ヨーロッパは格安航空会社LCCが発達しており、欧州内の飛行機の移動がとてもお得に出来るようになっています。
今回はそんなLCCの代名詞とも言えるイージージェットにウィーン〜エディンバラ間で使用したものの過去最悪の経験をすることに。
その際の怒りの搭乗レビューをご紹介します。
1. イージージェットとは
イージージェットとはイギリスを本拠地として欧州内に広く展開する格安航空会社で、保有する機体数は200機を超える最大手航空会社の1つでもあります。
そしてイージージェットといえばとにかく「安い」の代名詞。同じく安さを徹底追及したライアンエアーの最大ライバルでもあります。
スカイスキャナー等で欧州内の航空券検索をすると、だいたい一番安いチケットとして出てくるので名前は知っているという方は多いのではないでしょうか。
例えばウィーンとロンドン間をスカイスキャナーで検索してみると、直通便で5000円代から。ライアンエアーが飛んでない路線ということでもちろん最安値はイージージェットです。
2. チケット予約
イージージェットはコストカットの一環として、チケット予約はオンラインのみで対応しています。
フライト前にオンラインにてチェックインを行い、さらに自分で搭乗券の印刷をするか専用のアプリをダウンロードしなければいけません。
印刷を忘れると搭乗券発行の手数料という名目で、搭乗当日とんでもない高額罰金を取られます。
3. 荷物預け入れ
まずここでLCCの試練その1です。
LCC利用の鉄則として「預けいれ荷物は無し!」というのは肝に銘じているのですが、このときばかりはスーツケースを預ける必要があり仕方なしに追加料金を払って1つ荷物を預けることに。
搭乗2時間前にカウンターがあくとのことで、早すぎたかもと思いつつ2時間前に到着すると、既に200人近い長蛇の列が、、、で、対応する係員は1.5人(一人は立ったり座ったり)。
というわけで全く列が進まず2時間前に着いたにもかかわらず荷物預けいれで40分以上消耗しました。
この時点でストレスレベル20%です。
4. 搭乗待合室
搭乗時間までまだ時間があるということで、セキュリティを抜け搭乗ゲート前の待合室で待つことに。LCCターミナルなのでお店やカフェがほとんどないのは承知の元。幸いにして待合室はさほど混んでもいませんでした。
Wi-Fiもなかったので、ストレスレベルは25%に。
5. 何故か追い出される
椅子をみつけてやれやれと思っていると何故かパスポートチェックするから全員待合室から出ろとイージージェットの係員から命令が。
さっき空港のチェック受けたばっかだろ!と思いつつシェンゲン圏外行きだから航空会社のチェックも必要とかいう意味のわからない説得を受け、全員渋々外に出ます。
全搭乗客を1人のスタッフがパスポートを照らしながら確認するもんだから、また超密集状態の中大行列が。
さらに手荷物の数やらなんやらで揉める人が続出したもんで、列は進みません。というわけでストレス度50%に上昇。
6. 搭乗手続き
やっと搭乗時間が近づいてくると、搭乗手続きが始まります。といってもLCCは沖止めなのでバス移動ですので、バスへと誘導されるのですが、ここでも一悶着。
またたった一人のスタッフが全員分の手続きをしますが、イージージェットはとにかく手荷物の数にウルサイ。
私はバックパック1つでしたので何も言われませんでしたが、キャリーケース+セカンドバッグはNG、お土産袋もダメ、さらにはパスポートケース用のハンドポーチまでダメと言い出す始末で、無理やり手荷物を1つにまとめる客が続出。
もちろん、言うまでもなく揉める人も続出。パスポートケースもダメなのか!気が狂ってる!と怒鳴り込むアフリカ系お姉さんまで。
さらに重そうと見るなり、重量測定まで始めて荷物減らさない限り搭乗拒否。こりゃだめだ、、、
ストレスレベル70%へ。
7. バス搭乗
沖止めの飛行機へと向かうためバスへ乗り込みます。こちらはどこも同じような感じなのでストレスフルでした。
8. バス内に監禁
飛行機の目の前についたにもかかわらず、バス内に待機するよう指示が。ドアも開かないため満員電車のような蒸し風呂の中、15分近く監禁されました。
しかもバスの向こうには停まっている搭乗機と、そこのドア付近で楽しそうに談笑するCAが。
