南アイスランドを旅行する際の大きな一つのハイライトであるレイニスフィヤラ Reynisfjaraのブラックサンドビーチ。
真っ黒な砂浜とそこに打ち上げる真っ白な波の泡のコントラストが美しい絶景ポイントとして知られています。
自然が作り出した奇跡とも言える見事な柱状節理や奇岩も見られフォトジェニックなビーチ。実際に現地で撮影した写真を含めながら観光のポイントを紹介します。
1. ブラックサンドビーチとは
南アイスランドの海岸線は特徴的な黒い砂浜が続き、白い波とのコントラストがなんとも美しいスポット。
特にヴィーク Vikという町にも近いレイニスフィヤラのブラックサンドビーチはその美しさから、毎日観光バスなども立ち寄る絶景ポイントとして知られています。
夏は青空の下輝く綺麗な海と白黒のコントラストがはっきりとした景色、冬は雪が積もって白黒だけの世界と、季節や天気によって見せる顔が全く違うリピーターも多いエリア。
南アイスランドで日の出を見るのに最高の場所とも言われています。
2. 自然の創り出した奇跡の絶景
レイニスフィヤラのブラックサンドビーチには奇跡としか言い表すことができない自然の美しさがあります。
柱状節理
このブラックサンドビーチには火山大国アイスランドならではの柱状節理が見事な形で形成されています。
マグマが冷えて固まる際の収縮によって生じる自然現象で、見事な五角形や六角形の岩石が蜂の巣状に密集しているのを見ることができます。
この上に登って写真をとるのが観光客には大人気。日中に訪れると皆それぞれポーズを決めてあちこちで記念撮影会が行われています。
レイニスフィヤラでは柱状節理が広い範囲で見られ、洞窟のようになっている場所も。
なぜこのような形で残ったのか、普通の人にはなかなか説明できないまさに自然の神秘です。
漆黒の小石
ブラックサンドビーチといわれるだけあり、このビーチの砂の色は漆黒。
小さな砂から比較的大きな小石までどれも墨で塗ったかのような黒さをしています。
長年の激しい波にさらされて角が落ちた小石はまるで宝石のような美しさ。裸足で歩いても全く痛みを感じることはありません。
奇岩レイニスドラゥンガル
このエリアには変わった形をした岩が海面から顔を出しており、独特な世界観を作り出しています。
このレイニスドラゥンガル Reynisdrangarと呼ばれる奇岩にまつわる様々な北欧神話が語り継がれている神聖な場所。
最も有名なのは、2匹のトロール(北欧で言い伝えられる妖精)が夜に3本の帆船を陸に引っ張っていたところうまくいかず、あがってきた太陽にトロールが当たってしまったところ岩になって今の形になった、というものです。
3. ブラックサンドビーチで気をつけること
このとにかく美しく、自然の神秘を感じることができるブラックサンドビーチ。
ですが、不注意な観光客による悲しい事故も起きており、訪れる際には十分注意が必要なことがあります。
それは、決して波に触れないということ。
アイスランドはもともと風が強く、波が高くなるのは一般的なこと。
また引き波が非常に強いことでも知られており、事実私も何人もの人が波に巻き込まれて転倒したりしているのを見てきました。
この場所では波に引き込まれることによる死亡事故も度々発生しているため十分に注意が必要。
美しい景色に見とれて波に近づきすぎたり、潮の満ち引きに気づかずに海に近づきすぎたりしないようにしてください。
4. 最後に
過去には世界で最も美しいビーチにも選ばれたこともあるレイニスフィヤラのブラックサンドビーチ。
アイスランド滞在中には是非足を伸ばしたい絶景スポットです。
また、南アイスランド周遊旅行を計画している人にとっては欠かすことのできない見どころ、一生の記憶に残ること間違いありません。
レイニスフィヤラへの行き方
レイキャヴィクから 188km (車で約2時間30分)
住所・マップ:Reynisfjara, Vik, Iceland
レイキャヴィクと氷の洞窟観光の始点でもあるヨークルスアゥルロゥン氷河湖との中間に位置しており、南アイスランドツアーの行程に含まれることが多いブラックサンドビーチ。
また夏にはこのビーチ単独で乗馬ツアーなども催行されている人気観光名所です。
レイキャヴィクから日帰りで楽しむことも可能ですが、南アイスランドの見どころを漏れなく網羅するには最低でも1泊、理想は2泊以上のツアーがおすすめです。
海外旅行をする人が必ず持つべきクレジットカードの決定版は?
国際ブランド、付帯保険、旅行中の特典、カードを選ぶポイントは様々。
海外40ヵ国以上を訪れた旅のプロがヨーロッパ向けクレカの選び方とおすすめを伝授している人気記事をチェック!