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【南アイスランド観光名所】ダイヤモンドの輝きアイスビーチに行ってきた

ダイヤモンドビーチ
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北欧アイスランド。その名前がつけられた由来は様々ありますが、いうまでもなくたくさんの「アイス」がある氷河大国。

ヨーロッパ最大の氷河として知られ国土の8%をも占めるヴァトナヨークトル (Vatnajökull) 氷河をはじめとして数多くの氷河があります。

ヴァトナヨークトル氷河が何百年にも及ぶ年月を経ながら最後に辿り着くのがヨークルスアゥルロゥンと呼ばれる氷河湖で、そこから海へと流出します。

そんな海に流出した氷河がビーチ沿いに打ち上げられまるでダイヤモンドのように輝く光景が見られるのがアイスビーチ。

今回はアイスランドのアイスビーチで見られた奇跡の絶景を紹介します。

1. ヴァトナヨークトル氷河の一生

アイスランド観光の目玉氷河

奥に見える一面の氷の塊がヴァトナヨークトル氷河。まさにそこから氷河として最後を迎え、流出した氷河はヨークルスアゥルロゥン氷河湖へと流れ込みます。

ここはまさに北大西洋への河口部分となっており、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖に浮かぶ氷河はそのまますぐ側にある海へと運ばれて行きます。

海に出た氷河の大部分はそのまま溶けて姿を消すものの、潮の流れによって一部の氷河は海岸線沿いに広がるビーチに打ち上げられます。

このビーチはブラックサンドビーチとも呼ばれ、砂が黒いのが特徴。ここにキラキラと輝く透明な氷河がまるでダイヤモンドのように見えるということで、「ダイヤモンドビーチ」という名前もつけられています。

アイスビーチ(ダイヤモンドビーチ)概要

住所・地図: Jökulsárlón, 781 Höfn í Hornafirði, Iceland
レイキャビクからの距離: 車で5−7時間(約400km)
ヨークルスアゥルロゥン氷河湖からの距離: 徒歩5分

2. アイスビーチの絶景

アイスビーチ

アイスビーチに足を踏み入れるとそこは一面氷塊が広がる世界。

今回訪れた時期は寒さが最も厳しいとも言える3月の頭。2月から3月頭までは気温が低くもっとも氷塊が多く見られる時期でもあります。

アイスランド観光名所

氷河といっても一つ一つ形はもちろん表面性状や色も様々。

白く透明に透き通るものや、火山灰を含み黒っぽく光るもの、まるでLEDライトを照らしているように青く光るものなど多種多様です。

これは氷の密度が違うため。青く光るものは特に高密度で空気含有量が低く乱反射しないため、透過性の高い青い光だけが氷を通り抜けることによります。

ヴァトナヨークトル氷河の形成は約2500年前ころから始まったと言われ、氷河の中には1000年近く年代が立ったものも含まれるんだとか。

いずれにせよほとんどの氷は100年以上の年月を経たもので、まさにその一生の終わりを見ることになります。

氷の大きさは拳程度の小さなものから、人の高さを優に超える大きなものまで。

打ち上げられた氷河の奥に河口部分を流れる氷河も眺めることができます。

アイスビーチ

太陽が出ている時は氷がシャンデリアのように輝きます。大きな氷塊は内部がトンネルのようにくり抜かれているものもあり内部を覗き込めたりと、いくら長い時間をいても飽きることはありません。

アイスビーチでひっそりと流行っているのが、氷河ウイスキー。各自持ち込んだお酒をグラスに注ぎ、氷河のかけらをロックに楽んでいる人を何人かみかけました。

とても綺麗な氷なため衛生面も問題なさそう。数百年の歴史のある氷河をロックにするとは贅沢の極みです。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖は氷の洞窟ツアーに参加する人などで常に混雑していますが、アイスビーチを訪れる人は少ないようでとても静かにゆっくりと絶景を楽しむことができます。

ここから見る日の出や夕日の景色は一生心に残る風景です。

アイスビーチ(アイスランド)

