北欧アイスランド。北大西洋に浮かび、大自然が非常に美しい島国です。
一方イギリスを構成するグレートブリテン島やノルウェーまで1000km以上あり、またその過酷な環境から、農耕や牧畜が難しい国でもあります。
ということは、おそらく物流があまり良くないので物価が高いはず。そこまでは予想がつきます。実際アイスランドというと物価が高い、というのは有名ですよね。
ですが、実際にどのくらい物価が高いのかを紹介しているウェブサイトは少なく、具体的なイメージを持っている人も少ないように思います。
今回はアイスランドの物価について紹介します。
1. 物価の高さ
物価の高さはエンターテイメント級です。例えば、レストランにいってメニューを開いたら、思わずメニューの写真を撮りたくなってしまう、そのレベルです。
アイスランドでみる料金表示そのものがエンターテイメントです。
実際、アイスランドで出会ったイギリス人旅行者と話してたのですが、
「行きの空港に着いた瞬間に値段のことを考えるのを諦めた。JUST BUY IT!」
と物価の高いロンドンからの旅行者が言っていました。
2. 物価の具体例
それでは実際に現地の物価を紹介していきます。
2019年1月現在、1クローネ(ISK)≒1円程度ですので、換算してみてください。
普通のビール
ここで紹介するのは写真奥に見えてるビールです。ちょっとしたスタンドのようなところで飲んだ普通の瓶ビール330ml。
値段 790ISK
まぁまぁちょっと高いビールと思えば納得です。
高級ビール
レイキャビクのパブで、店員一押しのビール。アルコール度数が8%強と少し高いビールで、ウイスキーの醸造所で作られているという、ちょっと独特の強いビールでした。
値段 2100ISK
一瞬騙されたのか?と思いましたが、メニューにはちゃんとこの値段で書かれていましたのでボラれらわけではなさそう。にしてもビール1杯2000円超えは高い。
チェーン店のコーヒー
日本にもチェーン展開しているセガフレードのカプチーノ。ちなみにクロワッサンは1つ400ISKでしたが、、、
値段 500ISK
まぁこんなもんです。日本だと全く同じものが370円しますので、これは許容範囲か。
ボトル水・コーラ
レイキャビクのスーパーで販売しているペットボトルの水やコーラ。どんなに物価が高い国でもコーラだけは安いというのが通例なのですが。
値段 379ISK
たっか!
コーラが400円近い国は当然ながら初体験です。ちなみに物価の高いスウェーデンでさえ、コーラは大体200円以下で買えます。
テイクアウトピザ
世界共通の貧乏旅行者の味方といえばピザとケバブ。11インチのマルゲリータピザを買ってみました。
値段 1200ISK
薄くてクッソチープ!
びっくりするほど薄い紙みたいなピザ出てきました。生地、チーズのみ。
ちなみにトッピングが欲しい方はリストから選ぶことができますが、ハムやらルッコラ乗せるだけで軽く2000ISK近くなります。
ハンバーガー
ローカルなパブで提供されていたハンバーガー。パブで一番安いメインの定番です。
値段 2500~4000 ISK
どシンプルなバーガーだと約2500円程度、トナカイ肉やちょっと豪華なバーガーは軽く4000円近くします。
これだけ高い料金を払えば比較的物価が高いその他の北欧諸国でさえディナーでステーキが食べられる水準です。
クジラステーキ
アイスランドに来たらやっぱり名物のクジラだろ!ということでランチにクジラステーキを注文。
値段 3970ISK
後悔寸前
まぁこれは本当に旨かったから許します。ですが何度も食べる余裕はありません。
燻製ハム
ホテルに帰ってとりあえずおつまみがてらハムを、、、とスーパーで購入。
値段 899ISK
え・・・?
この時気づきました。スーパーで買い物をする時はどう頑張っても3桁に収めるのは無理。お金が泡のごとく消えていきます。
ホットドッグ&コーラセット
レイキャビクでちょっと有名なホットドッグスタンドで昼食を済ませようと、基本のホットドッグとコーラを注文
値段 690ISK
やすーーい!!!
