの首都アムステルダムのスキポール空港を拠点にヨーロッパはもちろんのこと世界中に路線網を持つ大規模航空会社です。
ヨーロッパ域内便ではエコノミークラスとビジネスクラスの2クラスを提供しています。
欧州各社がエコノミークラスの機内サービスを有料化するなどするのが一般的な昨今でありながら、軽食やドリンクサービスをしっかりと提供しているなどサービスの高さに定評があることでも知られています。
2. 使用機材
KLMオランダ航空は他国のフラッグキャリア同様、エアバス社やボーイング社製をはじめとする様々な型の航空機を所有しています。
その中でも欧州域内の短距離線ではボーイング社製の小〜中型機であるボーイング737型機を主に使っています。
定員は120人程度のものから180人程度のものまで様々なサブタイプがありますが、比較的小さな機材なため、搭乗・降機もスムーズに行える機材となっています。
3. 機内サービス
KLMオランダ航空のエコノミークラス向け機内サービスは、今では珍しくなってきたアルコールを含むドリンクの無料サービス、そして軽食の提供があります。
飲み物はオランダの名産ビールハイネケンを始めソフトドリンクやホットドリンクまで様々。
軽食もサンドイッチのタイプとラップサンドのタイプの2種類があり日替わりとなっています。具材はその日によって変わりますがオランダで生産されているものが主。
こちらはサンドイッチが提供される便のパターン。具材はその便によって変わり、スクランブルエッグやチーズ、ハムなどシンプルなものが中心。
バリエーションが色々とあるため乗り継ぎがあっても同じものを2回提供されるという可能性は比較的低そうです。
こちらはラップサンドのパターン。個人的にはサンドイッチよりもラップサンドのほうが味は美味しいかな、という気はしています。
いずれにせよ無料の軽食サービスを廃止している航空会社が多いことを考えればKLMオランダ航空の機内サービスの質は高いと言えるでしょう。
4. キャビンクルーのサービス
KLMオランダ航空のキャビンクルーも親切な人が多く、オランダのフラッグキャリアとしてふさわしい人選がされているように思います。
ヨーロッパに在住中ということで筆者もKLMオランダ航空はかなり高頻度に利用していますが、今まで1度として嫌な経験をしたことがありません。
快適な空の旅を過ごせること間違いありません。
5. 最後に
KLMオランダ航空は短距離線であってもフルサービスを続ける数少ない航空会社。
2017年には世界一定時率が高い航空会社として表彰されているだけでなく、欧州一安全度が高い航空会社として認定されるなどとても信頼性の高い航空会社です。
事実、機内サービスの質も高く、スタッフの質も高いため安心して使うことができるでしょう。
また、KLMオランダ航空が拠点としているアムステルダム・スキポール空港は乗り継ぎがしやすい導線作りがされており、アムステルダムからさらに乗り継ぎをして各地へ向かうというのにも大変便利な空港。
案内表示がしっかりしており、また動く歩道の整備なども充実しています。欧州域内での移動にKLMオランダ航空を是非積極的に使ってみてください。
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