あまりにも美しいビーチなので改めて日の出の時間に。

朝日が氷河に差し込み、言葉では言い表せないほどキラキラと輝く絶景に息を呑みました。

3. 最後に

アイスランド南部のちょっと穴場な観光名所アイスビーチを紹介しました。

ヨーロッパ様々な国を回ってもアイスランドほど雄大な大自然を楽しめる国はありません。特に氷河の一生を見ることができるアイスビーチは世界的に見ても特別な場所。

是非南アイスランドを観光する際には欠かさず足を運んでみてください。

アイスビーチへはヨークルスアゥルロゥン氷河湖にある駐車場から海の方面に歩いて5−10分ほど。

氷の洞窟ツアーや氷河クルーズもヨークルスアゥルロゥン氷河湖の駐車場が発着場所になるので、その際忘れずにアイスビーチもチェックしてみてください。

氷の洞窟観光についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

氷の洞窟・アイスビーチを廻るアイスランド現地観光ツアーはこちら

アイスビーチ・氷の洞窟観光のヒント

ヨークルスアゥルロゥン観光について

ヨークルスアゥルロゥンを起点とする氷の洞窟観光に参加する場合には現地ツアーに申し込むことが必須。非常に人気で定員も限られているためなるべく早い予約が鍵になります。

レイキャビク発のバスツアーでは1泊〜2泊でアイスランド南部の観光名所を回りながら、今回紹介したヨークルスアゥルロゥン氷河湖やアイスビーチ、そして氷の洞窟を全て回るツアーが催行されています。

また、冬道の運転に慣れている人はレンタカーでレイキャビクから約4時間半でアクセスすることも可能。ヨークルスアゥルロゥン氷河湖発の氷の洞窟ツアーに参加することができます(事前予約必須)。

天気によっては雪や凍結した道路がずっと続くため、十分事故には注意してください。

氷の洞窟・ヨークルスアゥルロゥン氷河湖ツアー一覧

服装について

冬季のアイスランド観光全般に言えますが、非常に風が強く頻繁に雨や雪がふります。さらに氷の洞窟など自然を堪能するツアーの場合には足場も非常に悪く、泥道を進むことも多々あります。

そのため、上下とも完全防水の防寒着を常時着用(スキーウェアでもOK)し、靴もある程度しっかりとし防水機能が備わっている冬用のブーツを用意するようにしてください。

一方、移動時間が長くなるため脱ぎ着が楽なように重ね着を基本とし、サンダルのようなものを合わせて持っていくと楽になります。

ヘルメットやアイゼンなど必要な装備は全てツアー会社が用意してくれますが、街用のスニーカーや素肌が出ているような格好の場合安全上の理由により参加を断られる可能性もあるので注意が必要です。

アイスランド向けカメラについて

アイスランドの絶景を楽しむ旅行をする際は、合わせて絶景写真の撮影もしたいところ。

まず前提として突発的な雨が非常に多く、氷の洞窟やアイスビーチ、壮大な滝など観光名所の多くで水に濡れる機会が多いので防水のカメラを持っていくことをお勧めします。

また、氷の洞窟内部はカメラにとっては暗い環境であり、三脚などを使ってシャッタースピードを遅くし長時間露光をした方が綺麗に取れるので、ハンディカメラはあまりお勧めできません。

また長時間露光によって歩き回る人を写真から消すことができるので、より洞窟内部をしっかりと綺麗に写すことができます。

完全防水で小型サイズなお勧めカメラについてはこちらの記事内で紹介しています。

2件のコメント

初めまして、
今度の冬にアイスランドに行こうと思います。
色々なツアーがある中、一番の目的はスーパーブルーと呼ばれる氷の洞窟です。

他はどの旅行会社も似たような観光地なのですが、
HISだけは北米プレートとユーラシアプレートの大陸間にかかる橋と地熱発電所が組み込まれています。
しかし、私にとってもうひとつ魅力的な場所がダイヤモンドビーチです。
クラブツーリズムではカタログに書いてありませんでしたが、先日説明会に行った際にヨークルサルロン湖に行った際に寄ると言っていました。
場所的に近いと思いますが、HISは説明会もなく、
実際に行った添乗員さんとコンタクトが取れず
わからない状態です。
ヨークルサルロン湖とダイヤモンドビーチはどの位の距離なのでしょうか?
ダイヤモンドビーチに行くならHISで決めたいのですが、
地理がわからないので困っています。
よろしくお願いします。

コメントありがとうございます。
ヨークルサルロン湖とダイヤモンドビーチは徒歩で5-10分くらいの距離、目と鼻の先といっても過言ではありません(道路を隔てた反対側)。
ですので、たとえ「ダイヤモンドビーチに寄る」という記述がなくとも訪れることは可能だと思いますが、ダイヤモンドビーチをゆっくりと歩こうとすると1時間くらいはかかります。
氷の洞窟に行く際にヨークルサルロン湖で多少なりとも自由時間があるのかどうか、そしてその際にダイヤモンドビーチまでいって帰ってくるほどの余裕があるかどうかがポイントになるかと思います。

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。