指定された時間になるまでは1秒たりとして機内へは入れさせないという徹底ぶりです。おそらく少ない人数で回しているCAの休憩時間を確保するためだと思いますが、ならバスにのせるなよ!と思いました。
おじさんもややキレ気味でストレスレベル80%。
9. 搭乗中に喧嘩
やっと機内への搭乗時間となり、階段を上って乗り込みます。そこでさらなる問題発生。
LCCは機内預け入れ荷物が別料金ということで、ほとんどの客がキャリーバッグを機内へ持ち込みます。つまり頭上の棚の取り合い、そしてたいていの場合置く場所が無くなります。リュック等の類は全て座席の下へ入れるように指示されます。
そこまではよかったのですが、案の定少し遅れて最後に乗り込んできた若い女の子に悲劇が。キャリーバッグを持ったこの、もちろん収納スペースがありません。
少しスペースを作ろうと他の乗客の荷物を動かすと、突然遠くにいた一人の黒人CAが声を張り上げてキレる。「他の人の荷物の場所勝手に移すな」と。これは理解出来るんですが、聞き取れませんでしたが恐らく余計なことを言ったようで。。。
そこからが大変。「Why are you soooooo unfriendly!!!???」と若い女の子キレる。そして信じられないことに、黒人CA負けずにキレ返す。「I am definitely friendly!!!!他の乗客の荷物がのfゔぃdsd@sdvpk!!!!!」。
こちらの人の口喧嘩って半端じゃないです。お客様は神様とかありえませんので、女の子 VS CAの大口論に。他のCA2人が間には入りなんとか収めますが、この黒人CA終始そのあと不機嫌そうで顔がブチ切れてました。女の子の怒りは収まらず、別の白人CAにずっと慰められてましたが、、、
というわけでそんな喧嘩をずっと目の前で見させられたもんだから気分は悪いです。ストレスレベル140%。
10. 機内
使用機材はエアバスA320、両サイド3列シートでした。前後はライアンエアーより気持ち広い感じもしましたが、やはり狭いです。とくにサイドはなかなか狭いです。
もちろんリクライニングはできません。隣の人の足がこっち側にはみ出すわ、足元には荷物置いてあって伸ばせないわで、2時間半のフライトがなかなかの苦行に。
11. 機内販売
LCCの基本として機内サービスは全て有料です。冷たいパンと缶ジュースで1000円超えのぼったくり価格。ですが、ライアンエアーのような押し売りに近い対応はなかったので、その点はプラスです。
12. 降機
飛行中は特に問題はなく、着陸空港の天気はなかなか悪く飛行機も揺れましたが、無事に目的地に到着。
降りる際もタラップを使います。
目の前にボーディングブリッジあるのにー!と思いましたが、コスト削減のために徹底してブリッジは使いません。階段を使って飛行機から降り、少し地面を歩き、さらに搭乗ブリッジの横の階段を上がり、ボーディングブリッジ内を歩くという意味わからん経験をしました。
13. 最後に
イージージェット、時間もあって、手ぶらで、心にゆとりがあって、しかも航空券が他よりも圧倒的に安ければ多分また使うかもしれませんが、恐らく今回が最初で最後です。
空港との相性もあるのかもしれませんが、時間と快適度はお金で買うものなんだと強く実感しました。目的地へと行くための交通機関としては機能していますが、サービスのサもありません(LCCに期待するのは間違いなんですが)。
スタッフも仕事のゆとりがないせいかみんなピリピリしている感じです。少なくとも客を不快にさせないくらいの心遣いはしてほしいものですが、こちらの国の人には無理な話なのかもしれません。
というわけで最恐最悪と恐れられるライアンエアーのほうがずっとマシでした。ライアンエアーも一時期こんな感じで評判がガタ落ちし業績が下がったということで、現在は徐々に改善傾向ですが、イージージェットもこんなことしてるとすぐ地の底に落ちるんではないかと思った道中でした。
こんなことしてるようじゃ2度と使わないからね!
世界各国がコロナを克服しつつある中、ヨーロッパでは旅行熱が再燃、観光地の賑わいも増えてきました。
日本から欧州行きの航空券も比較的お手頃な値段で落ち着いている今こそ旅行を計画するのにおすすめ。憧れのヨーロッパまで6万円台でいけてしまうかも?
