バルト海沿岸国であるエストニア。その立地からバルト3国周遊や北欧周遊旅行などの中継点として、日本を含む世界各地から観光客が集まるヨーロッパでもちょっと隠れた観光大国です。
そんなエストニア。近年は安い物価や治安の良さ、そして美しい街並みが知られたことによって女子一人旅を含む個人旅行者に特に人気となってきました。
今回はエストニア首都タリンを中心に、なぜエストニアが旅行におすすめなのかを実際に毎年のように足を運んでいる筆者視点で紹介していきます。
1. 可愛らしい街並み
言うまでもなく旅行をする上で最重要ポイントになるのが街並み。
首都タリンの旧市街はヨーロッパでも最も保存状態がいい旧市街とも言われており、中世の街並みをそのまま今に残した美しい景色が大人気。
旧市街そのものがユネスコ世界遺産にも指定されており、メイン通りはもちろん路地などどこの街を切り取ってもフォトジェニック。特に高台から眺める中市街の街並みは一生に一度は見ておきたい絶景です。
インスタグラムなどSNS映えすること間違いなし。「可愛い」がとまらなくなる街並みが待っています。
2. 安定した治安
エストニアはヨーロッパの中でも非常に移民や難民の流入が少ない国とされており、治安の良さもヨーロッパ随一。
観光の中心タリンの人口動態もエストニア人とロシア系住民が大半を占めており西欧でみられるような「民族多様性」という面はあまりみられません。
治安と人口動態を結びつけるのは好ましいことではないとは言われるものの、やはり関連性は否定できないのも事実。
エストニアの犯罪レベルは様々な統計で「Very Low」と分類されており、危険度は統計による差はあるもののロンドンの5−10分の1。犯罪の多くはアルコールやドラッグ、詐欺に起因するものと報告されています。またアメリカ合衆国政府の発表する旅行者向けの勧告でも危険度は最低の「レベル1」に分類されています。
最低限の注意を払っていれば犯罪に巻き込まれる心配もなく安心して旅行ができる国と言えるでしょう。
3. 北欧とのアクセス抜群
バルト3国の最北に位置するエストニアは北欧への玄関口。
フィンランドの首都ヘルシンキとはわずか80kmしか離れておらず、フェリーでも2時間〜3時間程度の距離。日帰りでの旅行も十分にできてしまう位置関係になっています。
また、デンマークの首都コペンハーゲンやスウェーデンの首都ストックホルムからは格安航空会社による直行便が出ている他、ラトビアのフラッグキャリアであるエアバルティックもヨーロッパ各地からリガを経由したシャトル運行を行っています。
北欧はもちろんヨーロッパ各地から気軽にアクセスすることができます。
4. コスパ抜群の物価
エストニアはEU加盟国であり、使用通貨もユーロ。
ですが、歴史的な理由から物価水準はその他EU加盟国の平均と比較するとまだかなり低くなっており、旅行をする上ではとてもお財布に優しい国になっています。
観光客の集まる旧市街内では物価の上昇傾向がみられますが、それでもホテルやレストランの価格は低め。特に北欧と比較するとその差は顕著です。
少ない予算でちょっと贅沢に過ごせる、そんな国がエストニアです。
5. 安心の公共交通機関
タリンの中心部は公共交通機関が充実しており、トラムやバスなどが日中はもちろん深夜まで高頻度で運行されています。
いずれも料金システムは共通となっており、市内を公共交通機関を使って移動する場合には自動券売機やキオスクで一回券を購入するだけ、とシンプル。
新型車両も多く導入されており、車内の治安も安定しているため旅行者も安心して利用可能です。
またタリンの空港やフェリーターミナルへもトラムやバスを使って移動することができます。
エストニアその他都市や周辺国へは長距離バスや鉄道網が充実しており、こちらも旅行者が安心して使えるものになっています。
6. ついつい食べすぎる絶品料理
エストニアはバルト海沿岸国ということだけあって、新鮮なシーフード料理が充実。
