海外旅行の常識を大きく変えたAirbnb、日本人利用者も300万人を超え、多くの人が利用するようになってきました。
Airbnbとホテルステイの最大の違いに、Airbnbの場合には希望物件を決めた後、多くの場合ホストと予約の可否や実際の手続きについてコミュニケーションを取る必要があるということ。
特に海外物件の予約の場合には英語でのやり取りになるため、人によっては少しめんどくさいと感じてしまう所かもしれません。
しかし完全に信頼関係で貸借りをするAirbnbのシステム上、ホストとの事前のやりとりは非常に重要になってきます。
今回は私が実際に行ったやりとりをそのまま紹介しますので、これから利用を検討されている方は是非参考にしてみてください。
記事の最後にホストとの連絡に役立つ40表現についてまとめた記事へのリンクがあります。そちらも合わせてご覧ください。
簡単!予約の方法
まずは滞在先を選定する必要があります。Airbnbの基本的なステイ先の探し方等はこちらの記事を参考にしてください。
本記事では、希望物件を決めた後、予約をするためにホストに空室照会をするところから紹介します。
1. ホストに連絡
希望の物件が決まったら、希望の日時に部屋を実際に借りることができるかどうか、ということをホストに確認を取る必要があります。
最近ではこの手続きが不要で即時予約可な物件がかなり増えてきましたが、その場合にも予約を入れる際に一言挨拶も兼ねてメッセージを入れるのがマナーです。
特に人気のステイ先は、いかに早く前もってコンタクトを取れるかが、1つ予約の可否を大きく左右しますので、希望物件を決めた後はなるべく早い行動が必要となります。
また初回の連絡は、ただ部屋が空いているかどうかということだけでなく、ホストに「あなたになら貸してもいいよ」と思ってもらえるよう、信頼関係を作るきっかけにもなってきますので第1印象が大事になります。
そのため、個人的にはいきなり「予約をリクエスト」に行くのではなく、画面左の「ホストに連絡(写真下参照)」で連絡を取ることをお勧めします。
自分がホストの立場でも、いきなり見ず知らずの人からリクエストが来るよりは、挨拶の1つあった方が気持ちがいいものです。
ただもちろん、ここからのやりとりは現地の人となので、英語になります。とはいっても電話ではないですし、簡単なメッセージで大丈夫なのでそんなに心配する必要はありません。どうしても不安な方は辞書や例文サイトを使ってもいいですし、完璧な英語を使う必要もないので気楽にいきましょう。
私のやりとりはこんな感じ。
今思えば文法ミスもあるし、実にシンプルで幼稚園児が書いたような簡単な英語ですが、こんなんでもホストの人がWelcomeといってくださいました。
主に初回の連絡の内容としては、自己紹介と、滞在の目的、期間、そしてステイ先の候補として気に入った点などを含めるといいと思います。
ちなみにこの時に、シーツやタオルの用意があるのか(だいたいワンセット分は用意してくれている事が多そうです)、アメニティはどこまで揃っているか、等も聞いておくと持って行く荷物の兼ね合い等も考えての最終決定に役に立つかもしれません。
ここで「満室になりました」という表示があるのは、ホストの方が私のために仮押さえをして他の人の予約が入らないようにしてくれたためです。
2. 断られた場合
ちなみに、もしホストの都合で承認されなかった場合には「ごめんなさい」メッセージが届くと思います。私の場合、宿泊希望期間が長かったこともあり、同時に照会していた他の物件では断られてしまいました。
ただし短期滞在の場合には基本的には承認される確率は9割以上と思っておいて問題ありません。
尚、Airbnbでは人種などに基づく宿泊者の選別は厳しく禁止されています。実際Airbnbのホストでそのような人はかなり少ないので心配する必要は特にないはずです。
人気なステイ先は同じようにステイを希望する人も多いようで、特に間際の予約になると空室を見つけるのが難しくなります。
早めに予約リクエストもしくは照会を入れるといいでしょう。
3. 支払いはAirbnbで手続き
宿泊の承認を受ければ、あとは代金の支払いをするだけです!。支払いは日本からの場合クレジットカードかPaypalを使用します。
支払いは全てAirbnbを経由して行い、ホストと直接金銭の取引はありません。ですので、ホストにカード番号が知られたりすることはありませんし、また支払後に勝手にキャンセルされて逃げられるなんていう心配も、もちろんありません。
Airbnbからのホストへの入金はチェックアウト後になるそうです。ですので、キャンセル等した場合でも物件ページに記載されているキャンセルポリシーに従って返金されます。支払いの点ではホテルと全く同じですので安心です。
さぁ、これで予約が確定し、支払い手続きも終わりました。あとは現地でホストから鍵を受け取り(チェックイン)簡単な説明を聞くだけです!
