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【タルトゥ】学問都市で文化・歴史・芸術を堪能する観光名所12選

タルトゥ観光
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タルトゥ Tartu はエストニア第2位の都市であるとともに、エストニアの文化・学問の中心として有名。

1632年に当時のスウェーデン国王グスタフ・アドルフによって創設されたタルトゥ大学の発展と切っても切れない関係にあります。

そんなこともあって、街の様々なところにタルトゥ大学関連施設があり、大学の長い歴史の中蓄積してきた多くの貴重な資料がタルトゥ大学の運営する博物館や美術館で公開されています。

エストニアの首都タリンからもバスや列車で2時間〜2時間半程度と日帰り観光もできる都市として観光客にも人気。

今回はそんなタルトゥ実際に訪れ、これから訪れる人に是非おすすめしたい観光名所を紹介します。

1. KGB 監獄博物館

エストニアというとバルト海に面し、昔ながらの景色が綺麗でキラキラしているイメージ、と思っている方も多いと思いますが、第二次世界大戦後は長い間旧ソ連により併合されていた歴史があります。

そんな旧ソ連による恐怖政治の象徴とも言えるのが共産党秘密警察KGB。そのKGBに政治犯収容所として使用されて居た建物がタルトゥ駅の近くにあり、現在はEUの支援により保存、博物館としての一般公開が行われています。

グレイハウス(灰色の家)と呼ばれる薄暗いコンクリートの建物の地下に、無数に並んだ分厚い監獄。

そこでは当時行われた目を覆いたくなるような拷問や虐殺、KGBの諜報活動などが一般向けに公開されています。

少し暗い気持ちになってしまいますが、エストニアの歴史を知る上でも是非訪れたいスポットです。

詳細

名称(英語): KGB Cells Museum
住所(地図): Riia 15, 51010 Tartu, エストニア
公式HP: https://linnamuuseum.tartu.ee/kgb-kongide-muuseum/

2. エンジェルブリッジ

タルトゥの旧市街近くのトームの丘(英: Dome Hill/エストニア語: Toomemägi)の上にかかるエンジェルブリッジ。

1838年にポーランド人Johann Wilhelm Krauseによって設計、建築されました。橋の側面にタルトゥ大学の初代学長のレリーフが埋め込まれているのが特徴です。

エンジェルブリッジという名前のもともとの由来は英国式の橋という意味の「English Bridge」だったといわれています。

後述するデビルブリッジと合わせて是非渡っておきたい橋ですが、渡る順番には十分お気をつけください。

詳細

名称(英語): Angel’s Bridge
名称(エストニア語): Tartu Inglisild
住所(地図): Lossi 34, 51003 Tartu, エストニア

3. デビルブリッジ

エンジェルブリッジに対応する橋として同じくトームの丘に架かるデビルブリッジ。20世紀初頭にコンクリートで造られた珍しい建築物として知られて居ます。

もともとこの場所には1809年にエンジェルブリッジの設計者Johann Wilhelm Krauseによってネオゴシック様式の木造の橋が架けられ、その後1913年に帝政ロシアのロマノフ王朝300周年記念ということで現在の「悪魔の橋」が建設されました。

デビルという名前は、エンジェルブリッジに対応するように名付けられたという説と、建築士であったWerner Zoege von Manteuffelの名前がドイツ後で悪魔(英語: Devil/ドイツ語: teuffel)だったためという説があります。

天使の橋を先に渡り、その後悪魔の橋を渡ると願いが叶う、という言い伝えがあります。

詳細

名称(英語): Devil’s Bridge
名称(エストニア語): Kuradisild
住所(地図): 51005 Tartu

4. 旧天文台

1810年にトームの丘の一端にタルトゥ大学によって当時の最先端技術を取り入れて建設された旧天文台。「シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群」として世界10カ国にまたがって存在するユネスコ世界遺産の1つになっています。

