アイスランドの首都レイキャヴィクを出発し、1日で数多くの大自然が創り出した名所を廻るゴールデンサークル 。
その中でも最大のハイライトの一つがゲイシール間欠泉と言えます。
今回はそんな火山大国アイスランドのパワーを感じるゲイシール間欠泉への行き方やおすすめツアー、見所ポイントを紹介します。
1. ゲイシール間欠泉への行き方
ゲイシール間欠泉はレイキャビクの北東約80kmの場所にあり、ゴールデンサークルの中では下記地図のEに位置しています。
公共交通機関の運行はないため、ゲイシール間欠泉を訪れる場合にはレンタカーを使用するか、ゴールデンサークル周遊ツアーに参加する必要があります。
おすすめはレンタカーを使ってマイペースにゴールデンサークルをまわりながらゲイシール間欠泉へ訪れる方法。
レイキャヴィクからは車で約110km、所要時間約1時間半となっています。
通年を通して観光客が多く、また大型バスも数多く走ることもあって道路状況はよく整備されており、冬季悪天候の際も通行止めなどのリスクが少ないルートと言えます。
アイスランドの運転についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
海外での運転が心配、もしくは雪など悪天候時の運転に慣れていないという方はゴールデンサークル 周遊ツアーの参加がおすすめです。
名称(アイスランド語・英語):Geysir
場所・地図:8P72+G5 Bláskógabyggð, Iceland
2. おすすめツアー
ゴールデンサークルはアイスランドを訪れる旅行者のほぼ全グループがまわるといってもいい定番ルート。
そのため首都レイキャヴィクを発着するツアーが数多く催行されており、少人数制ツアーから大型バスを使ったリーズナブルなツアーまで様々なオプションがあります。
a. コスパ抜群大型バス・日本語ガイドツアー
ゴールデンサークルツアーの王道であり、ほとんどの旅行客が利用するのが大型バスを使った周遊日帰りツー。定番名所をしっかりカバーしながらも最も費用を安く抑えることができるコスパ抜群のツアーです。
また最近では、増えている日本人観光客向けに日本語での音声ガイドを行なっているツアーも増えてきました。
ゴールデンサークルツアーは世界遺産を含む名所を巡ることもあり、自然の絶景を楽しむだけでなくその背景も非常に興味深いものばかり。
バスでの移動中に見どころの解説や道中の案内を日本語でも聞けるというのは、英語が苦手な旅行者の方にとっては最善の選択肢と言えます。
b. 少人数お手頃バスツアー
英語のツアーでも問題ないという方に1番おすすめなのが小型バスを利用した少人数ツアー。非常にフレンドリーな運転手・ガイドが色々な情報を提供してくれ、また個人的な観光の相談にも喜んで乗ってくれるので充実した1日を過ごすことができます。
またこちらは大型バスにありがちな長い待ち時間などがなく、ストレスフリー。
大型バスと比べテンポや移動スピードも早いことから、大型バスツアーよりも立ち寄るポイントが多いのもポイントです。
c. ゴールデンサークル+αツアー
ゴールデンサークルの平均的な所要時間は6時間程度。そのため、定番のゴールデンサークルに加え1−2のアクティビティを組み合わせたツアーも多く催行されています。
ブルーラグーンでの入浴をセットにしたものや、世界遺産でもあるシンクヴェトリル国立公園でのシュノーケリングを体験するもの、乗馬を楽しむものなど様々。
特別な体験をしたい人におすすめです。
d. セルフドライビングツアー
海外での運転に問題がない方、雪面の運転に慣れている方(冬季)におすすめなのがセルフドライビングツアー。
レンタカーを借りて、自分のペース、好きなルートで見どころを回ることができます。
バスツアーのように時間の制約がなく、好きなところに立ち寄ったり食事をとったりと、手に入る自由の大きさはレンタカーで旅行するからならでは。
人数によってはバスツアーに参加するよりもコストを抑えられるのも嬉しいポイントです。
3. ゲイシール間欠泉の見どころ
a. ゲイシール間欠泉
ゲイシール間欠泉はアイスランド最大の間欠泉。一時期は170mにも及ぶ大きな噴出劇を見せており、火山大国アイスランドならではの迫力のある絵が見られる名所として知られています。
しかし、残念ながらゲイシール間欠泉そのものは現在休止期。噴出する頻度は極めて低くなっており、観光で訪れてゲイシール間欠泉の噴出を見るのはかなり難しいと言えます。
b. ストロックル間欠泉
ゲイシール間欠泉と同じ敷地内にあり、今活発な活動を見せているのがストロックル間欠泉。
多くの旅行サイトなどで「ゲイシール」と紹介されている間欠泉は実はストロックル間欠泉の写真です。
約5分〜10分間隔で高さ20m前後の噴出を見せており、一時期のゲイシール間欠泉と比較すると噴出する高さは低いとは言えとても壮大で力強い噴出を間近で見ることができます。
写真撮影のポイントは集中力とカメラの連写性能。ごくわずかな水中の上下の動きから噴出を予期し、あとは連写するのみ。
なかなかコツがいるので、バスツアーなど滞在時間が限られている場合には動画で収めておくことをおすすめします。
c. 周辺散策
ゲイシール間欠泉のある一帯は大小数多くの間欠泉や温泉口が見られるエリア。
あちらこちらの地面から高熱の蒸気が吹き上がり、硫黄の香りがほんのりと鼻をつくなんとなく日本の温泉街を思わせる雰囲気。
ゲイシール間欠泉の周辺は歩ける散策路が整備されているので、時間に余裕がある方は少し歩いて遠くから眺めてみるのもおすすめです。
ただし、火傷の危険があるため絶対にお湯に手で触らないこと、散策路を外れないことを徹底してください。何故ならば、ゲイシール間欠泉から1番近い病院まで62kmも離れているから。
4. 最後に
ゴールデンサークルのハイライト、ゲイシール間欠泉。
その迫力はアイスランドを訪れる人のほとんどの人が訪れることを納得させるものです。
レンタカーでのアクセスの難易度も高くなく、運転が不安であっても数多くのツアーがあることから観光方法のオプションも豊富。
レイキャヴィクから日帰りで楽しむことができるので是非欠かすことのないようゴールデンサークルをまわってみてください。
アイスランドには手付かずの大自然が広がっており、行くところ行くところで息をのむ絶景がたくさん。
オーロラ観測はもちろん、アイスケーブなどの氷河探索、豪快な滝や間欠泉が楽しめるゴールデンサークルなどアクティビティに欠くことはありません。
アイスランドでは街を離れると公共交通機関がほとんどないため、基本的に大自然を満喫できる郊外の観光はツアーに参加するかレンタカーを利用することになります。
そんな時にオススメなのがアイスランド政府公認の観光案内所・予約サイト Guide to Iceland(日本語対応)。
信頼できる現地ツアー会社により行われる少人数制のオーダーメイドツアーからコスパ重視の団体ツアーバスまで通年様々な現地ツアーが紹介されています。
なかなか訪れることのできないアイスランド、せっかく訪れたからには隅々まで堪能してみてください!
海外旅行をする人が必ず持つべきクレジットカードの決定版は?
国際ブランド、付帯保険、旅行中の特典、カードを選ぶポイントは様々。
海外40ヵ国以上を訪れた旅のプロがヨーロッパ向けクレカの選び方とおすすめを伝授している人気記事をチェック!