4. 鍵の受け渡し場所の決め方
予約が確定するとホストから簡単な挨拶が送られてくるかと思いますが、チェックインなど具体的な案内は日が近くなってからとなります。
多くの場合、ホスト側から滞在予定1週間から3日前くらいになるとチェックイン方法についての案内が送られます。
もしも案内が来ない場合や、早めに知らせて欲しい場合には滞在の大体1週間くらい前に鍵の受け渡しの場所と時間などをたずねてみてください。
たずね方は色々あると思いますが、一言で済ませるなら
Please let me know when and where I am meeting you and get the key to your apartment.
のような感じでもOKだと思いますし、余力があるなら「楽しみにしてるよ〜」なんていう一言を添えると喜ばれるのではないでしょうか。
チェックインの時間も普通のホテルとは違いかなり融通が利きます。
これを見ていただければ分かる通り、ちょっとチェックインの時間を早くしたいなどの希望も聞き入れてくれる場合が多くありますし、場合によっては朝一番で鍵をもらって部屋に入ることも出来たりします。
5. 待ち合わせ時の対応
もし到着時間の都合でホストと直接会えないような場合でも、友達が鍵渡すよ〜(上のメッセージでいうところの if I get to work that day, then my friend will meet you up and give you the keys)と、かなり臨機応変な対応をしてくれます。
事実、ホストはこういう鍵渡し等の対面対応にはかなり慣れています。ほとんどのホストはairbnbをちゃんとした副業としてやってる人が多く「お客様対応」にはかなり力をいれているので、お互い時間が合わなくて鍵がなかなか受け取れなかったーなんてことは基本的にはありませんし、レビューを見てもそういうケースはほとんどありません。
ホスト本人と待ち合わせができなくてもその友達や隣人、家族等誰かしらが対応してくれますし、あくまで客とホストという関係を保ってくれます。
というわけで、事前に時間と場所を決めたら、あとはそこに行くだけです。待ち合わせ場所は様々で、アパートメントの前だったり駅だったりカフェだったり、、、いずれにせよホテルのように大きな看板があるわけではないので少し分かりづらいかもしれません。
ですので、もしアパートメントの前が待ち合わせ場所になった場合には、はGoogle mapで事前にしっかり確認しておきましょう。
私が利用した際は、朝10時に「Amirasgatan10a」で待ち合わせという約束をし、見事に1分も遅れることなくホストが迎えに来てくれました。一応この時だけは、海外ですが万が一に備えて携帯のメッセージが受け取れるようにしておくと安心かもしれません。
待ち合わせのあと、そのままアパートメントのオートロックの番号を習い、鍵を預かり部屋に入ります。そこで電気やガス、食器類の場所や電化製品の使い方等教えてもらいましょう。
また、ホストによってはホテルのように案内用のリーフレットを作っているところもあるようです。
私のケースでは少しながく滞在するということもあり、近くにある美味しいカフェやお惣菜屋、スーパー、バス停等色々生活に便利なことを教えてもらいました。そういう意味ではより地元の人の生活に近い暮らしが体験出来るのではないでしょうか。
最後に
英語に自信がなくても、全く問題ありません。
ホストはそういうゲストを受け入れるのにも慣れていますので、なんとか身振りでコミュニケーションを取ろうと努力してくれるはずです。なんせ自分の家を貸すわけなのでホストも真剣です。
少し手間はかかる一方、交渉次第でホテルと違って融通がきくのがAirbnbの強みかもしれません。
待ち合わせ場所の探し方やチェックインの時に確認したい事については、こちらの関連記事をお読みください。
Thanks for the info!