国際線航空券は世界的な旅行予約プラットフォームでフラッグキャリアから格安航空会社まで幅広くカバーするのエクスペディアが一押しです!
安い値段などに騙されないで下さい。この航空会社は利用してはダメです。
子供を一人連れて行って頂いたので文句は言えませんが、
行きは違う航空会社、帰りはその連れて行って下さった方が手配して下さったEasyJetを利用しました。
海外から海外の自宅に帰ってくる便でのこと、チェックインカウンターの地上係員の不勉強のせいで
正規のルールなのにもかかわらず、搭乗拒否にあい、もう一泊ホテルに泊まる羽目になりました。
いくらその連れて行って下さった方が先週ルール(コロナのPCR検査無し)が変更になったから
これで乗れるはずだと説得しても、その係員が頑として譲らず、
他の同じ状況の仲間は他の航空機でPCR無しで帰国。
我が子とそのご家族だけその国に足止めになりました。
他の仲間が同じ状況下帰れていることも説明したし、
政府のコロナ新ルールを説明してもその係員は花であしらうような態度。
結局ホテル代も、キャンセルになった航空チケット代も、返って来ませんでした。
翌日、行きに利用した航空会社でPCR無しに無事帰国しました。
この件で帰国後もEasyJetと交渉しましたがラチがあかず、
Twitterで呼びかけたところ、EasyJetのCEOの子供が通っている学校が同じということもわかり、
CEOが対応すると約束してくれたようですが、梨の礫。
そういう人がトップの会社です。2度と利用しませんし。
日本人が被害に遭わないよう、オススメしません。
いい加減で不勉強で無礼で、誠意のない最悪な会社です。
私はイージー大好きなので度々使いますが再パスポートチェック以外は「普通の事」ですね。色々な事件が起こりますが楽しく眺めています。金枠を使った荷物サイズのチェックではリュックサックを無理やり押し込んだ抜けなくなって金枠事持ち上げる怪力男が表れたり、空港で買ったお土産が入らずその場で分解を始めた人とか楽しく見ています。他人に持ってくれとか頼むも言葉が通じないとか色々な事が起こりますね。ブダペストからベルリンまで乗った時には機内アナウンスの第一声が「ようこそニューヨーク便へ!」など冗談も言うしお国柄ですかね。何と言っても給油もせず降りて掃除して乗って30分で飛び立つのは素晴らしい?事のように思います。
ライアンに比べたら発着空港含めて遥かに良いと思いますが割り切りは必要ですね。
国際線フルサービスキャリアと比較すると、あれ?と思いますがあくまで短距離バスみたいなノリだって考えればそんな気にならなくなりますね。
結局とにかくやすいのでなんども使ってしまっていますが慣れるとなんとも思わなくなるのも不思議なところ。
ストレスフリー → ストレスフル ですかね?
大昔に乗りました。
当時はそれ程悪口なかったのですけどね。
幼児を連れてたから、優先搭乗はさせてくれました。
安さに惹かれて、私も文句言いなが結局は利用するくクチだと思います。
コメントとご指摘ありがとうございました。
おっしゃる通りで、安かろう悪かろうをよく理解した上で文句や愚痴を垂れながら乗るのが正しい使い方だと思います。
やはり安さは正義ですし、おかげで気軽に移動できるのは事実だと痛感します。
私もマラケシュ行きで使いましたが
二度とイージージェット乗りません。
マルペンサ空港で第2ターミナル。
公共の乗り物なく、タクシーのみ。
税関が9時5時で、ヨーロッパのタックスフリー出来ず大損害でした。
やれ、足は伸ばすな。
モノは上におけ。
修学旅行のとき以来のウザさです。
やっぱLCC利用の時はイージージェットに限らず空港と市内のアクセス方法なども含め事前調査をしっかりした上で総合的に利用するかを考える必要がありますね。
ただ航空券が安いからといって予約すると、結局他のところで追加コストがかかって結局フラッグキャリアとあまり変わらないなんてこともしばしあります。
とはいっても何度も乗ってこのクオリティに慣れてしまうと結局選んでしまうんですけどね、、、
わかる。二度と乗らない。
けれども、こんなもんかと割り切ると意外と乗れてしまうもので、実際に結構な頻度で使ってる自分がいるのも事実。。。
やっぱり値段にはかないません。