これを安いと思えるくらい金銭感覚が崩壊しています。結局このホットドッグがアイスランド滞在中最も安い買い物でした。
SDカード16GB
アイスランドがあまりに魅力的で思わず写真を撮り過ぎてしまいました。PCを持っていかなかったこともあり、SDカードの容量がいっぱいに、、、仕方なく街の小さなカメラ屋さんで購入。
値段 4990ISK
うっそでしょorz
思い出には買えられないので買いましたが、日本人としては最後の0いらないんじゃないかって思いました。
博物館入場料
レイキャビクにあるちょっと”有名な”博物館。なんの博物館かは言いません(言えません)。
値段 1700ISK
涙
レイキャビクにある博物館はどこもとにかく高い。最低1500ISK、高いと3000ISKとか余裕でします。
しかも1フロアのみ、見るだけなら5分で十分ていうような規模だったり。無料の博物館も多いヨーロッパでこの値段はなかなか強気な設定です。
3. 結論
日本がいい。
4. 最後に
アイスランドのこの物価の高さは想像をはるかに超えるものです。出会った旅行者誰に聞いても高すぎる、コストパフォーマンスが悪すぎだと言っていたのが印象的でした。
現地の人はそれだけ高い給与をもらっているということでしょうか?そうでないとやっていけません。
オプショナルツアーも、感覚的にはイギリスやアイルランドのツアーと比較すると約3倍、1万円以下ではどのツアーにも参加できない、そんな感じでした。
アイスランドの人からすると、日本で食べられる300円の牛丼とか、100円均一とかどう思うんでしょうね、、、
ちなみにこの記事を読んだ後にスウェーデンの物価についての記事を読んでいただけると、スウェーデンやノルウェーでさえ格安に思えて来るのではないでしょうか。
いずれにせよ、アイスランドを旅行する際にはお金のことを気にするのはやめたほうがいいです。というより気にしていてもどうしようもありません。
安いものはないので、覚悟決めて散財してきてください!
アイスランドは首都レイキャビクなど一部の都市を除いて手付かずの大自然が広がっており、行くところ行くところで息をのむ絶景がたくさん。
オーロラ観測はもちろん、アイスケーブなどの氷河探索、豪快な滝や間欠泉が楽しめるゴールデンサークルなどアクティビティに欠くことはありません。
アイスランドでは街を離れると公共交通機関がほとんどないため、基本的に大自然を満喫できる郊外の観光はツアーに参加するかレンタカーを利用することになります。
そんな時にオススメなのがアイスランド政府公認の観光案内所 Guide to Iceland(日本語対応)。
信頼できる現地ツアー会社により行われる少人数制のオーダーメイドツアーからコスパ重視の団体ツアーバスまで通年様々なアクティビティが紹介されています。
なかなか訪れることのできないアイスランド、せっかく訪れたからには隅々まで堪能してみてください!
こんにちは。
こちらのブログを2年ぐらい前に拝見して以降ヨーロッパに興味を持ち、いくつかのヨーロッパ諸国を巡り、今ついにアイスランドにいます。
現在も泣くほど物価は高いですが、個人的にはスウェーデンなどの北欧諸国やロンドンよりもダントツで好きな国です。ホステルの同室のUKの子達ともJUST BUY ITが共通語になってます笑
いつも魅力的な記事に感謝です。
予定ですが今秋からタリンにMBA留学するつもりです。(受かればですが。)
IELTS 記事なども参考にさせていただきましたので、一度お礼がてらと投稿させていただきました。
今後も新しい記事楽しみにしております。
アイスランドそれは楽しいですね!
僕もどこか自由に行けるなら間違いなくアイスランド、何回行っても飽きることのないわくわくさがあります。
新しい挑戦になりそうですね。勉強大変だと思いますが頑張ってください!