一方、東欧諸国に見られるような牛や豚肉を使った料理や、ダンプリングやボルシチなどロシアに由来する料理などバリエーションが豊富です。
事実タリンはヨーロッパの中でも良質なレストランが数多くあることで知られており、特に近年はその競争も激化しているんだとか。ヨーロッパ中の美食家を唸らせる名店も数多くタリン市内にあります。
日本人の口にあう料理も数多くあり、地元の味を存分に楽しめる国でもあります。
7. 季節を問わない美しさ
タリンの街並みは通年を通して旅行客を引きつける絶景。
夏の晴天の下、青々とした木々が多くみられる街並みはもちろんのこと、雪化粧した景色もまた絶景。
またタリン旧市街では毎年クリスマス前に大規模なクリスマスマーケットが開催されることでも知られ、1年を通して季節に応じた楽しみ方ができる国になっています。
8. 低い言葉の壁
エストニアはバルト3国の中では若者を中心に英語の習得率が高い国として知られ、タリン市街にいる限りほとんどの場合英語での会話が可能。
ホテルや雑貨店、カフェ・レストランなどなど観光客が多く訪れる場所では英語で困ることはありません。
どこを見てもエストニア語のほか英語での案内がかかれており、また一部レストランなどでは日本語のメニューを用意しているところもあったりと言葉の壁は非常に低いと言えます。
9. ハンドメイド雑貨の天国
エストニアは知る人ぞ知る雑貨天国。
エストニアの伝統工芸であるニット製品はもちろんのこと、ガラス細工や木工細工など街中に大小数多くのクラフトショップがあります。
北欧雑貨とはまた違う手作りの温かみを感じられるものが多いので、雑貨好きの方は何日エストニアに滞在しても足らないと思う場所かもしれません。
10. 超安心のネット環境
エストニアはスカイプが生まれた場所としても知られるIT大国。
エストニア政府も様々な面での電子化を推進しており、最近ではインターネットから誰でもエストニアの「電子国民」になれる「e-Residency」制度のことでも少し話題になりました。
そんなIT大国エストニアの首都タリンでは、カフェやレストランはもちろん、ちょっとした通りを歩いているだけでも無線Wi-Fiを捕まえることができるほどのネット環境。
パスワードや登録不要のものが非常に多いので旅行中に地図や観光案内を調べたり、あるいはSNSに写真をリアルタイムにあげたりなど、インターネットを存分に活用することができます。
最後に
エストニアは知る人ぞ知るヨーロッパの名所。
タリンの街並みは一度見たら忘れることはないくらいの美しさで、大きな街ではないもののなぜか何度も行きたくなってしまうような、そんな魅力のある国です。
実際街を歩いていると女子一人旅らしき人も数多くみかけ、安心安全な目的地としての認識も広まってきている模様。
観光名所も数多くあります。
是非これからヨーロッパ旅行を考えている方は、周遊旅行の途中経由地点としてエストニアを検討してみてはいかがでしょうか。本当におすすめです!
タリンをベースにしたエストニア観光にオススメなホテルなのがリジャ オールドタウンホテル。タリン旧市街のメインゲートの1つである「太っちょマーガレット」の近くにあるため観光に大変便利です。
またタリン中央駅やメインバスターミナル、トラム駅などにも近く空港からのアクセスも良好。
旧市街は石畳が敷かれているためスーツケースなど大きな荷物を持って移動をするのが大変ですが、こちらのホテルを利用すれば労力を最小限にすることができます。
部屋はシングルから家族づれに対応する部屋までバラエティに富み、また朝食サービスもあるためお得。
価格帯も旧市街の中心部にある他ホテルと比較するとお手頃なためコストパフォーマンスの高いホテルとしておすすめです。
詳細・空室詳細
エクスペディア: リジャオールドタウンホテル
Hotel.com: リジャオールドタウンホテル
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