内部は博物館として一般公開されており、観光客はもちろん地元の子供達の学びの場としても使用されて居ます。

1824年に造られた当時最高品質の屈折顕微鏡やカールツァイス製の顕微鏡から、航海で使用されていたものなど小型のものまで、顕微鏡や地球儀を中心に貴重な展示が盛りだくさん。

またミニプラネタリウムも併設されています。

詳細

名称(英語): Old Observatory
名称(エストニア語): Tartu Tähetorn
住所(地図): 
公式HP: https://www.tahetorn.ut.ee

5. タルトゥ大学博物館

同じくトームの丘にあるタルトゥ大学博物館。

創設時の17世紀初頭から現在に至るまで、タルトゥ大学で行われてきた教育や科学への貢献など様々な展示が行われています。

展示内容は多岐に渡り、天文や自然史、文化や歴史、医学など様々。また時代ごとの学生生活なども知ることができます。

大学博物館に併設している「タルトゥ大聖堂」跡は博物館に入場しなくても見学が可能。

非常に貴重な史跡ですが、現在も比較的良い状態でアーチ部分などが残っており、春から秋にかけては展望台部分も一般公開されて居ます。

詳細

名称(英語): The University of Tartu Museum
住所(地図): Lossi 25, 51003 Tartu, エストニア
公式HP: https://www.ut.ee/

6. タルトゥ大学旧解剖棟

トームの丘の一角にあり、1805年にエンジェルブリッジの建設に携わったJohann Wilhelm Krauseによって建てられたタルトゥ大学旧解剖棟。

1888年に新解剖棟が造られたため、旧という名前は付いて居ますが20世紀後半まで多くの研究者や医師、医学生によって使用されてきました。

現在はタルトゥ大学歴史博物館の一部として使用されており、内部では旧解剖棟の200年の歴史やタルトゥ大学医学部の所有する人体標本などが展示されています。

詳細

名称(英語): Old Anatomical Theatre
住所(地図): Lossi 38, 51003 Tartu, エストニア
公式HP: https://www.muuseum.ut.ee/

7. タルトゥ美術館

タルトゥ旧市街地の中で一風変わった建物がタルトゥ美術館。

イタリアのピサの斜塔のように、なんと建物そのものが傾いています。

もともと地面もゆるいスロープになっているためその傾きは一見すると相当な角度。どの建物がまっすぐ立っているのかわからなくなるほどです。

美術館としてはエストニアで2番目の規模を誇り、エストニア人作家を中心に様々な美術や彫刻、現代アートなどが公開されています。

詳細

名称(英語): Tartu Art Museum
名称(エストニア語): Tartu Kunstimuuseum
住所(地図): Raekoja plats 18, 51004 Tartu, エストニア
公式HP: http://tartmus.ee

8. 聖ヨハネ教会

タルトゥ旧市街にあり、14世紀にゴシック様式で建てられた聖ルター派のカトリック教会。

1000以上のテラコッタと呼ばれる素焼きの聖像が今も残されており、中には造られてから700年以上たつものもあります。

教会の尖塔部分は展望台(有料)になっておりタルトゥの街並みを上から見下ろすことができます。

詳細

名称(英語): St. John’s Church
名称(エストニア語): Jaani kirik
住所(地図): Jaani 5, 51007 Tartu, エストニア

9. タルトゥ市庁舎・キスする学生像

タルトゥ旧市街地の中心にあるのがタルトゥ市庁舎。1789年にバロック様式の特徴を強く取り入れながら古典主義様式で建て、現在の町のシンボルになっています。

地下にはもともと牢屋や重量戸が設置されていましたが、現在は観光案内所と薬局として使われています。

正午、6時、9時に市庁舎の時計台から鐘の音が響き渡るのでタイミングが合えばその時間に市庁舎前広場に足を運んで見てください。

市庁舎前には有名なキスする学生の像がある噴水(冬季は停止)があり、こちらもタルトゥのシンボル的存在。噴水の周りにはタルトゥの姉妹都市の名前が刻まれています。

詳細

名称(英語): Tartu City Government
名称(エストニア語): Tartu Linnavalitsus
住所(地図): Raekoja plats 1a, 51003 Tartu, エストニア

