世界190カ国以上で100万もの宿泊施設を提供しているプラットフォーム、Airbnb。2016年に日本でも利用者が300万人を超え、現在では旅行者に広く知られた宿泊手段の1つになりました。
私自身、ヨーロッパに住むようになってから旅行をする機会も増え、その度にAirbnbで宿泊施設を探すことも多くなってきています。
今回は、Airbnbを使ってお得にステイするためのコツを7つ紹介いたします。
1. 人単価を算出
多くの場合、Airbnbの物件では丸ごと貸切の物件と比べると、一見ルームシェアやルームレンタルの場合の方が安いように思えます。
ですが、Airbnbの場合は全て「1部屋/1軒」あたりの料金になっているため、複数人の宿泊をする場合には、部屋を2部屋借りるよりも1軒丸ごと借りた方が安くなることが往々にしてあります。
また、物件によって複数人でも料金が同じところと、2人目以降は+○○円と追加料金を課しているところがあります。
そのため、Airbnbで宿泊先を探す際には、1人あたりの単価を必ずご自身で計算するようにしてください。
2. アクセスの良さ

Airbnbに限らず多くの宿泊施設の傾向として、中心部から離れていたり、アクセスが悪いところほど料金が下がっていきます。
しかしながら、いくら安いからといってそういうところを予約した場合、夜間に公共交通機関が使えずタクシー利用しかなかったり、観光の旅にバスや鉄道を利用しなければならなかったりと、別のところで料金がかかったり、時間を無駄にしてしまう可能性があります。
そのため、単純に宿泊代金だけを見るのではなく、夜間早朝の交通手段の有無や市街地中心部までの距離などを総合的に考えて物件を探すようにしましょう。
3. 長期割の利用
多くの物件では、1日や2日単位で借りるより、1週間等まとまった期間を予約した方が割引率が高くなるよう設定されています。
また、宿泊日数が1日でも1週間でも、料金に追加される清掃料金が同じで、かつAirbnb側に支払う手数料も1日あたりの料金が低くなっていくため、長期間借りれば借りるほど1泊あたりの単価を下げることができます。
そのため、1泊あたりの単価を下げる場合には、原則1物件に継続して宿泊するということが重要になります。
4. キッチン利用の可否

意外と見落としてしまうのが、キッチンの利用の可否。大部分の物件ではキッチンが使えるようになってはいるもののしっかり確認しておきましょう。
キッチンを利用できる場合には、近くのスーパーで食材を購入して自炊することができるので、外食費を抑え旅行代金を節約することができます。
5. 値引き交渉

Airbnbの場合、ホテルの予約と決定的に違うのが、値引き交渉の可否です。
Airbnbでは予約前にホストにメッセージを送ることができるような機能が付いており、そこで値段の交渉も可能です。
空室がある際には、こちらの料金の予算を伝えたりすることができますし、特に長期間の場合には割引率を上げてもらうような交渉が可能です。
交渉が成功すると、値引き後の料金に再設定した状態で宿泊の仮押さえをしてくれますので、その後予約の正式手続きを踏むことで、公示している値段よりもお得に宿泊することができます。
個人的な経験談では、かなりの確率で10~20%程度の割引に持ち込めると思います。もちろん海外物件の場合には、メッセージで自己紹介から始まり、希望日時や金額交渉まで英語で行う必要があるので、多少の英語力は必要になります。
6. 季節の考慮

Airbnbの利用者の大部分は旅行者ということもあり、観光トップシーズンは全体的に値上がりする傾向があります。また、安い物件ほど競争が激しく予約が取りづらいということもあります。
一方、観光オフシーズンである10月から4月頃は、逆に値段が下げられていることが多く、またAirbnbもクーポンや「今予約したら〇〇円クーポン自動付与!」のようなキャンペーンを行うことが多くあります。
時期を見極めるというのも、お得に旅行するためには忘れてはならないポイントです。
7. クーポンの利用
Airbnbは、マーケティングの一環として初利用の人を中心にクーポンの配布をしていることがあります。
通常500円〜3000円とその時の為替通貨等にも影響して変動しますので、値引き率の高いクーポンを手に入れられるかはタイミング次第。
メールマガジンやSNSのフォロワー向けに限定クーポンが発行されることもあるようです。
利用可能なクーポンが配布されているかどうか、予約前にインターネットで調べてみるといいでしょう。
最後に
Airbnbは、世界中どこでも広い選択肢の中からお得な宿泊施設を見つけることができる旅行者にとっては非常にありがたいプラットフォームです。
上手く利用すれば、ホテルステイの場合と比較して、とてもいい条件で宿泊ができるので是非まだ利用したことがない人はトライしてみてください。
もちろん日本国内の物件も非常に多く登録されているので、国内外問わず利用することができますよ!
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