10. タルトゥ大学自然史博物館

タルトゥ大学が所有する博物館で、生物の進化の歴史を地球誕生から現在に至るまで学ぶことができます。

内部には古代のものから比較的最近のものまで、様々な動物の化石や剥製が展示されておりその展示数は約8000種。

生命の進化の歴史を子供から大人まで一緒に学ぶことができる施設になっています。

詳細

名称(英語): University of Tartu, Museum of Natural History
名称(エストニア語): Tartu Ülikooli loodusmuuseum
住所(地図): Vanemuise 46, 51014 Tartu, エストニア
公式HP: https://tartu-ulikooli-loodusmuuseum.business.site

11. タルトゥ大学メインビルディング

1809年に建設されたタルトゥ大学のメインビルディング。

こちらの大学も他の多くの施設同様ポーランド人建築家Johann Wilhelm Krauseによって建設が行われました。

ちなみにJohann Wilhelm Krauseはこのタルトゥ大学の建築学の教授。この街の建築とタルトゥ大学、そしてJohann Wilhelm Krauseは切っても切れない関係にあります。

内部は大学博物館や美術館が入っており、一般観光客も見学することが可能です。

詳細

名称(英語): The university of Tartu
名称(エストニア語): Tartu Ülikool
住所(地図): Ülikooli 18, 50090 Tartu, エストニア
公式HP: https://www.ut.ee/

12. エストニア国立博物館

タルトゥの中心部からバスで20分ほどのところにあるエストニア国立博物館。

1909年に開設された博物館ですが、2016年に新しくリノベーションし再オープン。もともと旧ソ連軍の基地が置かれていた場所に設立されたこともあり、その広大な敷地を生かしたエストニア最大の博物館になっています。

エストニアの歴史や民俗について古代から現在に至るまで非常に幅広い展示が行われており、エストニアのことを知る上では欠かすことのできない博物館です。

市街地中心部から4、7、27番バス、あるいはタルトゥ中央駅から27番バスのいずれかでアクセスが出来ます。

詳細

名称(英語): Estonian National Museum
名称(エストニア語): Eesti Rahva Muuseum
住所(地図): Muuseumi tee 2, 60532 Tartu, エストニア
公式HP: http://www.erm.ee

最後に

今回はエストニア第2位の都市であり、学問・文化の中心であるタルトゥの観光名所を紹介しました。

首都タリンとはかなり雰囲気が異なり、タルトゥ大学に属する世界遺産を含む様々な博物館や美術館が魅力的。

エストニアの文化や歴史に深く触れることができる町です。

タリンからのアクセスも鉄道を使えば非常に簡単なので、是非足を伸ばしてみてください。

観光に便利なタリンおすすめホテル

タリンをベースにしたエストニア観光にオススメなホテルなのがリジャ オールドタウンホテル。タリン旧市街のメインゲートの1つである「太っちょマーガレット」の近くにあるため観光に大変便利です。

またタリン中央駅やメインバスターミナル、トラム駅などにも近く空港からのアクセスも良好。

旧市街は石畳が敷かれているためスーツケースなど大きな荷物を持って移動をするのが大変ですが、こちらのホテルを利用すれば労力を最小限にすることができます。

部屋はシングルから家族づれに対応する部屋までバラエティに富み、また朝食サービスもあるためお得。

価格帯も旧市街の中心部にある他ホテルと比較するとお手頃なためコストパフォーマンスの高いホテルとしておすすめです。

詳細・空室詳細
エクスペディア: リジャオールドタウンホテル
Hotel.com: リジャオールドタウンホテル
筆者による実際の宿泊レビューはこちら

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。